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記録ID: 1411426
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無雪期ピークハント/縦走
六甲・摩耶・有馬

六甲全山縦走(須磨浦公園〜宝塚)【兵庫県、六甲摩耶】

1995年11月12日(日) [日帰り]
 - 拍手
GPS
13:18
距離
44.6km
登り
2,873m
下り
2,844m

コースタイム

● コースタイム
須磨浦公園駅 536 ― スタート地点 540 ― 鉢伏山旗振小屋 600 ― 鉄拐山 605 ― 栂尾山 645 ― 横尾山 700 ― 東山 730/735 ― 妙法寺CP 756 ― 高取山 830/845 ― 潮見茶屋 850 ― 鵯越駅 920 ― 菊水山トンネル口 947/953 ― 菊水山 1027/1042 ― 天王吊橋 1103 ― 鍋蓋山 1130 ― 再度山大竜寺 1147/1156 ― 市ヶ原 1210/1216 ― 摩耶山 1332/1342 ― 杣谷峠 1400/1423 ― 丁字ヶ辻 1452 ― 記念碑台 1508 ― ゴルフ場CP 1514 ― みよし観音 1524 ― 凌雲台 1530 ― 極楽茶屋 1538 ― 六甲最高峰 1600/1603 ― 一軒茶屋 1608 ― 東分岐 1618 ― 船坂峠 1645 ― 大平山 1703/1706 ― 県道越 1720 ― 塩尾寺 1805 ― 宝塚ゴール 1838


● 行動時間 13:02

天候 晴れ
アクセス
利用交通機関:
電車
● 今回の移動
(家 = 須磨浦公園駅)
須磨浦公園スタート ― 鉢伏山 ― 栂尾山 ― 高取山 ― 菊水山 ― 鍋蓋山 ― 市ヶ原 ― 摩耶山 ― 六甲山― 大平山 ― 塩尾寺 ― 宝塚ゴール
(宝塚駅 = 家)

●登山口へのアクセス
○須磨浦公園
・山陽電車「須磨浦公園」駅前広場の右寄りに公園入り口がある。公園内の導入路(車も通る舗装路)を登っていくと、やがて、旗振山の案内が現れるので、それに従って進むとハイキング道になる
・JR「須磨」駅から歩いても、せいぜい20分の距離
・付近駐車適地なし。須磨浦公園には公営駐車場がある。須磨にはコインパーキングがある
・「源平の合戦」の“一ノ谷”は、まさにここを指す

○「宝塚」駅
・阪急よりも南側に出ると、武庫川がある。駅裏すぐにある宝来橋を渡ったところにある交差点「宝来橋南詰」を左斜め前方に入る道を道なりに進む。塩尾寺への案内に従い進むとやがて塩尾寺へと至る
・なお、南詰交差点の左前方にある公園「湯本台広場」は、当時は宝塚ゴールとなっていた。今はどうなっているのかは不詳

コース状況/
危険箇所等
○全般
・ほぼ全行程に「全山縦走路」等の案内標示がある。枝道は絶えず数多くあるが、全山縦走路を目指している限りは迷いにくい
・高倉台、妙法寺などの街中についても、全山縦走路の案内標示があるので、間違えにくい。ただし、丸山地域については、曲がりくねって進まなければいけない上に、案内のわかりにくい所もあるので注意を要する

その他周辺情報 ●買う、食べる
○須磨浦公園駅
・須磨駅までを含めた付近には、飲食物販等あり

○宝塚
・街中となるので、駅を含め、近傍にはコンビニも飲食店も多数ある

○そのほか
・コース途中の高倉台、妙法寺、丸山では街中を横切るので、自販機等はよくある。また、コンビニ等がコースからそれほど離れないところにあるところもあるので、それで補給することも可能
・たとえば六甲山上部のように、コース途中には、コース近傍も含めると、食事の出来るところもいくつかあるのでそれも利用できる

