いろいろあった蝶ヶ岳〜強風で常念岳までの尾根歩き断念
- GPS
- 27:45
- 距離
- 11.9km
- 登り
- 1,436m
- 下り
- 1,421m
コースタイム
【2日目】7:45蝶ヶ岳ヒュッテ-11:30三股登山口-11:45三股駐車場
天候 | (10/1)1日目・・・霧雨/晴れ (10/2)2日目・・・晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2011年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
蝶沢と最終ベンチの間にある登山道を修繕した木板が不安定で、下山中にすべり背中から谷に滑落しました 10/1の夜から10/2の出発まで台風並みの強風 蝶ヶ岳ヒュッテのテント場は稜線上にありモロに受けます |
予約できる山小屋 |
蝶ヶ岳ヒュッテ
|
写真
感想
まったりテン泊山行がしたくて・・・北アルはそろそろ雪が降ってもおかしくない時期
八ヶ岳にしようかとも迷いましたが、この週末の天気予報が好転したため、北アルでもユルユル山行できる常念・蝶にしました
テン場のロケーションが蝶の方が景色よさそうだったので、蝶→常念ルートに決定
豊科ICを降りたときは曇り空でしたが、山に入ると雲の中に
霧雨でのスタートです
ほぼ1年ぶりのテント担ぎです
ULとは程遠いワタシのパックは1泊ながら15kg
昨年とは明らかに体力もつき、他の登山者と同じようなペースで行けましたが、半ば過ぎからキツク、、、一歩一歩ゆっくり進みヘロヘロになって何とか登頂となりました
寒さのせいもありますが、テント設営中に腿つる程でした
蝶ヶ岳ヒュッテのテン場はほぼ稜線上
ワタシのメッシュの3シーズンがこの時期の2600mの稜線に対応できんの?と不安たっぷりでしたが、風避けにハイマツ林の横に設営したのが助かりました
その夜は9時過ぎから強風となり、未明からは台風?ってなくらいに
トイレに立つついでに星満開の夜空を堪能してると、テント直してるソロの山女子からヘルプの声が・・・本体ペグダウンしてませんでした
設営場所も風を遮るところがない・・・いつ飛んでもおかしくないテントを何とか修正でした
その後、更に同様の山男子のテント直したりと大工仕事の夜でした
朝には止むだろうと思ってた強風が一向に収まりません
(むしろヒドくなってる?)
ホントは朝イチで常念に向かい三股へ下りる予定でしたが、尾根は強風で体は持っていかれるし息すらマトモにできない状況
こんな時に慣れない重装備担いで行くのはリスク高いと判断し、ゆっくり撤収し来た道を引き返すことにしました
今回は“まったり”がテーマですので、“己に挑戦”ではないしね☆
下山後の温泉なんかイメージしてたんでしょうか
巻き道を修繕した木板に足を乗せた瞬間・・・固定が緩んでいたみたいで足場が谷側へ回転
そのまま足を滑らせ、重いパックが重りのように背中から谷へ滑落してしまいました
「落ちた」とはまさにこのこと・・・縦に逆さに回転し正面向いたとき草の根元を掴み奥底へ落ちることは免れました
前を歩いていた方々のヘルプもいただき何とか直登し元の道へ
奇跡的に膝裏のかすり傷程度で済みました
これ場所が場所ならアウトだったろうなぁ・・・その後の歩みは超慎重になったのは言うまでもありません
とまぁいろんな出来事があった初北アル山行でした
このコースは来年再チャレンジですね(たぶん小屋泊で・・・笑)
それにしても西側に広がる切り立った名山たち
ワタシが行ける日は来るんでしょうか(^▽^;)
はじめましてです。
最近の記録から辿ってきましたが、
滑落の瞬間・・・超リアルです。
バックロール中とっさに草の根を掴める瞬発力に、
張本さんに代わってホント大あっぱれです。
奇跡的でも何でも、とにかく無事で何よりです。
僕も改めて気を引き締めようと思えました、ありがとうございます。
同じ日程で、蝶ヶ岳に登り、同じく強風で常念岳を撤退しました〜
あれ?テントは、、もしかして、私達のお隣だった方ではありませんか?
夜からの暴風、ホントにひどかったですね。
帰り道に滑落とお聞きしてびっくりしました。
登山道のあの板ですね?
滑りやすそうだったのでソロソロと通過しましたが固定されていない板だったとは、、、
かすり傷だけだったそうでホッとしました、、、
macha76 さんの反射神経はスゴいです。
まったりのはずが、色々あった北アルプスデビューだったようですが、
次回、風がない晴天時に、お互いにあの稜線歩きのリベンジできると良いですね
コメありがとうございます
ああいう場面って意外にスローのように記憶が鮮明に・・・
「落ちたらなんか掴む」とずっと思っていたので“うまく出来た”のかと
あまりの見事な落ちっぷりに助けていただいた方も大怪我してると思われたようです
これくらいで済んだことを幸運に思い、これから慎重に行きたいと思います
コメありがとうございます
気づかずslowlifeさんの方にコメ入れちゃいました
ハイマツ林のおかげで夜のうちはなんとか大丈夫でしたが、朝は耐え切れずに壊れるかと思うような状況でした
しかしツェルトも耐久性バカにできませんね
片足滑らして・・・ってのはイメージつくんですが、見事なバックロール
スキューバで慣れてたから? ではないですね
ここの稜線歩きは諦めきれないので、リベンジですね
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