仙丈ヶ岳〜塩見岳(仙塩尾根縦走)
- GPS
- 73:03
- 距離
- 37.7km
- 登り
- 3,062m
- 下り
- 3,445m
コースタイム
13日 4:30仙丈小屋-5:00仙丈ヶ岳-5:20大仙丈ヶ岳-7:15伊那荒倉岳-7:35高望池-8:40横川岳-9:00野呂川越-12:30三峰岳-14:00熊の平小屋
14日 3:30熊の平小屋-5:00竜尾見晴-6:15北荒川岳-8:10北俣岳分岐-8:55塩見岳東峰-9:10塩見岳西峰-10:25塩見小屋-12:40本谷山-13:30三伏山-13:45三伏峠小屋
15日 5:50三伏峠小屋-7:30鳥倉登山口-8:40駐車場
天候 | 全日とも概ね晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス タクシー 自家用車
仙流荘に登山者用駐車場がありここから北沢峠まではバス。 塩見方面は鳥倉登山口と伊那大島駅間にバスがあるが1日2本のみ。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
登山ポストは仙流荘、北沢峠、鳥倉登山口にあり。それぞれ紙、筆記具あり。 登山道に迷いやすい場所は無い。 特に危険箇所というほどではないが敢えて注意箇所を挙げるならば以下の3箇所か。 ・三峰岳への登りで少し鎖あり。 ・北俣岳分岐直下が急登で足元もガレており、特に前に人がいるときは落石注意。 ・塩見岳西峰からの下りが岩場の下り。 三伏峠小屋からの下りで塩川小屋方面は土砂崩壊により通行止め。 |
予約できる山小屋 |
北沢峠 こもれび山荘
|
写真
感想
盆で5日間の休みがあるので、初の3泊4日で前から気になっていた仙塩尾根へ。
12日
前夜発で仙流荘へ。
11日の仕事が午前中終わりだったので夜の運転も楽々。
仙流荘へ到着後2時間ほど仮眠して北沢峠へのバスへ乗車。
バスの運転手さんがところどころでガイドをしてくれるのだが、これがなかなか面白かった。
このガイドは運転手さん独自なのか、全ての運手主さんがしてくれるのか?
前者ならばなかなか幸運。
この日は仙丈ヶ岳へ登り仙丈小屋泊まりなので、余裕。
小仙丈を経て仙丈ヶ岳山頂へ。
天気は良く甲斐駒、鋸は勿論その向こうに八ヶ岳も。
仙丈沢のカールもとても美しく大満足。
仙丈小屋はとてもキレイで、ご主人もスタッフさんもとてもいい方でした。
特にトイレはとてもキレイで山小屋とは思えないほど。
寝具無しの素泊まりで4,000円。
水場はしっかり出ていました。
この日は寝具有の宿泊者が2階で、無しの宿泊者は1階。
1階の宿泊者は9人だけなので、とても快適でした。
18時頃まで小屋食の宿泊者が1階で食事ということで、その間に下の自炊小屋で
食事。同行者さんの準備してくれたポテトサラダ、ハンバーグがとても美味でこれまた大満足。
13日
この日は熊の平までのロングコース。
3時30分に周りが起き出したのでそれに合わせて起床。
自炊小屋で食事を済ませ、4時30分に出発。
雲が出ていて仙丈ヶ岳からの日の出は望めそうに無かったため早々に大仙丈へ。
大仙丈を過ぎたあたりで右手にブロッケン現象が。
霧に映る影とその周りに虹。
その後しばらくは頭の中に筋肉マンが。
何度も振り返っては仙丈から続く稜線を見ながら先へ進む。
暑くなる頃には、うまい具合に樹林帯に。
仙塩尾根は人が少なく倒木が多く歩きにくいという前情報だったが、倒木はそれほどではなく、道も迷うようなことは無く歩きやすい。
高望池は水があったが、その下の水場までは見に行かなかったので、水が出ているかどうかは不明です。
野呂川越から三峰岳への登りはなかなか苦しかったが、途中で昼飯を食べたら一気に元気が出て後は楽々。
三峰岳までもう少しの場所に鎖が出てくるが特に難しいわけではない。
三峰岳に着く頃には間ノ岳以北は雲の中。
まだ雲のかかっていない農鳥方面の展望を楽しみながら熊の平へ。
前日に高望池の水場は期待しない方がいいと言われていたので水は3.5L持ってスタートしたけど飲んだのは結局1.5Lぐらい。
雲の平の水はしっかり出ており冷たくうまい。
テント場使用料は600円/人。
小屋前には木製の大きなテラスがあり、ここで同行者さん準備のフルーチェをいただく。
山の中でのフルーチェとはなんとも贅沢!
