秋の足音が少しずつ…甲武信ヶ岳
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- GPS
- 30:39
- 距離
- 21.0km
- 登り
- 1,794m
- 下り
- 1,791m
コースタイム
[6:37 道の駅みとみ発]-[7:16 西沢渓谷入口]-[7:26 徳ちゃん新道入口]-
[9:53 近丸新道合流地点(約20休憩) 10:12発]-[12:45 木賊山山頂(約35分休憩) 13:20発]-
[13:39 甲武信小屋]
●9/25
[6:08 甲武信小屋発]-[6:27 甲武信ヶ岳山頂(約20分写真撮影)]-[7:03 甲武信小屋]
[8:56 甲武信小屋発]-[9:13 木賊山山頂]-[10:41 近丸新道合流地点]-
[12:20 徳ちゃん新道入口]-[12:28 西沢渓谷入口]-[12:51 道の駅みとみ]
天候 | ●9/24日 晴れのちくもり 6:30頃 道の駅みとみ 12.4℃ 16:00頃 甲武信小屋 10℃ 22:30頃 甲武信小屋 4℃ ●9/25日 晴れのちくもり 5:00頃 甲武信小屋 2℃ |
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過去天気図(気象庁) | 2011年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
何台駐車出来るのかはわかりませんが、 かなりの台数が駐車できます。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
【西沢渓谷入口→徳ちゃん新道入口】 林道歩きなので平坦で楽です。 【徳ちゃん新道入口→近丸新道合流点】 緩やかにスタートして暫くすると 九十九折れの急坂が始まります。 それが終わるとまた緩やかになり、 また九十九折れになる… それが繰り返しの道です。 かなり急な場所もあるので注意して歩いて下さい。 戸渡尾根まで登ると少し緩やかになります。 終盤ヤセ尾根を歩く場所もあるので、 通行に注意した方が良いと思います。 【近丸新道合流点→木賊山山頂】 とにかく急な坂が多いです。 急な坂と緩やかな坂の繰り返しが多く 登る時間が長く大変です。 段差が高い場所、浮石が多い場所もあるので 足元に注意です。 終盤トラバースの道になり、 雁坂峠への分岐点へ出ると 木賊山はもう少しです。 【木賊山山頂→甲武信小屋】 木賊山から鞍部に向けて下っていきます。 途中ザレ場があるので注意が必要です。 暫く下ると甲武信小屋に到着します。 【甲武信小屋→甲武信ヶ岳山頂】 小屋から少し急な坂を上っていきます。 登り返しになるので、結構キツイかもしれません。 帰りも木賊山まで登り返すので大変だと思います。 景色の良い開けた場所に出て 少し登ると待ちに待った山頂に到着です。 ●西沢渓谷入口に登山ポスト有り。 トイレもあるので、最終的な準備は ここでするのが良いと思います。 ●甲武信小屋のトイレは宿泊・テン泊者以外1回100円。 とても綺麗です。 |
写真
感想
久しぶりの奥秩父エリア。
今回は甲武信ヶ岳です。
この夏、テントを購入したものの
まだ1回しか使用していないので
もっと使いたい!というのも込みでの山行です。
早朝、道の駅みとみに到着し
車を降りるとなんか寒い…。
冬場の感覚に近いものがありました。
これは山頂の方は結構寒そうだなと
少し不安を抱きつつ出発しました。
なだらかな林道を進み、
西沢渓谷入口にて最終的な準備を済ませます。
紅葉には早いのですが、
西沢渓谷を歩きに来る人が結構いて
この場所はまだ観光地的な雰囲気が漂っています。
更に進むと近丸新道入口、
そして徳ちゃん新道入口が姿を現します。
今回は徳ちゃん新道入口からスタートです。
最初は緩やかにスタート。
少し歩くと九十九折れの道になります。
尾根まで登りつめ緩やかに、
そしてまた九十九折れの道にで尾根まで登ります。
とにかく尾根へ登りつめるまでが、
かなり急坂でいきなり手強いです。
道中左手に鶏冠尾根がチラチラと見えつつひたすら登ります。
途中、石楠花がトンネルみたいになっている場所があり
花が咲く頃はさぞいい道なのだろうなと、想像しながら登ります。
ヤセ尾根の道を過ぎた頃、近丸新道との合流地点に到着しました。
合流地点で休憩していると、
後から登ってきた男性の方に声をかけられました。
『確か西沢渓谷の入口あたりで追い越したよね?』
確かにその男性の方に追い越された記憶が…。
話を聞くと、一度近丸新道を登ってきたけれど
沢が増水していて渡るのは危険だったので、
一度降りて徳ちゃん新道を登ってきたとのこと。
結構なロスをしているのに追いついて来るなんて…凄い!
ちなみに徳ちゃん新道入口からここまで1時間30分とのことでした。
ところで、その少し前に近丸新道方面に
下っていった方がいたのだけれど、
あの方は大丈夫だったのだろうか?と今でも気になります。
そんなやりとりのあった休憩を終え出発。
ここからが本番!という感じでまた急坂が始まります。
どれだけ登ったのかも全然わからなくなるくらい
とにかく長い長い登りを登っていきます。
暫く登り、腕時計の高度計を見てはガッカリし
また黙々と登っていく…そんな事の繰り返しです。
ただコケが多くなったりと周りの植生が
変わり始めているあたりに少し希望を見出します。
やがて道が水平になり始めたので、
そろそろなのかっ!と思うと破風山方面への分岐に到着。
もう少しで木賊山山頂です。
ところでこの『木賊』、『とくさ』と読むのですが
最初は全く読めませんでした。
そんな木賊山山頂にようやく到着。
長い長い登りに流石に疲れたので山頂のベンチで休んでいると、
近丸新道合流地点で会話した男性の方に再会。
もう甲武信ヶ岳山頂に行ってきたとのこと、速い!
