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Yamareco

記録ID: 1425493
全員に公開
沢登り
丹沢

石棚沢・ヤビキ沢

2018年04月08日(日) [日帰り]
 - 拍手
GPS
--:--
距離
14.4km
登り
1,490m
下り
1,484m

コースタイム

日帰り
山行
10:00
休憩
0:00
合計
10:00
7:20
30
石棚沢出合
7:50
50
775m二俣
8:40
30
925m二俣
9:10
130
1085m二俣
11:30
30
12:00
60
13:00
20
13:40
30
14:10
30
14:40
30
850mヤビキ沢出合
15:10
90
990m三俣
16:40
20
17:00
西丹沢ビジターセンター
西丹沢ビジターセンター(7:00)→東沢沿工事道→石棚沢出合(7:25)→石棚沢遡行→775m二俣(7:50)→925m二俣(8:40)→1085m二俣(9:15)→白ザレ(10:40)→登山道1401mピーク付近(10:50)→板小屋沢ノ頭→箒沢公園(13:00)−(県道)→西丹沢ビジターセンター(13:20)→(林道・ツツジ新道)→ゴーラ沢出合(14:10)→ゴーラ沢遡行開始(14:20)→850mヤビキ沢出合(14:55)→ヤビキ沢遡行→990m三俣(15:15)→往路引き返し→ゴーラ沢出合(16:20)→西丹沢ビジターセンター(17:00)
天候
過去天気図(気象庁) 2018年04月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
西丹沢ビジターセンター付近の駐車場からスタート。
コース状況/
危険箇所等
石棚沢:
・ビジターセンター横の東沢の橋を渡ってすぐのウエルキャンプ場敷地を通り、東沢沿いの工事用道路から入山。
・この道路は最初の堰堤横をスイッチバックを登った先から渡河施設もろとも消失していたが、飛び石伝いに渡渉すると対岸に石棚沢出合いまで明瞭に残っていた。
・石棚沢に6基ある堰堤は5個目(2連段の下段)の右端をチムニー登りで越える以外は普通に歩いて通過できる。
・水が流れていたのは杉山沢出合先のゴルジュ入口から925m二俣のすぐ先までで、あとはゴーロと石棚と土のザレ。
・下山した石棚山稜と箒沢公園橋バス停までの石棚山西尾根登山道は整備良好。
ヤビキ沢:
・ビジターセンターからツツジ新道経由で990m二俣の二段10m滝までを往復
・ゴーラ沢入口の二段の堰堤はツツジ新道から巻いて回避。
 ゴーラ沢出合から登山道のコンクリート階段を登り、続く急斜面が緩くなった少し先から道を離れて上段の堰堤真横に延びる支尾根の上流側にある斜面を下って降りた堰堤上から入脱渓。
西丹沢ビジターセンターからスタート。
西丹沢ビジターセンターからスタート。
東沢沿いに立派な径を登って行くと、この先で消失。
東沢沿いに立派な径を登って行くと、この先で消失。
適当なところで対岸に渡渉して道路跡を行く
適当なところで対岸に渡渉して道路跡を行く
出合から見る石棚沢
出合から見る石棚沢
5番目(下の段)の堰堤のみ登る必要あり
5番目(下の段)の堰堤のみ登る必要あり
すぐ先は杉山沢が崩壊した堰堤で出合う。
すぐ先は杉山沢が崩壊した堰堤で出合う。
そこから5分でゴルジュ入口。
そこから5分でゴルジュ入口。
水が流れ始めたので、ここで入渓。
水が流れ始めたので、ここで入渓。
容易な緩傾斜の小滝が続く。
容易な緩傾斜の小滝が続く。
水は終始チョロチョロだが、
水は終始チョロチョロだが、
寒いので濡れない様にへつると小難しい
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寒いので濡れない様にへつると小難しい
標高900m付近の沢がUターンする手前でゴルジュはおしまい。
標高900m付近の沢がUターンする手前でゴルジュはおしまい。
左に曲がると,,,
二段の小滝があり、
二段の小滝があり、
すぐ上が925m二俣。左へ入ると、
すぐ上が925m二俣。左へ入ると、
目の前に黒いコケの滝。
目の前に黒いコケの滝。
そのすぐ上で水は涸れてゴーロとなる。
そのすぐ上で水は涸れてゴーロとなる。
左端を落ち葉をかき分けて登る
左端を落ち葉をかき分けて登る
すぐ上の1020m二俣を左へ。連続する二俣を右−左と進み、
すぐ上の1020m二俣を左へ。連続する二俣を右−左と進み、
1085m二俣を右に入るとすぐに土ザレのところで左曲し石棚へと向かう。
