上高地から蝶ヶ岳へ〜初の北アルプスです♪〜
- GPS
- 32:00
- 距離
- 24.4km
- 登り
- 1,310m
- 下り
- 1,490m
コースタイム
6:00 上高地バスターミナル
6:30 河童橋
7:10 明神館
8:30 徳沢ロッジ
9:40 横尾山荘
(しばし、空模様を伺うが断念。引き返す。)
11:15 徳沢園にてランチ
○2日目
7:00 徳沢ロッジ出発
10:50 長塀山山頂
11:20 妖精の池
11:45 蝶ヶ岳山頂
(ランチタイム・散策・タクシー手配・水調達)
13:10 三股に向けて下山開始
15:15 まめうち平
16:10 力水
16:30 三股登山口
16:45 三股駐車場
天候 | 1日目:雨… 2日目:晴れ! |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス タクシー
9月16日23:00 新宿発 夜行バス「さわやか信州号」 9月17日5:20 沢渡 低公害バスに乗り換え 6:00 上高地バスターミナル 「さわやか信州号」は途中2回サービスエリアで休憩あり ○帰り 9月18日 蝶ヶ岳山頂よりタクシーの送迎依頼 三股駐車場から豊科駅までタクシー(5600円) 蝶ヶ岳稜線からdocomo使用可能でした。 タクシー会社などの参考に→http://www.azumino-e-tabi.net/gnavi+index.cid+38.htm |
コース状況/ 危険箇所等 |
○徳沢〜蝶ヶ岳 急坂ですが、危険箇所はありません。長塀山から先は雨が降ると泥濘になる所が数箇所あります。 ○蝶ヶ岳〜三俣 「悪路」の看板がある通り、岩がゴロゴロしているので足元注意です。かなり歩きにくいです。 |
予約できる山小屋 |
蝶ヶ岳ヒュッテ
|
写真
感想
いざ上高地へ!
私たちの間で何度か話題に上がっていた上高地や北アルプス。
当然二人とも北アルプスの山々なんて恐れ多くて登ったことはありません。相棒の
clioneさんがたまたま長野に住んでいたことがあって、上高地の地理にちょっと詳
しいくらい。
山登りを始めて約2年、ついにあこがれ?の北アルプスへ向かうことになりまし
た! といってもいきなりの穂高は無謀でしかないので、目指したのは蝶ヶ岳。北ア
ルプスの入門にはもってこいの山らしいのです。
「上高地はいいところだよ〜山がきれいだよ〜」
と何度もclioneさんから聞かされていたので、期待をしつつ向かったのですが…
1日目:上高地
夜行バスで上高地へ着いたのが朝6時半くらい。バスから降り立つと、たくさんの登
山客の姿にビックリ。あまりの人の多さに、何百人くらいいるのか見当がつきませ
ん。
「さ、さすが上高地だね(汗)」
上高地の景色にではなく、人の多さに圧倒される私。
そう、それもそのはず。この時の天気は厚い雲に覆われた状態で、穂高連峰の山々
はほとんど雲に隠されて見えなかったのです。
有名な河童橋からの眺めもイマイチな感じ。う〜ん、感動が薄い。
とりあえず徳澤ロッヂを目指して歩き出します。本日のお宿でもあり、今回の行動
の拠点です。
たくさんの登山者の方々と一緒に歩き始めたのですが、明神館に着いて朝食をとっ
ているといよいよ雨が降り出してきました。
歩く道は未舗装の林道みたいなものなので、雨が降ってもさほど困難ではないので
すが、いかんせんテンションが上がりません。肝心な美しい風景は全然拝めず、見
えるのは雨の中黙々と歩く登山者と梓川だけなのですから…
「本当にここは上高地なの?」と私。
とりあえず6km歩いて、徳沢ロッヂにチェックイン。
この日は涸沢の周回をと考えていたので、ロッジでザックの中身を軽くして再出発
したのですが、雨は強くなりはすれども止む気配はナシ。更にテンションが下がっ
ていき、横尾山荘に着いたところで、あまりの天候の悪さにこの日の山行は中止す
ることにしました。そのまま徳沢へUターンです。
いやはや、北アルプスは私たちには微笑んでくれないのかしら…(悲)
2日目:蝶ヶ岳
起床は5時半。恐る恐る部屋から空を覗くと、空がなんとなく青い。
昨晩ずっと雨を降らせていた雨雲はどうやら去ってくれたようです♪
さて、昨日は上高地が素晴らしい場所であることをまったく実感できなかった私だ
ったのですが、この日、ロッヂの外へ出ると眼前に大きな白い雲の塊が見えていま
した。それをなんとなく見上げると、上方に尖った岩峰がうっすらと見えるではあ
りませんか!これが穂高連峰との初対面。いや〜それはそれは高くて…その天に向
かってそびえ立つ岩峰を見上げていると、昨日の悶々とした気分など、いっぺんに
吹き飛んでしまったのでした。
そうとなれば、行くぞ、蝶ヶ岳!やる気満々で徳沢園の脇から長塀尾根ルートで山
頂を目指します。山頂ではきっと感動的な景色が待っているに違いありません!
