黒斑山スノーハイク(裏ルートラッセルあり)
- GPS
- 09:23
- 距離
- 8.5km
- 登り
- 584m
- 下り
- 603m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
表コースは踏み跡がしっかりしているので、踏み抜きなし。稜線はアイゼンがあったほうがよいが、他はなくても問題なし。 裏コースはノートレースで膝から股下までの厳しいラッセル。コース不明瞭(ほとんど分からない)で樹林が続くため視界はなく、密生した木々に行く手を阻まれる。そのため、相当な読図技術と藪漕ぎのバリエーション、ラッセル経験が無ければ通らない方が良い。 |
写真
装備
個人装備 |
ヘッドランプ 1 忘れずに
予備電池 1
1/25,000地形図 1
コンパス 1
ロールペーパー 1
ファーストエイドキット 1
筆記具 1
保険証 1
携帯電話 1
計画書 1
ザック 1
ザックカバー 1
タオル 1
防寒着 1 インナーとして
雨具orアウターシェル 1 必須
スパッツ 1 必須
毛糸の帽子 1 必須
登山靴 1
テルモス 1 重要
時計 1
非常食 1
カメラ 1
日焼け止め 1 必須
サングラス 1 必須
ストック 1 必要
アイゼンor軽アイゼン 1 必須
目出し帽 1 ネックウォーマーでも可
手袋(インナー,ミドル,オーバー,替え) 1
温泉道具、着替え 1 下山後のため
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共同装備 |
ワカン 1 Satoshi
ツエルト 1 Satoshi
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感想
今回は以前から浅間の白黒模様を見てみたかったので、黒斑山に行ってきました。
行程としては短く、危険個所も少ないので、多くのスノーハイカーでにぎわっていました。
この日は天気が良く、気温も高めで0℃を超えており、絶好の登山日和でした。トレースもしっかりしており、槍ヶ鞘までノーアイゼン問題ありませんでした。後ろを振り返ると、八ヶ岳、中央、北アルプス、妙高あたりが見え、富士山もばっちり見えます。
トーミの頭までくるときれいなゼブラ模様の浅間山が目の前にどーんと現れ、なかなかの景色です。
稜線は念のためアイゼンをつけて黒斑山を目指しました。稜線や山頂はこの陽気なので、多くハイカーでにぎわってます。
黒斑山より先は、人の入りが急に少なくはなりましたが、道は問題ありません。稜線のシラビソにできた樹氷がとけ、飴細工のようでとてもきれいです。
しかし、どでかいゼブラ模様の浅間を見ながら、真っ白い稜線を歩くのはなかなかのものです。
出が遅かったので、仙人岳までで折り返し、そこから帰路につきました。
その後、雪の状態が問題なさそうだったので、日没まで3時間くらいあれば問題ないと考え、裏ルートで下山することにしました。
これが、大きな判断ミスでした。
裏ルートはすでに廃道になっており、視界のない樹林帯をトラバースしながら下山するという難しいバリエーションルートです。以前夏道で通ったことがあったので、そういう認識はありましたが、ラッセルを甘くみていました。
そんなルートなので、人は誰も入っておらず、すぐにひざ下から股下の厳しいラッセルとなりました。ルートもあってないようなものなので、地図とコンパスを頼りに密生したシラビソを文字通りかき分けて進みます。
そんな中、激しい藪漕ぎのためか左足につけていたかんじきが完全に壊れてしまい、さらに登山ポールも折れてしまいました。
片足のツボ足ではなかなか進まず、沢では一時首まで雪に埋もれながらも何とかトラバースを続け、下山すべき尾根までたどり着きました。そして、その尾根を下る途中に日没を迎えました。厳しい状況ではありましたが、夕焼けがとてもきれいで、その赤色に照らされて周囲が燃えるように赤く染まっています。
ここでビバークを検討しましたが、地図上で現在地を測位できており、体力的にもまだ余裕があったので、へっでんをつけて下山することにしました。
目の前ではスキー場で雪上車がゲレンデを整備しているのが見えますが、近いようで遠く感じます。
下山はトラバースよりは進みは早く、なんとか18時40分には林道に到達できました。林道にはいってもまだまだ油断はできず50冂の雪が積もり、ウサギの足跡しかない白い道をラッセルしながら進んでいきました。何度も足を取られつつ1時間ほど歩き、なんとかスキー場からのスノーハイクルートに合流して、20時前には下山することができました。
結果的には迷うことなく無事に下山できたものの、日没まで3時間しかない時間からエスケープできない難しいラッセルルートをとるという判断ミスを犯してしまいました。雪山が初めての人を連れてとるべきルートではなかったと反省しています。
お二人には心配をかけてしまい申し訳なかったです。
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