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Yamareco

記録ID: 1396815
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
志賀・草津・四阿山・浅間

黒斑山スノーハイク(裏ルートラッセルあり)

2018年03月03日(土) [日帰り]
情報量の目安: A
都道府県 群馬県 長野県
 - 拍手
体力度
2
日帰りが可能
GPS
09:23
距離
8.5km
登り
584m
下り
603m
歩くペース
ゆっくり
1.71.8
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
8:26
休憩
0:55
合計
9:21
距離 8.5km 登り 584m 下り 604m
10:34
16
高峰高原ビジターセンター
10:50
10:51
22
11:13
11:15
35
11:50
12:04
11
12:15
12:19
14
12:33
12:35
50
13:25
13:34
18
13:52
14:00
20
14:20
14:30
250
18:40
18:45
55
林道出口
19:40
15
浅間2000スキー場
19:55
高峰高原ビジターセンター
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2018年03月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
高峰高原ビジターセンターの駐車場を利用
コース状況/
危険箇所等
表コースは踏み跡がしっかりしているので、踏み抜きなし。稜線はアイゼンがあったほうがよいが、他はなくても問題なし。
裏コースはノートレースで膝から股下までの厳しいラッセル。コース不明瞭(ほとんど分からない)で樹林が続くため視界はなく、密生した木々に行く手を阻まれる。そのため、相当な読図技術と藪漕ぎのバリエーション、ラッセル経験が無ければ通らない方が良い。
10時で駐車場はギリギリ空いてました
2018年03月03日 10:37撮影 by  Canon EOS Kiss X7i, Canon
3/3 10:37
10時で駐車場はギリギリ空いてました
入山
天気が良く気持ちいい
2018年03月03日 10:41撮影 by  Canon EOS Kiss X7i, Canon
3/3 10:41
入山
天気が良く気持ちいい
2018年03月03日 10:59撮影 by  Canon EOS Kiss X7i, Canon
3/3 10:59
車坂山を下る
滑って降りられるので気持ちいい
2018年03月03日 11:01撮影 by  Canon EOS Kiss X7i, Canon
3/3 11:01
車坂山を下る
滑って降りられるので気持ちいい
バランスとりながら
2018年03月03日 11:02撮影 by  Canon EOS Kiss X7i, Canon
3/3 11:02
バランスとりながら
2150m付近で休憩
バックに高峰山と北アルプス
2018年03月03日 11:20撮影 by  Canon EOS Kiss X7i, Canon
3/3 11:20
2150m付近で休憩
バックに高峰山と北アルプス
2018年03月03日 11:53撮影 by  Canon EOS Kiss X7i, Canon
3/3 11:53
赤ゾレの頭でアイゼンつけます
2018年03月03日 12:09撮影 by  Canon EOS Kiss X7i, Canon
3/3 12:09
赤ゾレの頭でアイゼンつけます
トーミの頭で記念撮影
2018年03月03日 12:16撮影 by  Canon EOS Kiss X7i, Canon
1
3/3 12:16
トーミの頭で記念撮影
稜線が気持ちいい
2018年03月03日 12:23撮影 by  Canon EOS Kiss X7i, Canon
3/3 12:23
稜線が気持ちいい
浅間のゼブラ模様がいい
2018年03月03日 12:26撮影 by  Canon EOS Kiss X7i, Canon
3/3 12:26
浅間のゼブラ模様がいい
黒斑山到着
2018年03月03日 12:44撮影 by  Canon EOS Kiss X7i, Canon
3/3 12:44
黒斑山到着
その先は人の入りが少なめなので、ワカンをつけていきます
2018年03月03日 12:58撮影 by  Canon EOS Kiss X7i, Canon
3/3 12:58
その先は人の入りが少なめなので、ワカンをつけていきます
外輪山の稜線は良いですね
2018年03月03日 13:09撮影 by  Canon EOS Kiss X7i, Canon
3/3 13:09
外輪山の稜線は良いですね
2018年03月03日 13:17撮影 by  Canon EOS Kiss X7i, Canon
3/3 13:17
2018年03月03日 13:17撮影 by  Canon EOS Kiss X7i, Canon
3/3 13:17
樹氷が溶け、飴細工のよう
2018年03月03日 13:28撮影 by  Canon EOS Kiss X7i, Canon
3/3 13:28
樹氷が溶け、飴細工のよう
蛇骨岳
2018年03月03日 13:32撮影 by  Canon EOS Kiss X7i, Canon
3/3 13:32
蛇骨岳
嬬恋方面
2018年03月03日 13:50撮影 by  Canon EOS Kiss X7i, Canon
3/3 13:50
嬬恋方面
雪庇の先が鋭利になってます
2018年03月03日 13:51撮影 by  Canon EOS Kiss X7i, Canon
3/3 13:51
雪庇の先が鋭利になってます
仙人岳到着
2018年03月03日 14:01撮影 by  Canon EOS Kiss X7i, Canon
3/3 14:01
仙人岳到着
記念撮影
2018年03月03日 14:08撮影 by  Canon EOS Kiss X7i, Canon
3/3 14:08
記念撮影
2018年03月03日 14:19撮影 by  Canon EOS Kiss X7i, Canon
3/3 14:19
蛇骨岳まで戻ります
2018年03月03日 14:20撮影 by  Canon EOS Kiss X7i, Canon
3/3 14:20
蛇骨岳まで戻ります
裏ルート入口
ここからが地獄。。。
2018年03月03日 14:44撮影 by  Canon EOS Kiss X7i, Canon
1
3/3 14:44
裏ルート入口
ここからが地獄。。。
激しいラッセルの始まり。
帰りの時間、エスケープルートがないことを考えると判断が甘かった。。。
2018年03月03日 14:50撮影 by  Canon EOS Kiss X7i, Canon
2
3/3 14:50
激しいラッセルの始まり。
帰りの時間、エスケープルートがないことを考えると判断が甘かった。。。
2018年03月03日 14:52撮影 by  Canon EOS Kiss X7i, Canon
1
3/3 14:52
蛇骨岳からの沢から夕焼け。
周囲が紅く染まり綺麗だが、先はまだまだ長い。
2018年03月03日 17:54撮影 by  Canon EOS Kiss X7i, Canon
3/3 17:54
蛇骨岳からの沢から夕焼け。
周囲が紅く染まり綺麗だが、先はまだまだ長い。
沢は周囲が見えるが、踏み抜きが激しい。
場所によって首まで埋まりました。
2018年03月03日 17:54撮影 by  Canon EOS Kiss X7i, Canon
1
3/3 17:54
沢は周囲が見えるが、踏み抜きが激しい。
場所によって首まで埋まりました。
撮影機器:

