快晴の西穂高岳(北ア)
- GPS
- 23:20
- 距離
- 10.1km
- 登り
- 1,254m
- 下り
- 1,251m
コースタイム
- 山行
- 5:45
- 休憩
- 0:33
- 合計
- 6:18
天候 | 1日目 快晴 2日目 晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
|
コース状況/ 危険箇所等 |
西穂高口駅〜西穂山荘 午前中は日陰の雪がクラスト気味だったのでアイゼンを付けた方が滑りづらく無難でした。 西穂山荘〜西穂高岳独標 午後からは雪は腐り気味、未明から早朝はクラストしアイゼンで歩きやすかったです。今後気温が高くなると、ハイマツの上は踏み抜き地獄になるかもしれません。 西穂高岳独標〜西穂高岳 標高が高いので、午後からでもやや腐り気味〜クラスト気味。雪のトレースがある箇所はアイゼンが概ね良く効きました。雪が切れ夏道が露出している箇所はアイゼンで歩きづらくちょっと難儀しました。雪の状態は今後の天候で大きく変わりますので、臨機応変に対応して下さい。 |
写真
感想
【感想/記録】
毎年恒例になりつつある、西穂山荘での雪上テント泊。一昨年は西穂高岳本峰まで狙えそうなお天気でしたが、レベルが高そうなので独標止まり。昨年はトレースがなくて独標止まり。今年はあわよくば本峰までと考えていましたが、お天気が良すぎて気温が上がり過ぎ、アイゼンが効かなくなりそうな悪寒。行けそうな所まで行って、夕陽とご来光狙いがメインのテント泊としました。
■1日目 活動時間:4時間57分 活動距離:5.71km 高低差: 772m 累積標高上り/下り:920m / 687m 消費カロリー: 2124kcal
市営第三駐車場には7時45分に到着。朝食を食べて準備して出発。新穂高ロープウェイの駅までは1kmほどあり、重いザックを背負うと疲れます。駅には8時半に到着すると、既に開場され団体の観光客の後ろになってしまい到着が遅かった。自動券売機だとすぐにチケットを買えますが、モンベルの割引きが適用されないので、列に並んで待ちます。お天気が良いためか団体観光客のため激混み。始発よりも前から臨時便を出してさばいてくれますが、並んでいる間に疲れました。
人が少なかった昨年とは大違いで、西穂高口駅を出発できたのは10時過ぎと遅くなってしまった。無風の樹林帯ではザックが重いので、やっぱり暑くなってすぐに汗だくに。雪はクラスト気味なのでアイゼンを装着し、アウターを脱いで出発。雪道の登山道を進み、11時頃にようやく西穂山荘に到着。受け付けを済ませテントを設営し、昼食を食べたら西穂高岳へ向かいます。
午後からは気温が上がって雪は腐り気味。樹林帯を過ぎると風がちょっと吹き始めます。軽いサブザックなので独標まではサクッと到着。ちょっと撮影したら独標から下り西穂高岳を目指します。急な独標の下りの次はさらに急な段差を降りて登り返します。斜めの一枚岩は上に乗った雪を通ってパス。斜面を登るとピラミッドピークに到着。まだ先は長いのでとっとと進みます。一旦下って小ピークを登り、また下ってピークをトラバース。所々にある雪が切れた岩の夏道はアイゼンで歩きづらい。平の岩の上ではアイゼンが滑って恐かったです。
この後はあまり緊張する箇所も無く、ピークのアップダウンとトラバース、ちょっとある岩場歩きを繰り返しサクッと山頂かなと思っていたら、本峰手前の夏道の急斜面は難易度が高そう。右側に雪の巻道があって、ここをひと登りするとようやく西穂高岳山頂に到着。奥穂高岳〜前穂高岳の吊り尾根、槍ヶ岳、黒部川源流の山々、笠ヶ岳、白山、焼岳、乗鞍岳、中央、南アルプス、八ヶ岳連峰の山々が見えました。残念ながらちょっと霞がかかって、空の透明度は今ひとつ。
行動食を食べて一息ついたら、誰も来ないので自撮りしてもうまく撮影できません。寒くなってきたので下山しようかと思っていたら、後続の方が見えたのでしばし待って撮影して頂けました。山頂からの下りは滑落が心配でしたが、腐り気味の雪だったので、岩場の夏道を歩くよりも歩き易い。雪が切れた岩がアイゼンだと歩きづらく、岩を掴むと浮いておりちょっと危ない箇所もあり。