ただここから先、甲武信小屋まで下っての登り返しと
甲武信ヶ岳山頂から小屋まで下り木賊山への登り返しが
かなりキツかったそうです。
『なんでこんなに下らされるっていう位、下る』と言ってました。
その方と別れ小屋までの急な坂を下っていきます。
確かに登ってきた分が勿体無いくらいに下ります。
そして小屋に到着。
先にテントの設営を済ませてから甲武信ヶ岳山頂まで
登ってこようかと思ったのですが、
疲れた70%、ガスっている30%の割合により
登頂は明日の朝にすることにしました。
小屋のあたりでゆっくりしている時、
同じくテン泊で来ていた方と少し雑談。
その方も徳ちゃん新道で登ってきて、
明日は雁坂峠まわりで下る予定も同じ。
しかし近丸新道の沢が増水していたという話をしたら、
雁坂峠からの下りも沢を渡らなければ
ならない場所があるので、どうしようか…
渡れなくて戻ってくるというのもかなり無理な話だし。
二人で『う〜ん』という感じになりました。
その方は翌日どうしたかは知りませんが、
私たちは無理ぜず徳ちゃん新道を下ることにしました。
そんな会話をしていた16:00時頃、
気温は既に10℃、寒くなってきました。
小屋の主人(この方が噂の『徳ちゃん』?)が
『昨夜も寒くてテントに氷がはっていたよ』
『寒くてテントだと死んじゃうかもよ(笑)』
と何か作業をしながら色々と言ってました。
しかし、そんな寒い日に東沢を登ってきたという
沢ヤさんが小屋に到着。
もう凄いとしか言いようがありません…。
本格的に暗くならないうちに食事を済ませ
その日は早々と就寝しました。
夜、用を足しに起きるとかなり寒い…22:30頃で4℃とは冬だな。
さっさとテントに戻り寝袋に潜り込みます。
翌日はかなり行程に余裕があるので、
朝はゆっくり起床。
そして甲武信ヶ岳山頂まで行きます。
山頂からは富士山、南アルプスなどの眺望と共に
金峰山方面まで連なる大きな稜線が見えます。
ここは奥秩父主脈縦走路上、
瑞牆山荘から金峰山を越え、大弛峠、国師ヶ岳
そしてこの甲武信ヶ岳に至り
更に雁坂峠、笠取山、飛龍山、雲取山へと進む…。
そんな素晴らしい山旅をしてみたい!
ここ甲武信ヶ岳から見える景色を見て
そんな気持ちが湧いてきました。
山頂で気持ちをいっぱいに、
テン場でお腹をいっぱいにして
甲武信ヶ岳を後にします。
あとはただひたすらに下るだけ、それだけです。
登りはとても長かったのに、下るのはあっという間。
いつもそう思うのですが、みなさんはどうでしょう?
あっという間に徳ちゃん新道入口へ到着しました。
いや〜とにかく下ったなぁ〜という印象でした。
あとは消化試合的になだらかな林道を歩き、
道の駅に到着し終了。
日曜日は曇るのが早く、
甲武信ヶ岳方面は真っ白だったので
今回登ってきた山を眺めつつ
行程を振り返ることは出来ませんでした。
緩急つけた長い登りを仕掛けてくる
今回の甲武信ヶ岳、なかなか辛かったです。
今年、黒戸尾根と富士山に登ってなければ
更に辛い思いをしたのかもしれませんね。
次登る時は毛木平から十文字峠周りで登ってみたいです。
コメント
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usagreatさん。こんにちは。
三週連続の山行。タフですね。
甲武信ヶ岳、楽そうに見えて、案外キツイのですね。
天気に恵まれて何よりです。
今日から4連休で涸沢2泊3日の予定でおりましたが、
天候が優れないようで、急遽止めました。
そうですね、いつか、
ロングトレイルしてみたいですね。
秩父縦走はそのうちの一つ。
ただし、食事が悩みの種。。。
グルメだけあって、いつも悩んでおります。
ここぞとばかりに山に登ってばかりです。
これから先、季節的にも難しくなってきますし
仕事も忙しくなってくるので
遠くの山は今のうちに登っておこうという感じです。
今週末は天気が今ひとつですが、
また行ってこようかな?と思ってます
甲武信ヶ岳の登りは覚悟していましたが、
それでもキツかったです
ただ黒戸尾根のようなハシゴやクサリ場が
無かったので、まだマシといえばマシです。
でも次回登るのであれば、絶対毛木平からです。
涸沢は残念でしたね。
天気のことだから仕方が無いのですが、
それでもやり切れない部分がありますよね
今年は豪雨・台風で中止にした山行が
いくつもあるので、残念な思いをしたことが多かったです。
やはりロングトレイルはしてみたいですよね。
奥秩父主脈縦走はぜひとも歩きたいコースのひとつです。
でも、確かに食事は悩みそうですね。
エネルギー補給と割り切ろうとしても、
やはり美味しいものが食べたいです。
そうして荷物がかさばって重くなります…。
カメさんレスすみません><
感想の中で近丸新道へ進み、心配をかけたと思われる者です
この日は沢を渡れす断念して西沢渓谷散策に変更して、
そこでも敗退するというおまけつきでしたorz
昨日甲武信ヶ岳にリベンジしてきました
この日の近丸新道は
大変だったみたいですね。
ご無事でなりよりです。
更に西沢渓谷まで
通行止めだったとは…
やはり台風の影響は
かなり有ったのですね。
私も雁坂に回らなくて良かったです。
そして、甲武信ヶ岳にリベンジ成功
おめでとうございます!
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