装備

個人装備
ヘッドランプ
1
忘れずに
予備電池
1
1/25,000地形図
1
コンパス
1
ロールペーパー
1
ファーストエイドキット
1
筆記具
1
保険証
1
携帯電話
1
計画書
1
ザック
1
ザックカバー
1
タオル
1
防寒着
1
インナーとして
雨具orアウターシェル
1
必須
スパッツ
1
必須
毛糸の帽子
1
必須
登山靴
1
テルモス
1
重要
時計
1
非常食
1
カメラ
1
日焼け止め
1
必須
サングラス
1
必須
ストック
1
必要
アイゼンor軽アイゼン
1
必須
目出し帽
1
ネックウォーマーでも可
手袋(インナー,ミドル,オーバー,替え)
1
温泉道具、着替え
1
下山後のため
共同装備
ワカン
1
Satoshi
ツエルト
1
Satoshi

感想

今回は以前から浅間の白黒模様を見てみたかったので、黒斑山に行ってきました。
行程としては短く、危険個所も少ないので、多くのスノーハイカーでにぎわっていました。
この日は天気が良く、気温も高めで0℃を超えており、絶好の登山日和でした。トレースもしっかりしており、槍ヶ鞘までノーアイゼン問題ありませんでした。後ろを振り返ると、八ヶ岳、中央、北アルプス、妙高あたりが見え、富士山もばっちり見えます。
トーミの頭までくるときれいなゼブラ模様の浅間山が目の前にどーんと現れ、なかなかの景色です。
稜線は念のためアイゼンをつけて黒斑山を目指しました。稜線や山頂はこの陽気なので、多くハイカーでにぎわってます。
黒斑山より先は、人の入りが急に少なくはなりましたが、道は問題ありません。稜線のシラビソにできた樹氷がとけ、飴細工のようでとてもきれいです。
しかし、どでかいゼブラ模様の浅間を見ながら、真っ白い稜線を歩くのはなかなかのものです。
出が遅かったので、仙人岳までで折り返し、そこから帰路につきました。
その後、雪の状態が問題なさそうだったので、日没まで3時間くらいあれば問題ないと考え、裏ルートで下山することにしました。
これが、大きな判断ミスでした。
裏ルートはすでに廃道になっており、視界のない樹林帯をトラバースしながら下山するという難しいバリエーションルートです。以前夏道で通ったことがあったので、そういう認識はありましたが、ラッセルを甘くみていました。
そんなルートなので、人は誰も入っておらず、すぐにひざ下から股下の厳しいラッセルとなりました。ルートもあってないようなものなので、地図とコンパスを頼りに密生したシラビソを文字通りかき分けて進みます。
そんな中、激しい藪漕ぎのためか左足につけていたかんじきが完全に壊れてしまい、さらに登山ポールも折れてしまいました。
片足のツボ足ではなかなか進まず、沢では一時首まで雪に埋もれながらも何とかトラバースを続け、下山すべき尾根までたどり着きました。そして、その尾根を下る途中に日没を迎えました。厳しい状況ではありましたが、夕焼けがとてもきれいで、その赤色に照らされて周囲が燃えるように赤く染まっています。
ここでビバークを検討しましたが、地図上で現在地を測位できており、体力的にもまだ余裕があったので、へっでんをつけて下山することにしました。
目の前ではスキー場で雪上車がゲレンデを整備しているのが見えますが、近いようで遠く感じます。
下山はトラバースよりは進みは早く、なんとか18時40分には林道に到達できました。林道にはいってもまだまだ油断はできず50冂の雪が積もり、ウサギの足跡しかない白い道をラッセルしながら進んでいきました。何度も足を取られつつ1時間ほど歩き、なんとかスキー場からのスノーハイクルートに合流して、20時前には下山することができました。

結果的には迷うことなく無事に下山できたものの、日没まで3時間しかない時間からエスケープできない難しいラッセルルートをとるという判断ミスを犯してしまいました。雪山が初めての人を連れてとるべきルートではなかったと反省しています。
お二人には心配をかけてしまい申し訳なかったです。

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