【中央分水嶺】奈良井-高遠山-烏帽子岳-鉢盛山-境峠
- GPS
- 26:00
- 距離
- 30.6km
- 登り
- 2,618m
- 下り
- 2,054m
コースタイム
- 山行
- 12:55
- 休憩
- 0:15
- 合計
- 13:10
天候 | 2/21 2/22 2/23 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 自家用車
|
写真
感想
稜線繋ぎを伸ばしに伸ばして、中央アルプスまで来ましたが、
今回は乗鞍岳方面へと更に伸ばしてきました。
木祖村に前泊させて頂き、境峠に自転車を残置してから
道の駅「奈良井木曽の大橋」に車を停めてスタートしました。
稜線までは昨年秋に歩いたので、同じところを登っていきました。
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1624527.html
天気はすぐれないものの、高遠山が見えたので、それほど迷わずに
鞍部を降りて、高遠山へ登ることができました。
山頂には真新しい標識がありました。
ここから先はスキーの板を履いて進みました。
ジワジワと高度を上げていく稜線なので、スキーで登るのにちょうど良かったです。
時折、雪が少なくなり笹が見えていましたが、ぎりぎり板を外さずに済みました。
1762mピークからは下りだったので、スキーの板からシールを剥がして滑りました。
南側の鉄塔を通り過ぎて、北側の鉄塔のすぐ先の窪地にテントを張りました。
ようやく雨も収まったので、テントはほとんど濡れずに済みました。
【2日目】
日の出とともに出発しました。
ずっと北上して来ましたが、1844mピークで西へ折れると
まばらな樹林帯に雪面が広がっていて、滑るのに最適な斜面がありました。
鞍部からまた登り返していくと、南側が拓けていて、中央アルプスなどがよく見えていました。
ここから先は小ピークが続いていて、滑れる場所はほとんどありませんでした。
烏帽子岳への登りはやや急でしたが、シールで登れました。
山頂標は特にありませんでした。
木々がやや多かったですが、ゆっくりと滑りながら下りました。
鉢盛峠についた時点で16時だったので、ここにテントを張ってもいい時間でしたが、
ここからひたすら登れば小屋があるので、それを目指すことにしました。
2時間あれば登れるだろうと思って取り付きました。
標高2,000mを超えたあたりから傾斜がどんどんとキツくなり、
スキーのシールでは登れないのではないか?と思いながら進みました。
2250mあたりで日が沈み始めたので、防寒対策しました。
斜面はややゆるくなりましたが、ガリガリになったので、
アイゼンに履き替えて登っていきました。
2,350mを超えると、沈み込むことがないくらいシッカリとした雪面でした。
西に折れて、どんどんと暗くなっていく中を尾根上を進みました。
避難小屋が雪に埋もれてやしないかと心配しながら
右手をちらちらと目を凝らしていると、
林の中に四角い影を見つけることができました。
入り口は引き戸にベニア板がかぶせてあり、
針金を外して、軽い雪かきをすれば入れました。
小屋の中は片付いていて、備品類も豊富でした。
【3日目】
山頂まで5分とのことでしたが、デジカメの電池が切れてしまったこともあり、
日の出後に小屋を出ました。
山頂までは傾斜が緩かったので、スキーで登りました。
反射板のところまで行くと、木曽御嶽山、乗鞍岳、北アルプス、八ヶ岳がよく見えました。
写真を撮れるものがスマホしかない状態だったので、もったいないことをしたなー…と思いました。
山頂まで戻り、ガリガリの斜面をスキーでゆっくりと滑りました。
下っていると、最初に登ってきた登山者の方と話しました。
不思議と話があう人だな〜と思ったら、ヤマレコユーザーのyukitsubasaさんでした。
いつも山行記録を見ていたので、思わず握手を求めてしまいました!
その後は単独行の2名と、2人組×2組とすれ違いました。
樹木が密になってきたので、途中で板を外しました。
アイゼンも着けずに歩けましたが、たまに踏み抜くと太ももまで沈みました。
スキー場のゲレンデにでたところから、最高地点まで登り、
板を履いて、樹海コースの途中まで滑りました。
テント泊装備で滑っている姿は、他のスキーヤーからは特異に映っていたようです…
ゲレンデから外れて、樹林帯の中に入りました。
しばらくは積雪量があったので、滑ることもできましたが、
1,900mくらいからは、笹薮が出てきて、とても滑れる状態ではありませんでした。
板を背負い、笹薮こぎになりました。
モナカ雪を踏み抜き、ワカンがあったほうが進みやすそうでした。
鉄塔が2箇所あったところは、その間だけ刈り払われていたので、
つかの間の歩きやすい道でした。
その後はまた笹薮でした。
高度を下げていき、ようやく境峠の林道とぶつかりました。
境峠に着き、残置しておいた自転車を探しましたが、持ち去られていました…
とりあえず警察に電話をしましたが、遺失物で届いていないとのことだったので、
いつかどこかで見つかればいいと思いました。
久しぶりにヒッチハイクをして、藪原駅まで送っていただきました。
昔は山登りをしていた方だったので、とても楽しく話すことができました。
藪原駅では待ち時間が20〜30分ほどで電車が来たので、とても運が良かったです。
ちなみに1本前は2時間半前まで電車がなかったです!
5分ほど乗車して、奈良井駅で下車して、駐車した車まで戻りました。
【まとめ】
今回は、下記の山行記録を山行にさせていただきました。
事前に情報がありとても助かりました。
nomoshinさん
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-104766.html
junjapaさん
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-281753.html
yukitsubasaさん
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1404428.html
太平洋から稜線上を歩き繋いできて、今回は中央アルプスと乗鞍岳が繋がりました。
日本海まで残すところ、十石山〜安房峠と焼岳〜西穂高岳の2区間となりました!
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