天を突く槍ヶ岳 (上高地から)
- GPS
- 23:52
- 距離
- 48.5km
- 登り
- 2,454m
- 下り
- 2,448m
コースタイム
- 山行
- 3:47
- 休憩
- 0:14
- 合計
- 4:01
- 山行
- 6:40
- 休憩
- 3:28
- 合計
- 10:08
- 山行
- 8:19
- 休憩
- 1:23
- 合計
- 9:42
05:20 上高地到着
06:10 上高地発
09:00 横尾
10:10 槍沢ロッヂ
10/26
04:25 槍沢ロッヂ発
07:25 天狗池
11:00 槍ヶ岳山荘
12:40 大喰岳
14:30 槍ヶ岳山荘
10/27
05:55 槍ヶ岳山荘発
06:15 大喰岳
07:05 槍ヶ岳山荘
07:55 槍ヶ岳山頂
10:55 槍沢ロッヂ
12:00 横尾
15:30 上高地バスターミナル
天候 | 1日目:曇り(移動日) 2日目:土砂降り 3日目:快晴 4日目:快晴 5日目:曇り(移動日) ※天気は以下を参考にして行動しました。 ・GPV:時間ごとに雲のかかり具合が分かる ・Windy:高度ごとに雲の量、降水量、風のベクトルが分かる ・てんきとくらす:標高ごとの風の強さなど ・山の天気:同上 ・Yahoo天気:天気図、雨雲レーダー、周辺地域の気候(目的地の西側も確認) |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
飛行機
新千歳空港‐羽田空港:飛行機、13,000円ぐらい 羽田空港‐新宿西口:リムジンバス、1,230円 バスタ新宿‐上高地:深夜便のバス(朝到着)、7,250円 ■帰り 上高地‐松本:バス、2,450円 松本‐バスタ新宿‐羽田空港:バス乗り継ぎ(アクセス信州)、4,000円 羽田空港‐新千歳空港:飛行機、無料特典(1600pt) ※北海道からだと移動で一日が潰れる ※AIR DOの無料特典は前日までであれば搭乗便の変更が可能(得!) |
コース状況/ 危険箇所等 |
■上高地‐横尾 ほぼ平坦な登山道。沢山の人とすれ違う。外国からこられた方も多いので「こんにちは」が無視されることもある。 ■横尾‐槍沢ロッヂ 徐々に標高を上げていく。槍沢の横を歩ける(晴れていれば)気持ちの良い登山道。 ■槍沢ロッヂ-天狗原分岐 良く整備され気持ちの良い登山道。標高限界を超え、いよいよ槍の穂先が見えだす。 ■天狗原分岐-天狗池(ピストン) 天狗池に向かってトラバースしていく。積雪していたのでわかりづらかったが、先行者のトレースと、デポ旗があったので問題なかった。膝まで埋る箇所あり。 ■天狗原分岐-槍ヶ岳山荘 ぐいん、と斜度がきつくなる。槍の穂先が見えるけどなかなか着かない。空気薄いため疲れやすい。岩登りなし。積雪していたので股下近くまで埋まる箇所あり。 ■槍の穂先 岩登りだが鎖やハシゴがあるので、しっかりと支持していれば問題なかった。しかし、10月後半は雪が詰まっている箇所があるので注意が必要。ヘルメットの着用を強く推奨している。 |
その他周辺情報 | 松本市の宿泊は、NEWカプセルホテル「ホテルM松本」がかなり良かった。一泊朝食付きで4,500円。BT(バスターミナル)のすぐ横。松本城までは少し歩く。 |
写真
感想
■01.家族の了承を得て槍ヶ岳へ行く
「連休とれたんで槍ヶ岳に行ってきていいかい?」と私は言った。妻は「いいよ、登りたいって言ってたもんね」即快諾してくれた。そのかわり、お土産にシュガーバターの木を買って来て下さいとの事だった。2歳半の娘に山に行ってくるよ、と説明したら、「アンチャンノオヤマイクノ」と言っていた。ポニョみたいなしゃべり方で面白い。日頃から、KP(家族ポイント)を貯めてたお陰もあるが、行かせてくれた家族に感謝です。さて、計画を練るか。
---------------------
■02.翻弄タイフーン
台風21号発生!フライトの日に羽田空港を直撃。計画の練り直しが必要になった。並べたドミノが地震で勝手に倒れてく感じと似ている。一週間前から天気予報を穴が開くほど見て、ハラハラドキドキして、ドキドキハラハラしたけど現実になるなんて。自然現象はあれこれ言ってもしゃーないしゃーない、という事で登山計画、飛行機、バス、宿の予約を変更した。労力とは考えずに、必要な事だと考えてサクサクとさわやかに変更した。火曜日出発だ!
