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Yamareco

記録ID: 133479
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
剱・立山

ゼロワン剱岳: 海抜0mからの剱岳早月尾根ワンデイ

2011年09月11日(日) [日帰り]
 - 拍手
体力度
10
2~3泊以上が適当
GPS
12:22
距離
47.7km
登り
3,739m
下り
1,333m
歩くペース
とても速い
0.40.5
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

滑川2:18-4:50馬場島5:10-8:05早月小屋8:15-10:10剱岳10:45-12:19剣山荘12:29-13:26剱御前小屋13:38-14:40みくりが池温泉
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2011年09月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自転車
コース状況/
危険箇所等
危険個所 岩場については、剱岳早月尾根・別山尾根共にガイドブック、豊富な記録にある通りで、特記事項はなし。早月尾根の下部は今回ぬかるみと、濡れて滑りやすい木の根が多かった。

道迷い箇所 
一服剱からクロユリのコル経由で剱御前小屋まで、剣山荘を通らずに尾根通しに行こうと思ったが、分岐を見つけずに自然に剣山荘まで下りてしまった。
予約できる山小屋
海抜0mの起点として、滑川のほたるいかミュージアム前を出発
2011年09月13日 06:12撮影 by  uTough-6020 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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9/13 6:12
海抜0mの起点として、滑川のほたるいかミュージアム前を出発
番場島へのヒルクライムを終えて、剱岳方面を望む。駐車車両でいっぱい
2011年09月13日 06:12撮影 by  uTough-6020 , OLYMPUS IMAGING CORP.
9/13 6:12
番場島へのヒルクライムを終えて、剱岳方面を望む。駐車車両でいっぱい
さて登山口へ
2011年09月13日 06:12撮影 by  uTough-6020 , OLYMPUS IMAGING CORP.
9/13 6:12
さて登山口へ
立山杉の巨木
2011年09月13日 06:12撮影 by  uTough-6020 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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立山杉の巨木
1600mの道標
2011年09月13日 06:12撮影 by  uTough-6020 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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1600mの道標
1600mからの毛勝三山
2011年09月13日 06:12撮影 by  uTough-6020 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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1600mからの毛勝三山
もうすぐ早月小屋
2011年09月13日 06:12撮影 by  uTough-6020 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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もうすぐ早月小屋
早月小屋を望む丘から
2011年09月13日 06:12撮影 by  uTough-6020 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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早月小屋を望む丘から
別山方面
2011年09月13日 06:12撮影 by  uTough-6020 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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別山方面
小窓尾根
2011年09月13日 06:12撮影 by  uTough-6020 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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小窓尾根
早月小屋を後にし、富山湾方面を振り返る
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早月小屋を後にし、富山湾方面を振り返る
毛勝三山
2011年09月13日 06:12撮影 by  uTough-6020 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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毛勝三山
剱岳本峰に近づく
2011年09月13日 06:12撮影 by  uTough-6020 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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剱岳本峰に近づく
早月尾根も登山者が多い。それも日帰り組が。
2011年09月13日 06:12撮影 by  uTough-6020 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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早月尾根も登山者が多い。それも日帰り組が。
いよいよ登りの核心部
2011年09月13日 06:12撮影 by  uTough-6020 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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いよいよ登りの核心部
