銚子ヶ峰・丸山ロングルート(虚無僧の如くスキーを履いて行脚)
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- GPS
- 11:36
- 距離
- 29.1km
- 登り
- 1,646m
- 下り
- 1,641m
コースタイム
天候 | 晴れのち軽い吹雪 |
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過去天気図(気象庁) | 2018年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
トイレは使用できません |
コース状況/ 危険箇所等 |
林道はいくつか滑り台となっていますがヤバイのは1箇所 |
その他周辺情報 | 美人の湯しろとり 750円 混んでいるのが玉に瑕 |
写真
装備
個人装備 |
ザック(mhmパウダーケグ32)
スキー板(BDリバート 173cm)
ビンディング(BDオーワン)
スペアキット(BDオーワンバックカントリーキット)
クトー(BDテレクランポン)
テレマークブーツ(スカルパT2X)
セルフアレストピック(BDウィペット×2)
ヘルメット(BD)
ビーコン(マムートエレメントバリーボックス)
プローブ(オルトボックス320cm)
スコップ(BDディプロイ)
ヘッドランプ(BDストーム)
クランポン(BDセラッククリップ)
サングラス(オークリーレーダーパス)
日焼け止め
リップクリーム
ビーニー(BD)
ヘルメットビーニー(BD)
ヘッドバンド(マムート)
バラクラバ(ホグロフス)
テムレス
インナーグローブ
スキーシール(G3アルピニストハイトラクションスキン)
シールワックス
スキーワックス
カメラ(CANON IXY32S)
GPS(ガーミンeTrex20J)
スマホ
携帯
予備電池(単3
単4
モバイル用)
予備ランプ
財布
保険証
ドライバー(+
-)
コンパス
笛
ナイフ(ビクトリノックススイスチャンプ)
飲料
行動食
非常食
防寒着(ユニクロウルトラライトダウンジャケット)
ファーストエイドキット
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感想
ここのところ安近短な山にしか行ってなかったので、たまにはロングルートも熟さなければと、いつものようにJUNDrさんと出掛けた。
先週、JUNDrさんが初河山へ行かれた時、林道の状況が最悪だったとのことでしたが、今回は前よりもかなり融雪が進み、林道の片斜面も傾斜が緩くなっていたとのこと。
しかしながら、1ヶ所はアイゼンでないと通過困難なところはありました。
林道歩きが長いが、他愛もない会話をしながら進むとあっという間に登山口に到着。
このルートは、大杉への登りが一番傾斜のきついところか。また、氷化斜面も多く、クトーは随所で使用した。
大杉まで上がり、すぐに尾根へと取り付く。
トレースがいくつか残っていたが、あまり使わせていただくことなく、小さなポコもなるべく巻きながら進むと神鳩ノ宮避難小屋に到着。
昨年は、ここが撤退したところだ。
何人か宿泊していたようで、冬期入口ではなく、夏期の入口が空いていた。
母御石ピーク手前の大斜面は、やばそうだったので、安全第一でアイゼンに切り替える。そのまま銚子ヶ峰までアイゼンで登頂。
別山までの峰が連なるが、アップダウンが多くて、難儀な稜線だ。
大展望を楽しむが風が強く、次の丸山へ向かうためそそくさと滑走に入る。
日は当たっているのだが気温が低く、風も強いため、全然雪面は緩まない。
カリカリで楽しいとは言えないが、ピークからの滑走は気分がいい。
一旦、神鳩ノ宮避難小屋手前で、小屋に泊まっていたボーダーの方とおしゃべりをし、丸山への鞍部まで滑走を続ける。
丸山への登りで板を担いで下ってくるスキーヤーとすれ違ったところ、見覚えのある方で、tooruohさんだった。お互いによくいろんなところで会いますね〜と、考えることは一緒ですから〜なんてお話し楽しかったです。
この辺りで天候が悪化し、徐々に吹雪いてきた。こんなこと聞いてないっす。
今日は春山を楽しみに来たのですから。
丸山手前の急斜面も根性でスキーで登り上げ、ピークへ。
