赤岳（地蔵〜文三郎、展望荘泊）

2018年02月17日(土) ~ 2018年02月18日(日)

• GPS: 09:52
• 距離: 21.2km
• 登り: 1,628m
• 下り: 1,644m

コースタイム

1日目

• 山行: 4:21
• 休憩: 0:52
• 合計: 5:13

距離 10.6km 登り 1,377m 下り 138m

7:31 美濃戸口
7:32 八ヶ岳山荘
8:20 やまのこ村
8:27 美濃戸山荘
9:51 10:00 中ノ行者小屋跡
10:51 11:24 行者小屋
12:28 12:38 地蔵の頭
12:44 赤岳天望荘

2日目

• 山行: 3:29
• 休憩: 0:49
• 合計: 4:18

距離 10.6km 登り 285m 下り 1,506m

7:10 赤岳天望荘
7:47 赤岳頂上山荘
7:49 8:06 赤岳
8:07 竜頭峰
8:22 8:27 文三郎尾根分岐
9:01 9:02 阿弥陀岳分岐
9:07 9:27 行者小屋
10:01 10:02 中ノ行者小屋跡
10:43 美濃戸山荘
10:46 10:48 赤岳山荘
10:52 やまのこ村
11:24 11:27 八ヶ岳山荘
11:28 ゴール地点

＜予定＞
1日目：南沢から文三郎〜赤岳登って赤岳展望荘に宿泊。
2日目：横岳〜硫黄岳を縦走して北沢経由で下山。
＜実行＞
1日目：強風・視界不良だったので文三郎から赤岳経由して展望荘まで行くのは無理と判断して地蔵から上がった。山小屋到着時点で余裕あれば赤岳ピストンしようと思ったけど、とても登れる天気でなかった（頂上行っても何も見えないし）。
2日目：天気は良いけど強風なので横岳〜硫黄岳縦走は中止、前日に赤岳登れなかったので頂上を踏んでから文三郎経由で南沢を下山した。

天候

1日目：稜線は強烈な西風で真っ白
2日目：快晴、大展望、風は強い

アクセス

利用交通機関：

電車

佐久南ICから白樺湖経由で美濃戸口（八ヶ岳山荘）に駐車。

コース状況／危険箇所等

◆美濃戸口〜美濃戸
道路は凍っています。2WDでは無理なので美濃戸口に駐車しました。
◆南沢
ずーっと雪がついています。所々凍った場所もある。最初から12本は辛いので美濃戸口から軽アイゼン(4)で登りました。
◆地蔵尾根
行者小屋で装備変更。森林限界を越えると急登で風も出てくるので慎重に登ります。トレースは風で消えかかってるけど見失うことはありません。またナイフリッジはまだ成長してません。稜線に上がると強風で真っ白だったので、お地蔵さんを見た後は一目散に展望荘に逃げ込みました。
◆赤岳展望荘
午後から翌朝までずーっと暴風で真っ白。星空が見たくて夜中に数回外を見たけど何も見えず残念。朝4時の時点でも暴風で真っ白だったのであきらめて下山するつもりだったけど、6時頃に外に出ると快晴になってた。
◆展望荘〜赤岳
頂上までは強風で所々耐風姿勢を強いられるけど歩けないことは無かった。頂上は展望よく富士山・南,北,中央アルプスが一望。
◆赤岳〜文三郎
頂上から降り始めは露出感があるので慎重になります。竜頭峰を過ぎると赤岳の影になるので風も少なく、またアイゼンが良く効く雪だったので歩きやすかった。赤岳を回り込み文三郎尾根分岐の付近まで来ると強風だけど、尾根を下って行くと平和になる。
◆南沢
行者小屋で軽アイゼンに変更してサクサク下山したけど途中で疲れた。

