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Yamareco

記録ID: 128695
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無雪期ピークハント/縦走
谷川・武尊

旧国道(清水街道)〜谷川馬蹄形縦走(半分)

2011年08月15日(月) ~ 2011年08月16日(火)
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lilio その他1人
GPS
32:00
距離
26.6km
登り
1,628m
下り
1,619m

コースタイム

8/15 土合橋0620〜0730一ノ倉沢出合〜0840芝倉沢出合〜1050武能沢出合〜1120白樺避難小屋〜1330鉄砲平〜1455清水峠(避難小屋泊)

8/16 清水峠0530〜0800ジャンクションピーク〜0835朝日岳〜1030笠ヶ岳〜1200白毛門〜1535土合橋

※ゆっくりめです
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2011年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
土合橋Ⓟ
コース状況/
危険箇所等
旧国道(清水街道)は廃道です。
一ノ倉出合まではアスファルトの道ですが、それ以降は整備された登山道ではありません(藪あり、崩壊地あり)
一ノ倉沢
旧国道の石垣
最後の藪
白崩避難小屋から七ッ小屋山
白崩避難小屋から七ッ小屋山
奥に大源太山
朝日ヶ原からJP
朝日岳山頂♪
振り返って朝日岳
振り返って朝日岳
笠ヶ岳と奥に谷川岳
笠ヶ岳と奥に谷川岳
笠ヶ岳山頂

感想

山と高原地図庵川岳の地図で、馬蹄形周辺に気になるルートを見つけた。
旧国道(清水街道)である。

WEBで色々調べると、その歴史と数奇な運命に興味をそそられた。
清水峠〜追分(新潟側)は、一部現登山道とかぶってはいるが
その殆どは既に廃道。
崩壊激しく道型すらないという。

群馬側は一部崩壊してはいるものの、登山道として生きているようだ。
(事実、山地図にはコースタイムも入っているのだから)
ならば、行ってみたい!

そう思っていたおり、いつもご一緒している山の師匠が、
土合橋から新道を経て清水峠に泊り、朝日岳〜白毛門〜土合橋を周回するという。
「どうせなら一日目はオール国道で行きませんか?」と、無理を言って便乗させてもらった(笑)

〜1日目〜
土合橋から現国道291号で一ノ倉出合まで。
ロープウェイ運行前という事もあり、交通量も殆どない。
それに土合口からはマイカー規制で快適な散歩道だ。
だが、すでに日差しは強く、先が思いやられる。

幽ノ沢を過ぎた水場(ブナのしずく)で喉を潤し、芝倉沢へ。
ココまでは旧国道の道型もしっかり残っていて、歴史を感じさせる石垣も見る事が出来る。
さすがに沢周辺になると道型はないが、トレースは付いている。

芝倉沢から武能沢までが長かったように思える。
地面が見えないくらいの膝下の藪が3割、さらに腰下の藪が1割。
急斜面をトラバースするような登山道が3割。
道型ごと崩れた所に後から造られた九十九折りの登山道が1割。
武能沢に降りるのに3mほどの崖(ロープあり)。
旧国道をしのばせる道型は2割程であった。
この区間に2時間もかかってしまた。

武能沢をやり過ごし、しばらく行くと新道と合流。
まもなく白樺避難小屋である。大休止。

蓬峠への分岐を左にやり過ごして、さらに旧国道を行く。
ココから清水峠までは道型もだいぶ残っている為か、踏み跡も明瞭。
いくつもの沢を渡っていくが、そのつど顔や手を濡らして涼を得る。

鉄砲平の鉄塔を過ぎて20分程行ったところで、真新しい崩壊地があった。
最近の大雨によって崩れたのだろう。
そこを難なく越、ホットするような七ッ小屋沢周辺を抜ける。

最後の水場で水を汲み、少し行くと送電線監視所が見えた。
登山道は真っすぐ監視所に続いているが、清水峠は2時の方向だ。
良く見ると、背丈ほどの笹薮の向こうに旧国道の道型がしっかりと清水峠へ延びている。
なんの躊躇もなく背丈ほどの笹薮をかき分け、やっと清水峠に辿りついた。
これで、群馬側の旧国道は踏破したことになる。 
かなりの距離でしたが、自己満足♪

今日の宿は、白崩避難小屋。 
テン場に1人。小屋は3名でゆったり出来ました。


〜2日目〜
朝、表に出ると七ッ小屋山に月が沈もうとしていた。
今日も暑くなりそうだ。

5時半出立。ジャンクションピークを目指す。
朝日が真横から打ちつけてくるが、冷たい空気に中和されてちょうど良いくらいだ。
JPから巻機山へと続くその稜線は、清々しい程に美しい。
JPを過ぎると、池塘が点在する朝日ヶ原だ。
宝川温泉分岐を宝川方面に少し下った所に水場がある。
水汲みをして、朝日岳へ。

朝日岳山頂はなんと気持ちの良いところか!
その眺望に、咲誇る花達。そして静けさ。
余韻を後に残して、笠ヶ岳へ。

この稜線もまた気持ちの良い情景が広がっていた。
黒い谷川連峰を後ろに控えた、笠ヶ岳の形もまた美しく、より際立っていた。

笠ヶ岳をあとにし、白毛門に着いたのは太陽が南中を過ぎた頃。
すでにガスが空を覆い始めていた。
ココからは、本当に長い下りだった。
ゆっくり確実に下っていく。
足が棒になった頃、ようやく駐車場に戻ってきた。

久々に疲れた〜(笑)



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