---------------------
■03.さわやかに、さわやか信州号
新千歳空港へ着くと早くて待ち時間が多かった。ソフトクリーム食べたり、地図を見て時間を潰す。ユニクロや無印良品も入っている。アウトドアショップもあれば嬉しいね。やり方次第だけどかなりの確率で成功すると思う。登山道状況や、ガイド紹介などの基地になるんじゃないかな。
道民の翼であるエア・ドゥを使って羽田空港へ。羽田空港からはもちろんリムジンバス。デカイザック背負って電車は乗り継ごうとしたら皆様のご迷惑になる。道わからんし。モンベルでガス缶を買って近くのマックで時間を潰す。電源ボートあり。待ち時間が多く、もっとスマートに移動したかった。バスタ新宿はかなりの盛況だった。旅行者の交差点だ。上高地行きは全部で五人。右前に座っていた男性に話しかけた。その人はケンさんという。ウィスキーをグイグイ飲んでいた。彼とは共通点が多く話が弾む。家族あっての登山。最初のサービスエリアである談合坂SAで停車。さすが本州のSAはデカイ!その後睡魔に襲われてまぶたを閉じた。
---------------------
■04.闇夜の土砂降り
ダダダ、とバスの天上を叩く音で起きた。大雨の予感。外は暗いし、やたらクネクネ曲がるし不安だけが増幅していく。しばらくすると上高地BTに到着した。大きな屋根ががある所で下車した。外はシャワーのレバーを最後までひねったような土砂降りだった。暗いし。「さあみなさん行ってくださいませ!」という感じでバスは去って行く。泣きたくなってくる。他のバスから降りた人も、あまりの土砂降りに出ていくことを躊躇していた。六時ぐらいになると明るくなってきた。バスで仲良くなったケンさんと歩くことになった。本当に良かった。雨装備を整えGO!
---------------------
■05.ケンさんと横尾まで
上高地で有名な河童橋で、猿軍団が向かって歩いてきた。少しデカイとボス猿みたいでちょっと怖い。いきなり飛んできそう。生憎の雨であったが、ケンさんと歩きながら仕事の話や、家族の話、趣味の話やその他雑談と話がスーパーボールのように弾む。トランポリンのように弾む。バランスボールのように弾む。ケンさんは徳沢までの予定だったけど、時間があるので横尾まで来てくれることになった。嬉しいね。テクテク歩いて横尾に到着。トイレ大に入ると、右前方の地面の何かがうごめいている。ヒルだ!こわっ!!こちとら尻出して無防備じゃーい。迫りくるヒルだったが、幸い動きが遅かった。用を済ましたので事なきを得た。ふー。
ケンさんとは横尾でお別れ。土砂降りで景色も何も見えない中、一緒に歩いてきてくれてありがとう!いつか必ずそばを食べに行きます!!かたい握手を交わしお互いの目的地へ向かった。
---------------------
■06.槍沢ロッヂという極楽地
横尾からもずっと雨、雨、雨。あんまりだ。GPVやWindyで調べ、雨なのは分かってたけどひどい。身も心も冷えきってしった。しばらくすると槍沢ロッヂに到着。あわよくば槍ヶ岳山荘と考えてたけど、心が折れたので槍沢ロッヂに泊まることにした。聞くところによると、上はブリザードのようだ。一泊一食で晩飯だけを付けた。
もう一人写真マニアの方が泊まるようだ。写真マニアの方はオールナイトで天狗池で星と槍を撮ろうとしたが、あまりの雨で断念するとの事だった。富士フィルムのGFXがメイン機らしい。中版じゃないッスかぁ!画像を見せてもらったけど、美しい北アルプスの写真だった。「ワンランク上のアウトドア」というアカウントで写真をアップされている。槍はどこから見ても映え、かなり写真映えするようだ。インスタ映えもしそう。やってないけど。その後は風呂に入った。暖かく至福の時だった。晩飯の美味しいから揚げ定食を食べた。すごい!北海道にはここまでサービスしてくれる山小屋がないので新鮮だった。明日の朝早く出発するため早々に寝た。
