大滝橋からバリエーションルートで畦ヶ丸
- GPS
- 05:36
- 距離
- 8.3km
- 登り
- 865m
- 下り
- 768m
コースタイム
- 山行
- 4:46
- 休憩
- 0:42
- 合計
- 5:28
天候 | 曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
帰り:「ぶなの湯」立ち寄りのため、中川で途中下車 |
コース状況/ 危険箇所等 |
●大滝橋バス停〜一軒屋避難小屋 特に危険箇所なし。沢のせせらぎを聞きながら気持ち良く歩ける。ミツマタが綺麗だった。 ●一軒屋避難小屋〜畦ヶ丸 最初の取り付きが分かりづらかったので、無理やり尾根に取り付いた感じに。その後は、1/16,500西丹沢地図を片手にコンパスで確認しながら尾根づたいに登っていった。最初のチェックポイントの石柱にたどり着いた時には正直ホッとした。それからも南ピーク、北ピークで立ち止まり地図をチェック。支尾根分岐を過ぎてからも目印の大𣏓木を探したりしながら、山頂を目指した。山頂直下20mぐらい手前で別グリープが降りてくる声が聞こえすれ違いに行き先を聞くと西丹沢自然教室とのこと。 <感想> 人生初のバリエーションルート。最初の尾根への取り付きがかなり苦戦した。緊張感があって、記憶に残る山行となった。 ●畦ヶ丸〜西丹沢自然教室 実線ルートで下山。途中でウェアラブルカメラが崖下へ落下というアクシデントもあったけど、結果オーライ。今後の糧としよう。10回以上渡渉を繰り返すが、橋がないか、ボロいところが結構あるので、降雨後は渡れないこともありそう。 |
その他周辺情報 | ぶなの湯700円/2時間はいい湯でしたが、バスの時間が気になってゆっくりできない。。。 |
写真
感想
いろんなことがあった西丹沢の山行だった。
<まさかの忘れ物>
新松田からのバスは、少しの立ち乗客がいるくらいでそれほど混んでなかった。終点の西丹沢まで行かずに、大滝橋で途中下車し、身支度をしていると先輩がストックをバスに忘れたことが判明。いつもは車に入れてあり、持ち歩くことが稀だったのでウッカリ忘れたとのこと。小田急湘南バス営業所に連絡し、西丹沢自然教室からの折り返しを待つことに。8:55ごろにバスが折り返して来てストックを受け取り、本日の山行スタート。
歩き出しは、穏やかな道。やがて沢沿いの道へ。渡渉を繰り返し一軒屋避難小屋に到着。ここからはバリエーションルート(以下VR)で行くかの分岐点だ。先輩の動きを見てるとVRの取り付きを探しているようだ。すっかりその気になっている。これは、決行だ。こちらもそのつもりで地図を見る。一軒屋避難小屋の手前の橋を渡る前に取り付きがありそうだ。行って見てみる。うっすらとそれらしき道というか黒い段差がある。様子を見てみようということで、ずり落ちながらも少し上まで登ってみることに。結構上まで来て聞いてみる。「少し様子見るつもりで登って来ましたが、VRでいきますか?」「ここまで来たから行こう」ということで、VR旅が始まった。
<VRの旅>
尾根に上り詰めた先にある最初のチェックポイントである石柱を目指して道無き道を慎重に登る。ずり落ちては登ってを繰り返しながら小ピークにたどり着くと石柱があった。少しホッとした。それからは、尾根づたいに進む。尾根の上は、土が結構固まっていて歩きやすい。途中で幾度も出てくる小ピークをまこうとして、斜面を進もうとすると逆に滑って体力を消耗する。急がば登れ、で尾根上まで登って忠実に尾根の上を歩くことにする。途中の南ピークにたどり着き、地図を広げコンパスで位置を確かめる。向かう方向が定まるとそちらに歩き出す。これを繰り返して慎重に進む。歩きながらこれは、1人ではとてもできないと思った。2人だから思い込みの判断で誤った方向に行くことを防げているが、これが1人だと誤方向にに突き進んでしまい、気付いた時には、だいぶ進んでしまっていた、ということになりそう。大朽木ピークを2回通り過ぎ山頂が近づく。すると人の声がする。見上げると、VRに向かって降りてくる団体が。聞くと西丹沢自然教室に降りるとのこと。見た感じだが、経験者が多そうだった。彼らにとってVRは「空いてる道を歩こう」ぐらいなのかもしれない。
<山頂から下山>
山頂で、先輩が歩荷してくれた一番搾りで人生初VR登頂を祝いながら、カップラーメンランチ。天気がいまいちなのでドローン飛行は無し。夕方に降り出す予報の雨にそなえて、1本前の14:40のバスに乗れるよう早めに下山する。方向がはっきりしている道を歩くことのありがたさと少しのつまらなさとが入り混じった感じがあった。事件が起こったのは、善六ノタワを少し過ぎたあたりだった。
善六ノタワを少し過ぎたところで、上着を脱ぎ、さあ出発というところで、先輩のウェラブルカメラが谷底に落ちた。VRは、登りにやったとはいえ、帰りまでVRやるとは、先輩もかなりのVR好きなのかもしれない。などとは、言ってる間も無くカメラを探しにおりてゆく。少しすると「下にあったので、とってくる。時間かかるかもー。」「ゆっくり気をつけてー」というやりとりのあと、息を切らした先輩が登って来た。見つかって、無事に戻れて何より。ここからは、急がずに自然体で降りて間に合えばバスに乗ることに。
そこからは、それほど急ぐことはしなかったが、何とかバスに間に合って途中のぶなの湯に立ち寄り、新松田へ。帰りに相模大野の美味しい居酒屋で、無事帰還したカメラの画像、映像を肴に反省会。カメラのインターバル撮影機能で落下後も写真と動画を撮り続けていたことに感動して、21時に解散。22時帰宅。
記録だけでなく、記憶に残る山行となったことは間違いない。
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