その他周辺情報

八ヶ岳エコーライン近くの尖石温泉「縄文の湯」に入りました。市外者は600円。

写真

2/17 6:34

美濃戸口に向かう途中、晴天の良い天気なんだけど硫黄岳〜赤岳の八ヶ岳主稜線は雲の中。やはり標高の高い稜線の天気は平地とは別物。

2/17 8:28

美濃戸口に駐車して登山開始。美濃戸から南沢を登ります。

2/17 9:22

御小屋尾根はガスの中。朝見た時よりも雲が降りてきてる。

2/17 10:43

標高を上げると雪もチラつきだした。今日は頂上踏まずに山小屋まで行くだけかなぁ。と思い始めて来た。

2/17 10:54

行者小屋に到着、稜線に登る準備をします。景色もモノクロームだし結構寒い。

2/17 11:02

予定していた文三郎尾根はガスの中。強風の中を山頂経由して展望荘まで行けるか不安なので、無理せず地蔵尾根を登ることにしました。

2/17 11:25

アイゼン,ピッケルを準備してハードシェルを着込み地蔵尾根に取り掛かる。

2/17 12:12

森林限界を越えて急登を進みます。風も強く雲も濃くなってきた。

2/17 12:37

偏西風をまともに受けながら主稜線に到達。お地蔵さんを見た時の安心感はハンパありません！

2/17 12:39

展望荘まですぐのハズだけど、稜線は真っ白で視界不良。

2/17 12:44

なんとか展望荘に到着。何も見えないし強風なので赤岳山頂はあきらめて小屋に逃げ込みます。このあと翌朝まで天候が回復することはありませんでした。

2/18 6:03

2日目の朝、直前まで真っ白だったのにガスが抜けて快晴に。朝焼けが期待できそう。

2/18 6:04

相変わらず風は強いけど、赤岳山頂も綺麗に見えてます。

2/18 6:27

快晴の東空から御来光、稜線小屋泊まりの醍醐味です。

2/18 6:29

横岳のモルゲンロート。本当に晴れてよかった。

2/18 6:30

赤岳もモルゲンロートに染まります。昨日ここまで登って来た甲斐がありました。

2/18 6:32

遠く北アルプス稜線もオレンジに。

2/18 7:06

一度小屋に戻り、防風完全防備して出発。横岳稜線が美しいけど風強いので赤岳に向かいます。

2/18 7:11

大展望が約束された赤岳頂上に向けてスタート。空は雲一つ無い「八ヶ岳ブルー」です。

2/18 7:14

富士山も裾野まできれい見えている。

2/18 7:21

強烈な西風を受けます。厳冬の高山なので当たり前ですね。なんとか歩けるので先に進みます。

2/18 7:31

展望荘からだいぶ登ってきました。横岳のギザギザ感は迫力ある。

2/18 7:33

東側も良い展望なんだけど雪煙がスゴイ。こちらは未踏の山なので今度あちら側から八ヶ岳を見てみます。

2/18 7:37

頂上までもう少し、風強いけど展望良いので苦にならない。

2/18 7:46

北峰に到達、先日登った蓼科山まで続く八ヶ岳主稜線を振り返ります。

2/18 7:46

そして快晴の山頂が見えました。

2/18 7:49

まだ静かな山頂に到着。真っ青な空が気持ち良い。

2/18 7:49

端整な富士山が美しい。

2/18 7:50

南八ヶ岳と南アルプスの山々、真っ白です。赤岳から見る大好きな景色。

2/18 7:51

南アでは正月に登った仙丈ケ岳に目が行く。北岳,甲斐駒もカッコいい。

2/18 7:51

深い谷の先に中央アルプス。昨年は木曽駒2回も行ったので今度は空木岳に行きたい。

2/18 7:50

阿弥陀岳への稜線も雪で真っ白で綺麗。

2/18 7:50

霧ヶ峰,美ヶ原の先に北アルプス稜線も良く見えてる。本当に展望良くてウレシイ。

2/18 7:50

北峰に続々と人が上がってきたので下山開始します。

2/18 7:58

富士山を正面に文三郎尾根に向かいます。

2/18 8:06

竜頭峰から回り込み鎖場を下っていく。こちらからも続々と登ってきた。

2/18 8:10

赤岳の影に回り込むと風が止むので助かります。真っ白い阿弥陀を正面に下っていく。

2/18 8:15

毎年眺めて歩きたいと思っているキレットだけど、いつになることやら。

2/18 8:16

下ってきたルートを振り返る。綺麗な青空。

2/18 8:18

今日の阿弥陀は最高の展望でしょうね。今回は登りませんけど。

2/18 8:21

赤岳を回り込んできた。主稜線がきれいに望める。ここまで来ると再び強風地帯。

2/18 8:23

行者小屋がに見えた。昨日と違い視界良好です。

2/18 8:25

文三郎尾根分岐、ここで（強風だけど）絶景の稜線とはお別れ。

2/18 8:26

文三郎尾根を下る。こちらからもたくさんの人が登ってくる。天気良いからねぇ〜。皆さん山頂で絶景を楽しんでね。

2/18 8:37

真ん中は昨日登った地蔵尾根、こちらから見ると急登なのが分かります。

2/18 8:37

だいぶ下って中岳、阿弥陀岳を見上げる。ここから見ると迫力あるね。

2/18 8:45

遠く北アルプス稜線を正面に見据えて気持ち良く下山。

2/18 8:45

槍穂を確認、大キレットの切れ込みが特徴的。

2/18 9:06

行者小屋まで帰還。昨日のモノクロ世界とは違いカラフルだ。

2/18 9:26

行者小屋の上に見える大同心は圧倒的な存在感。空も良い色です。

2/18 9:25

今日は最高の天気でした。装備を解いて少し休憩。

2/18 9:32

今日は日曜なので早めに下山します。天気良いと足取りも軽い。

2/18 9:47

今年は縦走できなかった横岳を眺める。また来ます。

2/18 10:00

昨日は真っ白だった南沢、軽快に下ります。

2/18 11:23

最後に道路を歩いて美濃戸口に戻って来た。2日目は晴れたので楽しかった。お疲れ様でした。

2/18 13:07

今回は八ヶ岳エコーライン近くの尖石温泉「縄文の湯」に寄りました。冬山下山後の温泉は格別。

2/18 13:14

昨日の朝とは全く違う八ヶ岳。素晴らしいです。

撮影機器：

Canon EOS 70D Canon

感想

skrgitav

冬の八ヶ岳に今年も登ってきました。稜線で夕景・星空・朝焼けを見るのを楽しみに今回も展望荘に宿泊。今年は都合良い休日と晴れ予報が重ならなくて冬季営業の最終週となってしまいました。しかも土曜日は明らかに強風の気圧配置。天気図どおりに稜線は強烈な西風が吹き荒れた上に真っ白だったので早めに小屋入り。翌朝も晴れなかったら下山するつもりでしたが、日が昇る頃は快晴に恵まれました。赤岳頂上から見る富士山や南,北,中央アルプスの山々は何度見ても絶景ですね。また次期冬シーズンも戻ってこようと思います。

コメント

sanngopapa

こんにちは
こんにちは。一日遅れで登った者です・・・一日目は忍耐の必要な天気だったようですが二日目は最高だったようで
赤く染まる小屋と赤岳・・・羨ましいです
無事な山歩きお疲れ様でした

skrgitav

Re: こんにちは
sanngopapaさま
お互いに良い天気で楽しかったですね。５年前に赤岳山頂でお会いしたのが私の初八ヶ岳でした。あれから毎冬通ってますが何回来ても素晴らしい展望の山です。来冬も登るよ。