小4息子と初冬を感じる山歩き「安達太良山」（日本百名山）[沼尻登山口から]

2017年10月28日(土) [日帰り]

• GPS: 05:09
• 距離: 11.5km
• 登り: 785m
• 下り: 779m

コースタイム

日帰り

• 山行: 4:07
• 休憩: 0:59
• 合計: 5:06

8:36 沼尻登山口
8:40 8:40 白糸の滝展望台
9:03 9:03 胎内コース分岐
10:10 10:12 船明神山
10:18 10:18 石筵分岐
10:34 10:34 沼尻分岐
10:44 10:55 安達太良山
11:05 11:05 沼尻分岐
11:22 11:22 鉄山
11:30 12:04 鉄山避難小屋
12:27 12:27 胎内岩
13:10 13:22 沼尻鉱山跡
13:42 沼尻登山口

天候

曇り

アクセス

利用交通機関：

自家用車

標高1130mの沼尻登山口の駐車場を利用。
・駐車スペースは30台程度。
・登山口は登山ポスト有り、トイレ無し。
・標高870mの沼尻温泉から砂利の林道を10分ほど走行。
・林道は、多少、凸凹があるので、車高の低い車は走行注意。

コース状況／危険箇所等

★登山道整備度：2〜3（良5・4・3・2・1悪）階段や木道、鎖等の整備度
★体力難易度　：2.5（難5・4・3・2・1易）歩行距離、累積標高差、急登等
★技術難易度　：2.5（難5・4・3・2・1易）鎖場、アイゼン等の頻度や時間等
★登山道の眺望：3〜4（良5・4・3・2・1悪）
★山頂の眺望　：4.5（良5・4・3・2・1悪）


【すれ違った登山者の数：約30人】


◆登山道の状況（船明神山ルート）
・全区間で危険性のある箇所はない。
・源泉への分岐付近は泥濘が多かった。
・源泉への分岐から標高差100mほど上部は、粘土質の急登区間があり、一部ロープが設置されているので下りは注意したい。
・船明神山手前は、眺望は良いが、細かなアップダウンが多い。

◆登山道の状況（源泉＆胎内岩くぐりルート）
・登山口から沼尻温泉源泉までのルートは、高原地図では沢に沿って進む破線ルートと船明神山ルートから下る実線ルートがある。登山者の大半は、温泉の送水管に沿った作業道（破線ルート）を歩いていた。破線ルートは、一部でヘツリっぽい区間があるが、慎重に歩けば特に支障はなかった。
・上記以外は、特に危険性のある箇所はない。
・登山道の要所には、岩のペイントや赤布等の目印があるが、やや少なく感じた。登山経験が少ない人は道迷いに注意しよう。

