塩見岳
- GPS
- 21:57
- 距離
- 36.7km
- 登り
- 2,480m
- 下り
- 2,488m
コースタイム
- 山行
- 6:22
- 休憩
- 0:27
- 合計
- 6:49
- 山行
- 9:56
- 休憩
- 0:27
- 合計
- 10:23
- 山行
- 4:16
- 休憩
- 0:19
- 合計
- 4:35
天候 | 一日目 曇り後雪 二日目 快晴 三日目 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
今回のコースは、鳥倉林道から鳥倉ルートを三伏峠へ行き、三伏峠をベースに塩見岳にアタックする。 一日目は、鳥倉林道から鳥倉登山口、鳥倉ルートを三伏峠までの行程だ。 最初のゲートから鳥倉登山口まで積雪はほとんどないが、約二時間半の林道歩きが地味にキツい。 登山口を過ぎた頃から雪が降り始め、新雪の積雪に足を取られるようになったので、アイゼンを装着した。林道の途中出会った登山者の情報では、トレースがしっかり付いてるので大丈夫とのことだったが、トレースを覆い隠す勢いで雪が降ったので、翌日の行動に支障が出なければと心配した。 登山口から三伏峠までは1/10から10/10までの案内板が立っていて行程の目安になる。 8/10付近のルンゼ上部が新雪の積雪により雪崩れそうで少し緊張したが、その他は特に危険な箇所はなかった。参考だが、雪の多かった初回は、雪崩を警戒して、ここで撤退した。 二日目は、三伏峠から塩見岳を往復する。 今までのトレースは新雪に覆われていたが、登山道の判別には支障はないレベルで、先行者が当日つけたトレースもあり、道に迷うことはなかった。 塩見小屋手前あたりから、コースは険しくなり、前衛の天狗岩と西峰山頂直下の急斜面の岩場が今回の核心だ。見るからに危険箇所で、積雪もありトレースがなければ、ルートファインディングに手こずるところだが、夏道のマーキングや鎖もあり、立ち往生する事はなかった。 三日目は、三伏峠から鳥倉ルートを経ての下山だ。 初日に心配した8/10付近のルンゼも特に問題なく通過することができた。 |
その他周辺情報 | 三伏峠小屋 http://sanpukutouge.com/ ウェブページでは10月以降の小屋の冬期開放はしないとなっているが、昨年に引き続き年末年始限定だと思うが、冬期営業していた。ちなみに、宿泊は素泊まりで一泊一人10,000円、テント泊は一泊一人1,200円で、いずれもトイレは携帯トイレ使用だ。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
長袖インナー
ハードシェル
タイツ
ズボン
靴下
ウール手袋
アウター手袋
予備手袋
防寒着
ゲイター
バラクラバ
毛帽子
着替え
靴
ザック
ザックカバー
アイゼン
ピッケル
ワカン
スコップ
行動食
非常食
アルファ米
フリーズドライ味噌汁
パスタ
パスタソース
カップスープ
飲料
水筒(保温性)
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
食器
ライター
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
筆記用具
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ツェルト
ナイフ
カメラ
ポール
テント
テントマット
シェラフ
ヘルメット
|
---|
感想
山での年越しは、久しぶりだ。
南アルプスの塩見岳での年越しは、登頂断念の初回を含め3回目だ。前回はコロナ禍以前の5年前、コロナ禍以降色々変わったが、外出自粛中に登山やランニングなんかも控えてしまったせいで、体力も気力も衰えてしまったことが自身にとって大きい。それで、今回はコロナ以前と同じコース、同じ装備で積雪期の塩見岳を登れるか、自身へのチャレンジのつもりで、挑んでみた。結果は、所要時間はかかったものの、無事、登頂できた。タイムは加齢を考えると仕方ないと割り切り、登頂できたことを喜んでいる。
今回の山行では、コース状況でも述べたとおり、初日に降雪があり、夜になっても降り止まず、登頂に支障が出るのではと心配したが、夜半過ぎにトイレに出たら満点の星空で、流れ星も見られ、これはもしかして吉兆かと、明日の登頂を確信した。あまりにきれいな星空なので、もっと見ていたかったが、あまりの寒さにシュラフに潜り込んだ。
前回は、テント内の気温がマイナス15℃まで下がっていたのを覚えているが、今回は朝起きた時でマイナス10℃で、バーナーを焚いてる時は0℃くらいだったので、今年は暖かい方だと思う。といっても冷凍庫の中で寝るようなものなので、着られるものはすべて着て、シュラフにくるまって寝たけど何度も寒さで目が覚めた。
予想どおり、翌日は雲ひとつない快晴だったが、元日の塩見岳挑戦は、寝坊してしまい出発が遅れてしまった結果、先行者のトレースを辿ることになったが、おかげで迷うこともなく無事登頂できた。先行者に感謝だ。ありがとうございます。
登頂までに出会った登山者は3名で、元日の塩見岳登頂は、私を含め4人だったと思う。夏には大勢の登山者でにぎわう百名山も、冬に行けば山頂はひとりじめだった。
積雪期の登山は危険を伴うが、静けさと美しさ、そして厳しさが雪山の魅力だと思っている。
これからも、実力と体力に見合った山への挑戦を続けていきたいと誓った新年の山行だった。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する