≪大ナゲシ北稜≫ついに憧れの藪岩魂ルートへ!
- GPS
- 07:39
- 距離
- 7.3km
- 登り
- 1,091m
- 下り
- 1,084m
コースタイム
天候 | 快晴☀☀ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
後で書きますm(_ _"m) |
写真
感想
敬愛する打田0貉瓩自著「藪岩魂」で紹介している大ナゲシ北稜ルート。
本書中最難関と書かれていて私みたいな素人には無理だと諦めていました(笑)
いつか行けたらいいなくらいにボンヤリと憧れて続けていたのですが、
今回なぜか何でも来いなエキスパートのもっさんにお誘いいただき♪
思いがけず憧れのルートにチャレンジ出来ることになったのでした!(≧▽≦)
約束した日が近付くと不安で不安で、断ろうかとも何度も考えました(笑)
だって懸垂下降なんて一度もしたことがない本当の素人なんですよ?
きっともっさんに多大な迷惑を掛けてしまうという思いも強かったんです。
しかし指導のうまさのおかげで最初の懸垂ポイントを無事にクリア!
たった一回出来ただけですっかり自信がついてしまったのでした(笑)
その後もしっかりした下調べのおかげで快調に進むことが出来ました。
一番心配していた諏訪山からの50m懸垂も巻き道で難なく回避成功♪
次に現れる大岩を巻いて通過した後、登らなくてもいいのに行ってみたら、
諏訪山の岩壁を間近から眺めることが出来て思わず歓声をあげちゃいました!
ちょっと赤岩尾根の1583ピークに似ていてとてもカッコよかった。
ここにはぜひ立ち寄ることをオススメします(*^^)
小ナゲシからの下降は打田さんが使った通称泥ルンゼを懸垂下降。
今回は天候に恵まれ全くドロドロはしておらずとても快適でした♪
コルに立つと小ナゲシは南側に険しい岩壁を擁していることに驚きました!
(この岩壁は残念ながら大ナゲシの方からはよく見えません。)
大ナゲシ山頂に到着すると二人組の登山者が展望を楽しんでいました。
写真をお願いしていつものポーズを決めて撮ってもらうと、
そのポーズは見たことがある気がするとのこと!
どうも私の記録を見てくれたことがあるらしくとても嬉しかったです(^^♪
山頂でゆっくりランチを楽しみ、後は一般道だからと楽勝気分だったのですが、
意外にも歩きにくいコースでちゃっちゃかとは下れませんでした(>_<)
過去二回下っているのにすっかり忘れていましたよ(笑)
今回の山旅は今年一番と思える最高に楽しいものでしたヾ(o´∀`o)ノ♪
調子に乗った素人は次は妙義相馬岳北稜や桧沢岳北西稜に行ってみたい!
などとリクエストを始める始末(笑)
次回までに登攀装備をしっかり揃えておかないといけません!
なんと今回は全て借り物という呆れたヤツだったのです(笑)
両神山周辺の山域は自宅からアクセスも良く、藪岩バリエーションルートの宝庫としてよく通っていました。
主だったルートは大体登りつくし最後に残ったのが大ナゲシ北稜。打田0貉瓩痢帷岩魂」では収録ルート中最難ルートと紹介され興味はありましたが、何故か今まで赤岩岳方面ばかりで、大ナゲシは一度も登った事が無く、日の短いこの時期の下山に使う赤岩橋へのルートが心配でした。
そんなタイミングで一般ルートから複数回大ナゲシに登っているtora-Zさんが合流してくれた事で、下降ルートは案内人頼みという他力本願(笑)が可能になり今回の山行が実現しました。
懸垂下降さえ安全にこなせればルーファイ核心なコースで、無理やり突破せず弱点を繋げる事が出来れば技術的に特に難しい箇所は無いと思います。逆に難しすぎる事を要求される場合はルーファイミスを疑ってみると良いかと思います。
今回は暗くなってからの行動を避ける為、既に登られている方の情報をかなり入れて臨みました。お陰でルーファイが随分と助かりましたが、藪岩の中にルートを求めて右往左往するのがこのコースの醍醐味とするなら、秋よりも日の長い春に入るのがオススメかもしれません。
小ナゲシ泥ルンゼからの懸垂下降の開始点は、事前情報で青い残置細引きからだと50mロープで若干足りないそうなので少し降って開始しました。赤い細引きを残置しましたが、樹が涸れかけている様子だったので今後使う方は要確認でご使用ください。50mロープで良い感じの所まで降れます。
懸垂下降後ラストコルへ向かう際、事前情報から外れ容易なルートを求め、下から大きく迂回してみました。しかし全然容易にならなかったので、懸垂下降後はラストコル方向へ行けそうな所をつないで行くのが良いと思います。
また、赤岩峠から赤岩橋までの下降は一般ルートではありますが、意外と判り難いところもあり、変に突っ込むと危険な所も多いので明るい内の下山をお進めします。今回明るい内に降りられてラッキーでした。
情報過多のイージーモードで望んだとはいえ、野栗諏訪山へのルンゼ登りや巻き降りのルート等、歩けば納得の合理的なライン。弱点を繋ぎ藪岩の中にルートを見出した先人のセンスにため息がでる程見事なルート取りを追うことが出来、まるで何か芸術的な作品を見た様な満足感を感じました。
藪岩バリハイから沢やクライミングに興味を持って入っていった自分にとって、久しぶりに原点を感じた今回の山行、クライミングや沢からのフィードバックでより安全確実に藪岩を楽しめる手応えも感じ、密度の濃い藪岩山行の一日を楽しむ事が出来ました。
そしてオッサン2人の約束の山(笑)妙義相馬岳北稜や桧沢岳北西稜も今後楽しみです。ってか妙義はゲフンゲフン岩とか登ってる癖に表妙義縦走をした事が無いので、今度tora-Zさんに案内してもらう事にします。
最後に今回mikan335様の記録が大変参考になりました。特に解説入り地図写真のお陰で時間を短縮でき、日の短い時期の安全下山に繋がり助かりました。
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