表銀座縦走(燕〜槍〜上高地)
- GPS
- 56:00
- 距離
- 38.0km
- 登り
- 3,601m
- 下り
- 3,540m
コースタイム
過去天気図(気象庁) | 2011年08月の天気図 |
---|---|
アクセス |
利用交通機関:
バス
|
コース状況/ 危険箇所等 |
・中房温泉登山口に登山ポストあります。 ・危険箇所、特にありません。縦走中にピークを巻く道は斜度あり、鎖あり注意です。・道筋を示すペンキは白です。進入禁止は「×」印又は、グリーンのナイロンロープで示しています。・温泉、入浴は小梨平の上高地ビジターセンター受付に地図と入浴可能時間表示されています。今回はどの温泉も「入浴不可時間帯」でしたが、小梨平キャンプ場のお風呂を使いました。1回500円、シャンプー・ボディシャンプー、ドライヤー完備のきれいなお風呂でした。バスセンター手前ですので、お勧めです。 |
写真
感想
この夏2回目の山旅は表銀座へ。夏休みが盆明けになったし、山は空いてるかな、猛暑だし夏山楽しんじゃおうって事で日程設定。ところが秋雨前線の頑張りで、夜行バスは怪しい雲行き。SAで休憩する度に雨脚が強くなっていく。。中房温泉着いた時には”大雨”。とりあえず準備をして、合戦尾根に取り付きます。皆さんの記録では急登と言うほどでも、とありましたが、足場がいいからサクサク行けます。問題は、雨。時間の経過とともに登山道は滝の様に、容赦なく靴を濡らします。合戦尾根の頭に出てからは稜線に吹き付ける強い北風、燕山荘に着く頃には体も冷え切ってました。少し休んで大天荘に向かいますが、今度は北西風、着替えだけしようと燕山荘に引き返して休んでいるうちに気持ちも冷えて、乾燥室に御世話になりたく「素泊まり」にしました。この縦走路、エスケープが少ないから、ここで様子見です。悪天候時の小屋泊まりの有り難さ、身に染みました。夜半に目が覚めてみると、窓の外は街の夜景が見えてます。これは行けると、起床後早々に支度して出発します。小屋の外は大展望を楽しむ方々でごった返してます。勿論目指す鑓の穂先もくっきり見えてます。出発!どんどん下って一気に大下りの頭まで、右手にはずっと槍から穂高連峰が見え続けてます。左手には八ヶ岳、南アルプス、遠くに富士山。“うぉーっ、すげぇ〜”ソロですから独り言出ちゃいます。遠くの槍が”早く来い”と呼んでる気がします。大天井ヒュッテでは、暖かい紅茶(200円/一杯)に砂糖たっぷり入れて2杯頂き、10分程上がって牛首展望台へ。360度パノラマってまさにこの事と大満足。見えてる山、全部行きたくなります。 西岳は山頂には行かずに巻いてそのまま水俣乗越へ向かいます。ここから東鎌尾根の核心部に踏み込みます。ここまでの稜線歩きと違って、3段ハシゴはともかく、傾斜や両側・片側の切れ落ちた稜線に、慎重に進みますが、何よりもどんどんでっかくなる槍に心励まされるのが、この縦走の醍醐味なんでしょうね。気づくと10時間、槍ヶ岳山荘に着きました。テント受付して、空身で早速穂先へ。白ペンキ辿っていけば難なく山頂です。山頂は。。。言葉でません。文章になりません。。っていう感動でした。穂先からの下りは、白ペンキが見えにくい場所もあり、上りよりもじっくり下りた方がよさそうです。最終日は朝から霧。穂先にいけた満足もあり、明日雨なら天気悪ければ一日山頂に停滞でもいいかな、と考えていましたがやっぱり下りる事にしました。バスの時間と温泉の時間を考えて、7時間で降りました。各ホテルの温泉は入浴不可時間になっていたため、小梨平キャンプ場のお風呂を利用しましたが、これも正解。広くて、きれいで、それにキャンプ場の従業員の皆さんがとても気持ちのいい方々でした。終わってみれば雨で始まり雨で終わった表銀座でしたが、2日目の縦走の核心部分に晴れがきて、更に穂先にも行けて、本当に大満足の夏休みになりました。来月の連休はどこ行こうかなぁ??
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