比良南部から皆子山そして大原金毘羅山へ縦走
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- GPS
- 19:18
- 距離
- 43.6km
- 登り
- 3,093m
- 下り
- 2,952m
コースタイム
- 山行
- 10:32
- 休憩
- 2:10
- 合計
- 12:42
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
コース状況/ 危険箇所等 |
比良駅〜イン谷口…最初はかなりわかりにくく道標等無し イン谷口〜金糞峠…地図では破線ですがほぼ問題無し 金糞峠〜蓬莱山…実線の道ですが、倒木が時々あります 蓬莱山〜権現山…気持ちの良い尾根歩きです 権現山〜平バス停…アラキ峠迄は倒木により道が不明瞭なところが数箇所あり 平バス停〜皆子山…標識は少ないですが道は明瞭です 皆子山〜皆子谷入口(ヒノコ分岐)…道はないと思って下さい 皆子谷入口〜百井峠…一般道(ヒノコ迄は林道)です 百井峠〜金比羅山…寂光院道への入口はわかりにくいです。それに途中で道が崩れている箇所ありますが通過できます 金比羅山〜大原…問題無し |
写真
感想
比良山系の縦走の計画をずっとあたためて来た。武奈ヶ岳は大昔登った事があるので金糞峠から南に向け縦走だ。当初計画は雪の心配をして一泊二日で計画したが、直前の雪の情報調べたら殆どないという事らしい。
これで、皆子山も加えた縦走としたが、皆子山がとんでもなかった。
1日目、初っ端からつまづいた。比良駅で下車のつもりが間違えて一駅手前の志賀駅で降りてしまう。憮然として次の電車を待つ。20分遅れで比良駅を出発。イン谷口から金糞峠に向かう。昭文社の地図では破線となっているが意外と歩きやすい。砂防ダムを次々と乗り越えて行く。25年前近く歩いたので記憶と全然違う。青ガレ辺りから厳しくなるらしいがどうだろう。最初は青ガレがどこにあるか岩がゴロゴロしているところにちゃんと標識があった。そこから上は金糞峠に近づくについてかなり急となっていく。正しく25年前の記憶そのもの。当時は60後半のお袋を連れて此処を下ったのだが、思えばひどい息子だった(笑)。
登りきって、金糞峠から縦走路に入るのだが快適とはちょっと言い難かった。縦走路に入ってから所々に雪が残っているのに加えて倒木が多く、道がわかりにくい。加えてバカみたいに下からテントに加えて水を3リットルを担いで来たので結構バテバテ(笑)。それでも比良岳には敬意を表して寄ったが展望イマイチで残念。木戸峠からはいよいよ蓬莱山となるが、蓬莱山はスキー場と化している山で、この時期ゲレンデはもう雪が溶けかかっていてグシャグシャになったゲレンデを歩く。泥だらけになって蓬莱山山頂に到着。残念な事に山頂にもリフトが来ていて興醒め。展望は良いがサッサと下山開始。
しかし此処からホッケ山迄の縦走路は気持ちよかった。ホッケ山から権現山へと縦走路は伸びており、此処から平に下った。尚、権現山から平への道は杉の葉で覆われ、また倒木が多く少々わかりにくい。
平に下りきったが、テントを持ってきているので何処かでテン泊する予定。流石に平集落でテントを張るわけに行かないので、此処から皆子山に向かう。途中の何処かでテン泊するつもりだった。皆子山も1000m近く、再び急登に喘ぐ。ようやく尾根に上がり、少しは楽になったが意外と登りがきつい。加えてのっぺりした山頂部でなかなか山頂に着かなく結構疲れて到着。
日没迄もう少し時間があるので此処から皆子谷経由で下山開始。実は皆子谷コースは昭文社の地図では実線だが、どうやらトンデモないコースだというのは事前にわかっていた。地図上の皆子谷コースへの下降地点迄少し戻る形で進む。下降地点には標識らしきものがあったが全く判読できない。更に皆子谷方面への道もない。仕方ないので歩きやすそうな場所を選んで谷に下る。下りきって少し進むとテープとかあるのでどうやらこれがコースらしい。コースというより単に谷の両側の歩きやすそうなところを歩いているだけ。大きな滝がない事は事前に確認しているが当然下るにつれて谷が深くなって来た。もはや、沢下り的感じ。
加えて、テントを張る場所がなさそう。源流部まで戻るか…。そんな時に下50mぐらいのところの谷から少し登ったところに平そうな場所を見つけた。よし、あそこまで行こう。ナメ滝を何とか下りながら着いた場所は正しくテント適地だった。ホッとしてテントを張り一夜を過ごした。
翌朝、実は昨日テントを張る時に気がついた謎のローブを下って行く事にした。かなり急なでローブがありがたいし、これが正しい道というかすかな期待もあったからだ。ローブは急斜面をトラバースするように付けられていて此処は足場が全く効かず、ロープにしがみつく。その後、斜面を下り降りるがやはり足元が全く弱く、ロープを腕に絡ませて下る。何とか下った後は谷も少し広がり歩きやすそうな場所を選ぶ事が出来た。やがて木の伐採現場とかも出てきて高巻きながら、歩きやすいところが続く。道も何となくわかる。何度か谷を渡渉した後、左に渡渉すると林道らしくなって来た。そして、程なく、谷の入口の分岐に着き、ようやく谷を脱出できた。昭文社の皆子谷のタイムは1時間となっているが倍はかかると思った方が良いと思う。
これで今日のメインイベントは終わったようなものだが、大原迄歩くので山を越えて行く。谷の入口からヒノコを経て旧百井村に向かった。ところがヒノコからの普通の道路を3回も間違えて30分ぐらい余分にかかって、皆子谷の遅れもあり旧百井村には一時間半ぐらいの遅れで到着。唯、未だ朝早いので百井峠からの寂光院へ予定通り向かう事にする。この寂光院の道は入口こそわかりにくいが非常に歩きやすい。人気のコースの様で途中で団体さん通過待ちを何度も強いられる。大原の寂光院の近くにかなり早く着いたので、折角だから大原三山の二つの翠黛山と金比羅山も寄っていく。
翠黛山の登りでテントの入ったザックで苦しんでいると後ろからトレランの方に追い抜かされる。軽やかに登っていくトレラン人の背中にザックを背負わせたくなる(笑)。金比羅山に近づくにつれて人が増えて来た。金比羅山に着いて驚いた。余り展望もない山なのに何故か人で一杯!
最後の山に登って後は大原に降りるだけ。こうして充実した二日間の山行は終わった。
コメント
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momohiro先輩、こんばんは
いつもながらのロング、今回は比良山系の縦走+寂光院までの半バリでしたか。
先輩らしい面白いルート取りですね、勉強になります。
今回はテント担いで行かれたのですね
皆子谷、見てるだけでも力が入りました。
私も学生時代この辺の山道はほぼ全て自動車部(ラリ―)で走ったので、記憶が怪しいですが百井とか朽木とかは覚えてます。先輩にインスパイヤされて私も自分の足で歩いてみたくなりました
それと、「イン谷口」何故か勝手にホテルっぽい名前だな〜!?とか思ってましたが、「イン谷」の入口なのですね
雪解け直後にお疲れ様でした
ShuMaeさん、コメントありがとうございます。
雪の状態がわからなかったのでビバーク装備的な意味でテント担ぎました。
重かったですが(笑)
ShuMaeさんは自動車部だったのですか!
百井村とかは今でこそ道が整備されていますが、昔はダートだったのでしょうね〜
なかなかのところを走られていた様ですね。
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