◆紅葉情報
・標高1000m以上は大半が落葉し、紅葉はほとんど見られない。
・現時点では、700〜900m程度の標高が見頃のようだ。

写真

10/28 8:35

標高1130mの沼尻登山口の駐車場から出発。

10/28 8:36

本日は周回コース。
上りは船明神山の直登コースへ。

10/28 8:39

白糸の滝展望台から滝を眺める。
周囲に樹木があり、あまり良く見えない。

10/28 8:48

登山口から15分ほど登ると山頂付近の稜線が見えてきた。

10/28 8:49

白糸の滝。
お〜、ここからは良く滝が見えるね〜

10/28 9:01

ルートは、右奥に見える急峻な斜面を登るようだ。

10/28 9:04

眼下の硫黄川には、沼尻温泉の源泉が見える。
帰路に立ち寄ってみよう！

10/28 9:05

この周辺だけ泥濘が多い。

10/28 9:08

標高差100mほどの急登が続く。

10/28 9:16

急登を登りきるとマツ主体の稜線に出て眺望が良くなった。

10/28 9:22

北側は、昨年Haruto君と登った東吾妻山が見える。

10/28 9:22

西側は裏磐梯方面で、秋元湖が見えた。
標高700m〜900mほどの山々は紅葉して一面がオレンジ系に染まっている。

10/28 9:27

右が障子岩、正面奥は荒らしい火口外壁。

10/28 9:41

周回する反対側の稜線には、下山時に通過する鉄山避難小屋が見えた。

10/28 9:49

標高1640m三角点を通過し、小さなアップダウンを繰り返しながら船明神山に向かう。

10/28 9:50

お〜！
なんと、ハヤブサがいた。

10/28 9:55

正面のピークは、右側から大きく巻きながら登る。

10/28 9:56

お〜、いつ見ても沼の平は迫力満点だね〜

10/28 9:56

火口部の荒々しい稜線を進む。

10/28 9:59

乳白色の池（特に温泉ではない）。

10/28 10:07

Haruto君はこんな岩場が好きみたい。

10/28 10:13

このピークの上に船大明神の祠があるが、火口側に崩落して祠が倒れていた。

10/28 10:15

右が船明神山、左奥に安達太良山の山頂が見えてきた。

10/28 10:16

再び沼の平を眺める。

10/28 10:18

船明神山の分岐。
山頂まで3�劼�〜

10/28 10:19

安達太良山頂は、人が多そうだ。
さっきまで薄日が差していたが、急に雲が下がって寒くなってきた。

10/28 10:21

矢筈森までのなだらかな稜線を歩く。

10/28 10:28

雲が下がり更に風も強く、非常に寒くなってきたので、雨具以外の防寒をフル装備のHaruto君。

10/28 10:35

矢筈森分岐を右折し、安達太良山の主稜線に入る。

10/28 10:37

山頂は雲で見え隠れしているが、完全に視界不良になる前に到着できそうだ。

10/28 10:41

では、山頂へ。

10/28 10:54

登山口から約2時間で山頂に到着。
乳首の天辺にも登ってみよう！

10/28 10:46

乳首は2つのルートがあるが、右側は混んでいたので、梯子のある左手のルートから登る。

10/28 10:48

やった〜！
Haruto君にとって、安達太良の頂が、11座目の百名山になった。

10/28 10:41

山頂からの眺望。
東側は緩やかな山が多いね〜

10/28 10:51

山頂からの眺望。
北側の鉄山までの稜線は、雲が広がりだした。

10/28 10:51

いつもは混んでいる山頂直下の休憩スペースも、寒さの影響で昼食を食べている人は少なかった。

10/28 10:51

乳首から下りたいが渋滞気味。

10/28 11:06

下山は、鉄山経由で周回、まずは避難小屋に向かう。

10/28 11:09

ガスが濃くなり、完全に視界不良になってしまった。

10/28 11:12

東側眼下には微かにくろがね小屋が見えた。

10/28 11:17

鉄山に登る。

10/28 11:24

寒いので、鉄山の山頂部はパスし、避難小屋に向かう。

10/28 11:30

ようやく鉄山避難小屋に到着。

10/28 11:41

この天候のため、小屋の中には10人ほどの人が休んでいた。
いや〜、温かいカップラーメンが、いつも以上に美味しく感じた。

10/28 12:10

では、下山しよう！
これがしゃくなげの塔かな？
飛行機のプロペラのようなものが上についている。

10/28 12:20

相変わらず強風と視界不良化続き、なかなか雲の下に出ない。

10/28 12:26

お〜、これが胎内岩くぐり。
上からも通過できそうだが、楽しそうなので中に入ってみる。

10/28 12:27

岩の中を通過しながら記念撮影。

10/28 12:35

ようやく雲の下にでて、視界が良くなってきた。

10/28 12:46

なかなか迫力のある火山斜面が広がる。

10/28 12:49

至る所に巨岩が点在し、見応えのあるルートだ。

10/28 12:54

現在、立ち入り禁止となっている沼の平の注意看板。

10/28 12:58

沼の平分岐付近は、小さな渡渉箇所が2〜3箇所あった。

10/28 13:01

沼の平分岐からは、硫黄川に沿って下る。

10/28 13:06

沼尻温泉の源泉が見えてきた。

10/28 13:18

立入禁止の源泉部は、湯気がスゴイ。

10/28 13:14

源泉から流下した温泉を触ってみた。
かなり熱く、約60〜70度ほどかなぁ。

10/28 13:22

私の持っている高原地図では破線ルートだが、皆さん、川に沿ってそのまま下山していくので行ってみる。

10/28 13:27

温泉の送水管に沿って歩く。
ヘツリっぽい区間があるので、多少危険性はあるが、特に支障のある箇所は無かった。

10/28 13:33

あとは、のんびり山道を歩いて戻る。

10/28 13:41

駐車場に到着。
お疲れさまでした！

撮影機器：

PowerShot G3 X CANON

感想

Joker

今週末も台風の影響で全国的に天候はイマイチ。
土曜日だけでも山歩きしたいと思い、息子のHaruto君と安達太良山に行くことにしました。
天候は下り坂の予報だったので、早くに出発する予定でしたが、珍しく何度起こしても寝てしまうHaruto君の寝坊で、出発が1時間半ほど遅れしまいました。

登山口では薄日が差し込み山頂周辺の稜線も良く見えていましたが、天候は予報通り、山頂手前から雲がかかりだし始めました。
更に、強風と低温で厳しい冷え込みになってきたため、Haruto君には持参した防寒着（雨具以外）を全て着せて歩く状態に。

とは言え、出発は遅れましたが、視界が見えるギリギリの時間帯に山頂に到着することができました。

その後の稜線歩きは、終始、雲の中で視界は20mほどに。
避難小屋でカップラーメンを食べ、心も体も温まり、下山は、岩をくぐったり、熱い源泉を触ったり、子供と変化に富んだ山歩きを楽しみました。