甲斐駒ケ岳 黒戸尾根〜北沢峠(テント泊)
- GPS
- 26:00
- 距離
- 11.7km
- 登り
- 2,367m
- 下り
- 1,095m
コースタイム
8:58 竹宇駒ケ岳神社
13:00 刀利天狗
14:00 五合目
15:00 七丈第一小屋
8月28日(日)
4:48 七丈第一小屋
7:00 甲斐駒ケ岳山頂
9:00 駒津峰
11:00 北沢峠
天候 | 8月27日(土)曇のち雨 8月28日(日)雨のち晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2011年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
タクシー
|
コース状況/ 危険箇所等 |
・黒戸尾根は想像以上にハシゴ、鎖場が多く、装備は軽めの方が良いです。 ・岩がザレているため、雨の影響は思った以上に有りませんでした。 ・七丈第一小屋のテント場と水場、トイレがかなり離れており(しかも途中に ハシゴ有り)できるだけ少ない回数で行き来できる様工夫したほうが良いです。 |
予約できる山小屋 |
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写真
感想
雨の中、テント担いで黒戸尾根をえっちらおっちら登ってきました。
8月27日(土)
長坂駅よりタクシーで黒戸尾根の登山口となる竹宇駒ケ岳神社へ。
前日から入る予定でしたが、関東で記録的豪雨が有ったため一日延期。
天気予報では15時位までは持ちそうとの事で曇り空の中ひたすら登って行きます。
八丁登り〜刃渡りを過ぎるまで余り大したことが無いじゃんとたかをくくっていたのが甘かった。
梯子、鎖の連続で特に梯子の連続は精神的にもきついものが有ります。
テン泊では無く小屋泊りにしとけば良かったと5分ごとに考えながら登って行きました。
それでも何とか6時間ほど掛け15時に七条小屋へ到着。
受付を済ませ、「何とか雨が本降りになる前に付いて良かった。」と思いながらテン場の場所を聞くとこの先登山道を登っていった途中にあるとの事。
ところが進めどもテン場に着きません。
5分ぐらい進み引き返そうと思った所にやっとテン場が有りました。
この天気ではほとんどいないだろうと思っていたら既に9割方場所が埋まっており
平らなスペースは1つだけ。
何とか場所を確保して、さあテントを張ろうしたら本降りの雨。
カッパを着る間を惜しんで何とか張れた頃には濡れ鼠になっていました。
夕飯はカレーです。
いつもアルファ化米ですが今回は米を炊くことに挑戦です。
若干芯有りでしたが初めてにしては焦げもなく上手く炊けました。
恐らく吸水の時間が30分と短かったせいだと思います。
(テントを張るのに疲れて余裕が無かった)
夕食後寝床に着きましたが、雨の音が気になりあまりうまく寝付けませんでした。
8月28日(日)
2時15分起床。
4時出発を目指していましたが、本降りの雨は一向に止む気配を見せません。
結局3時過ぎまで寝て、4:45に出発となりました。
小屋からはお約束の急登。
雨+ガスの中登って行きます。
ああ、このパターンは塩見岳と全く同じです。
塩見岳では何度か挫けそうになりました。
8合目からの梯子、鎖場は正直しんどかった。
雨を含んだテント入りザックがずしりと背中にのしかかります。
それを背負ったまま鎖場で体を引き上げるのは堪えました。
しかも展望無し。
でも塩見岳での経験が生きてます。
何とか耐えて登って行きます。
2900m位でしょうか。
見上げると青空に祠が浮かんでいます。
やっとたどり着きました。
7時に着いた山頂は青空の下。
やっぱり南アルプス、期待通りでした。
雲海に山々が浮かんでいます。
塩見岳もくっきり姿を現してくれました。
40分程山頂にいた後、下山開始。
この頃既に山頂付近はガスに覆われ始めていました。
北沢峠から来た方がわんさかおりすれ違い待ちで結構時間を取られました。
駒津峰で振り返ると甲斐駒が白く輝いた姿を見せてくれました。
やっぱりかっこいい山です。
今回はさすがしんどかったですがテン泊装備で黒戸尾根を登り切ることが
出来たことは大きな自信になりました。
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