石棚沢・ヤビキ沢
- GPS
- --:--
- 距離
- 14.4km
- 登り
- 1,490m
- 下り
- 1,484m
コースタイム
- 山行
- 10:00
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 10:00
天候 | 晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
石棚沢: ・ビジターセンター横の東沢の橋を渡ってすぐのウエルキャンプ場敷地を通り、東沢沿いの工事用道路から入山。 ・この道路は最初の堰堤横をスイッチバックを登った先から渡河施設もろとも消失していたが、飛び石伝いに渡渉すると対岸に石棚沢出合いまで明瞭に残っていた。 ・石棚沢に6基ある堰堤は5個目(2連段の下段)の右端をチムニー登りで越える以外は普通に歩いて通過できる。 ・水が流れていたのは杉山沢出合先のゴルジュ入口から925m二俣のすぐ先までで、あとはゴーロと石棚と土のザレ。 ・下山した石棚山稜と箒沢公園橋バス停までの石棚山西尾根登山道は整備良好。 ヤビキ沢: ・ビジターセンターからツツジ新道経由で990m二俣の二段10m滝までを往復 ・ゴーラ沢入口の二段の堰堤はツツジ新道から巻いて回避。 ゴーラ沢出合から登山道のコンクリート階段を登り、続く急斜面が緩くなった少し先から道を離れて上段の堰堤真横に延びる支尾根の上流側にある斜面を下って降りた堰堤上から入脱渓。 |
写真
感想
足慣らしの目的で、西丹沢の初級者向け沢で本年最初の沢登りに。
3月後半から続いていた陽気と気温上昇も一段落したので、きっとヒルも出なくて安心。でも居たら怖いな。
早起きして7:00少し前に西丹沢ビジターセンターに到着したら、周辺の駐車場の空きスペースは残り10台分くらいで、モタモタ準備している15分くらいの間にほぼ満車に。
東沢沿いの工事用道路と石棚沢下流部のゴーロを歩き、1時間足らずで石棚沢のゴルジュ入口に到着。
ゴルジュは水量が少ないため見栄えはしないものの、適度な難度で白い岩肌も美しく、足慣らしには最適か。ただ、水温は思いのほか低く、滝壺に足を突っ込まないためにヘツると難度が上昇し、その意味では水量が少ないのは良かったか。
唯一登れない20m石棚は想像以上の威圧感で、迷わず左岸の木立を巻く。
巻きながらよくよく見ると、岩の狭間には結構草が生えており、安定していそうな気もするが、そこに至るまで転がる多くのゴーロを見てきたためか、トップロープでも登る気がしなかった。
続く10mの縦割り状石棚はこの沢最後の滝で、ガイドブック(「丹沢の谷200ルート」山と渓谷社)によると左壁が卦蕕箸里海箸覆里悩納綸世隼廚錣譴襪箸海蹐房茲衂佞い燭、浮石が多く安定して体重がかけられるホールドを探すのに苦労した。
・・・大人の拳や腕くらいの岩でも平然と動き、力を入れてあちこちの岩の強度を探るうちに手がかじかんでしまい、危ういところで何とか登りきることができた。
使用したホールドだけを見ると確かに難度は卦薜焚爾覆里世、この厳しさは。。
沢登りの初級者とは、本当にここを行く力量が求められるのだろうか。改めて厳しい現実を実感する。
まあ、実際に初級者が行って来れたのだから、グレードは正しいということだろうが。。。
石棚以降はすぐに土となる沢床が、日差しで溶けた霜柱でドロドロとなったので、すぐに乗れる右岸の低い尾根上を行くことにする。
尾根はやがてヤビキ沢左岸尾根と合わさって、踏み跡はないものの一層太く歩きやすくなり、いっそのことここを東沢まで下ってしまいたい衝動に駆られるが、届け出ていない(それを言うと今歩いているところもそうなのだが、、)ため、計画通り石棚山稜を目指すことにする。
石棚沢源頭部は防護柵が張り巡らされているが、柵の間が設置した作業員の通路だったためか歩きやすい。
荒涼とした石棚の緊張感とは対照的な美しいブナの疎林をのんびり進んで登山道に出た。
石棚で緊張したので、ヤビキ沢で癒し系のナメを見物して帰ることにする。
山桜とミツマタの花が残るツツジ新道を、檜洞丸から下山して来る人たちとすれ違いながら、ゴーラ沢の堰堤をパスする最短コースで見所だけを見物して引き上げる。
美しく変化に富んだ西丹沢の初級沢の旅ができたが、1日の感想を一言でいうと、ゴーロ歩きで満腹だ。今年は欲張り過ぎに注意しよう。
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