ただし、唯一の不安点は「徳沢〜蝶ヶ岳〜三俣」という今回計画したルート。つま
り、今回はいつもの作戦(ザックを宿に預けて登山)が使えず、clioneさんもすべ
ての荷物を入れた重たいザックを背負わなくてはいけないのです。
まあ、このためにダブルストックという秘密兵器を準備したのですから、きっと今
回も頑張ってくれるに違いありません。
長塀尾根はスタートからかなりの急坂でした。
視界の開けない樹林帯をゆっくり確実に登って行きます。
登山道は急坂に加え、木の根あり、段差ありと、決して楽しい道とは言い難いので
すが、それでも昨日の悪天候を考えたら晴れているということだけで楽しく思えて
しまします。それに何と言っても林間からかすかに見える穂高連峰の山並みがモチ
ベーションをアップさせてくれます。今はまだ山頂が雲から顔を出しているだけで
すが、蝶ヶ岳に着くころには全貌を現してくれる気がしたのです。とにかく信じて
登り続けました。
そして、登りが3時間がたったころ、「あ!見えるよ!」というclioneさんの声が。
何が?と思いながらclioneさんの指差す先を見ると…
なんと木々の合間から槍ヶ岳が見えたのです!実にこれが初対面。
早く、もっと見晴らしのよい場所から見たいと益々テンションが上がる自分がいま
した。clioneさんも予想以上の頑張りを見せ、ほぼ予定通りの時間で長塀山を通
過。急坂も終わりを告げ、この先はアップダウンを繰り返して山頂に近づいていく
ようです。
そして、長塀山から30分が過ぎようとしたころ、樹林から飛び出して一気に視界が
開けました。そしてそこから見えたのは… まさに圧巻の光景。すでに雲が消え、
穂高連峰と槍ヶ岳がドカーンと全貌を現していたのです。生で実物を見ているの
に、まるで絵か写真でも見ているような感覚に襲われ、あまりの美しさに言葉を失
ってしまうほどでした。
しばしその光景に見とれていた私たちでしたが、まだ蝶ヶ岳の山頂には着いていま
せん。我に返って先に進みます。それにしても穂高連峰を眺めながらの山頂への道
はとても気持ちがいい。10分も歩くと、南北に長く延びた蝶ヶ岳山頂についに到着
です。雲が消えて、遮るもののない山頂からは、穂高連峰と槍ヶ岳が荒々しくも美
しい姿を見せ、更には蝶ヶ岳からつづく常念岳もその雄大な姿を現していたのでし
た…
「来てよかったね」
長かった山頂までの道のりでしたが、これだけの景色が見られたら言うことはあり
ません。二人並んでおにぎりをほおばりながら、北アルプスの絶景を堪能したので
した。
というわけで初の北ア訪問は感動とともにめでたく終了となったのですが、もし1日
目に涸沢をまわっていたら、2日目の蝶ヶ岳は体力的に厳しいものになったかもしれ
ない、という話になりました。今回の場合、1日目の悪天候が結果的に良かったと考
えられますが、やはり自分たちのレベルと山のレベルに応じた計画が重要であるこ
とを再認識しました。
それにしても、蝶ヶ岳は穂高連峰や槍を眺めるには絶好の山でした。ぜひ機会があ
ればまた北アルプスに来てみたいと思います。
あ、あと晴れの日にもう一度上高地を歩きたいかな(笑)
《おわり》
masataroさん、clioneさん、おはようございます
初日は残念でしたが二日目には槍も拝めたようで良かったですね!
北アを堪能されたようで本当に楽しそう
うちも今年デビューして3回も行っちゃいましたよ
来月にも予定してますが
天気がどうなるか心配していましたが、無事決行できてなによりです!
これからはまた違った、秋の楽しみが出来ますね〜。
次の山行記録も楽しみにしてますね!
うちは今月行けそうもないので
fall
fallさん、おはようございます
なるほど、fallさん夫妻は常念岳が北アデビューだったのですね
fallさんのレコを拝見しておきながら、当時の私は常念岳の認識がまるでなかったようで…
あらためてもう一度拝見させてもらいます
穂高や槍がはっきり見えて、本当に感激でしたよ
上高地ではテンション下がりっぱなしだったんで
fallさんは相変わらず多忙なのですね
10月の山行で思いっきり発散してください
私たち、次回はまだ未定です
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