愛宕山 - 梨ノ木谷〜芦見谷左俣〜愛宕神社〜三角点〜滝谷〜スキー場跡〜脇道〜中尾根
- GPS
- 08:39
- 距離
- 18.0km
- 登り
- 1,146m
- 下り
- 1,175m
コースタイム
- 山行
- 7:30
- 休憩
- 1:10
- 合計
- 8:40
天候 | 晴れ/曇り/雪 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
コース状況/ 危険箇所等 |
■清滝バス停〜梨ノ木谷〜サカサマ峠 清滝バス停から舗装路を歩き、大杉谷ルートや月輪寺ルートの登山口をやり過ごすと、沢沿いの林道になります。 倒木が所々にあるものの、通行への支障はあまりなし。 道の浸食が進行している箇所があり、沢に下りて進む方が良いかも知れません。 梨木大神で右に進路を取り、右側の斜面が伐採され明るくなった辺りから傾斜が増すようになります。 傾斜が緩み、沢の水量が減った辺りから何度か渡渉し、その後、沢を離れて少し進むとサカサマ峠に到着です。 道が滑りやすそうな区間があるので、下りで利用の際には少し注意したいですね。 この日の積雪量は多い所で20cmぐらいと思われ、歩くのに支障はあまり感じず。 積雪量が増したり、路面が凍結したりすると危険そうな箇所があるので、当日の積雪量次第では他のルートへ進む選択をする方が良いかも知れません。 ■サカサマ峠〜芦見谷左俣〜地蔵の辻〜愛宕神社 サカサマ峠から龍の小屋方面へ少し進むと、左側が開け、ここから芦見谷左俣を遡ります。 進入箇所は枝で止められていますが、ここの風景を見て欲しいとの旨の文章を記した木札もあり、通行を禁止しているのではないと解釈。 ただし、この界隈では自然の雰囲気を残した貴重なエリアでもあり、その辺りをきっちりと理解した上で歩きたいですね。 もちろん、一般の登山道ではありません。 積雪量が多いと少し苦労する箇所はあるかも知れません。 源頭部まで来て、やや左寄りに斜面を登り、尾根道に合流。 尾根道にはロープが張られている箇所があり、積雪量や路面の状態次第では少し危険になる可能性がありそう。 その先の分岐で平坦な方向へ進むと地蔵の辻に至り、ジープ道に合流してそのまま進むと愛宕神社に到着です。 ■愛宕神社〜三角点〜滝谷〜スキー場跡 愛宕神社からジープ道を進み、地蔵の辻や小屋を経て進むと、右手に分岐があり、ここを登ると愛宕山三角点です。 三角点は斜面の上にあり、その下には広場があり、無風で好天の日には休憩適地になります。 滝谷やスキー場跡については、割愛します。 ■愛宕神社〜脇道〜中尾根〜保津峡駅 愛宕神社から表参道を下り、黒門の手前から左側の斜面に取り付くと脇道があります。 積雪後の早い時間帯だとトレースがない場合もあると思われるので、その辺りは注意が必要かも。 ハナ売場の近くか水尾分かれの少し手前で表参道に合流します。 水尾分かれから少しだけ水尾方面へ進むと、中尾根ルートの下り口がありますが、標識はありません。 植林帯を抜けると雑木林のジグザグ道になり、しばらく下り続けるとネットに出合います。 ネットを左に見ながらの下りになりますが、傾斜が急なのに加えて滑りやすいし、障害となる物もあり、慎重に下りましょう。 ネットの終端まで来ると、通常は左折してネット沿いを進み、そのまま道を下ると米買道に出合います。 今回はネットの終端から尾根芯をそのまま進んでいますが、下るのはあまり推奨しません。 ここまでの道のり、この日は雪融けによる水分で道が濡れて落葉が非常に滑りやすい状態でした。 標識のある位置から引き続き中尾根ルートに進みます。 しばらくは緩やかな傾斜が続き、やや急な傾斜の辺りを経て、踏み跡がいくつか交差している箇所で正しい方向へ進みます。 やや荒れた雰囲気の辺りを経ると最後の下りとなり、ここにはロープが張られているので、滑らないように注意。 ここを下り終えると、すぐに舗装路に合流。 後は舗装路歩きのみで、15分ぐらいで保津峡駅に到着です。 この日の中尾根ルートは非常に滑りやすい状態の箇所が多く、積雪があればあったで苦労する道でもあり、この時期に下りで利用するのは避ける方が良さそう。 |
写真
感想
正月の家族での登山、今年も愛宕山へ行って参りました。
ただし、訳があって、今回は両親の参加はなく、兄と出かけて来ました。
なので、結果的に当初の予定よりも難易度を少し上げたコースとなりました。
以下、いつも通りに長文です。
