扇沢から猿倉へ 爺ヶ岳〜鹿島槍ヶ岳〜八峰キレット〜五竜岳〜唐松岳〜不帰ノ嶮
- GPS
- 55:30
- 距離
- 31.6km
- 登り
- 3,476m
- 下り
- 3,576m
コースタイム
04:35 扇沢 → 05:35 ケルン → 07:30 種池山荘 07:50 → 08:45 爺ヶ岳 →
09:45 冷池山荘 10:00 → 10:55 布引山 → 11:40 鹿島槍ヶ岳南峰(昼食) 12:25 →
12:55 鹿島槍ヶ岳北峰 → 14:20 キレット小屋
【2日目】
05:25 キレット小屋 → 06:30 口ノ沢のコル → 06:50 北尾根ノ頭 07:00 →
08:35 五竜岳 09:00 → 09:45 五竜山荘 → 12:10 唐松岳頂上山荘
【3日目】
05:45 唐松岳頂上山荘 → 06:00 唐松岳 06:15 → 07:58 不帰一峰 08:15 →
09:35 天狗ノ大下り → 10:15 天狗の頭 → 10:35 天狗山荘
【4日目】
07:05 天狗山荘 → 07:20 大出原分岐 → 09:20 白馬鑓温泉 09:35 →
10:53 小日向のコル → 12:30 猿倉
過去天気図(気象庁) | 2011年08月の天気図 |
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アクセス | |
コース状況/ 危険箇所等 |
扇沢〜種池山荘(柏原新道:とてもきれいに整備されており、危険な箇所はありません。 種池山荘〜爺ケ岳〜冷池山荘:アップダウンはあるものの、危険な箇所はなく、ハイキング感覚で歩けます。 冷池山荘〜鹿島槍南峰:危険な箇所はないものの、延々登りが続き、体力的に奪われやすい箇所です。 鹿島槍南〜鹿島槍北峰〜キレット小屋:ここからはいわゆる岩稜歩き。浮石やガレ場が多く、特に下りは疲労も溜まることから慎重に歩くことが必要です。 キレット小屋〜五竜岳:鎖場・梯子・ガレ場の難所がいくつもありますが、慎重に歩けば特に問題はないでしょう。アップダウンは結構あります。 五竜岳〜五竜山荘:基本的には下りのみです。 五竜山荘〜唐松岳頂上小屋:ハイ松帯の中を歩いたりします。アップダウンは結構あるので、意外に体力が奪われがちです。唐松岳頂上小屋手前の牛首は、高度感があり、足場も狭いので慎重に歩く必要があります。 唐松頂上小屋では宿泊に関係なく、水は有料ですので、持参した方がいいです。 唐松岳〜天狗山荘(不帰の瞼):今回のルートで最もスリルがあります。特に鎖場は高さがありますが、足や手をホールドする箇所はありますので、三点支持がしっかりできれば渡れます。高所恐怖症の方は出来るだけ下を見ずに足元だけを見れば大丈夫です。天狗山荘では水場があるので、無料で調達可能です。 天狗山荘〜鑓温泉〜猿倉:基本的には危険な箇所はありませんが、滑りやすい箇所がいくつかあるので、油断せずに歩く必要があります。鑓温泉の男湯は登山道からは丸見えです。 |
写真
感想
先月の白峰三山に続く縦走イベント。
今回は初の3泊4日。
行程が長いのと、八峰・不帰キレットの危険度が高いと判断し、お金はかかるものの全小屋泊としました。
8月12日
前日の夜に扇沢にて仮眠。
扇沢到着直前に、車の足回り部品が脱落。いきなりテンションを下げる…
予定より35分遅れの4:35amに出発。
柏原新道は綺麗に整備されていてとても歩きやすい。急坂がどこか気付かぬうちに種池山荘が見え、あっさりクリア。
ここから暫くは景色を見ながらのハイキング気分。ただ、鹿島槍南峰の登りはエネルギー切れのせいか、それまでの元気はなくなり、結構辛い登りでした。