別山尾根分岐の道標が見えた。
人物は今日登りで抜かれた2人の内の1人
2011年09月13日 06:12撮影 by  uTough-6020 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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別山尾根分岐の道標が見えた。
人物は今日登りで抜かれた2人の内の1人
剱岳山頂から別山方面
2011年09月13日 06:12撮影 by  uTough-6020 , OLYMPUS IMAGING CORP.
9/13 6:12
剱岳山頂から別山方面
山頂は賑やか
2011年09月13日 06:12撮影 by  uTough-6020 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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山頂は賑やか
お決まりの登頂記念写真
2011年09月13日 06:12撮影 by  uTough-6020 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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お決まりの登頂記念写真
さて別山尾根を下りる
2011年09月13日 06:12撮影 by  uTough-6020 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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さて別山尾根を下りる
カニのヨコバイを上から
2011年09月13日 06:12撮影 by  uTough-6020 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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カニのヨコバイを上から
カニのヨコバイ。待ちが長い
2011年09月13日 06:12撮影 by  uTough-6020 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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カニのヨコバイ。待ちが長い
カニのヨコバイを下から
2011年09月13日 06:12撮影 by  uTough-6020 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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カニのヨコバイを下から
早月尾根ルートに人が
2011年09月13日 06:12撮影 by  uTough-6020 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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早月尾根ルートに人が
平蔵の頭を過ぎて、岩場が続く。
2011年09月13日 06:11撮影 by  uTough-6020 , OLYMPUS IMAGING CORP.
9/13 6:11
平蔵の頭を過ぎて、岩場が続く。
剱岳山頂を振り返る。
2011年09月13日 06:11撮影 by  uTough-6020 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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剱岳山頂を振り返る。
前剱からの下り、一服剱に向かう
2011年09月13日 06:11撮影 by  uTough-6020 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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前剱からの下り、一服剱に向かう
クロユリのコルから剱御前小屋へのトラバース道、本日唯一の雪渓横断
2011年09月13日 06:11撮影 by  uTough-6020 , OLYMPUS IMAGING CORP.
9/13 6:11
クロユリのコルから剱御前小屋へのトラバース道、本日唯一の雪渓横断
剱御前小屋が見えた。若干辛い登り返しもあと一息
2011年09月13日 06:11撮影 by  uTough-6020 , OLYMPUS IMAGING CORP.
9/13 6:11
剱御前小屋が見えた。若干辛い登り返しもあと一息
雷鳥沢を下る。ナナカマドの実の向こうに野営場が見えた
2011年09月13日 06:12撮影 by  uTough-6020 , OLYMPUS IMAGING CORP.
9/13 6:12
雷鳥沢を下る。ナナカマドの実の向こうに野営場が見えた
今日は地獄谷の噴煙がかなり派手に上がっていた。煙に巻かれて目が痛かった。
2011年09月13日 06:12撮影 by  uTough-6020 , OLYMPUS IMAGING CORP.
9/13 6:12
今日は地獄谷の噴煙がかなり派手に上がっていた。煙に巻かれて目が痛かった。
みくりが池に到着
2011年09月13日 06:12撮影 by  uTough-6020 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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みくりが池に到着
温泉でゴーール
2011年09月13日 06:12撮影 by  uTough-6020 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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温泉でゴーール
地鉄の電車に揺られて帰る
2011年09月13日 06:11撮影 by  uTough-6020 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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地鉄の電車に揺られて帰る

