6月の上高地ゴミ拾い(大正池〜明神池)

2011年06月04日(土) [日帰り]

• GPS: 06:11
• 距離: 11.3km
• 登り: 50m
• 下り: 30m

コースタイム

8:09　沢渡着　トイレ、お茶購入
8:29　バス発　ほどんど満席
8:49　大正池　ゴミ拾い開始
9:17　田代池
9:40　田代橋
10:00　インフォメーションセンター
10:18　ビジターセンター
11:30　明神池(お昼)
12:35　明神館(報告書作成)
14:25　ビジターセンター
14:55　焼却場
15:00　バス発(報告書提出)
15:30　沢渡

天候

晴れ

アクセス

利用交通機関：

バス 自家用車

上高地は通年マイカー規制
自家用車は沢渡で乗り換えてバス(往復2000円)を利用。
3人以上なら、タクシーも待たずに済む分、お得です。

コース状況／危険箇所等

シーズン初の上高地ゴミ拾い
国道も県道も林道も遊歩道も何の問題もなく。

問題が発生したのは6月23日・・・

写真

6/4 7:49

国道沿いの大カツラ
(定点撮影)
黄葉も美しいが、新緑もたまりません

6/4 8:51

焼岳(2455m)
大正池より

6/4 8:53

穂高連峰
大正池より

6/4 8:56

お客さんが見上げているのは

6/4 8:58

猿
人なんて全然気にしてません

6/4 8:58

片手でぶら下がる

6/4 8:57

スミレ
春を彩るスミレが何種類も

6/4 8:59

中州の新緑

6/4 8:59

枯れ木

6/4 9:01

木道から定点撮影
毎年撮っていけば、少しずつ木が育っていくのが分かる(ハズ)

6/4 9:02

以前、この先は川でした
この日は、ここから河原へ出る人が

6/4 9:04

焼岳と枯れ木
(定点撮影)

6/4 9:04

中を覗き込む

6/4 9:04

ヤマガラシ

毎年、大正池のこの枯れ木のそばに咲く

6/4 9:05

枯れ木と焼岳
大正池を象徴する枯れ木だが、かなり数が少なくなった

6/4 9:06

河原より穂高連峰を望む

6/4 9:08

ミヤマハタザオ

6/4 9:10

ニリンソウ

大正池周辺では少ない

6/4 9:16

田代湿原

雪解け水で一番水溜りが大きくなる
ここに映る穂高連峰(ちょっぴり映っている)を狙うのだが、年々撮りにくくなった

6/4 9:16

田代湿原と穂高連峰

6/4 9:17

田代池

6/4 9:18

田代湿原の木道

6/4 9:26

シロバナエンレイソウ

田代湿原〜田代橋の梓川コースに1箇所、木道の下に咲いている。明神まで足を伸ばせないのなら、見逃せないポイント。

6/4 9:30

梓川コースの河原

お昼のポイントでゴミ拾いのポイントなのだけど。
流れがかわり、河原が小さくなった

6/4 9:30

川が深くなると、色が深くなる

6/4 9:31

ラショウモンカズラ(つぼみ)

この青い花が鬼の腕に似ているんだそうだ

6/4 9:31

河原より焼岳

この河原は梓川コースからの行き止まりということで、お昼目的以外で来る人は、全体の半分くらい。しかし、ここから見る穂高と焼岳はなかなか。

6/4 9:33

フッキソウ(富貴草)

ゴルフ場のグランドカバーにも使われる花
草とは言いつつも、木です、確か。

6/4 9:37

雪解け水のせいか、若干水量が多い。
岩があれば、白波がたつ。

6/4 9:40

田代橋より穂高連峰

中州を挟んで、田代橋と穂高橋が並ぶので、戸惑うお客さんも多い

6/4 9:41

前の写真のアップ

田代橋では、ガイド中のビジターセンターM田さんに出会う

6/4 9:48

オシダ?

もっと若ければぜんまい、ゆでて食べたいところだけれど、上高地は特定公園。とっていいのは写真だけ。

6/4 9:50

護岸補強

6/4 9:51

山の案内板あたりから、穂高連峰

この辺で再度、梓川がほとんど直角に曲がる

6/4 9:52

柳の緑と、穂高の雪と

6/4 9:57

新緑の木々越しに梓川を見る

6/4 9:58

村営ホテルの屋根も見える

もっとも、今はもう安曇村ではなく、松本市。
なんで、安曇野市と合併しなかったのか・・・
これで、松本市は美ヶ原から槍ヶ岳・穂高までに広がる巨大な市となった。

6/4 9:59

バスターミナル横に残る雪

6/4 10:00

左からジャンだルム・ロバの耳、一見平らな奥穂高岳(おくほたかだけ)

「ほたか」は濁らない。濁るのは岐阜県側。
NHKの百名山では濁ったが、最近は濁らなくなった。しかし、イントネーションが・・・

6/4 10:00

奥穂と岳沢(だけさわ)

6/4 10:00

梓川を離れ、バスターミナルへ

新緑のカラマツ林を抜ける
光も抜ける

6/4 10:02

イワツバメの落し物に注意

6/4 10:02

インフォメーションセンター

登山ポストもここ

6/4 10:05

左:バスターミナルと売店
右:インフォメーションセンター

昔と変わらないのは中央のベンチくらい?

