鷲羽&槍穂縦走 大キレットに挑んでみる
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- GPS
- 80:00
- 距離
- 46.2km
- 登り
- 5,098m
- 下り
- 4,676m
コースタイム
新穂高温泉(6:50)〜鏡平(10:30-10:50)〜双六小屋(12:25-12:50)〜双六岳(13:38-13:43)〜三俣蓮華岳(14:38-14:53)〜三俣山荘(15:28) テント泊
【9/11】
三俣山荘(5:55)〜鷲羽岳(6:35-7:09)〜三俣山荘(7:40)
三俣山荘(8:25)〜三俣蓮華岳(8:58-9:11)〜双六小屋(10:24-10:39)〜樅沢岳(11:02)〜槍ヶ岳山荘(13:37)
槍ヶ岳山荘(17:47)〜槍ヶ岳(18:04-18:12)〜槍ヶ岳山荘(18:29) テント泊
【9/12】
槍ヶ岳山荘(6:50)〜南岳小屋(8:35-8:53)〜A沢のコル(10:35)〜北穂高小屋・北穂高岳(12:03-12:28)〜涸沢岳(14:15-14:25)〜穂高岳山荘(14:35) テント泊
【9/13】
穂高岳山荘(6:34)〜奥穂高岳(7:05-7:10)〜前穂高岳(8:43-8:48)〜岳沢小屋(10:21)〜上高地(11:30)
天候 | 4日間とも午前中は快晴、昼前後からガス |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
写真
感想
今回のメインは大キレットを含む槍穂縦走。
でも思いがけず4連休ができたのでその前に鷲羽岳まで行ってみることにした。
本当は折立から入って黒部五郎岳経由で向かいたかったけど、微妙に日程がタイトになるので大人しく新穂高から入った。
今回は天候に恵まれた。4日間とも午前中は雲ひとつない快晴。決まって昼頃から雲が湧いてきてガスに包まれるけど、雨にはほぼ降られなかっただけでも奇跡だ。
今年の雨ばっかの夏山登山が嘘のよう。
まず、新穂高から林道を歩く。長い。
ようやく登山道に入り、しばらくすると鏡平へ。小さな池の向こうに槍と穂高がくっきり!うひょー!!
ここに泊まりたいけどまだまだ先へ進む。
笠ヶ岳から続く稜線に出ると、双六小屋までは気持ちいい稜線歩き。
双六小屋で昼飯食ってたらガスが湧いてきた。
双六岳に着くころには真っ白。何も見えず。
三俣蓮華岳でも微妙にガスってて景色イマイチ。
三俣山荘に着くと、鷲羽岳を覆っていたガスが晴れた。
鷲羽岳かっこいー!
テント内から鷲羽が見えるような位置、向きでテントを設営し、ビールを飲みながらディナータイム。至福の時。
翌朝はまず鷲羽の山頂へ。見事な快晴で360度全部見える。
すげーすげー!!
テントをたたみ、昨日登った三俣蓮華にもう一度登る。
雲の平が見える。あんまり興味はなかったけど、俄然行きたくなった。
巻道を通って双六小屋、樅沢岳、西鎌尾根へ。
樅沢岳を過ぎる頃からガスが出始め、本格的に西鎌尾根に入る頃には完全に雲の中。
最後のきつい登りをどうにかやり過ごして槍ヶ岳山荘へ。岩陰にテントを張って、ディナーwithビール。
そうこうしているうちに雲が取れ始め、山頂が姿を現した。
よっしゃ、今から行こう!!と穂先へ。舐めてかかったら意外と高度感があってびびった。
遠くの山はまだ雲の中だったけど、槍に登頂できたってことで満足。
3日目、大キレットに挑む日。
昨日の槍の穂先でちょっと不安を感じながらも、とりあえず行ってみる。
今日も快晴。先月歩いた常念山脈を眺めながら気持ちよく稜線を歩き、南岳小屋へ。
さぁ、いよいよこっから大キレット。
で、いきなり過激な下り。先にも後にも誰も歩いていない。一人でひぃひぃ言いながらどうにか下りきる。
おいおい、いきなりこれかよ、って感じで、もはや頭も体も慎重モード。こうなると全然たいしたことない道も四つんばいになったりへっぴり腰になったりするから非効率でかえって怖い。
一番恐ろしかったのが長谷川ピークの先のナイフリッジ。
鎖を付けるのはいいけど、最後まで付けてくれ、って感じのとこが何箇所かあった。
そして荷物が重い。テント泊にした事を後悔しながら、三点確保を常に意識して慎重に進む。
落ちたら確実に死ぬだろうけど、それを考えたら足が出なくなりそうなのでなるべく考えないように。そして、おぉすげー景色!なんつって写真撮って感動してるとその直後の一歩がなぜか非常に怖いので、それもやめとく。
A沢のコルで追いついてきた二人の登山者に先に行ってもらい、ここから北穂小屋まで怒涛の登り。
ほとんどずっと四つんばいで登る。こんなとこ逆ルートで下りたくない・・・。
一番の難所と言われる飛騨泣きはそれほどでもなかった。少しずつ慣れてきたからか。
「北穂小屋まで200m」の標識があった。この200mは水平距離なのか?垂直距離なのか?水平距離だったらいいな。それならあっという間だ。いや、待てよ。この壁、明らかに45度以上あるから垂直距離>水平距離だな。だったら垂直距離がいい。垂直距離であってくれ。
などと考えてるうちに北穂小屋到着。
カレーを食べながら一段落。
やはりこの時間から雲が上がってきたので先を急ぐ。
ここから涸沢岳までも大キレットに劣らずかなりハードだ。
くたくたの身にはしんどいが、高度感には幾分慣れた。
どうにか穂高岳山荘にたどり着き、ビールを飲む。
満足感いっぱいだが、明日の岳沢の下りが億劫だ。
最終日、だらだらしてたら出発が7時近くになってしまった。
まず奥穂に登る。
今日も快晴で山頂からは見事な眺めだが、正直おなかいっぱいなので先を急ぐ。
ジャンダルム経由西穂に向かう道もあるが、今の自分にはその選択肢はない。
吊尾根、前穂もけっこう険しく、時間を取られる。
どうにか11時半くらいまでに下山したいので前穂からは急いで下る。
はるか眼下に見える岳沢小屋、そして上高地までひたすら下る。
長すぎる・・・。
上高地に着くころには完全に足を使い切っており、歩くのがやっと。
風呂で4日分の垢を落として、疲労感と満足感に浸りながらスーパーあずさで帰宅。
足にマメが4つ、膝のガクガクも取れず。
週末丹沢行く予定だけど登れるかな・・・。
初めまして、凄い日程、凄い天気!
大キレット怖いですね〜抵抗感覚なくなりそう。
はじめまして!
凄いです、写真も綺麗で感動しました!
最高ですね。
今度行ってみます。
今回は本当に天候に恵まれました。今年は毎回ことごとく雨に降られてたので、この青空は嬉しい限りです。
大キレットは想像以上でした・・・。
はじめまして。
写真の綺麗さは青空とカメラのおかげです。
全部オートで撮ってるので僕はシャッター押すだけです(笑)
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