感想

 海抜0mからの乗鞍岳を先月やったので、次は剱岳にしようと思い、起点を滑川のほたるいかミュージアムとし、馬場島まで自転車で上がることにした。但し0mに戻ることには今回はこだわらず、自転車は馬場島に置いて後で車で取りに来れば良いので、下りは室堂に抜ける計画とした。
 乗鞍のときは標高差的に90%が自転車でついでに山歩きもある感じだったが、今回の剱は自転車は25%で山登りが75%である。必然的に装備・服装が山歩き重点に変わり、軽量ハイキングシューズでそのままペダルを漕ぎ、自転車もしばらく馬場島に置いておくので、高級でないものを選んだ。
 午前2時過ぎ、ほたるいかミュージアム前で自転車を入れて証拠写真を撮り、自転車用フロントライトとヘッドランプのダブルライトで出発。馬場島へは、滑川駅正面の道をそのまま道なりに進めば良かったのだが、一本南の滑川ICを通る道から行き、馬場島方面の道標に従って行った。若干遠回りになったが、この間一貫してゆるゆると登っていたので、時間的および所要エネルギー的にはそんなに損してないと思う。
 だんだん山に迫っていくと共に、勾配が少しずつだが着実に強くなっていく。街の灯りが遠ざかると星が良く見え、オリオン座とシリウスに向かって進む。早月川沿いの道になり、箕輪を過ぎると道幅の狭い場所があり、意外なことに未舗装区間が出てきて、1kmほどもあった。幸い比較的平坦度の保たれている細粒砂利道で、ゆっくり行けばロードバイクでもパンクの危険性は少なそうだ。その後よく知っている上市からの道に合流し、路面状態は良くなった。狸が一匹、目の前を横切り、ライトに当たって両眼がぎらぎら光っていた。馬場島発電所を過ぎると勾配10%位だろうか、自転車区間最後の頑張りどころとなり、馬場島荘にたどり着く。
 自転車を置き、足も裾をつけるなど山登り向けの服装に整え、水を3.5リットル汲んで山歩きの始まりとなる。大分白んで来てここからライトなしで歩き出した。4度目の早月尾根登りだが、自転車漕ぎの後は少し感覚が違い、若干足が重くてこれが続けられるか心配になった。でも松尾平まで辛抱して登ると、次第にいつもの山登りの定常状態になった。馬場島の駐車スペースも満杯だったが、今日は早月尾根も登山者が多い。他の登山者を追い抜くことだけでも10分毎位にあった。標高1000mから200m毎に道標があり(知ってる人は知っているが、標高が正確でないものもいくつかある)、1200mと1800mで水飲み小休止を取り、早月小屋にはほぼ目標通りの約3時間で到達。
 大日岳、毛勝三山など周辺の山が良く見えて気持ち良いが、長居せずにストックを仕舞って剱岳山頂を目指す。相変わらず追い抜くことも多く(抜かれたのは2回)、小屋泊まり、テント泊まりの人たちがどんどん下りてくる時間になってすれ違いが煩わしい。いつ来ても静かな早月尾根と言うのは昔のことになったのか。
 さすがに鎖場の渋滞待ちまではこちらでは起こらず、剱本峰が次第に大きくなり、鎖場通過も慣れたもの、別山尾根との分岐の道標が見えるとあと一息、ガレ場を駆け上がる。しかし別山尾根ルートに合流すると人口密度が格段に高くなり、山頂に連なる列の一員となって、賑やかな剱岳山頂に到達した。
 さて下山は室堂目指す別山尾根ルート、予想はしていたものの、人の多いこと。カニのヨコバイ、その後の梯子で並んで待つ。平蔵の頭を過ぎてやっと前に人がいなくなり、前剱、一服剱とどんどん下りて、剣山荘に到達。
 剣山荘からクロユリのコルに登り返し、剱御前小屋を目指す。このルートは剱岳7回目にして初めて通る。今まで別山尾根から剱岳に行ったときは、剱沢でテント泊だったので必ず剱沢小屋に戻っていたから。剱沢、別山、剱御前の稜線の眺めが新鮮だ。高々250mで勾配も緩いこの登り返しが、今日は結構つらい。2999m登った後で足が重い。しばしの辛抱で剱御前小屋に到達。ここも休んでいる人が多い。
 ガスが湧いてきて周りが見えなくなったが、ここから雷鳥沢を下りる道は、もう何十回も通った道。この450mの下りも辛くなるかと思ったが、下りの筋肉は十分残っていて大丈夫だった。雷鳥平の野営場を通過して地獄谷の道へ。みくりが池までの最後の登りは高々10分、気合で登ってみくりが池温泉に到着。ここでゴールだ! 登り返しが辛いとも感じたが、早月尾根を2200m下りるよりは結局大分楽だった。
 温泉入ってすぐビール、室堂ターミナルでもう一本、ケーブルカー下りて下界値段になったのをまた一本買って、地鉄の電車で本日の余韻に浸るのであった。

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