6/4 10:09

河童橋

右岸の化粧ヤナギの新緑が・・・

6/4 10:10

ウエストン祭

6/4 10:11

河童橋から穂高連峰

同じように見えるだろうけど、
少しずつ違う

6/4 10:11

河童橋から焼岳

流ついた長い木が右岸に

6/4 10:12

河童橋右岸より

6/4 10:13

中州へ橋渡す

使うのはサルばかりだけど

6/4 10:14

清水川

ほとんど湧水
バイカモが茂り、水位が一定なので、岩には草が茂る

6/4 10:15

オオカメノキの花

葉が大きな亀に似ているとか。
亀さんは虫に大人気で、すぐに穴だらけに。

6/4 10:16

キジムシロ

黄色の花をひなたで撮るのは意外と難しい。

6/4 10:16

シロバナノヘビイチゴ

下界のヘビイチゴの花は黄色です

6/4 10:28

先ほどの橋の木

6/4 10:32

白樺荘前から穂高連峰

雲も少なくなった

6/4 10:38

6/4 10:40

岳沢口湿原のシダ

(これがヤマドリゼンマイか?)

6/4 10:42

奥穂高岳
(岳沢口湿原　展望テラスより)

展望テラスまで河童橋から徒歩15分ほど
時間がなければ、ここまで往復してみては

6/4 10:42

六百山
(岳沢口湿原　展望テラスより)

6/4 10:42

岳沢口湿原　展望テラスより

6/4 10:44

オオカメノキの花(再び)

白い花には、赤い実がなる

6/4 10:44

岳沢登山道分岐点

木の根元には大きなサルノコシカケ

6/4 10:45

岳沢にしみこんだ水がここで湧き出る

6/4 10:45

そして、先ほどの岳沢口湿原展望テラスの方へ流れ出す

6/4 10:46

上高地には6種類の魚がいて混血が進む
かつて、放流したことがあったので

6/4 10:49

倒れた木を伐って、道を確保

6/4 10:51

笹の茂みにタバコの箱

6/4 10:52

苔に小さな花?

6/4 10:52

魚はいたるところにいる

ただ、見ようとすればいいだけ

6/4 10:56

ユキザサ(つぼみ)

6/4 10:57

右岸遊歩道の倒木

2001年だったかなあ。
裏磐梯PVの皆さんが上高地を訪れた年だったと。

6/4 11:01

岩の上に落ちる影

6/4 11:05

明るい林の中、林道をゆく

6/4 11:08

ラショウモンカズラ

花と道はいいよ
歩く人がいれば、なお。

6/4 11:14

右岸の遊歩道が林道と一つになる場所

崖下の流れが美しいところ

6/4 11:18

ニリンソウの中を遊歩道は行く

昔はもっと見事だったが、川の氾濫でかなり少なくなってしまった。最近、回復してきたような。

6/4 11:19

木のこぶにも芽吹きが

6/4 11:21

明神の川下のポイント
(定点撮影)

6/4 11:21

同

流れは岩の上を走り、段差で白く湧き立つ

6/4 11:22

定点撮影

6/4 11:23

遊歩道の傍ら

6/4 11:25

置き去りにされたクマさん

かわいそうだが、これもゴミ

6/4 11:26

2つの椅子

切り株は人が、サルノコシカケには猿が

6/4 11:28

透明な流れが岩にぶつかって、白い波をたてる

川中の岩は、透明な流れに白い歯のような笑みをこぼれさせる

6/4 11:29

ネコノメソウかな?

鳥居の手前にて

6/4 11:30

明神　穂高神社奥宮の鳥居

新緑の中では何もかもが美しい

6/4 11:33

明神　穂高神社奥宮の狛犬

6/4 11:38

明神池1の池の桟橋

いつもお客さんでにぎわう
しかし、時折誰もいないこともある
山の神がそこにいるのかもしれない

6/4 11:39

水の中の落し物

7月・・・やっと拾う
見ていたお客さんたちからほめられた(嬉しい)

6/4 11:39

マイヅルソウ(つぼみ)

葉が、舞う鶴のようなんだそうだ
鶴なのに、マイズルと書く人がたまにいて悲しい。(マイルズなら、ヴィジョルド、同士だ!)

