九重連山:中岳・天狗ヶ城:九重登山口コース

2011年10月10日(月) [日帰り]

• GPS: 07:16
• 距離: 12.2km
• 登り: 875m
• 下り: 862m

コースタイム

07:15長者原登山口-08:55すがもり越-09:40久住分かれ-10:30天狗ヶ城-11:00中岳(昼食)-11:30久住分かれ-12:25すがもり越-13:50長者原登山口

天候

晴れ　時々　曇り

アクセス

利用交通機関：

自家用車

大分自動車道「九重IC」から県道40号線、621号線を経由して約18km。
長者原ビジターセンター周辺に駐車場有。シーズン中は満車になることも。
また福岡や長崎からは高速バスの発着もある。

コース状況／危険箇所等

　岩に黄色のペンキでマーキングされ、要所に案内看板があるので、道に迷うことはないだろう。
　「すがもり越」前後や「久住分かれ」下、山頂付近は大きな岩がゴロゴロしていて要注意。また坊原ではぬかるんで滑りやすい。
　また硫黄山は現在でも噴煙を上げ、周辺は火山ガスに要注意。当然ながら付近へは立ち入り禁止。
　九重連山にはいくつかのコースがあり、変化に富んでいる。登山ポストは登山口にあり。温泉や飲食店・土産店は登山口付近にあり。さらに、長者原ビジターセンターでは展示資料館となっているので、立ち寄ると面白い。
　

写真

10/10 13:53

長者原ビジターセンター。この周りに駐車場がある。帰りに立ち寄ると、久住の歴史・火山の成り立ちや自然などを知ることができる。

10/10 7:15

登山口付近。この手前に登山届箱がある。

10/10 7:19

以前硫黄山から硫黄を掘り出していたという旧鉱道。今では、木々が少ない久住山・中岳一帯では珍しい樹林帯。

10/10 7:42

旧鉱道から坊原方面への分岐点。いよいよ本格的な山登りの始まり。

10/10 7:49

笹薮。肥沃な表土が少なく、樹木の生育には厳しい環境。これから徐々に荒廃した自然が姿を現す。

10/10 8:01

坊原。コケモモ群落があるというが、よく分からなかった。滑りやすいので、歩く際には要注意。

10/10 8:12

間近に迫る三俣山。山肌は崩落し、人を寄せ付けない雰囲気を醸し出している。

10/10 8:19

噴煙を上げる硫黄山。いったん戻った旧鉱道はこの付近で通行止。周囲には火山ガスの臭気が漂う。火山ガスや落石・噴石に要注意な地点。

10/10 8:42

ようやく「すがもり越」の避難小屋。中には飛び込んできた大きな溶岩があり、火山の威力を実感する。

10/10 8:52

すがもり越から見た北千里。黄色のペンキでマーキングされた足元にある大きな岩に気をつけながら進む。

10/10 9:01

殺伐とした北千里。地の果ての荒野といった感じで、九重連山の大自然を満喫できる。

10/10 9:07

北千里から見上げる、間近に迫る硫黄山。5,6箇所から噴煙を上げていることが分かる。

10/10 9:07

北千里から久住分かれに登る斜面。遠目には分かりづらいが、岩場が続く。

10/10 9:41

久住分かれ。ここから、久住山、中岳、星生山の分岐する。
ここで標高約1600m。残り200m弱だか、目の前に迫りそれ以上の威圧感を感じる。

10/10 9:42

三俣山。左手には硫黄山。思えば結構離れてきた。

10/10 10:08

天狗ヶ城からの久住山。多くの人が蟻の行列のように登っていくのが見える。

10/10 10:16

天狗ヶ城山頂。九重連山のほぼ中央に位置し、ぐるっと一周個性豊かな山が連なる。

10/10 10:16

天狗ヶ城山頂から、硫黄山、そしてその向こうには長者原方面。

10/10 10:17

天狗ヶ城山頂から見下ろす御池。大きくはないが、昔火口だったことを彷彿させる。

10/10 10:17

天狗ヶ城山頂から九州最高峰・中岳を臨む。

10/10 10:42

中岳山頂に到着。向こうに見えるのは大船山。一見すると中岳よりも大船山、そして久住山のほうが高く見えるのだが、気のせいだろう。

10/10 10:42

中岳山頂から坊ガツル方面を見下ろす。テントが見える。

10/10 10:42

中岳山頂から稲星山(だったと思う)を臨む。

10/10 11:15

湖面に遠景が映る御池。風もなく穏やか。

10/10 13:20

色鮮やかとはいえないが少し始まった紅葉。

撮影機器：

DMC-TZ3 Panasonic

感想

hide12

　やはり九重連山は最高です。個性あふれる山々が密集し、多くのコースが用意され、それぞれいろいろな顔を見せてくれます。そして、雄大でしかも荒々しい大自然を体感できます。

　今回の長者原を起点とするすがもり越コースは、牧ノ峠コースよりは岩がゴロゴロしていて、歩行距離も標高差も大きいので難易度は高いと思いますが、硫黄山の噴煙や三俣山を間近に望み、地の果てを感じさせる北千里を通るルートになっていて、非常に満足感は大きい。個人的には、このコースが一番いいかも。

　そして、人気の山とあって、多くの登山者がいて、前日のほとんど全く人気のない傾山に比べると賑やか過ぎるくらいです。
　子供や初心者も結構登っているみたいですし、雄大な自然と展望を満喫でき、達成感も大きいので、一押しの山です。

　とはいっても、すがもり越前後や久住分かれ下の急勾配は、岩も多く、息が切れました。
　天候は、高い雲がかかっていましたが、視界は良好。気温もちょうどよく、山登りには絶好のコンディション。(写真写り的には、青空のほうがより映えるのですが・・・)

　これで、天候に恵まれながら、前日の傾山、今日の九重中岳を踏破し、充実した連休を過ごすことができました。

　

コメント

chengfu

おはようございます。
10日は久住に来られてましたか〜。久住別れから北千里ヶ浜への下りでお会いしてますね 。お一人でしたか？
大型ザック横にアンテナ立てた113さんと派手なオレンジ色のＴシャツの2人組です 。
ちなみに私もここ北千里周辺すきですね〜 。

hide12

ニアミス
　chengfuさん、コメントありがとうございます。

　そう言われてみると、北千里ヶ浜で追い抜かれた2人組で、1人はザックに大きなアンテナを立てられていた方がいたことを記憶しています。
　こんなところで遭遇するなんで、まさに奇跡に近いかもしれませんね！！