犬連れで浅間山。。。ブロッケンがついてきたよ♪

2011年10月09日(日) [日帰り]

• GPS: 09:20
• 距離: 14.0km
• 登り: 1,276m
• 下り: 1,263m

コースタイム

8:00高峰高原登山口‐9:40トーミの頭‐11:10お昼休憩11:50‐12:30賽の河原‐13:00前掛山‐14:10湯の平分岐‐15:00Jバンド‐16:10黒斑山‐17:20下山

天候

晴れ〜山頂は強風〜

アクセス

利用交通機関：

自家用車

コース状況／危険箇所等

帰りに高峰高原ホテルのお風呂やレストランを利用したいなぁと思ってたのに、下山の時刻が遅くて(17時過ぎ)、宿泊者以外利用禁止になってました(涙)
無料休憩所も17時閉店でしたが、哀れに思ってくれたのか閉店を待ってくれました。アリガトウ♪

写真

10/9 9:42

10/9 9:55

ハンパなく急なんですけど。。。

10/9 10:00

ここでもっと慎重に下っておけば膝が痛くならなかった?

10/9 10:41

火山館前にて

10/9 10:57

10/9 10:59

赤というより茶色…

10/9 11:05

緑から黄色へ

10/9 12:33

ロープの先は山頂

10/9 12:42

こんなところからモクモク

10/9 12:59

前掛山山頂より火口アップ

10/9 13:04

風が強くてちょっとこわい

10/9 13:23

ミッキーぐったり

10/9 14:43

またこれに登ります。

10/9 14:59

10/9 15:15

でた!

10/9 15:16

もういっちょ

10/9 15:17

写真は引いた方が色が飛ばないな

10/9 15:19

北側下からガスがふきあがってます

10/9 15:29

またでた!

10/9 15:33

巻き道はやめた方がいいかも…

10/9 15:45

こちらは雲海

10/9 16:08

10/9 16:11

夕映え〜

10/9 16:27

紅葉はこんな感じ(色とんじゃってますが)

10/9 17:09

日が暮れる〜〜

撮影機器：

FinePix F550EXR FUJIFILM

感想

HEIDI

念願の浅間山。朝、雲がかかっているようだったら別の山にしようと思ってたけどバッチリ見えてるぜ!
高崎から上信越道で佐久あたりまでくるとあら?　朝もやで浅間見えないよ?　ちょっとブルーになったもつかの間、やはり晴れてきた!

高峰高原ビジターセンターの駐車場はわりと広いが敷地のヘリに区画があるだけでそこはもう満車。(7時半)
どうする?ホテルに停める?と悩んだがちょっとでっぱって停めた。そのあと来る車は迷わず敷地の真ん中から順に停め出して。
やっぱそうだよね!　真ん中にも線引いてくれたらいいのに。

寝ていた長女を起こすと、やはり不機嫌。朝苦手なんです。
でもここに置いていくわけにはいかないし。
本当は二女(小6)も来るはずだったのに、どうしても起きないので置いてきてしまった。朝弱い家族です。
いっぱい着こんで準備してホテル前から八ヶ岳を眺める♪おうおう♪向こうからも見えてるかな♪富士山も金峰山も見えてるし♪

登山口出発はちょうど8時。遅いかな?　
今日は犬のミッキーも一緒です。うれしくてぐいぐい引っ張ってくれます。これを期待してた♪
清々しい空気の中、表コースの少し葉を落として茶色くなった明るい木々の中を行く。
時折南側の見晴らしがよい♪　ガレた広いところにでると八ヶ岳〜北アルプスまでほとんど見えました。
そのうちに目指す浅間山がドーーンと現れて、ドラム缶の大きいのが転がってるようなシェルターに着く。小休憩。
すぐさま思いっきりひらけてこれからの道のりが明らかに。
ヒェ〜〜〜(汗)すごいじゃん!　すごいスケールじゃん!!　圧倒されますね。
トーミの頭に到着。足元の断崖絶壁。ここ下りるの!?
ホントにハンパなく急な下りです。大きい岩のところはミッキーも危険なので抱っこして。
今まで登った標高をほぼ下りきってトーミの頭を見上げる。すげーー!
緩やかになって湯の平分岐。紅葉してる木々と青い空とまわりの山々がステキです♪
トイレに行きたくて火山館まで行きました。道標に4分とありましたが、10分ですよ。
いよいよメインの浅間山登りですが、山頂付近は風が強いかと思い、早めにお昼休憩にしました。
まだ行程の1/3もきていないのにだいぶ疲労してます。しっかりチャージして。

行きかう人みんなミッキーを見て笑顔になってくれます♪ミッキーも大喜び。まだ元気です。もうこの時点で犬生初たくさん歩いてます。
でもそのうち疲れちゃって歩かなくなっちゃったらザックに入れておんぶしなきゃかなぁと覚悟してましたが。ちなみに15キロあります。