●日帰り温泉
・須磨浦公園近傍は、車で行くような距離にある日帰り入浴施設がいくつか。「月の雫」「太山寺温泉」など
・宝塚はそもそもが温泉地でもあるので、日帰り営業のある旅館もあるようだ。「ホテル若水」など

栂尾山への登り途中にて【須磨浦公園〜妙法寺】
2018年03月25日 23:09撮影 by  EZ Controller, NORITSU KOKI
3/25 23:09
栂尾山への登り途中にて【須磨浦公園〜妙法寺】
横尾山の山頂にて、これからの行く手を見ます。中央は摩耶山、その手前左手が菊水山ではないかと思います【須磨浦公園〜妙法寺】
2018年03月25日 23:09撮影 by  EZ Controller, NORITSU KOKI
3/25 23:09
横尾山の山頂にて、これからの行く手を見ます。中央は摩耶山、その手前左手が菊水山ではないかと思います【須磨浦公園〜妙法寺】
東山付近より、須磨アルプスを振り返って撮影しています。早朝というのにもの凄い行列が出来ています【須磨浦公園〜妙法寺】
2018年03月25日 23:09撮影 by  EZ Controller, NORITSU KOKI
3/25 23:09
東山付近より、須磨アルプスを振り返って撮影しています。早朝というのにもの凄い行列が出来ています【須磨浦公園〜妙法寺】
高取山への登り途中にて振り返って撮影しています。左の東山から須磨アルプスを挟んで右端の横尾山へと稜線が続いています。更にその先は、真ん中の栂尾山へと続きます。栂尾山の上辺りに全山縦走を取材中のヘリコプターが見えます【妙法寺〜市ヶ原】
2018年03月25日 23:09撮影 by  EZ Controller, NORITSU KOKI
3/25 23:09
高取山への登り途中にて振り返って撮影しています。左の東山から須磨アルプスを挟んで右端の横尾山へと稜線が続いています。更にその先は、真ん中の栂尾山へと続きます。栂尾山の上辺りに全山縦走を取材中のヘリコプターが見えます【妙法寺〜市ヶ原】
菊水山への登りから振り返ります。左の塊は高取山、その奥に東山から横尾山(その間に栂尾山)、更にその奥には旗振山と鉢伏山が見えています【妙法寺〜市ヶ原】
2018年03月25日 23:09撮影 by  EZ Controller, NORITSU KOKI
3/25 23:09
菊水山への登りから振り返ります。左の塊は高取山、その奥に東山から横尾山(その間に栂尾山)、更にその奥には旗振山と鉢伏山が見えています【妙法寺〜市ヶ原】
菊水山山頂にて。元町から神戸にかけての神戸市街。まだハーバーハイウェイも復旧していませんし、メリケンのあたりも手つかずだった頃です。さすがにこの写真では判別つきません【妙法寺〜市ヶ原】
2018年03月25日 23:09撮影 by  EZ Controller, NORITSU KOKI
3/25 23:09
菊水山山頂にて。元町から神戸にかけての神戸市街。まだハーバーハイウェイも復旧していませんし、メリケンのあたりも手つかずだった頃です。さすがにこの写真では判別つきません【妙法寺〜市ヶ原】
この間では、一枚も撮影していませんでした。本来、六甲山頂は全山縦走路から外れていますが、立ち寄りました。まだ標高は震災前からの931.13mのままです【市ヶ原〜六甲山頂】
2018年03月25日 23:26撮影 by  EZ Controller, NORITSU KOKI
3/25 23:26
この間では、一枚も撮影していませんでした。本来、六甲山頂は全山縦走路から外れていますが、立ち寄りました。まだ標高は震災前からの931.13mのままです【市ヶ原〜六甲山頂】
西おたふく山方面を見ます。秋です【六甲山頂にて】
2018年03月25日 23:09撮影 by  EZ Controller, NORITSU KOKI
3/25 23:09
西おたふく山方面を見ます。秋です【六甲山頂にて】
大平山の先から西宮方面を見ます。手前は樫ヶ峰、奥が甲山【六甲山頂〜宝塚】
2018年03月25日 23:09撮影 by  EZ Controller, NORITSU KOKI
3/25 23:09
大平山の先から西宮方面を見ます。手前は樫ヶ峰、奥が甲山【六甲山頂〜宝塚】
宝塚ゴールに到着しました。途中で先輩に掴まって想定外の足止めがあったとはいえ、約13時間でゴールすることが出来ました【六甲山頂〜宝塚】
2018年03月25日 23:09撮影 by  EZ Controller, NORITSU KOKI
3/25 23:09
宝塚ゴールに到着しました。途中で先輩に掴まって想定外の足止めがあったとはいえ、約13時間でゴールすることが出来ました【六甲山頂〜宝塚】

