富士山 金鳥居から登り青木ヶ原樹海に下山
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- GPS
- 32:00
- 距離
- 41.4km
- 登り
- 3,051m
- 下り
- 2,939m
コースタイム
富士山駅(7:06着)≪標高809m≫-7:15金鳥居-7:40北口本宮富士浅間神社-7:50富士山発見の道入口-8:40中の茶屋-9:30馬返し9:50-11:20四合五勺(御座石神社)昼食11:35-12:00五合目-13:107六合目日の出館-14:10八合目太子館-15:00元祖室
元祖室宿泊≪標高3250m≫ 標高差2441m
2日目
元祖室3:45-4:40九合目鳥居-5:05久須志神社-5:45剣が峰6:00-6:45久須志神社6:55-7:15八合目須走口分岐-7:40七合目7:50-8:5六合目-8:30富士スバルライン五合目(昼食)8:50-9:55スバルライン三合目バス停-10:15二合目-10:45一合目10:55-13:15赤池≪精進湖標高902m≫富士山頂からの標高差2873m
天候 | 17日は雨、18日は快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
私は朝一番の電車で富士山駅から歩きましたが、馬返しまでバスも運行されています。始発は10:00です。 下山後の赤池から河口湖方面へのバスの時刻表です。 http://bus.fujikyu.co.jp/line/jikokuhyo/02.html |
コース状況/ 危険箇所等 |
富士山再発見の道 : 整備されていて歩きやすいですが単調な道が続きます。 富士山再発見の道入口、馬返しとも登山ポストは見当たりませんでした。 精進口登山道 : 下り始め早々に荒れたところを通りますが、すぐに終わります。歩きやすいように石畳の道に整備しているのでしょうが、人があまり歩かないのか苔で滑りやすくなっています。 |
予約できる山小屋 |
里見平★星観荘
|
写真
感想
20年以上前に五合目から日帰りで登って以来、富士山は登る山ではなく遠くから眺める山と決めこんでいました。今度登るなら一合目からだと思っていたのですが、意外と早く実現することができました。
どうせ一合目から登るなら下山も一合目へ下りたい、しかし自動車で行くわけではないので、来た道を戻るのもつまらないと地図を眺めていたら、あるではないですか。「精進口登山道」。富士吉田登山道が富士登山の歴史を感じる山道なら、精進口登山道は富士山の自然を目いっぱい感じることができた登山道でした。
(富士山駅〜馬返し)
金鳥居からまっすぐ車道歩きですが、博物館の付属施設の御師旧外川家住宅(富士講の人たちを宿泊させた家)があります。早朝だったためまだ開館していませんでした。http://www.fy-museum.jp/forms/info/info.aspx?info_id=5898
北口本宮富士浅間神社で登山の安全と雨が上がることを祈願。
本殿を左手に回り込むように重要文化財の東宮本殿、西宮本殿と巡拝し、神社の裏の車道を南に進みます。5分ほどで日本武尊を祀る大塚丘に到着。
富士山再発見の道(吉田口遊歩道)への分岐はすぐそこです。
車道と並行している道のため自動車の行きかう音が意外と響きます。
小一時間で休業中の「中の茶屋」到着。簡易トイレがあります。
ここで中年の女性登山者と会いました。ここまでタクシー出来て五合目まで歩くとのこと。遊歩道沿いでの唯一の登山者でした。
ここからしばらく遊歩道が拡幅工事中のようで車道を歩き。富士林道と交わるところから再度遊歩道に入ります。
馬返しにも簡易トイレが設置されています。トイレットペーパー付きでした。
(馬返し〜八合目)
いよいよ一合目鈴原神社から富士登山開始。
いたるところに廃屋や石碑が残っていてい富士登山の歴史を感じる登山道です。
登山者も二合目あたりで外人の単独行者に追い抜かれた以外は全く出会いませんでした。雨が降っているということもあったのでしょうが、静かな山が楽しめます。
五合目で舗装された車道に出会ってびっくりします。立派の道路を誰が利用しているのだろうと不思議になります。
佐藤小屋の前には自動車が十数台駐車しています。ブルトーザーで空き缶等のゴミをまとめています。登山道沿いの山小屋への荷運びの起点になっているのでしょうか。
経ケ岳を越え、6合目付近で樹林帯を抜けます。上空に青空も見え雨雲を抜けた感じでした。しかしその後も降ったり止んだりで、8合目あたりで本降りになってしまいました。
七合目では営業してる山小屋はほとんどありません。トモエ館は営業していても宿泊者以外はトイレの利用も断られたとのことでした。バイオトイレが終了し、小屋の中のトイレはくみ取りのため満杯になりそうなためとのことだそうです。
白雲荘まで我慢しなければなりません。