---------------------
■07.モルゲン槍ヶ岳
夜11時、トイレに行くため起きると、写真マニアの方は出発するらしい。すげぇ。ダウンを着て外に出ると満点の星空だった。すべてはGPVとWindyの予報どおりだった。すっかり晴れた。心も。
準備は寝る前に済ませておいた。後れ馳せながら、四時半に出発。暗かったがBDのヘッドライトが闇夜を切り裂く。良く整備された登山道で歩きやすい。テクテク登ってくと雪が出てきた。狙った通り、徐々に明るくなってきたので問題ない。写真マニアの方が残したトレースもあった。向かう先を見ると山が赤く染まっている。見渡す限りモルゲンロード。自分もそのなかにいる。歩いているとどれが槍の穂先か分からなかったが、天狗池へ向かう途中で振り替えると、天を突くかのような鋭い岩の塊が。一発で分かった。初めて見た槍の穂先に武者震いした。さすが槍ヶ岳。登山に興味を持った者が憧れるだけあるな。
---------------------
■08.水面の揺らぎは心の揺らぎと心得よ
天狗池に到着すると、写真マニアの方がいた。ムムム!凍結しとる、、、逆さ槍ヶ岳見れないなー、とややうつむいていると、少し見れるとこありますよ。とおっしゃっている。良く見ると、池の面積の1%程度は凍っていない。奇跡だ。周辺の薄氷を叩き割ることで、反射面積を増やすことができたが、それはしなかった。自然のままがよい。ただ、この逆さ槍ヶ岳を撮影するのには難儀した。凍結してる氷の上で撮影するのだけど、自身が揺れると水面に伝達して、波紋を生じさせてしまう。水面の揺らぎは心の揺らぎなのかもしれない。まるでフォースの修行みたいだ。肩の力を抜き心を空にする。。。ここでマイケル・ジャクソンの事は考えてはならない。あっ!水面に揺らぎが。。。再度、肩の力を抜き心を空にする。パシャ!見事逆さ槍ヶ岳を撮影することができたのであった。ポゥ!と甲高い声を発した。
---------------------
■09.天上の槍ヶ岳山荘
槍ヶ岳は山頂が見えてからが長かった。いつもと同じペースで歩こうものなら足が上がらない。そういや、ここは3,000mの山々で空気が薄いのだった。北海道の山なら、2,000mちょっとだもんな。とわずかに見えるトレースをゆっくりとラッセルする、しばらくすると下山する人がやってきた。トレースの持ち主だった。昨日、ここはブリザードだったらしい。凄まじい。槍の穂先は雪がベッタリで登れない、12本爪とピッケルを持っていたが敗退した、との情報だった。なにぃー!さわやかに別れを告げ、汗をかかない程度にゆっくり、ゆっくり登ってくとやっとこさ本日の宿である、槍ヶ岳山荘に到着した。こんな場所に大規模の宿があるなんて素晴らし過ぎる。天上の楽園だ。
---------------------
■10.無念
槍の穂先を近くで見るとその姿は荘厳だった。雪がビッシリついていた。トレースも途中までしかない。新穂高から上がってきていたレベルの高そうなお兄さんに聞くところによると、雪が詰まってラッセルしないとならなく、鎖も出ておらず、雪の下が凍ってる恐れもある。爪が効かない分、厳冬期よりも難しいとのことだった。オススメできないとのことだった。ここまで来て、山頂に登れないなんて涙が出そうになった。色々模索したが、家族や人様にご迷惑をかける訳にはいかない。諦めることにした。隣の3,000m級の山である大喰岳(おおばみだけ)に登ることにした。槍の穂先に背を向けた瞬間、見える景色が歪んだ。大喰岳では、レベルの高そうなお兄さんに色々と山の名前とどのような景色が待っているかを教えて貰った。北アルプスは素晴らしい山々が点在している。いつか雪が無い時に縦走したい。槍ヶ岳山荘に戻ると12本爪とピッケルを持ったクライマーが槍の穂先に挑戦している。股下まで埋まりながらなんとか登頂していた。凄い!
