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Yamareco

記録ID: 1412233
全員に公開
アルパインクライミング
槍・穂高・乗鞍

北ア 天狗〜西穂 単独縦走 1泊3日

2018年03月23日(金) ~ 2018年03月25日(日)
 - 拍手
体力度
6
1~2泊以上が適当
GPS
41:34
距離
17.7km
登り
2,322m
下り
2,308m
歩くペース
ゆっくり
1.21.3
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
16:05
休憩
0:55
合計
17:00
20:54
61
21:55
21:58
65
23:03
23:21
38
23:59
0:00
0
宿泊地
0:58
1:30
617
11:47
66
12:53
12:55
95
14:30
間天のコル
2日目
山行
6:55
休憩
1:38
合計
8:33
5:33
0
5:33
76
間天のコル
6:49
6:52
76
8:08
8:11
57
9:08
9:09
19
9:28
10:12
30
10:59
11:00
38
11:38
11:39
18
11:57
11:58
8
12:06
12:46
18
13:04
37
13:41
13:43
11
13:54
5
13:59
4
14:03
14:05
1
14:06
ゴール地点
GPSログは、結構迷ってルートミスもしているので、参考にしないで下さい。
過去天気図(気象庁) 2018年03月の天気図
アクセス
金曜日20:30 新穂を出発。
金曜日20:30 新穂を出発。
あまりの気温の上昇に、奥穂入口までの林道が3箇所も雪崩れている。
もうビビる。
1
あまりの気温の上昇に、奥穂入口までの林道が3箇所も雪崩れている。
もうビビる。
結局GPS頼りに行っても白出沢上がったほうが早かった。
ココでもデブリの後にビビりながらもシュルンドが無いからまだましと思いながら進む。
1
結局GPS頼りに行っても白出沢上がったほうが早かった。
ココでもデブリの後にビビりながらもシュルンドが無いからまだましと思いながら進む。
左の尾根に登りあげないといけないのに、チリ雪崩にビビって右のヤセ尾根を無理やり登った。やっと安定した頃に空は明るくなった。やばい所は写真は取れない。
左の尾根に登りあげないといけないのに、チリ雪崩にビビって右のヤセ尾根を無理やり登った。やっと安定した頃に空は明るくなった。やばい所は写真は取れない。
気づいたら目の前に飛騨尾根。
ココからは修正もできない。
6
気づいたら目の前に飛騨尾根。
ココからは修正もできない。
真っ直ぐ、天狗尾根??を登る。
4
真っ直ぐ、天狗尾根??を登る。
やっと一般道に合流。
天狗の頭が目の前だ。
5
やっと一般道に合流。
天狗の頭が目の前だ。
11:00 天狗のコルに着く前に、ルートをよく確認し頭にいれる。
雪崩そうな場所を避けるルートを何度も確認。
6
11:00 天狗のコルに着く前に、ルートをよく確認し頭にいれる。
雪崩そうな場所を避けるルートを何度も確認。
天狗の頭に到着。
尾根沿いは雪深く股下の雪。
3
天狗の頭に到着。
尾根沿いは雪深く股下の雪。
間ノ岳が見えた。
6
間ノ岳が見えた。
14:30 雪が腐ってこれ以上進むのは危険と判断。
間天のコルでビバーク。
7
14:30 雪が腐ってこれ以上進むのは危険と判断。
間天のコルでビバーク。
前穂から登る朝日。
リッジを進むには強すぎる風。
8
前穂から登る朝日。
リッジを進むには強すぎる風。
やっとゴールの西穂が見えた。
7
やっとゴールの西穂が見えた。
下手くそなルーファイを記録しようと微妙な所で写真を一発。
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下手くそなルーファイを記録しようと微妙な所で写真を一発。
赤岩の頭に到着
西穂の前に最後のナイフリッジ。
風が強くて立てないので
トラバース気味に突破
8
西穂の前に最後のナイフリッジ。
風が強くて立てないので
トラバース気味に突破
西穂へ最後の登り。
真っ直ぐ行くとちょっとしびれた。
6
西穂へ最後の登り。
真っ直ぐ行くとちょっとしびれた。
山頂から「再現」
13
山頂から「再現」
西穂から、歩いてきたルートをバックに。
7
西穂から、歩いてきたルートをバックに。
後は降りるだけ。
でも気は抜かない。
6
後は降りるだけ。
でも気は抜かない。
ピラミッドピーク
3
ピラミッドピーク
小屋に到着。
ここで集中力が切れ、後のあるきがキツかった。
14:00のロープウェイにのる。
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小屋に到着。
ここで集中力が切れ、後のあるきがキツかった。
14:00のロープウェイにのる。
無事に生きて帰れた事を今回も感謝。
7
無事に生きて帰れた事を今回も感謝。