1085m二俣を右に入るとすぐに土ザレのところで左曲し石棚へと向かう。
最初の4mは右端から。
最初の4mは右端から。
続く5mの先に20mの大棚。石棚山の名称由来か。
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続く5mの先に20mの大棚。石棚山の名称由来か。
石でできたジェンカゲームみたい。さわると1ブロックごとポロっと落ちてきそう?
石でできたジェンカゲームみたい。さわると1ブロックごとポロっと落ちてきそう?
左岸を巻く。緩い所を安直に登っていると行き過ぎてしまい、あわてて沢に戻る。
左岸を巻く。緩い所を安直に登っていると行き過ぎてしまい、あわてて沢に戻る。
すぐ上に10m。
左壁を登るとのことだが、一番緩いところか?
左壁を登るとのことだが、一番緩いところか?
ここに取り付くが、すごく脆い。
最後の試練。。。
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ここに取り付くが、すごく脆い。
最後の試練。。。
滝の上は土ザレとなるが、霜柱が溶けはじめ泥田状態。
滝の上は土ザレとなるが、霜柱が溶けはじめ泥田状態。
なので、右岸の低い尾根に乗って進む。
なので、右岸の低い尾根に乗って進む。
右俣に入る予定だった1315m二俣が離れていく。
右俣に入る予定だった1315m二俣が離れていく。
ヤビキ沢右俣源頭の白ザレから望む大笄方面
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ヤビキ沢右俣源頭の白ザレから望む大笄方面
登りすぎないように防護柵の間を南にトラバースしていくと、
登りすぎないように防護柵の間を南にトラバースしていくと、
テシロノ頭から下ってくる登山道の1410m付近にでました。
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テシロノ頭から下ってくる登山道の1410m付近にでました。
石棚山稜を下り、右折して石棚山西尾根コースへ
石棚山稜を下り、右折して石棚山西尾根コースへ
箒沢公園橋で前半戦終了。
箒沢公園橋で前半戦終了。
県道を歩いてビジターセンターから再スタート。
県道を歩いてビジターセンターから再スタート。
ミツマタの花が残るツツジ新道を行く。
ミツマタの花が残るツツジ新道を行く。
東沢の対岸に立つ板小屋沢ノ頭と石棚山稜。
先ほど登った石棚沢が山腹を左上している。
東沢の対岸に立つ板小屋沢ノ頭と石棚山稜。
先ほど登った石棚沢が山腹を左上している。
ゴーラ沢出合で渡渉し、この堰堤を登山道で巻く。
ゴーラ沢出合で渡渉し、この堰堤を登山道で巻く。
ここで登山道を右に逸れて、
ここで登山道を右に逸れて、
ここを降りてくると、
ここを降りてくると、
ゴーラ沢第2堰堤の上に出ます。
ゴーラ沢第2堰堤の上に出ます。
少し先に最後の堰堤。
少し先に最後の堰堤。
右岸の踏み跡で越える。
右岸の踏み跡で越える。
人のカラダくらいの大きさの石でも動くものがある。
人のカラダくらいの大きさの石でも動くものがある。
ゴーラ沢(左)とヤビキ沢の出合。
右端のゴルジュ状はヤビキ沢左岸の支流。
ゴーラ沢(左)とヤビキ沢の出合。
右端のゴルジュ状はヤビキ沢左岸の支流。
左側のヤビキ沢は入口からナメとなっている。
左側のヤビキ沢は入口からナメとなっている。
でも、ナメはここから見えるところだけ。
でも、ナメはここから見えるところだけ。
すぐに終わる。
少し行くと、本格的にはじまる。
少し行くと、本格的にはじまる。
でも、ここから見える範囲だけ。
でも、ここから見える範囲だけ。
ナメが続いているように見えるが、アングルを変えて同じところを撮っているだけです。
ナメが続いているように見えるが、アングルを変えて同じところを撮っているだけです。
おしまい
せっかく来たので最初の滝まで行ってみる。
990m二俣(変則三俣)の左俣に10mの二段滝が見えてくる。
せっかく来たので最初の滝まで行ってみる。
990m二俣(変則三俣)の左俣に10mの二段滝が見えてくる。
時間切れなので引き返し
時間切れなので引き返し
ナメを下って帰る
ナメを下って帰る
西日を受けたゴーラ沢のゴーロは白く光って氷河みたい。
西日を受けたゴーラ沢のゴーロは白く光って氷河みたい。
ウエルキャンプ場の桜は満開でした。
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ウエルキャンプ場の桜は満開でした。

