快晴の赤岳に登り360度の眺望を楽しんだ
- GPS
- 20:20
- 距離
- 21.0km
- 登り
- 1,663m
- 下り
- 1,645m
コースタイム
- 山行
- 4:10
- 休憩
- 1:42
- 合計
- 5:52
- 山行
- 5:07
- 休憩
- 1:34
- 合計
- 6:41
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
先週降った雪が登山路に積もっており、歩き易い。ただし、4日の好天で、登山路の雪が大幅に溶けており、この後の天気次第で凍結すると大変になる恐れがある。 |
写真
感想
M山岳会恒例の厳冬期八ヶ岳赤岳登山が3月3日〜4日にかけて実施され、男性3人、女性3人の6人が参加した。今回は、女性陣のうちの2人が厳冬期赤岳は初挑戦だった。これまでに、厳冬期の北八ヶ岳の天狗岳や硫黄岳、蓼科山には、登頂しており、満を持しての赤岳挑戦だった。
これまでの厳冬期の八ケ岳登山は、氷点下20℃近い寒さの中の山行でテントを設営する際にも寒さで手が凍傷になりそうだったが、今年は、春山を思わせるような暖かさで、素手でテントを設営できるような陽気だった。
3日は、快晴の好天に恵まれ、中央道を走行中にも、八ヶ岳や南アルプスの山々がクッキリと姿を見せてくれており、期待が膨らんだ。
8:30に美濃戸口に到着し、共同装備の荷物を再配分して、8:48に出発した。美濃戸山荘までの道路は、凍結していたものの、例年と比べて雪が少なく、橋を渡った後の最初のヘアピンカーブに雪は無かった。9:52に美濃戸山荘に到着し、小休止をした後、本日の目的地である行者小屋のテント場を目指した。メンバーの2人は、3日前にも赤岳主稜に登っているが、その時に比べると、登山路には雪が積もっており、歩きやすいと言っていた。12:34に行者小屋のテント場に到着し、早速テントの設営に取り掛かった。丁度1週間の冬山合宿を終えて、撤収作業をしていた大学山岳部のテント場を使わせてもらう事にし、1時間で設営が終わった。この後、夕食まで時間があったため、中山展望台に行き、南八ヶ岳の峰々の眺望を楽しんだ。午後になっても、上空には青空が拡がっており、気温も0度程度だった。
翌4日朝、外に出てみると、月が煌々と輝いており、星空が拡がっていた。朝食を済ませ、登山の準備をして、5:40にテント場を後にし、文三郎尾根経由で赤岳山頂を目指した。気温もそれほど冷え込んでおらず、微風&快晴の絶好のコンディションだった。テント場からは、続々と赤岳を目指して出発しており、途中で追い越させてもらい、先を急いだ。文三郎尾根の急登部を登り切り、尾根に出ると、北八ヶ岳や北アルプスの峰々がクッキリと見渡せた。雲一つ出ておらず、素晴らしい眺望が拡がっていた。
6:46に赤岳と中岳の分岐の稜線に出ると、時々強い突風が吹いてきて、体がぐらついた。稜線からは、中央アルプスや、南アルプスの北部の名峰が顔を見せてくれ、これまでにない、最高の眺望が得られた。今年は、例年に比べ、雪が少なく、赤岳山頂に至る稜線上では、岩稜帯が地肌を現している区間が多かった。岩稜帯を慎重に登り、7:04に赤岳山頂に到達した。山頂からは、360度の眺望が拡がっており、北アルプス、中央アルプス、南アルプス北部の峰々が揃い踏みをしてくれており、更に富士山、金峰山、両神山、浅間山、日光連山、谷川岳、妙高山等の北信越の山々が確認でき、いくら見ていても飽きない眺望だった。しかし、沢山の登山者が山頂を目指して登ってきていたため、7:25頃に下山の途についた。頂上山荘から赤岳展望荘の下りも、雪が少なく、ところどころ地肌が現われており、歩きずらかった。赤岳展望荘の風を防げる場所で小休止を取った後、地蔵尾根経由で下山した。地蔵尾根の最初の難関のリッジ部は、リッジの1段下がったところに登山路が設けられており、難度が下がっていた。それでも、雪が少なく、ところどころ岩が顔を出しており、鎖部、階段部等難所が続いていたが、赤岳初挑戦のメンバーは、余裕を持って難所をクリアーしており、頼もしかった。8:49に行者小屋のテント場に帰着し、テントを撤収し、9:30に行者小屋のテント場を後にした。気温が上昇しており、前日は凍結していた道路も雪解けが一気に進んでおり、歩きずらくなっていた。美濃戸山荘で小休止した後、雪解け水が流れている車道を下り、12:00に美濃戸口に帰着した。
今年の赤岳登山は、絶好の好天に恵まれ、風も穏やかで春山を思わせるような陽気の中、赤岳の頂を踏むことが出来、更に360度の眺望を楽しむことが出来、大満足の山行となった。
すごく眺めが良かったんですね。matusanの写真を眺め、妄想赤岳登山ができました。
地蔵の下りは後ろ向きになってくだる写真もあり、急だなぁとドキッとしました。ですが、皆余裕で通過とのこと。流石です。お疲れ様でした。(^^)
Teruterubozさん、今回の山行に参加してもらえず、残念でした。今回は、3日〜4日にかけて、快晴微風で3月としては異例の暖かい天気に恵まれ、これまで経験したことがないような素晴らしい眺望を楽しむことができました。360度のダイナミックな眺望に時間の過ぎるのが早く感じました。
また、今年は、雪が少なく、岩が露出している箇所が多く、アイゼンを着けての登り下りは気をつかいました。でも、今回厳冬期の赤岳初挑戦のお二人は、見事に難関をクリアーしており、関心しました。また、是非ご一緒させていただきたいと思っております。
下界も初夏の陽気でした。先日の赤岳主稜も暖かでしたが、一段と春めいていたようですね。皆さん軽く冬季赤岳をクリアーされたようでおめでとうございました。ただ、アップルさんが残念でした。楽しみにしていたのに、でも実力的には、問題ないし、がっかりしないで、先輩達だけでなく、MATUSANとかフォゲットさんとかにおねだりすればいつでもいけるんじゃないですか!!ガンバガンバですね。MATUSANは今度は赤岳〜横岳〜硫黄岳のゴールデン周回コースに挑戦ですね。がんばってください。私は今年すべての山行に失敗して、少々腐ってます。特に、先日の赤岳では、私の体調不良で、完登を楽しみにしていた先輩、フォゲットさんにご迷惑をかけ申し訳なく・・・。また来季頑張りたいと思います。MATUSANも是非参加ください。
mmakiraさん、いつもコメントをお寄せいただき、ありがとうございます。
今回の赤岳は、厳冬期とは思えない暖かさで、陽気は完全に春山でした。でも、美濃戸口から行者小屋までのアプローチは、冬山でテント泊の荷物を背負って歩くきつさは、冬山ならではの厳しさでした。この同じ道を3日前に赤岳主稜を目指してmmakiraさんと一緒に歩いたT先輩とフォゲットさんが、また歩いているタフネスさに感服しました。
アップルさんは、最近岩登りに目覚めており、mmakiraさんの良い相棒になってくれそうですね。今回は、mmakiraさんの晴れビームを受けて、最高の好天に恵まれての山行になりました。きっと、これからは、いつもの晴男になることと思います。今後とも、よろしくお願いします。
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