6/4 11:40

明神1の池

新緑のカラマツと、色を変える池

6/4 11:45

明神2の池　昼寝岩の主

魚です
ブラントラウトらしい?

6/4 11:46

明神2の池、昼寝岩の主に、白い斑点

病気じゃないか、ちょっと心配

6/4 12:00

昼寝岩のすぐそばまで近寄る主

6/4 12:02

明神2の池　島に咲く白い花

6/4 12:02

同　ロング

6/4 12:03

イワカガミ(ピンボケ)

はしりの花が咲く
行き止まりの標識であきらめる人の多い3の池は、イワカガミやゴゼンタチバナの楽園

6/4 12:03

イワカガミ(葉)

むろん、この輝く葉が、鏡を思わせるからのネーミング

6/4 12:04

明神3の池

水底に茂る水草

6/4 12:05

木の根の下を水が流れる

6/4 12:07

マイヅルソウ(葉)

6/4 12:07

同　ロング

木の根元に生い茂ったコケと共に

6/4 12:08

明神池終点

見事な根

6/4 12:08

傾きつつ伸びる

6/4 12:10

イワカガミの群れる岩

この岩に人が乗るようになって、イワカガミの行く末が危ぶまれる

6/4 12:12

明神池に浮かぶ大小の小さな島

6/4 12:12

6/4 12:17

ズダヤクシュ

咳止めの薬草。花の時期は短くても、実は長く見ます

6/4 13:26

ズダヤクシュ

撮っても撮っても撮りあきない

6/4 12:17

コミヤマカタバミ?

カタバミの種類も多いから

6/4 12:23

ラショウモンカズラ

好きなので、つい撮ってしまう

6/4 12:24

明神橋右岸より

鞍部(一番低いところ)が、徳本(とくごう)峠
・・・読めないよね。

6/4 12:24

新緑の柳の陰に、憩う人々

6/4 12:28

明神橋

上高地の橋は皆、吊り橋
橋げたは大雨のたびに流されかねないから

6/4 12:30

明神館周辺は、ニリンソウの花園

6/4 12:32

数年前、台風で木がたくさん倒れてから明るくなった林に、ニリンソウが群れ咲く

6/4 12:32

ニリンソウとエンレイソウ

6/4 12:59

明神館より、前穂(ちょびっと見える)

この奥が明神橋・明神池
左手は徳沢を経て、槍沢や涸沢へ
右手は上高地へ戻る

6/4 13:01

明神館手前の泉

6/4 13:02

ニリンソウ咲く林道(左岸)

6/4 13:03

シロバナエンレイソウとニリンソウ

6/4 13:03

エンレイソウ

黒ユリに似たこの地味な色が本来のエンレイソウ

6/4 13:04

ピンクのエンレイソウ

というわけで、ここでは3色のエンレイソウを1ヶ所で見られる

6/4 13:05

ニリンソウ

6/4 13:06

シロバナエンレイソウ

シロバナエンレイソウにも種類があって、オオシロバナエンレイソウは北大の徽章だとか

6/4 13:07

6/4 13:08

サンカヨウ

山人がこよなく愛する花

6/4 13:16

シャクナゲ

左岸の山肌に咲く

6/4 13:16

視線を上げさえすれば、
花に気付く

6/4 13:17

6/4 13:18

ツバメオモトの花

白い花に、青い実がなる

6/4 13:18

ツバメオモトの花(アップ)

6/4 13:24

サンカヨウ

林道の傍らに咲く

6/4 13:25

サンカヨウ

6/4 13:25

ハシリドコロ

見るからにナス科でしょ。
毒草。走り転げて苦しむことから、この名が。

6/4 13:25

ピンクのニリンソウ

明神の左岸で見られる
遊歩道じゃなくて林道だけど、花を見るなら実は左岸

6/4 13:28

コミヤマカタバミ(きっと)

6/4 13:29

ヤグルマソウ

光を避けて、赤い新緑

6/4 13:30

レンプクソウ・・・かな?

6/4 13:32

左岸から見る西穂と梓川の柳

6/4 13:32

西穂高岳(中央、丸みを帯びた黒い頂き)

右の方が高く見えるでしょ。
下から見た錯覚を信じちゃいけない

6/4 13:33

三角点と独標

6/4 13:33

西穂全体

6/4 13:33

明神岳

この尾根全部、前穂まで明神岳と呼んでいいのだそうだ

6/4 13:34

「大」の字が読めませんか?

前の写真の岩肌に
(定点撮影)

6/4 13:34

左は一見高そうな、2263mピークか?