宿泊地は元祖室。一週間前にネットで検索したところ空きのある山小屋で一番標高の高い所にあるのがここでした。一泊二食で休日料金の9000円。
朝は2:30に電気が付き御来光登山に備えるそうです。
私は御来光渋滞に巻き込まれるのを避けたかったので、4:00くらいの出発を予定しているがと聞いたところ、小屋前での御来光のために4:30に再度電気をつけるとのことでした。
夕食は到着が早かったので16:30から。ソーセージ1本付きのカレーライス。ライスは意外と大もりです。食事中も雨の中続々と登山客が到着します。
食事開始の案内は18:00くらいまで続いていました。
寝るところは2段の蚕棚。布団ではなく、寝袋です。まくらがビニールに覆われています。一畳に2名押し込まれる感じです。雨の中結構登ってくる人が多いです。営業している山小屋が少ないため集中してしまうのでしょう。
たまたま宿泊者の両となりが単独行者で話が弾んで、気が滅入ることなくすみました。一人は北海道網走から来ていて、300名山をめざしているということで富士登山の後南アルプスへいくとのことでした。もう一人は山歩きは富士山くらいで今回が二度目とのことでした。東京からフリーツアーで交通費、宿泊代こみで14000円ほどだそうです。
(元祖室〜富士山頂)
眠りの浅い一夜でした。うつらうつらしているうちに2時ごろから出発の準備をする人たちの声と音で目が覚めてしまいました。
2:30に電気がつく予定だったのですが、山頂が強風のため宿泊者の御来光ツアーが中止になり、山小屋も電気を点けないとの館内放送。窓から外を見るといい天気です。下界の街明かりがきれいです。御来光登山者が陸続と山頂めがけて登っているのが見えました。
強風の中で食事をとるのは大変そうだと思い、3時過ぎに夕食のときに渡された朝食用のお弁当を食べることに。温かい物をと思い、600円でカップうどんを購入。お弁当の中身は白飯に鮭の切り身に梅干しが二粒、レトルトの牛煮込みでした。カップうどんに牛煮込みを入れて食べたらおいしい味を出してくれました。
3:45小屋を出発。御来光渋滞が続いていましたが、独り身の気安さから渋滞の列の横を追い抜きながら歩いてしまい、日の出前に山頂に到着。
久須志神社前は人がごった返していてゆっくりしていられる状態ではないので、大日岳まで足をのばし、風を避ける様に岩陰から御来光をゆったり迎えることが出来ました。
その後時計廻りにお鉢めぐり。剣が峰で3776mの最高所に。測候所の展望所は立ち入り禁止でした。
何を勘違いしたのか、1周廻りして久須志神社に戻ってきたのでいそのまま御殿場ルートの銀名水まで行きすぎてしまいました。そこで同じ風景だなあと気づくという失敗をしてしまいました。
(山頂〜富士スバルライン五合目)
須走り登山口の標柱が立つブルドーザー道兼用下山道を駆け下る。
コースタイム3時間20分のところを1時間半ほどで下りてしまったようです。
小股にリズミカルに下る方が足への負担は少ないのでそれほど疲れません。
五合目のレストランで早い昼食を。テレビで見たことのある名物の噴火カレーをと食べたのですが、玉子以外に具の全く入っていないカレーです。味も元祖室のカレーの方がよっぽどおいしかった。残念です。
噴火カレーは「富士山みはらし」で私がカレー食べた店は「五合園レストハウス」のようです。下調べた足りなかった。
(五合目〜精進口登山道〜赤池)
さて、いよいよ最後の長丁場。
売店のならびからそのまま駐車場に下りる道の突き当たりに登山道入口があります。
三合目までは少々道が荒れています。登山者の多くが奥庭経由を歩くようです。
今回はそちらの路は御中道めぐり歩きのためにとっておくことにしました。
2合目手前あたりの気持ちのいいブナ林を通ります。見事な樹林帯を通り一合目天神峠に到着。林道手前の広場が休憩ポイントです。
緊張しながら青木ヶ原樹海に突入。苔むした溶岩の上に樹林が立ち並びます。
富士風穴のあたりから大室山が望めると思っていたのですが、うっそうと生い茂った樹林のためかまったく姿かたちが見つけられませんでした。
「下り山」辺りからバテてきました。登山道が続くものと思っていたら林道になりいつしかアスファルト道になってしまい、道に迷ったかと一瞬思ってしまいます。コンパスの方向はあっていることを確認し(樹海の中で果たしてどこまで正確かは別として)、そのまま行くことに東海自然歩道との交差点で標識があり一安心。なんとか赤池に到着できました。
歩数
1日目 25161歩
2日目 44696歩 (歩数計を持ち始めてから最高歩数)
甲斐駒黒戸尾根のときでも 32452歩
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-122201.html
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