中アと北アを結ぶ中央分水嶺 高遠山〜1762m峰〜1844m峰〜からたきの峯

2018年03月17日(土) [日帰り]

• GPS: 14:33
• 距離: 24.5km
• 登り: 1,569m
• 下り: 1,578m

コースタイム

日帰り

• 山行: 12:37
• 休憩: 1:54
• 合計: 14:31

3:43 奈良井駅
5:18 5:18 分水嶺
6:26 6:28 高遠山
7:38 7:38 1508m標高点
8:08 8:08 1564m峰
8:27 8:36 1573m峰
10:04 10:17 1762m峰
10:29 10:33 南送電線通過地点
10:56 11:55 北送電線通過地点
12:56 13:00 1706m峰
14:15 14:22 1832m峰
14:52 14:53 1844m峰
15:40 15:52 からたきの峯
16:25 16:27 1691m峯
16:43 16:43 新池
17:00 17:01 林道(登山道入口)
17:22 17:22 車道
18:14 奥平

天候

晴れ

アクセス

利用交通機関：

タクシー 自家用車

車で奈良井駅まで行き駅前に駐車．5台位駐車できるがシーズン中は無理と思う．
奥平の部落からタクシーで奈良井まで戻る．

コース状況／危険箇所等

　奈良井駅から鳥居峠に向かう車道に入り，3回カーブした後，右手の送電線の巡視路(75番)に入る．最初は階段状で送電線の鉄塔までは急だがやぶなし．この後も踏み跡があるが灌木や蔓性のやぶが目立つ．分水嶺に出てから高遠山までも笹やぶだが薄く踏み跡もある．ここから北向きの稜線は雪上を歩ける場所が多い．南向きの稜線は1700mくらいまで笹やぶが目立ち疲れる．からたきの峯からは登山道があるが上部はほとんど雪上となる．

写真

3/17 6:28

6:28　高遠山．樹氷が綺麗．

3/17 7:38

7:38　1508m標高点．

3/17 8:08

8:08　1564m峰．樹氷が綺麗だが樹林の中で展望はない．

3/17 8:36

8:36　1573m峰．

3/17 9:25

9:25　歩きやすい稜線．

3/17 9:43

9:43　1708m標高点付近．

3/17 10:07

10:07　1762m峰．

3/17 10:07

10:07　まだ樹氷が綺麗．

3/17 10:23

10:23　1762m峰の下りから八ヶ岳連峰．ここは東側の展望が良い．

3/17 10:23

10:23　八ヶ岳連峰と南アルプス．

3/17 10:23

10:23　望遠で蓼科山と北八ヶ岳．

3/17 10:23

10:23　望遠で八ヶ岳連峰．

3/17 10:23

10:23　右端は甲斐駒ケ岳かな．

3/17 10:25

10:25　まだ樹氷が綺麗だがパラパラ落ちてくる．

3/17 10:32

10:32　南送電線通過地点と北に続く分水嶺．

3/17 10:57

10:57　こちらは北送電線通過地点．ここで1時間休んでカップ麺を食べる．

3/17 11:54

11:53　御嶽山が少し見える．

3/17 11:53

11:53　望遠で御嶽山．

3/17 13:17

13:17　1706m峰の先．ここは笹やぶが出ている．

3/17 14:22

14:22　1832m峰．ここまでくるとほぼ雪上で歩きやすくなるが所々雪が腐っておりもぐる．

3/17 14:53

14:53　やっと1844m峰に着いた．

3/17 14:53

14:53　樹林の間からからたきの峯．

3/17 14:59

14:59　からたきの峯に向かって下る．

3/17 15:27

15:27　からたきの峯の登りから烏帽子岳．

3/17 15:39

15:39　からたきの峯の最高点(1860m峰)．

3/17 15:47

15:41　からたきの峯(1857.9m峰)．

3/17 15:47

15:47　ここは東側の展望が良い．後方は八ヶ岳連峰．

3/17 15:47

15:47　望遠で八ヶ岳連峰と諏訪湖．

3/17 16:25

16:25　1691m標高点．

3/17 17:01

17:01　登山道入口．

撮影機器：

LUMIX DMC-TX1 パナソニック

感想

yukitsubasa

　中央分水嶺をなるべく日帰りで歩いているが，高遠山から1844m峰までの分水嶺は長く途中エスケイプルートがない．北送電線通過地点から荒れた巡視路があり東側の林道に下れるようだが東京大学ワンダーフォーゲル部の記録では林道は荒廃し渡渉を強いられるらしい．西側に下ると非常に長い林道歩きとなる．日帰りするにはからたきの峯まで歩くしかない．

　稜線に雪があればなんとか歩けると思い今回日帰りで試みた．余裕を持って朝暗いうちから出発したが，結果は思ったより雪が少なく大変だった．長いコースなのでビバークできる態勢で歩いたのでそれなりに重荷になったこともあり時間がかかった．高遠山まではほとんど雪なし．ここから北向きの稜線は雪が残っており比較的快適に歩けるが，南向きの稜線は1700m付近まで残雪が少なくかなり笹やぶを漕いだ．登録した写真は雪があるがやぶのところは写真を撮っていない．午前中の雪面は固く潜らなかったが午後から雪が腐ってきてわかんを装着して歩いた．アイゼンも持って行ったが使わなかった．今回はなんとか暗くなる前に奥平の部落に着くことができた．実はからたきの峯に登山道があるのを知らないで歩いたので山頂で指導標を見つけた時は嬉しかった．別のやぶルートを下る予定にしていたので楽ができた．

　奥平の部落からタクシー会社に携帯で電話をかけたが中途半端にしかつながらず民家で固定電話をお借りした．薄暗い中急に不審な格好をした登山者が現れたのでびっくりしていた．節約のためタクシーで塩尻駅まで行き電車で奈良井駅まで戻る予定だったが，疲れたので奮発し奈良井まで行ってもらった．タクシー代は1万円以上かかっていたが，最初の交渉で9000円でメーターを切ってもらった．

　視界が悪いと迷いやすい場所もあるのでGPSはあった方が良いと思う．コース中，最近歩いた痕跡はなく誰とも会わなかった．

　ここから南に続く中央分水嶺山行：
中アと北アを結ぶ中央分水嶺　1313m峰北東〜鳥居峠〜峠山〜姥神峠
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1319608.html

　ここから北西に続く中央分水嶺山行：
中アと北アを結ぶ中央分水嶺　からたきの峯〜1946m峰〜烏帽子岳
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1767140.html