一度小屋に戻って明日の支度を整えた。暫くすると夕日が当たりを赤く染め上げた。アーベントロートの常念岳はとても美しかった。白山に落ちる美しい夕日を見ていたら晩御飯の時間を過ぎていた。晩御飯はハンバーグ定食!凄い。標高3,000mを超える場所でこんなに美味しいものが食べれるなんて。北海道と文化の違いを満喫した。外が闇に包まれる頃、自動的に瞼が閉じられた。
---------------------
■11.星と槍
夜、星を見るために起きた。モンベルとパーマフロスト ライトダウンパーカと、スペリオダウンパンツを履けば、もう歩く寝袋状態。外に出てもまったく寒くなかった。さすがモンベルさん。特に、パーマフロスト ライトダウンパーカはゴアのウィンドウストッパーの生地なので、防風性と強度が素晴らしい。これでパンツも同じ生地なら文句なしだと思う。
山小屋から出ると満点の星空に包まれていた。天の川もうっすらと見える。ステキな夜だ。星空に包まれていた槍の穂先を見ていると涙が出てきた。これを登れないなんて悲しい。そして美しい。水晶岳方面の星空も素晴らしかった。いつかは縦走したい。明日の早朝は大喰岳に登るので早々に寝ることにした。ステキな夜だ。
---------------------
■12.槍が赤く染まるとき
朝4時、スマホの目覚ましヴァイブレーションよりも早く起きた。感覚が研ぎ澄まされているようだ。寝る前に支度をしていたのですみやかに行動する。まずは朝飯だ。JB(ジェットボイル)でお湯を沸かし、サタケさんのカルボナーラの用意をする。お湯を入れて3分待つだけで良い。247kcalだ。もう少しカロリーがあっても良い。準備していると周囲が明るくなってきた。遠くの山の稜線が赤く染まってきている。黎明の時間だ。約146km離れている富士山も見える。さすがは富士山。一発で形が分かる。あれこれしてると日の出の時間が近づいてきた。モルゲンロートの槍を見るため大喰岳へ行くことにした。06:00頃、大喰岳の中腹で太陽が昇る。潰れながら登ってきた。綺麗だった。大喰岳に到着すると槍が赤く染まっていた。登れなかった槍の穂先はとても綺麗だった。人を寄せ付けない天を突くその姿は素晴らしかった。
---------------------
■13.おっちゃんと山頂へ
下山の準備をしていると、部屋で一緒だったおっちゃんが「せっかくなので、いけるとこまで槍の穂先へ近づいてみます」とのことだった。共感した僕もご一緒させていただくことにした。おっちゃんは途中で難儀していたので、先頭を変わることにした。少し登ってみると、雪が溶けていて、鎖も出ていて、梯子も出ている。「これ登れるんでね?」と感じた。そこからは気に入ったおもちゃを見つけた子供の用に無心で登った。あっという間だった。垂直になったいる最後の梯子を登ると、誰もいない山頂に到着。おおおおおぉぉぉ!360度の大展望!素晴らしいです。崖下には影槍も見える。北アルプスを一望できて感動した。ここは魅力的な山が多すぎる。いつかは縦走してみたいな。しばらく山頂で楽しんでいると、「カンカンカン」、と梯子を登る音が。おっちゃんの顔が、にゅっ、と現れた。「あなたがいなければ、私はここに立てなかった」と。僕らは固い握手を交わし、記念として一緒に写真を撮った。その後、また握手を交わし僕が先に下りた。山荘に到着後、再度下山の準備をした。山頂から下りてきた笑顔がまぶしいおっちゃんと再々度握手を交わし下山した。
---------------------
■14.食い倒れ下山
ザクザクザク、と下山は雪の上を歩くので早い。そして何度も槍の穂先を見るため振返る。いつも天を突いていた。やがて見えなくなった。雪も少なくなってきた。寂しくなってきた。今日下山をすると決めていたので、残りの食料をバクバク食べながら進んだ。
槍沢ロッヂには望遠鏡があった。「槍が見えるよ」という看板があった。遠くにちょこんと見えた。やはり尖っている。
ずんずんと進む。腹ペコだ。横尾で「絶対カレーを食べる!」と考えながら歩いていた。それがモチベーションとなった。