清滝バス停からのスタートし、まずは清滝川沿いの舗装林道を歩いて行きます。
思ったほど寒くないなと思いながら動きの鈍い体で進み、月輪寺ルートの登山口に到着。
今回も空也滝へ。
鳥居の両脇に門松が飾られ、お正月仕様になっていましたが、滝はこれまで通り。
登山口に戻り、林道の先へ進み、梨ノ木谷ルートへ。
以前にはなかったような気がする落石を眺めて進んでいると、道に雪が見られるようになり、程なくして雪がしんしんと降り始めます。
倒木帯や次第に浸食されて進みにくくなっている地点を過ぎ、やっとの事で梨木大神の石碑に到着です。
手前の橋に積もった雪に踏み跡はなく、この日の最初の登山者のようです。
引き続き沢沿いを登り、右側の斜面が伐採された辺りまで来ると、積雪量が増して来ているのが実感できます。
やや急な傾斜の岩っぽい辺りを少し心配していたけど、そんなに滑るような状態ではなく、慎重に通過。
左からの支谷の沢を越えた辺りで振り返ってみるものの、この日は展望はほぼなし。
さらに登った辺りからは何度か細い沢を渡渉するようになり、程良い積雪量の新雪を踏みしめながらのゆっくり歩きで周りの風景を楽しみます。
程なくして、首なし地蔵のあるサカサマ峠に到着。
林道からの足跡があり、全て地蔵の辻へ通じる尾根道へ向かっているようです。
そちらへ向かう予定ですが、その前に龍の小屋方面へ進み、芦見谷左俣を少しチェックしに行きます。
ここは何度かチェックしに訪れていて、今回もその辺りで引き返すつもりだったけど、進むのに問題なさそうな積雪量だったので、そのまま谷を遡る事にします。
積雪量は30cmぐらいで、窪んだ所や吹き溜まりではもう少し多そう。
芦見谷左俣を遡って歩くのは昨年の6月17日に続いて、これが2回目。
積雪がある分、その時よりも進みにくい箇所があり、カーゴパンツを少し濡らしてしまったりしたけど、ゆったりと登って行く谷なので、危険な箇所はなし。
トレースのない雪面をしっかりと踏みしめて、周りの風景を堪能しながら進みます。
愛宕山のまた別な表情がここにはあり、贅沢な時間を過ごし、谷の源頭部までやって来て、最後はやや左へ進んで尾根道に合流。
この後は踏み跡を辿り、ロープ場などを通過し、地蔵の辻を経て、愛宕神社の社務所前の広場に到着。
階段下の休憩所にて、少し早めの昼食です。
食事休憩を終え、神社にお詣りです。
お世話になったお札を返し、新しいお札をいただきます。
参拝客で賑わう休憩所前を後にし、白髭社経由でジープ道へ。
この日のジープ道は歩きやすく、地蔵の辻を経て、三角点への分岐に到着。
芦見谷への下り口には全くトレースはなく、この日はまだ誰も歩いていないようです。
昨年は結構な苦労をして歩いたので、また歩くとなると覚悟がいりそうだけど、できるなら再挑戦してみたいですね。
踏み跡を辿って、三角点へ。
三角点を覆う雪を払いのけ、今回は上下が逆にならないように撮影。
引き返して、ジープ道を少し進むと、竜ヶ岳分岐に到着。
竜ヶ岳方面へ向かうトレースがあるので、これを辿って好展望の場所まで行きます。
この辺りの木には小さいながらも霧氷が付いています。
雪の降り具合から霧氷はなさそうかと思っていたけど、ある程度以上の風があるようで枝には着雪しにくいのでしょう。
少し歩いて展望の開ける場所に着きますが、トレースはこの手前で引き返しており、竜ヶ岳には向かっていません。
残念ながらガスのせいで展望は悪く、竜ヶ岳がうっすらと見える程度。
でも、視界に入る木々は霧氷をまとっており、壮観な風景ではあります。
ここからの進路が思案のしどころで、この展望地の尾根をそのまま下ると、この尾根は滝谷の左俣に吸収されます。
そこから谷を源頭部へと登って行くとトレースのない風景を堪能する事が可能になります。
これしかないなと判断し、今回が初めてとなりますが、尾根を下り始めます。
まずまずの積雪ですが、傾斜も緩く、尾根芯にアセビが繁茂している所は避けて進みます。
右側には滝谷の支谷が見えて来て、思っていたよりも大きな谷という印象で、こちらもまた歩いてみたいと思わせます。
楽しさに満たされたまま尾根を下り終え、滝谷の左俣に合流。
まだシダが少し顔を覗かせているけど、ほぼ期待通りの風景が広がっています。
少しだけ下った後、谷をのんびりと登って行きます。
芦見谷左俣と同じぐらいの積雪量で、多い所だと30cmを越えるぐらいかな。
少し負荷がかかるぐらいで、それが何とも心地良い。
青空でないのが恨めしいけど、それはまたの機会という事でしょう。