ピークを登って下って、トラバースの繰り返しで独標に到着。賑わっていた独標には誰もおらず貸し切りでした。またちょっと休んでサクッと下ってテン場に到着。ビールを飲んで夕日を待ちます。西穂山荘に宿泊していると、ちょうど5時半頃からご飯の時間なので、夕日を撮影するのは難しいです。夕食は少なくても2回転していましたので、宿泊者は多いようでした。17時40分くらいに丸山へ出発。ちょっと標高を上げると風が吹いて寒い。夕日を待ちますが、霞が邪魔で結局夕日は不発。と帰ろうとしたら反対側の明神岳からお月様が上がってきた。今日は満月でした。明日のご来光に期待。テントに戻って夕食を食べて8時過ぎには寝ました。
■2日目 活動時間:2時間47分 活動距離:4.15km 高低差: 529m 累積標高上り/下り:433m / 636m 消費カロリー: 980kcal
テントの中は起床した未明は−2℃ほどでこの時期としては気温が高い。でもシュラフから顔を出すと寒かった。朝は3時20分に起きましたが、暖かいシュラフの中から出るのはつらく、なかなか出発する準備が進みません。簡単な食事をして着替えてトイレへ行き、アイゼン、ピッケルを装備して、4時半頃に出発。ヘッデンの灯りを頼りに登りますが、月明かりもあってルートが分かり易かった。
標高を上げると風が吹いて寒くなり、登っていると暑くなるのでウェアを調節しながら標高を上げます。息が切れるので、少し立ち休みしながら進むと一番に独標に到着。あたりが明るくなってくると、霞でモヤがかかって眺望は今ひとつ。山頂でご来光を待ちますが、モヤのためか山々は赤く染まらず。せっかく来たのに残念。5時50分頃に明神岳の向こうからご来光が上がってきました。しばらく撮影をしていると団体さんが独標の下に到着したので、混み合わないうちに下山開始。
帰りは多数の方が登ってこられましたので、途中からトレースを外して急坂をガンガン下りあっという間にテン場へ到着。2回目の朝食はモンベルのカレーリゾッタを食べてから、撤収準備を開始。スノーペグは少し浅いところに埋めたのに、朝は雪がガチガチに凍って掘り出すのに時間がかかった。なかなか素早く準備ができず8時半にようく下山開始。帰りの樹林帯もアイゼンを付けてガンガン下りました。帰りは下りで荷物も少し軽くなっていたので9時20分頃に西穂高口駅に到着。今回はようやく念願の積雪期の西穂高岳本峰に登頂できましたが、あまりにあっさりと登頂でき不完全燃焼。来季はもうちょっと雪のある時期に登頂してみたいですね。
【注意点や反省点】
今回の荷物の重さは約20kg、カメラバッグは約1kg、合計約21kgにもなり重かった。水は約2リットルと350ccのペットボトルのお茶、350ccのビールを担ぎ上げました。
西穂高岳本峰を目指すため、サブのピッケルとして、ペツルのライドを持っていきました。このピッケルを保持するために、買っただけで使っていなかったハーネスも装着していきましたが、結局今回は出番無し。
気温が低めだけど午後の雪が腐る土曜日か、気温が高い予報だけど早朝で雪が締まっているだろう、日曜日に西穂高岳本峰をアタックするか、考えましたが時間がある土曜日の午後は人が少なくて良かったです。日曜日は続々と西穂高岳へ向かう人がいて、すれ違い渋滞の発生の悪寒。あんな所で沢山の方々のすれ違いたくないですね。
テン場からソフトバンクの電波は不安定ながらも4Gでつながりました。
今回もシュラフは3シーズン用のナンガ・オーロラライト 450DX。Limit温度は−5℃、Extremeは−21℃です。未明のテントの中は−2℃くらいでしたが、やや薄着だったのでちょっと寒かったです。
【Apple Watch等による計測結果】
ムーブ(安静時を越える推定エネルギー消費量 / kcal)
1,171
854
エクササイズ( 活発に活動した分数 / 分)
218
129
スタンド( 1時間のうち1分以上身体を動かした時間 / 時間)
14
12
登った階数( 一階=約3mの高度を上昇 / 階)
256
109
ウォーキングの距離(km)
18.5
13.9
歩数(1日で歩いた歩数 / 歩)
23,369
17,196
心拍数 (1日で最低、最高の心拍数)
61〜103
49〜100
体重
64.7 -> 63.5
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