感想

槍平〜奥穂の間の林道が3箇所も雪崩れてふさがっているのは初めて見せられ
白出沢のデブリ後にビビりながら天狗沢を左に詰めたのは良かったのですが、
角度がついてきたのとチリ雪崩にビビって右側の尾根に取り付く。
リッジに乗ったが、とんがりコーンの枝尾根に馬乗りになり前にも後ろにも進めない状態。ハーケン打って懸垂も考えたが何とか側面の枝と岩と草付きをバイルで突破した。
ヤセ尾根を通過して、先が見えたと思って地形図見るとジャンは隣。100m程懸垂して登り返すなんて考えられなく、一般道に合流して空荷で往復しても暗くなるのも目に見えていたので、先の状態がわからなく西穂へ進むこととする。
天狗のコルから頭へ、バイルを雪面に打ち込みトラバース気味に登るが表層だけクラストしている割れたら雪崩そうな嫌な音。
緊張感が途切れる所もなく、間天のコルへ到着。
雪も腐ってこれ以上進むと本当に危険と判断し14:30にビバークする事とした。
夜めっちゃ押されてる感がして目が覚めるとツエルトが半分くらい埋まっている。風つよく吹雪いている。夜中後二回起きて雪かきさせられ、流石に三回目で起きて支度の準備をした。
二年前の工程で行けば4時間程。その時よりも雪の状態は悪いし風も強い。今回は新穂側から風が吹いていたので朝の内安定している上高地側の雪稜をトラバースする事とした。
天狗の頭に着くと腿辺りまで埋まるリッジ。上に立つと吹き飛ばされそうなので、必死に新穂側に背を向けてリッジを進む。
10時めどに西穂山頂で待ち合わせしていたので、ゆっくり時間を使いながら進むが9:20西穂山頂に到着。
到着すると、6月の槍で出会った山友に偶然再会。西尾根をソロで登ってきたタイミングで出会うという最高の出合だった。
小屋まで降りると一気に緊張が途切れロープウェイまでの道が遠くてキツくて辛かった(T_T)
無事に帰れたが、今回も正月の硫黄尾根に次ぐ厳しい山行となりました。

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コメント

いいですなぁ(*´Д`)
本当素晴らしい山行内容と文章ですよね。
そして恐ろしい。
本出してください、買いますよ(*´Д`)
2018/3/27 5:01
Re: いいですなぁ(*´Д`)
いやいや。
トップレベルの人たちに比べたら普通かそれ以下の事しかやってないですよ〜。
まだまだ日々精進です。
2018/3/27 9:09
2015年2月に富士山頂でお会いした”おっちゃん”です。
liew2fowさん こんにちは。
手に汗握る山行ですね。
このサイトの中でもダントツに硬派なレコをいつも楽しみに拝見させていただいています。
まだまだその行動エリアを広げていかれるかと思いますが、くれぐれも事故のないよう登り続けてくださいね。

追伸:2015のエベレストはBCで雪崩に遭遇し敗退しましたが、2016に再挑戦をしてなんとか山頂を踏めました。
2018/3/27 11:20
Re: 2015年2月に富士山頂でお会いした”おっちゃん”です。
あ〜!あの時の!お久しぶりです!
そう言えば、雪崩の話を聞いて大丈夫だったかなぁと思っていました。
無事登頂おめでとうございます!
僕もいつかは。という夢ですけどね〜★

お会いした時よりはだいぶ強くなりました!
過信せず事故なきよう気をつけます。
またどこかでお会いできること楽しみにしています。
メッセージありがとうございました。
2018/3/27 13:30
お疲れ様です!
こんばんは!

とんでもない所ですね。僕には想像が出来ません。こんな怖いところ、僕には全く無理です😅

4月1日はすみません。日曜日に走ったトレランの大会で転倒してしまい、怪我をしてしまいました...。膝を曲げると痛いので、辞めておきます。本当にすみませんでした。

お疲れ様でした!
2018/3/27 17:46
Re: お疲れ様です!
大丈夫ですよ〜。
トレラン頑張って下さいね★
2018/3/28 10:03
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