感想

足慣らしの目的で、西丹沢の初級者向け沢で本年最初の沢登りに。
3月後半から続いていた陽気と気温上昇も一段落したので、きっとヒルも出なくて安心。でも居たら怖いな。
早起きして7:00少し前に西丹沢ビジターセンターに到着したら、周辺の駐車場の空きスペースは残り10台分くらいで、モタモタ準備している15分くらいの間にほぼ満車に。
東沢沿いの工事用道路と石棚沢下流部のゴーロを歩き、1時間足らずで石棚沢のゴルジュ入口に到着。
ゴルジュは水量が少ないため見栄えはしないものの、適度な難度で白い岩肌も美しく、足慣らしには最適か。ただ、水温は思いのほか低く、滝壺に足を突っ込まないためにヘツると難度が上昇し、その意味では水量が少ないのは良かったか。
唯一登れない20m石棚は想像以上の威圧感で、迷わず左岸の木立を巻く。
巻きながらよくよく見ると、岩の狭間には結構草が生えており、安定していそうな気もするが、そこに至るまで転がる多くのゴーロを見てきたためか、トップロープでも登る気がしなかった。
続く10mの縦割り状石棚はこの沢最後の滝で、ガイドブック(「丹沢の谷200ルート」山と渓谷社)によると左壁が卦蕕箸里海箸覆里悩納綸世隼廚錣譴襪箸海蹐房茲衂佞い燭、浮石が多く安定して体重がかけられるホールドを探すのに苦労した。
・・・大人の拳や腕くらいの岩でも平然と動き、力を入れてあちこちの岩の強度を探るうちに手がかじかんでしまい、危ういところで何とか登りきることができた。
使用したホールドだけを見ると確かに難度は卦薜焚爾覆里世、この厳しさは。。
沢登りの初級者とは、本当にここを行く力量が求められるのだろうか。改めて厳しい現実を実感する。
まあ、実際に初級者が行って来れたのだから、グレードは正しいということだろうが。。。
石棚以降はすぐに土となる沢床が、日差しで溶けた霜柱でドロドロとなったので、すぐに乗れる右岸の低い尾根上を行くことにする。
尾根はやがてヤビキ沢左岸尾根と合わさって、踏み跡はないものの一層太く歩きやすくなり、いっそのことここを東沢まで下ってしまいたい衝動に駆られるが、届け出ていない(それを言うと今歩いているところもそうなのだが、、)ため、計画通り石棚山稜を目指すことにする。
石棚沢源頭部は防護柵が張り巡らされているが、柵の間が設置した作業員の通路だったためか歩きやすい。
荒涼とした石棚の緊張感とは対照的な美しいブナの疎林をのんびり進んで登山道に出た。
石棚で緊張したので、ヤビキ沢で癒し系のナメを見物して帰ることにする。
山桜とミツマタの花が残るツツジ新道を、檜洞丸から下山して来る人たちとすれ違いながら、ゴーラ沢の堰堤をパスする最短コースで見所だけを見物して引き上げる。
美しく変化に富んだ西丹沢の初級沢の旅ができたが、1日の感想を一言でいうと、ゴーロ歩きで満腹だ。今年は欲張り過ぎに注意しよう。

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