12時頃横尾に到着。山で食べるカレーがうまい!涙が出てくる。そして穂高連峰の景色が良すぎる。
続いて徳沢。ソフトクリームを食べる。山で食べるソフトクリームがうますぎる!!涙が出てくる。うまさが心に染みる。そして穂高連峰の景色が良すぎる。ここは楽園でしょうか。急ぐこともないので梓川を右手に時間を掛けてゆっくり歩いた。
---------------------
■15.みんな上高地を目指す理由がわかった気がする
てくてく歩いて上高地に到着。キャンプ場もたくさんある。穂高連峰を望みながらステイできるのは素晴らしい。カラマツと山々が見事であった。河童橋はたくさんの人がいた。そしてお店もおしゃれ。このような場所は北海道にはないのでかなり新鮮だった。帰りはバス。マイカーは通年規制されているみたい。バス発車まで少し時間があったので、コカ・コーラを買って散策。そういえば、北アルプスはペプシ率が高かったが、バス停前のお土産屋でやっとコカ・コーラを見つけた。やっぱ最高!コカ・コーラを我が胃袋に捧ぐ。梓川から百名山の焼山を見ると噴煙を上げていた。太陽が焼山に隠れると一気に寒くなった。上高地は景色も雰囲気も最高だった。家族とまた来たいと思わせる場所であった。良い思い出をありがとう!バスに乗って松本市街地へ。隣に座った中国人がゲップをしてげんなりした。これは良くない思い出。どうやらゲップはあくびをするぐらい普通らしい。道はショッピングモールが出来てかなり渋滞していたが、なんとか松本市街地に到着した。
---------------------
■16.住みたい街・松本市
バスは松本のBT(バスターミナル)に到着した。そこから宿泊地の「ホテルMマツモト」まで徒歩1分だった。丸善が1階にありその中を通る必要があった。大型ザックを背負って、子汚い恰好をしていたのでお客さんに申し訳なかった。裏口から入ると店の中を通らないので良い。ビルの6階にある。2016年7月にオープンしたカプセルホテルだ。カプセルホテルのイメージを完全に覆すほどの設備が整っているた。洗濯もできるし、乾燥機も使える(お金はかかる)。寝るところにはUSBポート、100Vの電源もある。ロビーで水もコーヒは無料で飲める。進撃の巨人もあった。るるぶ上高地もあった。かなり素晴らしい。店員さんもすばらしかった。靴を乾かしたいのです、とお願いしたら古い新聞紙を持ってきてくれた。おかげで翌朝には乾燥していた。素晴らしかった。一泊3,980円です。+500円で朝食も追加できました。耳栓も無料。おかげさまでぐっすり寝れた。かなりオススメです。
翌朝、バスの時間は8時20分、時間があったので朝の散歩をすることにした。もちのろんで松本城(深志城)へ行くことにした。美しい市街地をてくてく15分ぐらい歩き到着。堀の水に反射する天守閣が美しかった。散歩していたダブルストックのおじさんとゆっくりお話しできた。「松本はあまり雪がふらんのじゃ」、「ここから槍ヶ岳がみえるでのう」など色々面白いお話を聞かせていただいた。その後お別れして、堀の周り歩いた。今、私の目の前には北アルプスの山々が見える。常念岳の山容は素敵だ。ん!その左側に天を突くかのような△が見える。槍ヶ岳だ。その形を見たとき、鼻の下をかすめる風が吹いた。その瞬間、僕の山旅は終わったような気がした。
---------------------
■17.家族
「家に着くまでが登山だよ」と妻からメールが届いた。8時20分、松本市からバスタ新宿、羽田空港とバスを乗り継いで、飛行機で北海道に帰ってき、17時に札幌の自宅に到着。(遠すぎるよ!)リビングに行くと、娘は「アンチャンカエッテキター!」と目をキラキラさせている。まじかわいい。家族には桔梗信玄餅、シュガーバターの木、鳩サブレと、お土産をたくさん買ってきてあげた。渡すとかなり喜んでくれた。どうやらお土産の効果は大きいようだ。次に遠征できるのは数十年後かもしれない。人生の中で少しでも自分の時間を貰えたので本当に感謝している。家族あっての登山だとつくづく感じたのであった。おしまい。
を、ありがとうございます(^-^)/
頂上からの素晴らしい眺め
それまで紆余曲折(?)