休憩後登り始めますがここでハプニング!
ミッキーは夫がリードをもっていましたが、私はそのあと少し遅れてました。
みんな登りが苦しくて足元しか見ていなかったんですね。
そしたらミッキーが下山してくる男性の持っていたリンゴをすれちがいざまにジャンプして奪ってしまったのです(驚)
夫もその場で謝ったのでしょうが(ウチでは食べ物を奪われることはよくあるので)仕方ないなぁくらいの気持ちだったようです。
私がその男性とすれちがった時には笑顔でしたので、ミッキーに声かけてくれたのかな?と思っていたら、追いついたときに発覚。
ホントに申し訳ないとあ然としました。
すぐに追いかけておわびするべきでした。リンゴは持ってませんでしたけど、持っている食料をなにか受け取ってもらえたらと。
あの人はその後ひもじい思いで登山を続けていたかもしれないと思うと(火山館に食料の販売はありません)ずーーっと後悔しています。
もし、このレポをみて自分だと思いあたった方、
またどこかの山でお会いすることがありましたら(ないか?汗)
その時には誠心誠意お詫びしたいと考えています。
そして今後このようなことのないように気をつけますのでどうか許して下さい(涙)

以上陳謝終わり。レポにもどります。

森林限界を超え風が強くなってきました。真上が山頂なのにずーっと斜めに登っているのでまだまだ先が見えません。
基本、山でのマナーは登り優先ということですよね。
ここではあまり下りてくる人は譲ってくれる人はいなかったのが気になりました。
活火山だしそんなこともあるかな?とも思いましたが。

立ち入り禁止のロープまで登りきると、かなり多くの登山者はそのまままっすぐ山頂に向かっています。
私も迷いましたが、とりあえず前掛山へ。
また風が強い!　けっこうやせているので突風が来たらがけ下に飛ばされちゃいそう。
前掛山2524mに到達。釜山2568mの方に向かっている人が数人見えます。うっすら煙も出ています。やっぱ怖いよね。
でもあそこまで行ったら軽井沢、群馬方面がみえるのかしら。
だいぶまわりにガスも雲もわいてきて、360°の展望はとぎれとぎれでした。
が、大満足♪これまでに登った数々の山頂からいつも見えていた浅間山。そこに今立っている〜
長女も笑顔♪ミッキーはややバテ。夫は引きつり気味…

下山はじめます。実はもうすでに膝が痛くなってきて、これからの行程に大分不安でした。ズルッと足を滑らせながらの下山。
Jバンド下まで道作ってくれたらいいのに〜、すごく遠回りだよね!と不満でしたがそれ以上の傾斜はやはりきつかったでしょう。
見えてるから余計に遠回りが歯がゆい。
また激しいの登りの前にしっかり休憩です。ショートカットしてる人いましたけど!

この傾斜は千畳敷くらいのもんじゃない?と吹いていましたが、なんのやはり数段険しかった(汗)
ミッキーも度々届かないので抱っこして。でも長女が下山を始めたあたりからかなり壊れてきて、とってもハイなんですね。
ずーっと歌うたったり思いつくままにしゃべりまくって、
この激しい登りを息も乱さず歌って登れるというのはなんて心肺機能の持ち主なのかと感心しました。

Jバンドに着くと北側の下からガスがもうもうと吹きあがってきます。
この時点で3時。これから外輪山をめぐってのコースタイムは2時間強。あれ?遅くない?っていうか日が暮れちゃわない?
やばーい。と思ったけどここに来てしまったからには先を行くしかない。
ガスの中、岩を登ります。日が傾いて後ろを振り返ると

あーーー!

ブロッケン出てるーーー!!

この前の御嶽山よりもくっきりと!
はっきりと太い虹の輪になってます。
長女もびっくり!　これに出会うと死んじゃうんだよ。って。おいおい。殺すな!
しかも歩きながらブロッケンがついてくるじゃあーりませんか!
かなり興奮して写真とりまくって、なんとなく去りがたい。
でも先を急がなきゃ。
なかなか激しい岩登りが続き、横に巻き道があるんだけどすっごい枝がはりだしてせまくて。
そのうちに樹林帯になって黒斑山。
この外輪山歩き。かなり距離ありましたね。まだかまだかと思いながらも長女はずーーっと歌いっぱなしです♪
これじゃ、熊も出てこないね。熊よけにいいね。でもカモシカもでないよね。
このアホ全開の長女にはとっても助けられました。
きっと夫婦2人だったら無言でしかもこの無理な山行を組んだ私は非難ごうごうの嵐だったでしょう。
やはり子はかすがいとはよく言ったものです。

なんとかトーミの頭に到着。夕焼けに染まる浅間山を少し期待しましたがそこまで待ってられない。迷わず時短の中コースで下ります。
もう膝が痛んで痛んで、途中足が止まるほど。
さすがのミッキーもかなりペースが落ちています。
普段ストックは使わない私ですが、お願いしてダブルストック借りました。
そして日が落ちて、でも真っ暗になる前に駐車場に戻ってこれました。

助かった〜〜
ホテルでスィーツでもご飯でも食べちゃう?お風呂入っちゃう?なんて言ってたのにすでに日帰り客はご遠慮ください。なのでした(涙)
無料休憩所も閉店準備してましたが、哀れに思ってくれたのか売店だけならと入れてくれました。
そこでバッジ&ビール&リンゴジュース&白樺の樹液ジュース購入し、店員さんと少しお話。
出るともうすっかり夜。
なんとかみんな自力で下山できてよかったわぁ
8-5しかも残業付きなんてフルタイムで山登ったのは初めてです。
ちょっとこれは私にはオーバーワークでした。
これからはこれ以上無理のない山行予定を組んでいきたいと思います。