楽しく歩いて源頭部まで来て、ここからスキー場跡へ向かいます。
微妙な傾斜を描く中を引き続き気分良く歩いていると、一応の目的の説明板への道を通り過ぎてしまったようで引き返します。
タブレットの画面を確認しつつ、記憶にある木から正しいと思われる方向へ進み、説明板に到着。
積雪していると、やはり少し難しくなるのを実感。
一般の登山道に合流し、この日の楽しい雪原歩きはこれにて終了。
竜ヶ岳分岐を通過し、地蔵の辻にて下山路を相談。
中尾根ルートで下る事にします。
さっきよりも踏み跡の増えたジープ道を進み、社務所前の広場に到着。
準備を整え、下山開始。
表参道はやはり踏み固められていて滑りやすいので、黒門の手前で脇道へ逃れます。
快適に進み、左からの愛宕スカイラインと合流し、すぐに表参道に合流。
水尾分かれに到着し、右に少しだけ進んだ地点から中尾根ルートへ。
薄暗い植林帯を抜けると、雑木林のジグザグ道となります。
雪は少なく、濡れ落葉が敷き詰められた路面は滑りやすそうだけど、この辺りはまだ大丈夫。
ネットと出合ってからの下りは傾斜がきつくなり、すんなりと進みにくいのに加えて、かなり滑りやすくなっています。
気を付けていたものの、ずるりと派手に滑ってしまいます。
期せずして体をフルに使ってのストレッチ運動のようになり、筋肉が悲鳴を上げます。
何とかネット帯を通過し、普通にルートを辿れば良いのに、初めて中尾根を歩いた際に登った尾根芯で下る事にして、そちらへ。
すぐに岩っぽい箇所があり、気を付けて下ろうと進み始めると、すぐにずるりと滑り、何でやねんという感じ。
その後は慎重に下り、何とか米買道と出合います。
中尾根ルートの後半は緩やかな起伏の道が続きますが、この辺りで再び雪が舞い始めます。
やや傾斜が増す辺りを慎重にこなし、いくつかの踏み跡が交差する箇所も通過。
その先のロープ場も滑りやすくなっており、ここも慎重に下ります。
そんなこんなで苦労の末、中尾根ルートの登山口に到着。
ここからは舗装路歩きで、15分ほど歩いて保津峡駅に到着し、この日も無事かどうかは分からないけど、何とかゴールです。
当初は3人で歩く予定でしたが、前日に母が不参加という事になり、一応は予定通りのルートを念頭に置いて進み、現地での積雪具合や到着時刻などを見て、ルートの変更をしようという感じで歩きました。
積雪量は程良いぐらいで、表参道以外はアイゼンの装着をする必要は感じませんでした。
ワカンを使っても良さそうな所もあったけれど、この日は使わず。
と言うか、ワカンの所在が不明となり、使うのは無理だったのだけど。
大半の区間は誰とも会わず、楽しい雪山歩きとなり、兄も満足してくれたはず。
雪が降っている時間帯が長く、青空に映える風景を見られなかったのが残念で、その辺りに期待して、また近いうちに再訪したいですね。
が変わりましたね。先ほどの返信で書き忘れましたので。
アルバムシリーズなのですね、Amazonでさわりを視聴しました。
全然詳しくはないのですが、私の世代では「CSN」に感じが似ているように思いました、おおらかで明るい感じですね。
あ、CSN&YのYも好きですよ、特に”S”推しですが。
今でも散歩中にたまに聞いています。懐メロやねー
すみませんレコとは関係なかったですね。今年もよろしくお願いします。
前のThe Jayhawksのアルバムのジャケット写真は2017年の元旦から使わせてもらっていました。
勝手に使用しているので、ずっと使い続けるのは良くなかろうという事で、今後も1年毎ぐらいに更新しようかなという感じ。
The Thornsのアルバムがリリースされた時には、CSNやCSN&Yを例に出して語られる事が多かったはずです。
CSN&Yの界隈の作品もそれなりに聴いていますが、詳しいというほどではありません。
僕の場合、リアルタイムの作品にたくさん接した事もあり、"Y"推しになってしまいますね。
大阪城ホールでのライヴも観に行きましたし。
"N"の作品も聴いていますが、"C"と"S"はほとんど聴かないままになっているので、また聴いてみよう。
こちらこそ、今年もよろしくお願いします。
新年おめでとうございます。
プロフの写真が…と思ったらSsさんもお気付きでしたね。
今年の初歩きも、vgさんらしいコース取り
私も行きたい…と思わせてくれるレコでした。
神社の裏側、
竜や地蔵の分岐あたりまで行くと世界が変わりますね
特に谷の源頭部は、何時の季節も素晴らしい!