夕方携帯電話が見当たらなったので、暗くなる前にそこらをグルッと探したあと、小屋に落し物が無いか聞いたら、電気を貸してくれたり、スタッフさんが一緒に探してくれたりととても親切な小屋で大感謝でした。
結局テントの中から見つかり事なきを得ましたが大変お世話になり、ありがとうございました。
14日
この日も三伏峠までのロングコース。
すぐ隣の●大山岳部は1時頃起床し2時頃には出発。
おかげで我々も早く起きれたので2時起床の3時30分出発。
しばらくはヘッドライトを付けての樹林帯歩き。
稜線に出ると月と星がとてもきれいで幻想的。
今日の天気も期待出来そう。
夜間の行動はあまり好きではないけれど、今回はとても気持ちいい。
安部荒倉岳は地図にあるとおり気づかず通り過ぎ。
竜尾見晴らしに着く頃には明るくなっており中央、北アルプスもハッキリと。
その後樹林帯を経て北荒川岳へ。
ここまで来ると一気に展望が開け目の前には塩見岳がドーンと迫り、展望は圧巻。
熊の平から北荒川キャンプ場跡ぐらいまではアップダウンの少ない登山道だがここからは一気に塩見へ登る。
北俣岳分岐への登りはなかなか急で、更に足元もガレており今回のコースで一番要注意かも。
ここさえ登れば塩見岳への登りはそれほど大したことない。
東峰の山頂標は倒れており、これを起こして記念撮影。
同じ頃に山頂に見えた方は、なかなかの力持ちでこれを頭上に持ち上げて写真を撮っていた。
西峰からの下りは岩場の下りになるが慎重に進めば大したこと無し。
同行者さんも恐がっているものの順調に下り、塩見小屋で昼飯休憩。
塩見小屋に着く頃には塩見岳山頂には徐々に雲が。
このタイミングで登っている方は残念だろうな。
塩見小屋は、男性用トイレは外にあり、ろ過して処理。
対して女性用は携帯用トイレ使用の様子。
使用方法はスタッフさんが丁寧に説明していました。
本谷山・三伏山とも登りの斜度はそれほど急では無いのだが、熊の平から歩いてきた体にはちょっとキツイ。
本谷山山頂へ着いたころには塩見岳は雲の中へ。
三伏山山頂へ着いたころにはまわりもガスに覆われており、やはり山は早出が基本だと改めて実感。
無事コースタイムどおりで三伏峠小屋へ。
この日も水を3L持ってスタートしたけど結局1.5Lぐらいは余ってしまった。
受付を済まして水場へ(テント+トイレで700円/人)。
この水場が以外に遠く往復で20-30分ぐらい。
小屋についてホッとした体には結構キツイ。
携帯の繋がる場所を探して翌日のタクシーを予約。
auは小屋の周りならば不安定ながらも繋がります。
15日
この日は鳥倉へ下山するだけ。
当初は仙流荘へ近い塩川小屋方面への下山を考えていたが、事前情報の通り土砂崩壊のため通行止めということなので鳥倉へ。
途中木のハシゴが続くが苔むした樹林帯で雰囲気良く歩きやすい。
楽々登山口に下山し、小休止後ゲートのある駐車場へ。
タクシーで仙流荘へ移動し(15,000円)車回収後、仙流荘の温泉(600円)へ。
甲府インター近くの明治亭でソースカツ丼を食べて無事帰宅。
天候に恵まれとても良い山行になりました。
全日とも10時ごろには雲が上がってきておりやはり早出が吉。
塩見岳へは鳥倉からの往復が多いと聞くが、北荒川岳からの展望は絶対オススメ。
ロングコースになってしまうが、余裕のある方は熊の平方面からの入山をお勧めします。
今回はテントの中での片づけが悪くアレが無い、コレが無いの日々。
前述の通り熊の平では小屋の方にもご迷惑をかけてしまい、この点が大きな反省箇所。
更には仙流荘に着いた後、携帯電話が無い。
鳥倉登山口で、電波状況を確認しているので、そこで小休止した際に落としたらしい。
山が良かっただけに、あー、情けない!
塩見でかわいい山ガールさんと登ってきた方ですか?
もしそうなら写真をなんども撮ったの、私です
私も仙塩、逆ルートで歩いてきました。
おたがい天気に恵まれてなによりでしたね
塩見でお会いした方ですね。
その節はありがとうございました。
今年の盆は本当に天気に恵まれ、スバラシイ山行を楽しむことが出来ました。
お互い無事に下山できてなによりです。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する