6/4 13:36

新緑と梓川の流れと

6/4 13:40

ゴミ・・・

6/4 13:43

カツラの新緑

カツラは印象派の点描のような葉

6/4 13:44

木道から見下ろす

6/4 13:45

これもキノコ　チャワンタケの仲間だそうです
(写真に撮って、ビジターで聞く)

キノコは案外年中あります

6/4 13:47

新緑

6/4 13:48

見上げる

6/4 13:49

スミレ

青くて細長い

6/4 13:49

スミレ

紫で幅広い

でも、同じなのかな?

6/4 13:50

クルマバツクバネソウ

葉が大きくて目立つうえ、この葉と花との見事な相似性
右岸でも左岸でも見られる

6/4 13:34

ビジターセンターで見た2種類のカタバミの
もう一種類かと期待したが、
これもコミヤマカタバミらしい

6/4 13:51

スミレ

6/4 13:52

コチャルメルソウ(たぶん)

チャルメラ・ソウと間違って覚えてしまう
屋台でラーメンを食べたくなる名前

6/4 13:53

斜面を埋め尽くすコチャルメルソウ(たぶん)

6/4 13:53

ヤマエンゴサク

もう終わりなのだけど、左岸に2株ほど咲いていた

6/4 13:55

ビジターセンターのM川さんがガイドしていた

ビジターのガイドは三百円(五百円かも?)で参加できる(とってもお得です)
午前は大正池へ
午後は明神池へ

6/4 13:57

笹の向こう、雪が残る

6/4 13:59

イブキトラノオ?

6/4 14:00

6/4 14:01

ヒメイチゲ?

アズマイチゲとか
キクザキイチゲとか
の類と思うけど・・・

6/4 14:02

ニリンソウ

本当は明神より先がすごいんです。
古沢とか徳沢とか。

6/4 14:06

ヤグルマソウ

若い葉が赤味がかっているのが良く分かる

6/4 14:09

イブキトラノオ

6/4 14:11

6/4 14:12

人通りの少ない清水川のほとり
キベリタテハを発見!
まずは望遠で撮る

6/4 14:13

徐々に近づく
徐々に羽を広げてくれた

6/4 14:13

キベリタテハ
縁(へり)が黄色いから。
とても覚えやすい。

珍しいんですか?　と聞かれ、泣きそう。
珍しくはないけど、なかなか撮らしてくれないの。ゴミ拾いが専門だから

6/4 14:18

エゾムラサキ

勿忘草(ワスレナグサ)
見るたびに歌っちゃう

6/4 14:20

ワサビの花

おひたしにして食べるとおいしいけど、
特定公園なので、とるのは写真だけ
清水川に咲く

6/4 14:20

同　ロング

ここでは五千尺ホテルで働く人がスイカを冷やしていたりもする

6/4 14:21

清水川のバイカモ

春の小川を歌ってしまう

6/4 14:21

フデリンドウ

似た花にハルリンドウ
清水川のほとりにたくさん咲いていた

6/4 14:43

ツボスミレ?

6/4 14:51

ゴミ拾いの終点

焼却場まで運んでおしまい

6/4 15:04

バスの中から

6/4 15:06

6/4 15:09

6/4 15:09

バスの中から、穂高連峰に別れを告げる

6/4 15:10

大正池対岸のカラマツ林

6/4 15:10

カラマツの新緑と大正池

6/4 15:11

6/4 15:12

バスの中から焼岳を仰ぐ

6/4 15:12

6/4 15:12

6/4 15:13

昔の釜トンネルが見える

6/4 15:13

この河原の白樺もだいぶ育った

数週間後、ここが崩れる

6/4 15:14

バスの中から釜トンネル内

6/4 15:23

バスの中から雲間の滝

撮りこそなう
見えるのはほんの一瞬
しかも意外な下の方

撮影機器：

Canon IXY DIGITAL 510 IS Canon

感想

yamamusume

3月11日には、東日本大震災
3月27日には、脚立から落ちて仙骨骨折
年度末・年度始めで休めず、特に4〜5月は痛みに耐えながらの連日の残業。

やっと、上高地にいけるようになったのが、6月初めでした。

6月初めの上高地は、春たけなわ。
まぶしい新緑。咲き誇る花々。
6月=梅雨シーズンということでお客さんは少なく。
なのに、晴れ!
(その前の週は大雨)

朝は7時に家を出、帰りは23時過ぎ・・・今年こそ体をこわすと思った。
いつの間にか過ぎていた春が、上高地で待っていてくれたような気がして、
感無量でした。

本当に、上高地の5月下旬から6月は、花ばかりです。
それも私の好きな青い花が多い。
たまりません。

環境省からもらった緑の帽子に実物大の2匹のヤマネのぬいぐるみをつけ、
速足で歩いてるゴミ拾いのボランティアがいたら、私です。
花でもルートでも山の名前でも
お気軽に声をかけてください。