立山
- GPS
- 08:20
- 距離
- 10.1km
- 登り
- 982m
- 下り
- 983m
コースタイム
09:20 一之越 09:30〜
10:30 雄山 10:40〜
11:10 大汝山(昼食) 12:00〜
13:00 真砂岳〜
13:45 別山(南峰) 13:50〜
14:15 剣御前小屋 14:20〜
15:45 雷鳥沢〜
16:35 室堂BT
天候 | 晴れのち曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
16:40室堂BT発 |
写真
感想
9月のシルバーウイーク最初の三連休。
天気予報がかなり思わしくないため、
1日前倒しの金曜日からの出発。
当初は山小屋もしくは室堂で1泊したかったのだが、
翌日の土曜日の天候が悪いため、
日帰りで立山三山を周遊することにした。
深夜に大津を出発して、
北陸道の富山手前のPAで1時間ほど仮眠。
トイレにいこうとすると、目の前に立山連峰の朝焼け。
思わぬ絶景にテンションがあがる。
富山インターで降りて、途中コンビニで朝食を調達。
平日とうこともあり立山駅の駐車場はすいていたが、
ケーブルカーの券を購入すると、
すでに2便目の7時10分発。
ケーブルカー、高原バスは、全員が登山客で満員。
朝が早いだけに車内は静かだった。
装備を見ている限りは、ほぼ7割が日帰り登山っぽい。
明日の天気予報が雨となれば当然かな。
室堂から一の越までは、整備された石畳の道。
室堂平は秋の気配が漂い、綿毛のチングルマがとても目にとまる。
一の越までくると、南東側の眺望が開け、
北アルプスの南側の山々や、遠くは富士山までもみえる。
室堂からわずか1時間歩くだけで、かなり絶景。
ここから雄山までは急登が続くが、
本格登山の人が少なく、のんびりと歩いているので、
思っていた以上に登りやすい。
雄山最高地点の雄山神社は500円の参拝料が必要なので、
当然スルーして、
立山最高地点の大汝山を目指す。
ここからは景色のいい稜線歩きが始まる。
雄山をすぎると極端に登山客が減った。
すばらしきかな平日。
立山の最高地点、大汝山まではすぐ。
ここからの眺望はすばらしい、ほぼ360度見渡すことができる。
眼下には黒部ダムがはっきりとみえる。
立山黒部アルペンルートの全貌を見渡せることになる。
景色と天気が気持ちよく、
昼食にゆっくり時間とったのが、失敗だった。
富士の折立からは、思った以上に下り坂が続き、
再び真砂岳へ少し登り返す。
この時点で、コースタイム的に室堂の最終バスまであまり余裕なし。
大走りコースという室堂へのエスケープルートがあったが、
剱岳を近くでみたいという思いと、
このぐらいの縦走ができないようではとの思いで縦走続行しました。
本当に稜線歩きというのは気持ちが良い。
目の前に剱岳、左に室堂平、右には北アルプス。
雲が湧き立つようになりましたが、
完全に眺望がなくなることはありませんでした。
別山へ最後の登り返しは、それほどでもなかったのですが、
最終バスの時間が気になり、精神的にこのあたりがきつかった。
別山南峰にのぼりきると、見事に剱岳が雲に隠れてしまいました。
ほぼ休憩なしで、剣御前小舎まで足を運び、
ここから雷鳥坂の長い下り坂です。
雷鳥坂に差し掛かると、剣岳を目指す登山客とよくすれ違うようになります。
ヘルメットをザックにつけているので、よく分かります。
雷鳥坂中盤以降は、
綿毛のチングルマをはじめ、
色づき始めたナナカマド、
再び秋の気配を感じながらの下りになりました。
称名川まで下りきると、室堂バスターミナルより150m標高が低く、
再び最後の登り返しがあります。
雷鳥沢のキャンプ場からは、地獄谷をとおりますが、まさに地獄。
ガスがあちこちから噴出して、硫黄の臭いが充満。
「有毒ガス注意」という看板を横目に、
遊歩道をガスを浴びながら歩きます。
思った以上に硫黄臭くて、タオルを口でふさぎながらも、
結構むせかえして大変でした。
でも、この地獄のような景色は一見の価値有。
そして最後に、室堂バスターミナルへの階段。
ほんとうにここが厳しかった・・・
ここまできてようやく時間的に、間に合うことが確実になり、
ほっとしました。
すでに、散策客はほとんどおらず、寂しい室堂への到着となりました。
臨時の高原バスで16時45分発、最終の1本前にて、
室堂を無事出発しました。
秋のこの時期は、室堂滞在が最大でも9時間弱。
あと1時間余裕があれば、のんびりとした縦走ができそうでした。
大汝山で昼食と、景色をゆっくり楽しみすぎたのが失敗。
すばらしい眺望を楽しみながらの縦走が楽しめる立山縦走コース。
次回は高山植物が咲き誇る、日の長い時期に、
のんびりと訪れたいものです。
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