第2回夏合宿 北アルプス・西穂高岳〜焼岳縦走











- GPS
- 31:09
- 距離
- 15.8km
- 登り
- 1,510m
- 下り
- 2,132m
コースタイム
0900西穂高口駅発-1010 西穂山荘到着(行動食で昼食)1030-1050丸山-1140西穂独標1150-1225ピラミッドピーク1230-1330西穂高岳登頂1350-1440ピラミッドピーク1445-1500西穂独標1505-1535丸山1545西穂山荘到着・宿泊
【9月24日】
0610西穂山荘0625上高地・焼岳分岐-0940焼岳小屋(昼食)1020-1150焼岳登頂1210-1325新堀沢出合(新旧中の湯分岐)-1445中の湯登山口-1450中の湯
天候 | 1日目 曇り-濃霧-雹 2日目 どピーカンの快晴 |
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過去天気図(気象庁) | 2011年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
22日2230 毎日新聞東京本社(竹橋)発 毎日あるぺん号 翌0545鍋平高原着 0845 新穂高ロープウェーしらかば平駅発 0852 西穂高口駅着 【復路】 24日1600ジャンボタクシー中の湯発-1745松本駅・解散 |
コース状況/ 危険箇所等 |
【西穂高口駅〜西穂山荘】 歩きやすい登山道。特に危険箇所なし。 【西穂高山荘〜西穂独標】 ハイマツ帯の浸食した土の登山道。後にゴーロ。落石注意。独標直下は岩場につき注意。 【西穂独標〜西穂高岳】 岩稜の稜線上を約1時間半。独標から11のピークを越えて行きます。基本三点確保が必要。岩場自体はさほど難易度は高くないですが、岩場に慣れていない方は足がすくむかも。天気次第で下まで視界が効くときは、かなりの高度感になります。高所恐怖症の方は注意。 ピラミッドピーク手前に1カ所横ばいがあり、そこで苦戦している先行の女性がいました。第7峰付近には比較的新しい鎖が付いています。しかし、可能であれば基本は鎖に頼らない方が良いでしょう。 【西穂山荘〜焼岳小屋】 急坂をかなり下っていきます。泥濘、岩(浮き岩有り)、木の根のオンパレード。足下に十分注意。 割谷山を巻く登山道はかなり細くなっています。道は濡れていたり霜で滑りやすいので、三点確保して慎重に渡ることをおすすめします。また北西側につき壁も凍っていたりします。甘く見ず、慎重に渡って下さい。 【焼岳小屋〜焼岳】 吹き出している火山ガス注意。山頂直下は岩場。落石に注意。 【焼岳〜中の湯(新中の湯登山道)】 前半は歩きやすい登山道。樹林帯からは所々、深い泥濘に注意。登山道付近は急坂です。木の根や滑りやすい土などやっかいです。気を抜かず足下には細心の注意を。 【お風呂】 下山後は中の湯に浸かってきました。日帰り入浴700円。露天風呂からは奥穂〜吊り尾根〜前穂が望めます!温めのお湯ですがゆっくり浸かれて最高でした。 |
写真
感想
焼岳からの景色、本当に素晴らしかったですね。下山中はいろいろ気遣っていただきありがとうございました。私のせいでかなりスローペースになってしまい、申し訳ありません。やはり本格的な登山には少し早かったのか、今日は足が少し痛みます。いろいろお誘いをいただきましたが、しばらく自粛すべきかも……と思っています。
一人旅となった23日の上高地→西穂山荘は別途、記録をアップしました。あまり面白い内容ではありませんが、関心があったらご覧下さい。
やはり山はいいな、ということを再確認されてくれる山行となりました。当然のことですが、山は自分の足でしか行けません。また、仲間と共に行くことで楽しみも安全度も二倍にも三倍にもなります。自分と仲間の健康、大切さを実感しました。
西穂高岳は去年に続いての挑戦です。昨年は暴風で断念したので、今年は登頂できて会としてのリベンジは果たせました。めでたしめでたし。
とはいえ、私は独標から引き返した組です。自分で作った計画書に、「濃霧のときは断念」と書いていました。自分で作ったものを自分が守らないのもどうかと。杓子定規ではないのですが、目の前の岩稜も見えなくなる中で、安全に帰り着く自信が私にはなかったということですね。山は逃げないので、来年にスノーマン殿やnoji殿と「三度目の正直」を狙います。
焼岳の雄大な景色に圧倒されました。スター揃いの北アルプスではちょっと地味な存在ですが、間近に見た重量感は圧倒的。直下の展望台から首をのけぞらして仰ぎ見ていると、現実のものとは思えない威容です。異形の岩峰群は、人の侵入を拒むかのような印象を持ちました。荒々しい岩と岩の間を歩く人間のなんと小さいことか。
視界360度の頂上からの景色にも見とれてしまいました。どこまでも青い空、堂々とした北アルプスの山塊、ぽっかりと浮かぶ白い雲。「山はいいな」と実感した瞬間でした。
西穂山荘は予想通りの大混雑でした。昨年は布団一枚に2人でしたが、今年は「布団一枚に2・5人」! 寝られるわけありません。翌日の登山は寝不足のままという人が多かったのでは。私達は、4月の段階で個室を予約しました。もちろんそれなりの金額の個室料金を払う必要がありますが、10畳に13人でしたので、寝られないということはありませんでした。個室にして良かったと実感しました。
そういえば、毎日アルペン号も今シーズン最高の16台だったそうです。毎日新聞東京本社一階は登山者でいっぱい。こちらも大混雑でした。
会の合宿に初参加。普段は単独行が多い私ですが、大人数で登る楽しさも見つけられた気がします。何より、酒を持ち込んでの宴会はいいですね。一人、しっとりテントの前で飲む酒も最高ですが、みんなでわいわいガヤガヤとおつまみを作って、酒を片手に他愛ない会話に花咲かす……ぜひ、またご一緒させて下さい。
山行本番については、初日は濃霧で視界が効かなかったものの、無事西穂高まで登頂出来て良かったです。岩場も楽しさも改めで実感しました。次は槍から奥穂へ!行きたいなぁ。
焼岳はあまり事前知識がなく、あまり期待していなかったのですが、当日の天気とも相まって最高の山でした。山容も存在感がありかっこよい。我らが栃木・茶臼岳に似た景色も一部で見られました。ただ、西穂山荘からの縦走は登り返しがきついので、実際の距離以上に良い運動になりました。山頂からの眺めも最高です。
皆さま、お世話になりました。本当に楽しい山旅でした。いや、合宿でしたね。今回は「ひとつの山の様子も、見る方向でこんなに変わるものだ」とつくづく感じました。百名山の「焼岳」は、以前上高地から見た、西穂から見て、登って間近で見て、下山の途中で見て、全く違うものでした。観光地の阿蘇山と違い、北アルプスの活火山は感動でした。
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