父ヶ岳・七ッ岳《九州百名山》
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- GPS
- 06:45
- 距離
- 13.7km
- 登り
- 1,119m
- 下り
- 1,108m
コースタイム
- 山行
- 6:13
- 休憩
- 0:32
- 合計
- 6:45
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
船
|
コース状況/ 危険箇所等 |
オラビ崎〜父ヶ岳南西尾根は登山道なし 登山口公園〜荒川南尾根は踏跡が有ったり無かったり |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
靴
ザック
ザックカバー
昼ご飯
行動食
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
針金
日焼け止め
保険証
携帯
時計
タオル
ツェルト
ストック
カメラ
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感想
ニッポンレンタカーの営業所が開くと同時に福江港でレンタカーを借りてオラビ崎へと向った。晴れてはいるが、霞んで遠望がよくない。荒川トンネルの入口を左折し林道を入っていくと広場があり建設途中で放棄されたコンクリートの建物があった。リゾート施設でも作ろうとしていたのだろうか。尾根の先端は道路の切り開きで断崖となり取り付き一箇所しかない。それも羊歯に覆われた急斜面で羊歯に掴まり這い登った。樹林の途切れ日の当たる処に羊歯が猛烈に繁殖し激闘して20m余り進んだ。漸く樹林帯となり羊歯がマシになった。下の放棄建物への給水施設かコンクリート造りの水槽があった。更に電柱も現れ左手にはダートの道が見え、あの苦労は何だったのだろうか。
荒川トンネルの直上で鞍部となり再び急な登りとなった。道は無いようでも獣の通う道はあるようで時々踏み跡かと思われるものがある。此の尾根は概ねエゾユズリハなどの樹木類で、下草の薮ならまだ良いが時々現れる茨の蔓には特に難儀させられる。シャツに引っかかり無理をすると破きかねない。薮を漕いで尾根の括れに達すると福江市の地籍図根三角点が置かれていた。行政の人達はこんな尾根にも登ってきているのだと感心させられた。
進行方向が北に変わるが状況は同じ。徐々に右にカーブし稜線が東に向きピークを超えると4等三角点「矢ノ口」(371m)があり一つ目の目標が達成された。小さなピークを幾つか越え287mの鞍部は古道の峠跡らしく稜線が抉られていた。P314に到るとまた図根三角点が表れた。此処からは比較的歩き易い稜線になりP358に達した。稜線からはみ出した何もないピークで元に戻って父ヶ岳を目指した。
父ヶ岳直下で父ヶ岳七ッ岳峠から来た登山道と合流し、指導標まで建てられていた。父ヶ岳の南斜面は急登で、ジグザグに付けられた道で山頂に達した。五島列島の最高峰で円錐形の姿の良い山だ。父ヶ岳(ててがたけ460m)山頂には2等三角点「父ヶ岳」が置かれ展望がよい。日本の西の果ての島は東シナ海に望み、嘗て渡海する遣唐使が最後に寄港した処と言われている。悪路のため此処まで2時間半近く掛かった。今日の行程は後半も歩いた記録がWebにはなかった。七ッ岳はと見ると下山地の尾根の先端は反対方向に見える。随分遠そうだが車があるので行くしかない。
直下の分岐へ下り、格段に歩き易くなった登山道を進み鞍部に達すると此処も峠の跡で稜線が括れていた。P328、P354と標高点を越えて急な下りで父ヶ岳七ッ岳峠(252m)に達すると七嶽神社からの登山道が上がってきて漸く地形図に登山道が描かれた山域となった。この先登山口公園分岐までは地形図の道を歩くことができる。
七ッ岳は7つのピークを持つ岩山で厳しい登りとなる。その序盤が現れP328に到った。緩やかに傾斜が増し険しくなってきた。司(381m’)に到ると岩の上から妻、己が見えるが七ッ岳本峰はまだ先だ。振り返ると父ヶ岳の姿が美しく、結構距離があるように見えた。己の南面は岩盤そのもので険しさは一入だった。七ッ岳(431m)山頂に到ると3等三角点「七ッ岳」があり山頂標識も設置されていた。山頂からの眺めは素晴らしく、父ヶ岳や其の南西尾根、これから行く七岳川南尾根が一望できた。
下山路の南尾根も厳しく、岩場を手を使いながら下った。徐々に傾斜が落ち着き登山口公園への分岐に達した。地形図に描かれた登山道も此処まで、また未知の空間に突入した。出だしは特に問題なくP219の図根三角点のピークに達した。七ッ岳の展望が良く数えてみると7つのピークが確認できた。比較的歩き易かったのも此処までで、また羊歯や茨が蔓延る稜線となった。しかし地籍測量を行った際に伐採されたのか歩き易い部分もあり行程は捗った。
4等三角点「下ノ瀬戸ノ河」(227m)のあるピークは切立った岩稜で展望が良い。南西の深い鞍部越しにP249がやけに大きく見えた。這い下ると鞍部はすぐでP249には25分で達した。比較的歩き易い稜線で4等三角点「冷水川」(139m)に達した。此処からは荒川の海岸線に向けて下る。急斜面で地形図を見ると道路との間は断崖記号があり下り口が難しそうだ。険しい稜線の真ん中、谷部分を上手く下り何とか道路に達したが最後の処で茨のゲートに遭遇し一本づつ掻き分けて漸く下り立つことができた。オラビ崎へと車道を歩いて戻る際、斜面を見ていると他は全てコンクリートなどで固められた断崖で、上手く下りられたものだった。
矢ノ口橋の袂にある老人ホーム越しに七ッ岳が綺麗に見え感慨一入だった。車道歩き1.7劼妊ラビ崎に戻った。明日の早朝、鬼岳に登ろうと目論んでいたが、明日は朝から雨の予報、まだ体力が残っているので今日n登ってしまおうと車を走らせ鬼岳公園へと向った。
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