苗場山の秋 紅葉の湿原と幽谷の秘湯
- GPS
- 27:52
- 距離
- 18.2km
- 登り
- 1,440m
- 下り
- 1,775m
コースタイム
- 山行
- 8:56
- 休憩
- 1:47
- 合計
- 10:43
天候 | 二日間とも快晴無風 気温8度〜13度 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
タクシー 自家用車
愛知からだと片道400キロ近いので前夜発一泊二日となります。 前夜、愛知を出て苗場山麓の道の駅で前泊。 翌朝、登山口に移動し、苗場山を越えて赤湯温泉に下ります。山口館宿泊。 最終日下山、タクシーで登山口に戻り、車を回収して帰途。 昭文社山と高原地図標準時間;初日7時間50分、二日目2時間30分 0日;JR勝川駅=道の駅みつまた(テント泊) 1日;道の駅みつまた=和田小屋−苗場山−赤湯温泉山口館宿泊 2日;赤湯温泉−小日橋(タクシー)和田小屋=JR勝川駅 ●道の駅みつまた http://michieki-mitsumata.jp/ ●かぐらスキー場第2リフト町営駐車場 トイレ有り http://www.tozanguchi.com/entry/%E3%81%8B%E3%81%90%E3%82%89%E3%82%B9%E3%82%AD%E3%83%BC%E5%A0%B4%E7%AC%AC%EF%BC%92%E3%83%AA%E3%83%95%E3%83%88%E7%94%BA%E5%96%B6%E9%A7%90%E8%BB%8A%E5%A0%B4 ●タクシー 赤湯温泉は携帯電話不通です。 下山中の「見返りの松」では通話可能、タクシーを手配します。 小日橋で合流して、秡川登山口の駐車場に戻ります。 小一時間8,500円程度。 タクシーは小日橋までしか入れません。 「見返りの松」にタクシーのお知らせ看板がある。 ドコモとソフトバンクは通話可能でした。 auは未確認です。 アサヒタクシー TEL:0120-109-481 025-784-3410 小型車で小日橋〜和田小屋下駐車場まで8500円ぐらい |
コース状況/ 危険箇所等 |
●和田小屋〜苗場山頂 木道や階段の多い登山道です。 危険個所はありません。 ただ、湿った道が多いので、滑りやすい。 ●苗場山頂〜赤湯温泉 こちらは登山者が少ない。 下山中二組とすれ違っただけです。 道はよく整備されています。短い急斜面が数か所ありますが、トラロープなどが張られています。 |
ファイル |
GPSログ
(更新時刻:2017/10/04 09:24) |
写真
感想
苗場山 紅葉の湿原と幽谷の秘湯
苗場山・・百名山に名を連ねますが、所詮スキー場の山でしょう!
名前も田圃みたいだし。
少々バカにしていましたが、予想以上に素晴らしかったです。
●山頂は紅葉最盛期
山頂には広々した湿原が広がり、草木は秋色に染まっています。点在する池塘は陽光を反射して眩しく輝いています。
随所にあるドウダンツツジなどは真っ赤に色づき、強烈なアクセントとなっています。
日本の光景とも思えないほど。
私の乏しい語彙では表しきれません。
改めて深田久弥の日本百名山を読みなおしました。
江戸時代の文人鈴木牧之の北越雪譜が引用してありました。
「この絶頂は周り一里といふ。莽莽(もうもう)たる平蕪、高低の所を見ず。山の名に呼ぶ苗場といふ所、ここかしこにあり。その様人の作りたる田の如き中に、人の植えたる様に、苗に似たる草生ひたり。苗代を半ば取り残したる様なる所もあり。」
牧之の登頂は夏だったようですが、見事な描写です。
正しくこの通り。
鈴木牧之も北越雪譜も初耳だったので、早速アマゾンで古本を注文。
本代1円、送料257円、占めて258円。
●赤湯温泉
昌次新道を下り、苗場山山腹の秘湯赤湯温泉に立ち寄りました。
沢沿いの岩崖にへばり付くように山口館がたっています。
時の流れから取り残されたような温泉です。
テレビ無く、電話無く、勿論ネットも、電気照明すらありません。
灯りは仄かな石油ランプのみ。
古き良き湯治場的な雰囲気です。
渓流脇に三つの温泉が湧いています。
直ぐ近くなのになぜか泉質が全然違います。
赤茶色の玉子湯、澄んだ薬師湯、ヌルっとした青湯。
夕暮れに入浴、満点の星空を眺め入浴、朝もやに包まれ入浴・・何度も浸かりました。
聞こえるのは脇を流れる瀬音のみ。
実に豊かな時間です。
また行きたくなります。
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