ん〜まだまだ登る技術が足りていない。
鹿島槍南峰で昼食ととったが、風が強く寒い寒い。食べ終わったら直ぐに北峰・キレット小屋目指して出発。
ここから先は、さっきまでのハイキング気分とは打って変わり、足場の悪いガレ場をひたすら下っていきます。疲労も重なり脚力も衰えているので慎重に歩き、1泊目のキレット小屋に到着。
キレット小屋は、とても綺麗で快適に利用できました。
8月13日
この日はGコルという難所を通過するため、気を引き締めて出発。
高所恐怖症のnzchchでしたが、意外にも大丈夫。何箇所か怖いところはありましたが、無事五竜岳に到着。しか〜し、残念ながら山頂はガスガス。登頂30分前は見事に晴れていただけに残念。出発が予定通り30分前に出来ていれば…
ガスは抜けそうになかったので、そのまま五竜山荘-唐松岳頂上小屋を目指します。
キレット小屋〜五竜岳は対向者はあまりいませんでしたが、五竜山荘に向かう道ではすれ違う人が増えてきました。
五竜山荘〜唐松頂上小屋の稜線は、ハイマツが生い茂り少々暑い箇所もありました。
後立山連峰、全般的に白馬側の道は暑く、剱側の道は涼しかった。
最後の牛首を慎重に通過し、頂上小屋に到着。
ここで売ってました。生ビール!!
850円と少々高めですが、超美味!
幸せでした。
唐松小屋では素泊まりのため自炊。調理場はなく、外で自炊しかも水は宿泊に関わらず有料。しまった。キレット小屋でたっぷり蓄えておけばよかったと後悔先に立たず。
相変わらずガスが抜けず寒いので早めに就寝。
8月14日
昨日のガスはすっかりなくなり、快晴!
不帰ノ瞼は高度感のある箇所が多く怖かったが、あまり下を見ずに行けば大丈夫でした。特に不帰2峰北峰と不帰キレットの間が一番アスレチックで、クライミング気分。切り立ったところの鎖場や橋掛け梯子があり、じっくり見るとゾクっとします。
いざ行ってみると意外に足場はしっかりしていて、3点支持がきちんとできればそれほど難しいというほどでもなく、さくっと降りれました。
キレットから天狗の大下りは、見た目恐怖の登りに見えますが、あまり疲れることなくさくさく登れました。自分のペースで確実に行けばそれほど大変ではありません。
さて、この日はchiantiさん、suyama2さんと天狗山荘で合流。
どっちが先についてるかな〜っと山荘到着後、ふと右手の窓を見ると、既に2人は到着、宴会が始まっていた。
11時前からの生ビール、chiantiさん持参の2Lワインで大酒に酔いしれ、至福のひとときでした。
天狗山荘もきれいにされており、心地よく利用できました。
しかもお盆の時期にも関わらず、部屋はそれほど混まず。
結局8人スペースにnzchch、kiyokiyoの2人貸切。しかも我ら1Fに対して2Fにはだれもおらず。これほど快適に利用できたのは初めて。素晴らしい!
これまでの小屋泊で一番寝れました。(それでも何回か目は開いたが)
8月15日
今回の旅で初めての御来光を拝む。
晴れてる日の御来光は、苦労して登った登山者の御褒美。
美しかった。
途中、白馬鑓温泉にてひと汗流す予定であったが、どうせすぐまた汗をかくので、素通り。
鑓温泉から猿倉の下山道が結構長く感じました。
下山後は、おびなたの湯で4日分の汗をきれいさっぱり流す。
いや〜お風呂ってサイコー。
猿倉から扇沢までは、suyama2さんに送ってもらいました。
感謝感謝です。
縦走登山、大変ですが達成感はひときわ大きいです。
今度はテント担いでチャレンジか?
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