ご家族のコメント
などなど楽しく読ませていただきました。
20歳の頃父に連れて行ってもらいました!槍の穂先見えてからがきつかったのと、槍ヶ岳山荘泊まったの覚えてます。
鎖登った記憶ありますが山頂立ったかは覚えてなくて(><)聞くにも父は天国なので(^^)天国行ったら聞こうかなとか(^^;
美しい写真とともに楽しい思い出よみがえるレコ、ありがとうございました(╹◡╹)♡
genesis1_1 さん、こんばんは!
やりきりました!雑な文章で大変恐縮ではございますが、読んでいただいてありがとうございます。
genesis1_1 さんも槍ヶ岳へ登られたのですね。本当に見えてからが遠いですよね。斜度も急になっているし、空気も薄いし最後はヘトヘトでした。
北アルプスは初めてでしたが、かなり楽しかったです。娘が大きく育って、機会があれば、一緒に行くのが夢になりました。
土砂降りの上高地から一度諦めた槍に登頂
一緒に嬉しくなりました。
同じ日雨の中下の廊下を歩いてました。
温泉が余計にありがたかった。
gagao さん、こんばんは!
暗闇の土砂降りスタートには絶望しましたが、トータルで見るとそれを打ち消して、さらに素晴らしい景色を見れて大満足です。
下の廊下、いいですね。機会があれば黒部方面も歩いてみたいです。温泉もいいですね。北アルプスはいろんなルートがあるので楽しそうですね。
Ryoさんこんにちは。
日記に「槍ヶ岳」とあったのでレコを待ち焦がれていました。
本当に素晴らしい写真の数々、堪能させていただきました。
北海道からはなかなか行くことが難しいですがいつかこの景色を見てみたいものです。上高地や北アルプス、憧れますね〜。
positive51 さん、こんばんは!
槍ヶ岳登ってきました!とても素晴らしかったです。上高地から見えた風景は北海道とはまったく違く、尖った山が多かったです。それがかなり新鮮でした。やはり、北海道からは遠いです。たまたま休みを貰えたので計画できました。日本も欧米みたく、一か月ぐらいバカンスが欲しいですね。そしたら、松本市にロングステイしたいです。
Ryoさん、こんばんは!
え?槍ヶ岳?!えっ?!と思わずタイトルを二度見してしまいました。
遠いところお疲れ様でした!
北アルプスの旅を楽しんでくださったようで、北ア偏愛主義者としてはうれしい限りです。
10月末の北アルプス。もちろん例年でも雪は降る時期なのですが、今年は降り出しが早く積雪も多いのでビックリされたのではないですか?槍の穂先を目の前にして登れないという無念な結果にならず、本当に良かったですね!
見慣れた景色のはずなのに、Ryoさんのフィルターを通して見ると別の山に見えてしまうほど写真が素晴らしい!PCの壁紙にしたいくらいです。僕もRyoさんと同じカメラ使ってるんですが、、、おっかしいなぁ…σ(^_^;)
例年、山スキーの季節まで北アルプスはお休みなのですが、Ryoさんのレコを見ていたら無性に雪の北アルプスに登りたくなってしまいました。素晴らしい景色を疑似体験させて頂きありがとうございました。
松本にもいらしてたんですね!(といっても槍ヶ岳も上高地も松本ですが…) 前もってお知らせ頂ければ蕎麦や馬刺しの美味い店、お教えしましたのに。
新千歳から松本へはなにげに飛行機でひとっ飛びなので(1日1便ですが…)、また是非いらしてください!
