大文字山 - 火床〜山頂〜北斜面〜火床〜池ノ谷薬草園〜蔭山〜柳山〜諸羽山
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- GPS
- 08:26
- 距離
- 17.6km
- 登り
- 1,225m
- 下り
- 1,232m
コースタイム
- 山行
- 6:48
- 休憩
- 1:38
- 合計
- 8:26
天候 | 晴れ/曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
コース状況/ 危険箇所等 |
■登山道全般 京都一周トレイルなど、地図に掲載の登山道は標識も十分にあり、特に危険な箇所はなし。 その他の登山道として一般に使用されている道についても、標識が少なくなる程度で、特に問題なし。 ■大文字山北斜面 踏み跡に沿って歩いている分には、特に危険な箇所もなさそうです。 ただし、分岐が多く、色々な方向に道が通じているので、現在位置の把握が難しいように感じます。 道迷いした場合でもエスケープは難しくなさそうだけど、地図とコンパスだけでなく、GPSを携帯して歩くと安心できます。 谷筋は倒木などで荒れ気味だし、必ずしも踏み跡がある訳ではなく、ルートファインディングをしながら進む事になります。 判断を誤ると危険を招き寄せてしまいそうな箇所もあります。 探りながら歩きたい人向けの山域だと思われ、歩き慣れていない初心者は十分に準備した上で歩くようにしたいですね。 以上、過去の記述をそのまま転載しています。 |
その他周辺情報 | トイレ - 銀閣寺前バス停付近、池ノ谷薬草園 |
写真
感想
土曜日は健康診断だったため、この週末に山へ出かけられるのは日曜日のみ。
天気予報によると、あまり好天ではなさそうとの事で、京都北山方面は持ち越しにして、山行の融通が利く大文字山へ。
銀閣寺前バス停の手前にバスは停車、あれれと思いながらログ取りを開始して、写真を撮り終えようかという頃に運転手さんがバスの方に来られ、もしかしてトイレだったのかな?
こちらもトイレを済ませ、銀閣寺の参道を進みますが、まだ観光客の姿はなし。
『行者の森』の石碑を経て、すぐに一般の登山道から逸れて北斜面へと考えていたのだけど、思い直して一般の登山道を進みます。
まだ早い時間ながら、常連さんなのでしょうか、歩いている人は少なくない。
次回以降のために本道から逸れる踏み跡をチェックしつつ歩き、千人塚に到着。
少し前からうっすらと積雪しており、空気もひんやりとしています。
大文字の火床の左払いへ通じる方へ進み、何度か振り返って展望を楽しみながら階段を登って行きます。
火床の中心、金尾に到着。
正面の愛宕山方面は白くなっているけど、思ったほどではない。
写真を撮影し、少し休んでから山頂への道へ。
積雪は引き続きうっすら程度で、やや期待外れだなと思いつつ、いくつかの分岐をチェックしながら歩き、大文字山山頂に到着。
火床と同じく、気温は-3.5℃。
ちょっと早いけど、空腹なのでパン休憩。
この日も山頂から北斜面へ。
いつもの手順で進み、まずは熊山へ通じる尾根に乗り、少し先で谷へと向かいます。
前にも歩いている谷なので雰囲気は分かっており、前半は倒木に対処するぐらいでゆったりと下って行きます。
昨年の4月に歩いた時にはネコノメソウが所々で咲いていましたが、うっすらと雪化粧した地面には春を感じさせるものは見られず。
順調に下り続け、やや難易度が上がる辺りからは注意して進みます。
シカの警戒音を耳にし、その後に5頭ほどの群れが左岸から右岸の上方へ走り去って行きます。
昨年の9月に歩いた際には高巻きの道を進んで少し苦労したので、今回はできるだけ沢に近い位置を意識して歩いていると、前回は見なかった小滝があり、今回のルート取りの方が安全だし、正解という感じ。
その先には大文字山の沢の滝としては立派な部類に入るであろう滝があり、やはり良い感じ。
さらに下ると山中越の道に出合います。
山中越を少し西に進んだ所から再入山。
少し登ると、いくつも堰堤があり、その先は記憶にある風景です。
上流の方は何度も歩いているのは分かっていたけど、下流も以前に歩いていたようです。
下って来た沢よりも歩く人は多いようで、難易度も低く、初めて北斜面の沢を歩くのであれば、ここが良さそう。
中尾の滝は普段と変わらず、その先の水場からもいつも通りに水が湧き出しています。
うっすらと積雪しているせいか、幻の滝の辺りは少し違った雰囲気。
独特な起伏が程良く強調されているように感じられ、静かに風景に見入ります。
その後も初めての谷を歩いたりして、火床に帰還し、少し早めの昼食。
山頂方面に進み、途中で水場へ向かい、その先で京都一周トレイルのルートに合流。
トレイル東山45地点から池ノ谷薬草園へ向かいます。
雪で白くなった傍らの谷を見下ろしながら林道を歩き、池ノ谷薬草園に到着。
池の谷地蔵尊を訪れているらしい車が何台も停まっており、いつもと違う雰囲気。
看板犬のヘイちゃんに挨拶して、少し戯れます。
薬草園の敷地内をじっくりと歩いてみたけど、春の花は見られず、やっぱりかという感じ。
薬草園を後にし、雨社大神で手を合わせて、下山の途に就きます。
山科方面へ下る事にし、P381を経て、諸羽山へ至るルートを進みます。
気持ちは駆け足気味で進んでいるつもりなんだけど、この日はずっと足取りは重く、目に見えない疲れが残ったままのよう。
それが影響したのか、このルートは森林の雰囲気があまり良くないように感じられ、さらに疲労度が増すという負のスパイラルに突入?
蔭山を経て、P261は柳山という山名なのかと記憶回路を上書きし、最後はピークハンターさんのプレートがある諸羽山。
ここを過ぎると最後は急な斜面となり、落葉の堆積もあって滑りやすくなっており、慎重に下って登山口に到着。
怖い顔のネコをやり過ごして西へ歩いていると、疏水沿いの菜の花はまだ背が低く、まだ春は遠そう。
かと思いきや、一株だけ咲き始めており、最後にこの日の山行を祝福してくれたと思う事にし、軽やかな気分で山科駅に到着、ゴールです。
天気があまり良くなさそうかなという事で、困った時の大文字山へ。
しかし、実際には快晴と言って良いぐらいとなり、嬉しいような、悔しいような?
これなら京都北山へ行っておけば良かったとの思いがよぎりますが、今年はまだ大文字山を歩いていなかったし、相変わらず北斜面を徘徊するのは楽しく、これはこれで良かったはず。
もうちょっと積雪しているかと思ったけど、これは仕方なし。
いつかは青空の下で雪深い北斜面を歩き、じんわりと幸福感に浸りたいものです。
春の気配を求めての山行でしたが、まだ植物からは春を感じられなかったものの、日射しは確実に力強さを増しており、ひんやりとした空気とは対照的に暖かさを届けてくれていました。
春の訪れが待ち遠しいようでもあり、まだ雪山歩きを楽しみたい気持ちもあり、週末の好天を願う日々が続きそうです。
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