感想

 初めて全山縦走に挑戦した。職場の同僚F氏の誘いであり、そのために先月以来全行程を分割してたどってみたのだが、通しはこれが初めてである。職場からはF氏と当方と当時の上司のN氏の三人が参加した。
 これまでの試験歩行の結果も踏まえ、須磨浦公園からの所要時間を休憩込みで14時間程度と見込んだ。そんな所要時間も考慮して、家からは始発の阪急や山陽電鉄をたどって須磨浦公園駅には5:36に到着した。
 電車内からすでに通勤電車のような賑わいだ。降りて出発点で手続きを行い、そそくさと出発する。
 あまりにも人が多いので、自分のペースで歩くことが難しい。旗振山頂上を経由する人は少ないが、通って行くことにする。せっかくの縦走であるので、途中の山頂は大事にしたい。
 前半のハイライト、須磨アルプス、馬の背に来ると、渋滞が始まっていた。進みが悪くなるが、想定ペースを阻害されるほどには至らなかった。
 東山の山頂で一息ついていると、職場の上司N氏が猛烈な勢いで走って行くのが見えた。トレイルランの人だから仕方がないが、しばらくは追いかけてみた。山を下り、街中に入っても走り続けるので、もう諦めたが、当時すでに50歳を間近にしていたはずであり、常に運動している人は違うなぁ、と感心したことを覚えている。
 妙法寺を抜け、高取山へと登り返し、山頂で最初の小休止。腹にも入れて、再出発。
 まだ一度しか通っていない丸山地区も、これだけ多くのハイカーが居ると間違うこともない。菊水山へと登り返し、更に鍋蓋山を経て市ヶ原へと向かう。その途中の大竜寺の近くでは、会社のメンバーの炊き出しもあり、ごちそうに預かることが出来た。
 摩耶山に登り返し、山頂で一息ついたあと、先に進む。ところが杣谷峠で会社メンバーの第二弾が待ち構えているのに遭遇してしまう。しかもこちらは頼みもしないのに、500ml缶を並べている。いらないけれども、しつこい先輩に押しつけられて、しばし休憩。そのうちに先輩は片付け始め、余ったビールは飲んでいけ、などととんでもない命令。本当に人迷惑を顧みない先輩だ。
 嫌いなビールを大量に飲み先行きが心配にもなった上に、時間面でもロスタイムが大きく、当初の想定タイムにも追い越されてしまった。せっかく稼いだ一時間が吹っ飛んでしまった。
 ただし、ここまで来ると、残りに登りは少なく、足取りが長いことだけが問題だ。気合いで先へと進む。
 最高峰にも立ち寄る。本日最後のピークだ。ここからは長い長い東六甲縦走路になる。震災で通行止めのドライブウェーとその崩壊箇所を通り抜け、いよいよ東六甲縦走路へ。大平山を越えて、アセビの中を進むうちに、宵闇が忍び寄り、ライトなしでは足下が見えないほどになってきた。
 塩尾寺からの下りに入ると、終わりが近い、との思いが強くなってくる。しかし同時に足も疲れを感じるようになってきた。前向きにアスファルトを下り続けるのは、結構しんどい。
 最後の長い長い30分が経過し、ついにゴールへ。
 六甲山56km完歩できたが、こんな修行のように行く山ではないなぁ、とも思った。

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