天気が良ければここから初河山への周回ルートも考えていたのですが、天候悪化で無理は禁物と来た道を引き返す。
カリカリ斜面もスキーの方が安全と判断し、滑って下る。
避難小屋から標高を下げるとようやく安全地帯だ。
しかし、最後の林道がやはり核心部。
暗闇では周りが見えずに恐怖心もそれほどであったが、明るくなって視界が広がるとこりゃやばいぞと。
しかし、雪は緩んでいたので、何とか通過。
ロングルートをこなして心地よい疲労感であった。
最後に駐車地でtooruohさんとおしゃべりし、温泉で汗を流して帰路に着いた。
僕もktn92さんも銚子ヶ峰へは過去に厳冬期にトライしており敗退を期している。今回は最近のショート系ルート中心の緩んだ山行にカツを入れるべく修行系ルートを設定した。石徹白最高峰の銚子ヶ峰1810mと第二位の丸山1786mを絡め、あわゆくば先週行った初河山への周回を考えていた。所用などの万難を排し必勝態勢で臨んだ山行だ。久しぶりに気合入りまくりである。それでも僕は前日まともに寝ることが出来ず仮眠2時間で突入だ。深夜3:30分準備が整い出発。今日は快晴が予想されており出来るだけ軽量化で防寒装備・ピッケルなどはすべて置いておくこととした。(しかし実際は午後から吹雪であった)
順調に林道を進み2時間15分で大杉登山口に到着。先週の地獄片斜面は傾斜が70度から50°位に緩んでいた。アイゼンを履いて楽勝で通過できた。
さて大杉から1時間の登ると左手に母御石の丸い峰が見える。さらに1時間で避難小屋に到着。順調にここまで来た。あとは目の前の大きな山頂に向け登り上げるだけ・・と思っていたら第一の試練。カリカリアイス斜面になり慎重を期しアイゼン歩行に切り替えた。今日はこの後もアイゼン・シールの脱着が頻回に必要が予想される。銚子ヶ峰はさらに奥の尖がりだった。山頂でシールを剥がし氷化斜面を慎重に滑走。あっという間に避難小屋上の丸山分岐に到着。予定通り丸山を狙う。一昨年は下駄でスキーが進められず泣きながらの敗退であった。今日は絶対山頂を踏む強い気持ちで進む。ここからはアップダウンの稜線をシール滑走も含め快適に進む。山頂直下の急斜面もクトーを装着し進む。氷化斜面で一回滑落しかけたが、セルフアレストピックを木にひっかけ停止させ体制を整えた。吹雪はさらに強くなり視界も低下。山頂からは一瞬初河山が見えたが、すぐに視界から消え、稜線歩行の長い周回はあきらめた。斜面はガリガリだ。でもスキーを履けばこっちのもの!一気にエッジを効かせて高度を下げる。稜線はシールを張りアップダウンし避難小屋上部に到着。天気は回復する様子は無い。さあ帰ろう。ktn92さんもエッジを効かせた滑りで氷化尾根を滑走する。流石の脚力だ。僕は脚に来ていて攣りかかっていた。大杉周辺は雪が緩み滑りやすい沢と化していた。あとは林道をひたすら手漕ぎ。しかし意外にや滑りもよく思ったよりも早く帰着できた。当初の目標を完遂することが出来き僕もktn92さんも充実感に満ちた顔となっていた。
コメント
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TOORUOHです。
結構楽しかったですね。吹雪いてくるとは思ってもいませんでしたが・・・
芦倉山から野伏ヶ岳に至る稜線ルートはどこにも負けない素晴らしい稜線だと思います。銚子ヶ峰から願経寺の間の広々とした景色も最高で大好きなところです。なかなか入るタイミングが難しいので、次はいつ行けるかわかりませんが。
山の中で林道の直前の情報が得られたというのはすごく助かり、心強かったです。お会いするまで、あの雪崩た林道を思い浮かべて、ブルーになっていましたから(笑)
また、どこかの山でお会いするのを楽しみにしています。ありがとうございました。
結構なロングルートでくたびれましたが頼りになるバディがいたのでそれほど心配もなく、多少の吹雪も何のそのでした。
しかし、あの場面ですれ違う方がいたのは驚きましたが、その方がtooruohさんとはもっと驚きでした。(笑)
単独であのルートは素晴らしいですね❗
またどこかでお会いできるのは間違いないでしょうね😃
ありがとうございました‼️
それぞれ下見も十分されたので、ワンデイ周回しかないですね😅
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