32年ぶり2回目の大峰山八経ヶ岳は奇跡的な晴天に祝福されました
- GPS
- 09:09
- 距離
- 15.5km
- 登り
- 1,463m
- 下り
- 1,435m
コースタイム
- 山行
- 7:01
- 休憩
- 2:44
- 合計
- 9:45
天候 | 登り始め;曇り 稜線〜弥山〜八経ヶ岳;霧で、風に吹かれて木の枝からの雫落下ぽつぽつ 山頂(明星ヶ岳〜八経ヶ岳〜弥山);予想外の晴れ 下山中;曇りときどき薄日 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
登山口には有料駐車場有(50台以上可、この日はガラガラ) |
コース状況/ 危険箇所等 |
登山道は百名山登頂のメインルートだけあって、とても歩きやすくて快適でした。 雪は八経ヶ岳山頂北側に少し残っていたのみでアイゼン等は不要でした。 |
その他周辺情報 | 帰りに天川のみたらい渓谷 http://yamatoji.nara-kankou.or.jp/02nature/04river/04south_area/mitaraikeikoku/ に立ち寄りましたが、巨大な岩がごろごろしている急流は他では見たことがなく、迫力がありました。 |
写真
感想
大峰山八経ヶ岳、言わずと知れた日本百名山です。私ははるか昔の32年前の悪天候のGWに一度、吉野から釈迦ヶ岳までの奥駈道を縦走して以来、妻とは20年以上前に今回のルートで登りに来て、登山口で車中泊しましたが朝からどしゃ降りで登山を断念し、長いこと宿題になっていました。
今回は妻の希望でその宿題を片付けるためにやって来ました。
今年の初めには登山口近くの洞川温泉の旅館を
予約して、金曜に休暇も取りました。
ところが、天気予報は1週間前からずっとこの土日は雨予報。八経ヶ岳は二日目の土曜にゆっくり登ろうと計画、直前まで予報が変わることに期待しましたが、珍しく予報が変わることはなく、むしろ春の嵐に警戒、と悪くなってしまいました。
仕方なく時間的に厳しいですが、天気が悪化する前の金曜に登ることにしました。
夜行バスで京都経由で八王子からやって来た妻を橿原神宮前駅で8時に拾い、登山口に向かいましたが、なんとこの日の15時まで登山口の約10キロ手前で通行止め。下調べが不十分だったことを悔いました。その時刻でそこから妻と歩いて行ったら明るいうちに下山は確実に無理なので、断腸の思いで断念しました。
天気はとても良かったので、山に登らないのはもったいない、と急きょ稲村ヶ岳へと転向しました。
この日は結局夜までずっと天気が良く、翌土曜日も日本気象協会によると大峰山は朝8時までは晴れでその後曇り、18時から雨の予報でした。せっかく遠くまでやってきたので、午後から雨になる覚悟で八経ヶ岳登頂を試みることにしました。雨になる前に、少しでも早く下山したいので、宿の朝食は弁当にしてもらい、宿を6時過ぎに出発、前日通れなかった国道309の行者還トンネル越えも通行止め解除されていて、7時前には登山開始しました。
しかし、天気は予報よりやや早く歩き始める頃にはすでに曇りとなり、奥駈道に登り着いた頃からは霧も出始めました。ときどき霧が晴れると下界の方は雲の切れ間から日が射している場所もあり、すぐに本降りにはならなさそうでしたが、時おりボツリと来る怪しい天気の中、あせる気持ちを押さえながら登りました。
弥山小屋も素通りして登頂を急ぎましたが、その頃にはすっかり霧に包まれていしまい、32年ぶりの八経ヶ岳はまたもや何も見えない登頂となってしまいました。
雨が降ってないだけまし、と考えて降られる前に急いで下山、と思っていたら、ここで妻から隣の明星ヶ岳まで行きたい、との要望で、32年前は巻いてしまって登頂していないので、行ってみることにしました。八経ヶ岳までとは変わって、道が細く、周囲も原始的ないい雰囲気になって、行った甲斐がありました。
そして縦走路から離れて明星ヶ岳の山頂を目指して細い踏みあとを登り始めたときです。突然霧が晴れ始めて辺りが急に明るくなり、気持ちのいい草の山頂が姿を現しました。
そしてみるみるうち雲が引いていき、まずは南方の奥駈けの山々が、続いて八経ヶ岳や弥山等の奥駈け北方の山々が、そしてついには遠く大台ヶ原や金剛山も青空の下に姿を現しました。
完全貸し切りの素晴らし山頂で、この全く予想外の晴天と大展望には思わず大歓声があがってしまい、笑いがこみ上げて来ました。
すっかり天気が回復した貸し切りの明星ヶ岳で、ゆっくり昼食休暇し、八経ヶ岳へ戻りましたが、晴れると辺りの風景も全く変わり、とても素晴らし山上庭園になりました。
八経ヶ岳山頂でも絶景を独占、晴れた山頂からの眺めは素晴らしく、明星ヶ岳へ寄り道した甲斐があったとはまさにこの事です。三度目(雨で登山中止も含めて。この日の登頂を2回とカウントすれば4度目)にしてやっと晴れてくれました。
弥山小屋から弥山山頂へも立ち寄り、北側の前日登った稲村ヶ岳や山上ヶ岳を展望し、小屋へ戻る頃にはまた曇り空に戻り、晴れていたのは本当に私たちが明星、八経、弥山の三つの山頂にいた間だけでした。
あとは天気との競争で来た道を急ぎました。まだ時おり薄日が射す中、降られることなく無事下山しました。
まだ雨は降って来ないので、宿へ戻る途中、天川のみたらい渓谷に立ち寄ってみました。
深い谷と巨岩が累々とした渓谷を、高くて長い吊り橋と遊歩道で楽しむことが出来ました。
渓谷の散策が終わり、道路を車に戻る途中で雨が降り始め、運転して洞川温泉に帰る途中で本降りとなりました。
わたくしも下調べ不十分で4/12、13と八経ヶ岳断念しました。
帰った日に開通だったのでタイミング悪すぎでした。
晴れたのは奇跡ですね!
namerouさん、こんばんは
コメントありがとうございます☺️
私も関西に来て一年半で、まだまだ関西はアウェーなので、勝手が分からず、まさか冬季通行止めがあるとは夢にも思いませんでした😥
諦めずに悪天覚悟で登ってほんとに良かったです。これがあるから山はやめられません😀
namerouさんは今回運に恵まれませんでしたが、これに懲りずにまた登りに来てください。
はい、必ずリベンジいたします😁
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