安達太良山(奥岳の湯→薬師岳→安達太良山→鉄山→くろがね小屋→奥岳の湯 震災復興応援山行第3弾その1)
- GPS
- 09:10
- 距離
- 16.6km
- 登り
- 1,020m
- 下り
- 1,051m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
あだたらエクスプレス乗り場にトイレ、売店あり。 営業時間:8:30〜16:00 奥岳の湯のあだたら高原富士急ホテルは休業中 |
コース状況/ 危険箇所等 |
薬師岳〜安達太良山頂〜鉄山の縦走ルートは展望が楽しめます。 鉄山山頂周辺は落石に注意。 火山性ガスのため、くろがね小屋から馬の背への直登ルートなど通行止め (最新の山地図や現地の案内に従うこと) 奥岳の湯-くろがね小屋間のつづら折れの林道をショートカットする旧道は、雨などで滑りやすい場合は林道を歩いたほうが良い。 その他は特に危険箇所はなし。 |
写真
感想
念願の安達太良山へ行ってきました。
予定では、あだたらエクスプレス(あだたら高原スキー場のゴンドラリフト)で入山。深夜に駐車場に到着して、やがて太平洋側から昇る朝日を迎える。一日天気が良さそうだ。
リフトの営業開始は8:30。時間が十分にあるので、リフトを利用せずに登り始める。だが、これが大失敗であった。
登山道はゲレンデの中の斜面をほぼ直登。日陰も風もあまりなく、だいぶ体力を消費した。やっとの思いで薬師岳に到着した頃は、すでに営業が始まったリフトで上がってきた登山客が登り始める姿も見られました。ここで息を整え、栄養補給。持ってきたゼリーを食べ尽くしました。
見上げてみれば、安達太良山の山頂が見えます。緩やかで丸い山体にちょこっと乗った山頂。思わず「いぃねぇ〜。」にんまりと唸ってしまう。(助兵衛ですみません。)
とは言え、山頂の上に広がる青空。中学の頃に朗読させられた、高村光太郎の智恵子抄に出てくる一文を思い出す。
「阿多多羅山の山の上に
毎日出てゐる青い空が
智恵子のほんとの空だといふ。」
(http://www.aozora.gr.jp/cards/001168/files/46669_25695.html より引用)
山で迎えた青空に感動しつつ、当時も今と変わらない青空だったでしょう。
五葉松の林を抜け、ようやく安達太良山頂へ。山頂を目前にして、まず太平洋側へ向かって黙祷。そして山頂に到着。太平洋側は雲が多かったが、展望は見事です。
特に裏磐梯方面には磐梯山、吾妻連峰、その手前には荒涼とした沼ノ平が広がります。暫く写真撮影を堪能していると、小学校の遠足でしょうか、大勢の子供たちが山頂目指して登ってきました。混雑を避けるため足早に鉄山方面の牛ノ背へ進みます。
牛ノ背からの沼ノ平の展望がまたすばらしく、また写真撮影。
鉄山山頂の真下は、今にも岩が落ちてきそうに見えるので、疲れていても足早に通過。そして山頂へ。恐る恐る岩の下をのぞいて見たりしてみる。ここでの展望もまた最高です。
馬ノ背の分岐へ戻った時は予定時間をオーバーし、持ってきた水を飲み干してしまった。足早にくろがね小屋へ下山しようと思ったら、何と山頂で出会った子供たちが先に下っていました。大渋滞を心配しましたが、ちょうど子供たちが峰の辻で休憩となったので足早に通過。その際には、「錬金術師〜」「きゃ〜」などと盛大な歓声。体力が限界近くのヘトヘトのはずが、すっかり元気になってしまいました。峰の辻を過ぎて振り返れば歓声が聞こえるので、手を振ればさらに歓声が。当時はそんな余裕はなかったが、今思えば何か決めポーズしても良かったかな?でも大勢の子供たちに喜んでもらえたようで良かったです。
やっとも思いで、くろがね小屋に到着。コーラを買い、一気に飲んでしまった。
その後は黙々と下山。あだたら渓谷の遊歩道を散策する予定でしたが、中止にして、裏磐梯の宿へ。
<反省>
計画外に体力を消費する行動は慎みましょう。
宿は、五色温泉に近いホテル。広々とした露天風呂で汗を流し、地元の野菜を使った郷土料理こづゆを頂きました。翌日の磐梯山に備えて、早めに就寝。
安達太良山山頂からの展望動画をアップしました。
※この度の東日本大震災で、お亡くなりになられた方、ご遺族の皆様には謹んでお悔やみ申し上げます。
また被害を受けられた皆様、原発事故関連で遠方へ避難されている皆様には心からお見舞い申し上げます。
震災復興応援山行とは私が勝手に企画したものですが、
・被災地に近い山へ登る。
・下山後は温泉や観光を楽しんだり、お土産を買ったりする。
・そして自分自身へのご褒美のように楽しむ。
ことを目的としています。
出過ぎた真似でしたら恐縮ですが、少しでも皆さんの励みになれば本望です。
<おまけ>
安達太良山山頂でこんな動画を撮影してました。
「役に立てなくて、すまん。帰ってからも皆さんのこと忘れず、応援するぜ!」と言っていました。
現地からの写真アップの後に登頂、無事下山しました。
10日は磐梯山、11日は西吾妻山にも登頂して帰宅しました。
しかし登山の後片付けと、週明けに山のようになった仕事と格闘中のため、山行報告に手が付けられません。
山行報告を楽しみにしていた皆さん、申し訳ありません。
合間を見て少しずつアップしますので、たまには見に来てください。
m(_ _)m
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