紅葉の槍沢と槍ヶ岳
- GPS
- 53:59
- 距離
- 42.5km
- 登り
- 2,146m
- 下り
- 2,145m
コースタイム
- 山行
- 4:14
- 休憩
- 0:47
- 合計
- 5:01
- 山行
- 8:48
- 休憩
- 1:12
- 合計
- 10:00
- 山行
- 6:44
- 休憩
- 1:31
- 合計
- 8:15
天候 | 28日:小雨 29日:晴れ 一時 風雨 30日:晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2017年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス タクシー 自家用車
帰りはバス |
コース状況/ 危険箇所等 |
特に問題なし |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
日よけ帽子
着替え
靴
予備靴ひも
ザック
ザックカバー
サブザック
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
食器
地図(地形図)
コンパス
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
針金
常備薬
日焼け止め
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ナイフ
カメラ
ヘルメット
|
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感想
Oさんと槍ヶ岳へ。悪天の続いた夏から久しぶりの山行。
【1日目】
沢渡からタクシー乗合いで上高地に入り、8時半頃から歩き出す。予報どおり雨だがこの日は槍沢ロッジまでなので気にせず、傘を差して歩く。平日だが意外に登山客は多く、横尾では大半が涸沢方面へ。
1時半に槍沢ロッジに着くが、宿泊客は時期と天気を考えればかなり多い方。早めに就寝。
【2日目】
暗いうちに起きて外へ出てみると満天の星。期待した通りの好天。6時に小屋の前から槍が見えるのを確認して出発。長丁場を考えてゆっくりと進む。
大曲を過ぎるとすぐに前方に見事に染まった紅葉の岸壁が見えてくる。右左を見上げながら天狗原の分岐まで来ると黄色い葉だけでなく紅く染まったナナカマドも多く、ちょうど日が射して周り中の山肌が輝いている。
少し休憩してからグリーンバンドへ向けてジグザグ道を登るが、ずっと紅や黄色の中を歩き、見下ろすとまた素晴らしい色。あちこちで登山者が立ち止まってシャッターを切っている。
ところがグリーンバンドを越えて岩礫の斜面になると一転してガスの中に入り、次第に冷たい風が強くなってくる。レインウェアを着けるが、殺生ヒュッテへの分岐を過ぎた辺りからは風は一層強まり、小雨も交じってどんどん体が冷える。
槍ヶ岳山荘直下のジグザグ道を登り始めた頃には指先や腕の一部の感触がなくなり始め、ひょっとして危ないかも、と考えるほど。
槍沢を出発して6時間余りでガスの中の槍ヶ岳山荘に辿り着く。
震える体を温めるために布団に入り、天気も回復しないしこの分ではこの日の登頂はないな、と思っていたが、1時間余り寝て目を覚ますと青空が出ていて、槍は初めてのOさんが頂上へ行こうと急かす。
外へ出てみるとやや肌寒いが風はほぼ収まり、頂上に暫くいても大丈夫そうな感じ。多くの人達が登っている。
ヘルメットを着けて登頂開始。5年ぶりということもあるが、ルートも数か所変更されていて所どころ戸惑う箇所がある。それでも20分余りで穂先に立つ。
二人で記念写真を撮った後、快晴の景色を見渡す。多分、今まででも最も見晴らしの良い条件。遠くの後立山を除くと北アルプスのほぼ全域の山が見えている。
Oさんに言われて間の沢方面を見下ろすと見事な影槍ができていて思わず撮影する。もう恐らく来ないだろう頂上で最高の景色に出合えてよかったと感じる。
https://theta360.com/s/pReF3Y9bWVH6Jq4yrpjRrd8aq
夕食の後、日没前後の景色と星空を少し撮影してから就寝。
【3日目】
上空には雲があるが山々はすっきりと見え、遠く富士山も眺められる朝。6時過ぎに山荘を出発して急斜面を下る。昨日とは異なりよく見える槍の穂先を時折り振り返りながら、1時間半ほどで天狗原の分岐に着く。土曜日とあって登って来る登山者は多く、腰を下す場所を見つけるのも難しい。
この日も紅葉の輝きは美しく、最後の写真を撮ってから出発。
槍沢ロッジで小休憩してパンを少し齧る。ここから横尾までの間では今朝入って来たと思われる沢山の登山者とすれ違う。山岳写真ASAのO'さん・Aさんともすれ違い、槍沢の情報をインプット。
横尾で昼食を摂り、恒例の徳澤のソフトクリームも済ませた後は、苦行の残り7kmをひたすら歩いて上高地に戻る。
思わぬ寒風の洗礼はあったものの、この上ない穂先からの眺望と槍沢の紅葉を満喫できて記憶に残る山行だった。
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