ガク沢ノ頭〜滝谷山〜ブドー沢ノ頭(※1)
- GPS
- --:--
- 距離
- 12.4km
- 登り
- 1,127m
- 下り
- 1,139m
コースタイム
- 山行
- 8:11
- 休憩
- 1:24
- 合計
- 9:35
http://www.uenomura.jp/2017/10/post-128.html
天候 | 晴れ(※2) |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
埼玉県側からでも登れますが、ミミズク沢林道を上がってガク沢ノ頭へ、ブドー沢ノ頭まで縦走して葡萄沢林道へ下る周回予定でしたので、群馬県側から入山しました。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
※1 ブドー沢ノ頭は頂上直下で引き返しました。 ※2 天気予報は『晴れ、昼過ぎから曇り』でしたが、良い方に外れ、夕方まで晴れでした。 http://www.jma.go.jp/jma/kishou/know/yougo_hp/tenki.html |
写真
感想
表記の三座は埼玉県と群馬県の県境稜線上の登山道のない山で、利根川と荒川のそれぞれの支流の分水嶺です。
埼玉県側からでも登れますが、ミミズク沢林道からガク沢ノ頭へ上がり、ブドー沢ノ頭から葡萄沢林道へ下る周回予定でしたので、群馬県側から入山しました。
ミミズク沢林道は地形図に記されているより100mあまり奥の、ミミズク沢の水線末端が終点でした。
林道は法面が崖で上がれない所が多く、この終点から稜線上の1507m北尾根に取り付きました。途中に大きな岩場がありましたが、スタンス&ホールドがしっかりしており、古びた目印や鉈目もありました。
1507m南側鞍部にザックを置き、カメラのみでガク沢ノ頭へ。山頂標示類は皆無でしたが、三角点標石がアセビのヤブの中にありました。
十数m南側へ行った所からは高天原山方面や浅間山がよく見えました。
ザックのデポ地点へ戻って小憩後、縦走の仕切り直しです。
1507mの先で、等高線1480mがこの稜線の最低鞍部でした。
1546mは直下が土壁のような急斜面。左側に明瞭な巻き道がありました。
1560m付近から前方の稜線上に、樹間からはほとんど垂直の大きな岩場(岩山)が見え、あの天辺に立てば素晴らしいパノラマが広がっているだろうなぁと予想していました。
そこは1610mの等高線が広がる北西の地点で、稜線を南下して来た場合にはとても岩場には見えない、木の生える小さな普通のピークでした。基部からの標高差は10m程度で、地形図には表示されていません。
天辺へ上がってびっくり!南西の高天原山から北は全て見え、浅間連峰の右奥には志賀高原の山々が見えていました。
天辺の北西側は、地形図では等高線が密なだけで崖記号はありませんが、足元には明らかに崩落した形跡があり、真下は見えませんでした。崖っぷちに立ったままでは怖過ぎ、とげのある灌木に膝を付いて写真を撮りました。
滝谷山からは、それまでは見えていなかった南八ツや諏訪山のヤツウチグラが見えました。目の前にはブドー沢ノ頭が見え、まさか退却せざるを得ない状況になるとは全く予想外でした。
ガク沢ノ頭から滝谷山まで、寄り道しながらでも2時間半ほどでしたので、滝谷山からブドー沢ノ頭へは1時間弱だろうと見当をつけていました。
ブドー沢ノ頭直下は地形図からは想像できない急斜面で、つかまる立木は疎らで間が空き過ぎ、地面には落ち葉が積もってとても滑りやすい状況でした。上がるだけならまだしも、稜線のコルまで戻って西側斜面を葡萄沢林道へ下る予定でした。
高度計は1634mで、あと標高差24m。時間にすれば10分ほどだろうと思われましたが、滑ったら下まで落ちそうな急斜面でしたので、安全を優先し引き返すことにしました。山は無事に下山してこそなんぼ、所詮 道楽の世界です。
またいつの日にか再登する機会があれば、今度は埼玉県側から行ってみたいです。
登山地図には『ヤブ激しい稜線』とありますが、ササヤブは全て枯れ果て、ヤブはガク沢ノ頭頂上やその北東の等高線1560mピークなど、シャクナゲやアセビが茂る所だけで、稜線そのものはアップダウンも小さく、歩きやすかったです。
天候にも恵まれましたが、予想外の素晴らしい眺望が楽しめる稜線でした。
滝谷山へ行かれる方には、1610m等高線上にある小ピークに立たれることを強くお勧めします。
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