槍ヶ岳 天候不良で大キレット断念(上高地〜ヒュッテ大槍泊〜槍ヶ岳〜上高地)
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- GPS
- 35:00
- 距離
- 38.4km
- 登り
- 1,775m
- 下り
- 1,770m
コースタイム
4:50第二駐車場到着-タクシーにて入山→5:25上高地
上高地5:50→6:35明神(朝食)7:15→徳沢8:05→横尾9:00→10:45槍沢ロッジ(昼食)11:35→ババ平キャンプ場12:10→槍沢大曲り12:45→天狗原分岐13:55→坊主岩屋下14:55→ヒュッテ大槍15:45(宿泊)
2日目:10時間25分(休憩込み)
ヒュッテ大槍6:25→7:00槍ヶ岳山荘7:10→7:30槍ヶ岳山頂7:45→8:05槍ヶ岳山荘8:25→殺生ヒュッテ8:45→9:00大槍ヒュッテ(荷物回収)
9:25→坊主岩屋下9:55→槍沢大曲り11:00→12:00槍沢ロッジ12:10→横尾13:20→新村橋14:20→明神橋15:25→河童橋16:40→上高地バスターミナル16:50
天候 | 18日:曇り→雨 19日:雨→曇り(標高2000m以下は天気回復) 槍ヶ岳付近は気温10℃でした。 |
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過去天気図(気象庁) | 2011年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
タクシー 自家用車
沢渡第二駐車場に2日間駐車(1,000円也)。 3人でしたが、いつもの如くタクシーにて上高地入山しました(一律4,000円也)。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
●上高地〜横尾 明神、徳沢、横尾とほぼ1時間ごとに休憩ポイントとなる山荘があります。道は広く平坦で歩きやすいです。いずれもトイレ、水場しっかりしています。 ●横尾〜槍沢ロッジ 槍沢沿いを歩きます。横尾までと比べて若干登りとなり道は細くなりますが歩きやすいです。花が沢山咲いていました。 ●槍沢ロッジ〜ヒュッテ大槍 ババ平のテン場はトイレ1箇所。水場もあります。東鎌尾根の展望が素晴らしいです。 槍沢大曲りまではそれほどそれほどの急登はありません。 大曲りから先は一気に急登になってきますが、ユックリ登れば大丈夫だと思います。ここからがお花畑となっていてきれいでした。 坊主岩屋の少し下に水場があります。殺生ヒュッテテント泊の場合はここで汲んで登るか、ヒュッテで購入です。 坊主岩屋より更に急登となります。 ●ヒュッテ大槍〜槍ヶ岳(西鎌尾根) ヒュッテからの東鎌尾根は岩稜帯ですが、危険箇所はありません。梯子2箇所あったかな。天気が良ければ最高の展望でしょう。 ●槍ヶ岳 鎖、梯子が数箇所ありますがホールドスタンスしっかりしていますので、危険箇所はないと思います。最後の2連梯子を登れば山頂に到着。雨が降っていましたが、それでもやはり待ちが多少ありました。 ●温泉・食事 毎度の事ながら新島々近くのせせらぎの湯にて汗を流しました(500円也)。 貴重品ロッカー、シャンプー、ボディーシャンプー、ドライヤー有り。 食事処19:30ラストオーダー、22時まで休憩できます。 |
写真
感想
昨年天候不良で断念した槍穂縦走。今年も夏季休暇に上高地〜槍ヶ岳〜キレット経由〜奥穂高岳〜岳沢〜上高地で計画していましたが天気予報は芳しくありません。悪天時に大キレット越えは自信がありませんので、最悪でも槍ヶ岳初体験のみでもと思い、天気予報がはずれることを祈り決行しましたが・・・。
上高地入りはこれで3度目になるが河童橋から見る穂高はあいにくガスの中。初の槍ヶ岳ということで天気に不安はあるものの期待に胸を躍らせつつ歩を進めた。明神、徳沢、横尾と順調に歩き、いよいよ槍ヶ岳への未体験の登山道を歩く。
横尾から槍沢大曲りまでは、急登もなく歩きやすい。ババ平からみる初東鎌尾根を見て感動。来年は是非東鎌尾根を歩く表銀座をやりたいと思った。
大曲りから先はどんどんと急登となってくるが、それにつれて視界がガスに覆われ閉じられていく。槍の穂先が見えないどころか雨も降ってきてテンションは下がった。それでも下を見ると登山道には10種類以上の花が咲き乱れていて心の支えになってくれた。
今回1日目に選んだ宿泊先はヒュッテ大槍。槍まで50分ほど登らなければならないが、素晴らしい槍の景観、オシャレな食事、ワイン一杯サービスが決め手となった。実際にワインサービスはグットだが、悪天のため荷上げが出来ずサラダバーは中止。食材不足のため料理も四苦八苦して提供してくださったようだ。洋風の料理は美味しかった。
食事が終わりテレビで天気予報を見ると明日以降の天気も曇り・雨でやはり芳しくなかった。散々悩んだが今回は槍ヶ岳に登り、登山道を偵察できたことで良しとすることに決め就寝する。
2日目食事後の天気は雨。ザックはヒュッテにデポしてサブザックで東鎌尾根を登っていく。この陵線歩き天気が良い時は最高の展望なんだろうと思うと、雨に当たりながら歩いている自分が本当に悲しい。
槍ヶ岳山荘に到着も槍の姿は拝めず。雨の中、槍ヶ岳へ無事登頂。展望がないので登った達成感はそれほどなかった。槍への登山道は思った以上に易しかったのが印象に残った。
槍ヶ岳山荘でバッチを購入し、次回以降の偵察のために殺生ヒュッテの方面を回り大槍ヒュッテでザックを回収して下山した。槍沢大曲りまで降りてくると晴れてきた。振り返ると山頂方面は依然ガスの中。やはり今日も陵線はダメだっただろう。
順調に降りてきたので、新村橋から梓川対岸のルートを歩いてみた。明神橋までは平凡な林道で印象に残るものはなかったが、明神から河童橋までの遊歩道は森林と小川の風景が良かった。ただ、長距離歩いてきた後にルートが長いこちらの道を使うことは今回が最後かな〜。
結果的に槍への登山道の偵察が出来たこと、ヒュッテでお会いした表銀座コースの人たちと話が出来たことは収穫だった。それにしても穂高と比べ槍ヶ岳は遠かった。
来年は計画に変更を加え表銀座から大キレット越えを是非踏破したいものだ。
余談
計画短縮して下山してしまったので、翌日にまだ未踏の百名山「美ヶ原」に行こうかと思いましたが、夜9時頃から雨が降ってきたのでそのまま帰宅。2時に家に到着しました。美ヶ原はなかなか行く機会がないです。
槍ヶ岳登頂おめでとうございます。
大キレットは次回の宿題ですな。
私も雨天で1度目は断念し、2年かけて槍穂縦走を完結しました。
ぜひリベンジして下さい。
じゅん
gakujinさんこんばんわ。
コメントありがとうございました。
2度目の計画も雨に阻まれ大キレットにアタックすることが出来ませんでした。
昨年は台風の影響で現地にすら行けなかったので天候が悪いながらも槍に登れたのは一歩前進でしょうか。
山は逃げないので来年こそ3度目の正直で念願果たしたいですね。
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