針ノ木・スバリ・赤沢・鳴沢・岩小屋沢(奇跡の快晴、絶景を満喫)
- GPS
- 10:55
- 距離
- 19.6km
- 登り
- 2,221m
- 下り
- 2,222m
コースタイム
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
・大沢小屋から先の道は暫くすると、大きく右に折れて急登になりますが、程なくすと左に折れて雪渓のルートに入ります。(私は沢からこんなに離れてしまうのはおかしいと考えてしまい、戻って道なき沢ルートに入ってしまいました、、、結構楽しんじゃいましたけど。) ・柏原新道の歩きやすさは秀逸です。下りの種池から登山道入口まで1時間半掛かりませんでした。 |
写真
感想
今回の3連休は停滞する台風と日本海に居座る前線でがっかりムードでしたが、土曜午後になって急遽日曜の天気がかなり良さそうとなり、あたふたと準備をすることになりました。快晴となれば勿論行き先は北アルプス。一日持ちそうなので、比較的ロングになる針ノ木岳から種池に至る縦走をしてきました。
扇沢駐車場を5時に出発して、雪渓ルートに向かいます。大沢小屋までは樹林帯の中を行きます。大沢小屋を過ぎたところで道が沢からどんどん離れていくため、戻って沢に入ります。すると、大きな岩に行く手を塞がれたり、矢印が忘れた頃に現れたりで、暫く道であるような道でないような微妙な状態が続きますが、沢はここしかないということで、進み続けました。そのうち、踏み跡が明確になり、山道に復帰できました。後からわかったのですが、道を外していました。もっとも岩越えや渡渉で結構楽しんじゃいましたけど、、、峠にほど近いノド付近まで歩くと、雪渓の残骸である巨大なブリッジがノド付近に残っており、雪渓の往時が想像され、その頃にも来なくてはと思いました。
針ノ木山荘裏に出てみると、奇跡の快晴のもとで、左の遠方には雲海に浮かぶ富士山が、真正面にはエメラルドブルーの高瀬ダム湖を手前にたたえて雄雄しい槍ヶ岳が、右手には立山連峰が眼前に迫り、想定外の絶景でした。暫く小屋のご主人とお話しながら、佇みました。
そして針ノ木岳へ。山頂に向かうところで、針ノ木岳からスバリ岳にかけての見事なカールがまた想定外でした(勉強不足、、、)。先週に引き続き、アルプスの象徴ともいえるカールを眺めることができて本当に幸せな気分です。更に山頂に着いてびっくり。この山頂は北アルプスの中心であるかのような360°パノラマを見せてくれていました。山荘で見えた風景に加えて、至近距離には立山、剣、麓には勿論エメラルドグリーンの黒部湖、その右手にはこれから向かうスバリ岳、更に右手にはこれから向かう峰々、更にその向こうには爺ヶ岳とバッチリ見えています。本当に見とれてしまいます。至近距離の立山、眼下に黒部湖を見下ろして、乾杯&昼食です。
ここでまたかなりの時間佇んだ後に、縦走開始です。まずはスバリ岳。急峻な道との噂もありましたが、山道は危険なところもなく歩きやすい道でした。スバリ岳は苦もなくクリアしましたが、赤沢岳への道は意外に長く、結構疲れました。暫く休んでエネルギー補給して出発です。鳴沢岳、岩小屋沢岳をクリアした頃からガスがかかり始めますが、同時に小さく見えていた鹿島槍がどんどんその姿に迫力を増し始め、これがまたモチベーションとして機能しました。ただ、種池山荘手前では、稜線をガスが超え始め、真っ白な状態になりました。
種池山荘に着くとそこは3連休の大賑わい。泊まる態勢の皆さんが羨ましくもビールをがんがん飲んでおられました。私のほうは、そこそこ休憩後、例の柏原新道で下山です。この道はやっぱり本当に歩き易い。石畳等はもう芸術品の域だと思いました。あんなにでかい岩を見事に組んで山道にされた先人には頭が下がります。
今回の山行は、奇跡の快晴のもと、晩夏と初秋の入り混じった見事な絶景が見れて、本当に堪能できました。針ノ木岳は間違いなく私のお気に入りの山に仲間入りです。
jack-chanと申します。
快晴に恵まれて良かったですね。
私が、周遊したときも晴れでしたが、
鳴沢岳あたりからガスで、
立山、剣のアップだけ近くで見れませんでした。
でも、このコース眺めがよく、
同じくとても気に入りました。
しかし、帰りの柏原新道のタイム早すぎです。
Jack-chanさん、こんにちは。
本当にこのコースからのアルプスの景観はみごとですね! 加えて、剣に最も近い展望台であって、更には馬蹄に近いコースのために、進んで行くほどに景観が変化して、ワクワクしちゃいます。
立山、剣がガスで見れなかったのは、残念でしたね。快晴の日にリベンジできるといいですね!
残雪豊かな時期や、錦秋の頃に、また来てみたいと思っています。その際にお会いできるといいですね
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