感想の続きかまだありそうなので、またチョクチョクお邪魔させて頂きます。では!
zawada さん、こんばんは!
休みを貰えたので槍ヶ岳に登ってきました。北海道からだと移動日で2日間が潰れてしまいますね。北アルプスは素晴らしいですね。魅力的な山々が沢山あり過ぎます。槍ヶ岳はかなり見晴らしが良かったので、気になる山が沢山ありました。常念岳、笠ヶ岳、水晶岳がかなり気になります。
去年の10月後半のレコを参考にしておりましたが、ここまで積雪はしてなかったようでした。しかし、歩ける範囲での積雪で良かったです。雪化粧をした槍ヶ岳も素敵でした。太陽に照らされて雪も溶け、槍の穂先に到達できて本当に良かったです。
ミラーレスカメラは取りまわしが良いですよね。軽いし良く写るしかなり重宝しております。電池はすぐ減りますが、モバイルバッテリーで充電できるのが素晴らしいです。
松本市は素敵ですね。本当に住んでみたいです。信州蕎麦や馬刺しの店は気になりますね。是非今度、ご教授をお願いいたします。下山してからは無性にラーメンが食べたくなって、「麺匠 佐蔵」へ行こうとしたのですが、麺が売切れのため閉店してました。近くにあった一風堂になってしまいました。色々と落ち着いて機会があれば絶対に再訪します。松本は山に囲まれ歴史深いステキ過ぎる街です。
感想は熱が冷めない内に時間を作って追記していきますね〜。
りょーさん
お疲れさまでした✨
素晴らしいレコですね*\(^o^)/*
自分もマネして登りたくなりました!笑
いつの日か槍ヶ岳に挑戦したいと思わせるレコでした✨
ありがとう🙏*/
シマちゃん、こんばんは!
槍ヶ岳登ってきました。とても楽しかったですよ。やはり北アルプスは素晴らしかった。一度いくと、もう一度行きたくなりますよ。魅力的な稜線がたくさんです。キャンプや小屋泊がオススメです。来年是非行ってみてくださいませ。
Ryoさんご無沙汰しております。随分な遅レスですみません。もう私のことは記憶から消え去ったかもしれませんが。。。(いつぞやの大雪山縦走でお世話になりました)
しばらくぶりにレコを眺めていると、槍ヶ岳???北アルプスに来ていたのですね。
私も関東に移り住んで最初に北アルプスに行ったときは、山小屋のグレードに驚愕しました。食事が豪華、トイレが綺麗、ビールもスイカもアイスクリームもケーキも売ってる、小屋のオリジナルグッズも売ってる。。。そして夏場の殺人的な激混の雑魚寝。結局北海道の時と同様にテント泊メインになってます。
そんな私も家族が増えたり仕事も慌ただしく、とうとう2017年は山行ゼロでした。北海道からの北アルプス山行に拍手、Ryoさんの家族にも拍手です。素晴らしいレコを拝読させていただきました。今冬は早くから積雪があったようですが、道産子なら問題なしでしたね。お疲れさまでした。またどこかでお目にかかれたらいいですね。
zepsさん、こんばんは!
返信が遅くなりました。それはもう覚えておりますよ。ヒサゴ沼の雪渓で黄色いジャケット姿は今でも目に焼き付いております。
休みのタイミングが合ったので北アルプスに行ってきました。いつかは登りたいと思っていた槍ヶ岳でした。噂には聞いておりましたが、とても素晴らしい山でした。食事、山小屋などの設備面でも驚愕しました。お金さえあれば荷物を軽くできるんですね。晩秋ということもあり、人が少なかったです。かなり快適でした。
2017年の山行はゼロでしたか。育ち盛りの子供を持つと大変ですよね。さらに仕事が忙しくなると全然行けませんよね。僕は少しばかりながら行かせていただいているため良い方なのかもしれませんね。またどこかで黄色いお姿をお目に掛けれればと思っています。では。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する