南八甲田 虹の湖~p820~p1079
- GPS
- 32:00
- 距離
- 28.0km
- 登り
- 1,373m
- 下り
- 1,186m
コースタイム
- 山行
- 6:08
- 休憩
- 0:22
- 合計
- 6:30
- 山行
- 5:28
- 休憩
- 0:32
- 合計
- 6:00
天候 | 17日曇り後晴れ 18日曇り後晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
弘南バス 温川線(板留経由)黒石駅前8:15ー虹の湖公園8:55 |
コース状況/ 危険箇所等 |
国道102から青荷温泉までの一般道6劼曚鼻^貳娘嵶渉鵡垰澆瓠∪腸找浩凜轡礇肇襯丱垢箸垢谿磴っ躇 |
その他周辺情報 | ランプの宿青荷温泉 日帰り入浴520円 虹の湖公園から青荷温泉まで定期シャトルバス運行 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
長袖インナー
ハードシェル
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
アウター手袋
予備手袋
防寒着
雨具
ゲイター
バラクラバ
日よけ帽子
着替え
ブーツ
ザック
スコップ
ゾンデ
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
針金
ガムテープ
常備薬
日焼け止め
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ツェルト
ストック
ナイフ
カメラ
ビンディング
スキー板
シール
竹ペグ
スリング
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感想
今まで、八甲田山系のアプローチはレンタカーか青森駅からのJRバスであった。黒石駅から虹の湖へ行く路線バスを見つけ、南八甲田の懐へのアプローチを探し当て、計画した。
虹の湖公園から青荷温泉分岐まで車道を歩くことになった。時々青荷温泉へ行き来するシャトルバスとすれ違うので注意が必要であった。青荷温泉分岐からシャトルバスのトレースがなくなり、山スキーを履く。凍った道路の上の新雪5冂の道を進む。横足山南西1.2劼砲△詈岐から尾根に乗っかり横足山登頂予定であったが、新雪の下は硬く、北東に水平距離250m進むと現れる急傾斜に苦戦するとみて、さらに青荷川に沿って雪に埋もれた車道を進む。途中全層雪崩の跡があり、デブリの上を素早く通過する箇所もあった。軽車道に入り緩やかな尾根に取付いた。ルート選びも入念にするべきと思った。緩やかな斜面を登りp820に着く。のっぺりしていたので、正確な山頂は分からなかった。ピークハントではなかったのでそんなことは関係ない。山頂から尾根を下るのは注意が必要である。2年ぐらい前のGW鳥海山での遭難(道迷い)未遂を思い出す。周りは木ばかりで見渡しい良い訳ではない。コンパス頼りに再び軽車道と交差するコルへ下る。そこからp1079目指して方角を合わせて緩やかな尾根を登る。1車線道路と交差するはずであったが、そのような跡は見当たらなかった。雪に埋もれて見逃したのだろう。予定ではその辺りでビバークであったが、30分ほど早く通過してしまい、もう少し進むことにした。大体の現在地は南沢岳に方角を合わせて判断した。進みすぎてもよくない。ツェルトを設営する時間も確保したかったので。
ビバーク地点は、2.2mぐらいの間をあけて立つ2本の木を目印に探した。踏み固めて、木と木に3mぐらいの少し太いスリングを張り、ツエルトを通す。高さはツエルトの高さに準ずる。竹ペグ+スリングとスキーの流れ止めをつかって底面を固定した。靴を脱ぐ入口前も50冂掘り下げた。銀マットはないので、大きなザックを空にしてその上に寝た。塩ラーメンに大量の生姜、高野豆腐、木耳を入れて貪る。シュラフに包まり寝に落ちた。背中の冷たさは伝わってこない。
翌朝2時起床で4時出発。お湯を沸かして中華レトルトとごはんを温めていたら、200ml程こぼすというちょっとした惨事が起こった。またやってしまった!2年ぐらい前の秋に一度やって以来二度目である。一人の場合、コッヘルから手を離す機会が増えるので危険である。重心の高い円柱形のコッヘルはもう使いたくない。次から、着火する前に地面を平らにして、平らなコッヘルを使おう。覆水盆に返らず。帰りの温泉用のタオルを使って急いで拭いた。シュラフは全然濡れてない様だ。外に出て昨日と逆の順にツェルトを解体する。まだ暗闇。コンパス頼りにビバーク地点を出発した。
p1079は思っていたよりすぐ着いた。下岳山頂は曇っている。傾斜は徐々に急となり、下岳西面のクラスト斜面が露になる。スキーが横滑りする場面も増えていく。平らな場所でスキーを外し、兼用靴になる。キックステップで登ろうと試みるも、硬くてつま先が入らない。入ったとしても体重を乗せるには浅すぎる。アイゼンあれば無事突破できるが、無いので引き返すことにした。計画の段階で予想できなかったのはくやしい。櫛ヶ峰までスキーで容易に登れると踏んでいたが、甘くはなかった。
滑降はゲレンデ練習が実を結んでスイスイ下れた。今年の1月の岩手山焼け走りコースのように小枝がたくさん出ているという状態ではなく、太い木が十分な距離をあけて立っているだけなので、快適で楽しいパウダースキーであった。帰りは、昨日のトレースが一本あるのみで、地図読みは楽である。地形を読んで現在地を推定するぐらいである。登り返しで外していたシールを再びつける。滑走時は、シール裏面に着いた雪を落とそうと、カッパ(レインウェア)の裏ポケットにしまっておいた。レイヤリングの間に挟んで体温で温める作戦である。取り出しも簡便だ。
青荷温泉分岐についたら、スキーを脱いでアプローチシューズ(ゴム靴)に履き替える。シャトルバスのすれ違いに注意をはらって、青荷温泉まで徒歩で下る。フロントに着いたら、徒歩で来たのと聞かれ、帰りもすれ違いで危険だからシャトルバスを使ってくださいと言われる。ご迷惑をかけてすみません。温泉自体は快適であった。どうやら朝一番の風呂のようで、4つの風呂全て貸し切り同然である。弘南バスの乗り継ぎの関係で、次乗る予定のバスは4時間後であったので、ゆったり入れた。ランプの宿青荷温泉にはいつか宿泊してみたい。
装備不足で引き返してきたが、ツェルト泊、読図等有意義な山行でした。南八甲田への良いアプローチ方法を見つけたので、今後も同山域への山行を組んでいきたい。
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