私にとっては、ああ、北山〜 と思う風景です。
芦見谷も久しぶりに歩きに行きたいと思いますが、
まあ、雪の時は私にはハードすぎるし
春を待つ事にしましょう
では、今年もよろしくお願いします。
MtMrSsさんへの返信に書いた通り、プロフィール写真は1年毎の更新にしようかなと思っています。
今年の正月の登山は両親が不参加となったので、結果的に普段の山行に近い感じで歩く事になりました。
両親と一緒だと、このルートで歩くのはリスクがありそう。
愛宕山の一般的なルートをたくさんの登山者と前後しながら歩くのも悪くはないんだろうけど、それだけだと何度も登りたいとは思いませんよね。
そこから少し外れただけで素晴らしい風景が広がっているので、そちらへどうしても足が向いてしまいます。
色々なルートがあって探索のし甲斐があるし、今年もこの界隈が山歩きの中心になりそうです。
芦見谷は右俣と左俣で全く風景が違っていて、それぞれに歩く楽しさがあると思います。
去年の2月に右俣を歩いた時は苦労させられたけど、それでもまた積雪期に歩いておきたいですね。
heheさんも体をきっちりと治して、あの雰囲気を堪能して下さい。
こちらこそ、今年もよろしくお願いします。
明けましておめでとうございます。Shinchan54です。
昨年12月23日(土)のレコで、滝谷の源頭部のことが書いてありましたが、僕もあの辺りは好きなところだったので、それに刺激されあの辺りを少し歩いてきました。
雪に覆われてしまうと雰囲気が変わって、奇麗と思うのと同時に不思議な気持ちになってしまいます。
確かに、特に愛宕山の裏の方は色々と素晴らし風景もあるので、今年は何回か行ってみても良いかなと思っています。意外とどこかですれ違ったりするかもしれませんね。
今年もレコを楽しみにしています。では。
明けましておめでとうございます。
正月休みモードは今日までですが。
滝谷の源頭部の辺りはゆったりした空間になっていて、素晴らしいですよね。
スキー場跡も隣接していて、愛宕山一帯の奥深さの一端を感じ取る事ができます。
初めてあの源頭部を歩いたのは、滝谷の左俣を下って右俣に登り返そうとした時で、難易度が高い所があるのではという心配が先立っていて、どういう風景が広がっているのかとかはあまり考えていませんでした。
谷の中央にはほぼ木がなく、予想外の風景を目の当たりにして、別世界に迷い込んだような気分になりました。
竜ヶ岳への途中にも同じようなゆったりとした谷があり、そこに似ているかなとも思いますが。
皆子山の皆子谷とか、条件が整えば、あのような景観が形成されるんでしょうね。
季節ごとに風景も変わるようだし、これからも足を運びたいもんです。
Shinchan54さんも去年の12月23日に愛宕山に登られて、同じ月輪寺ルートで下山していますよね。
山行後にレコを見させてもらって、時間もほぼ同じぐらいだし、どこかで少なくとも視界には入っていたんじゃないかなと思っていました。
こちらこそ、今年もレコを楽しみにしています。
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