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Yamareco

記録ID: 143674
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
塩見・赤石・聖

光岳

1998年07月18日(土) ~ 1998年07月20日(月)
 - 拍手
GPS
50:00
距離
19.2km
登り
2,298m
下り
2,298m

コースタイム

7/19 5:30易老渡(いろうど)登山口-10:30易老岳
   -13:00光小屋-13:30光岳山頂-(光石往復)-14:20光小屋(泊)
7/20 4:50光小屋発-5:10イザルガ岳-7:20易老岳-10:30易老渡登山口着
天候 7/19 曇り時々晴れ
7/20 曇り時々晴れ、朝のうちは霧
アクセス
利用交通機関:
自家用車
大阪から中央道を通り、飯田ICまで、そこから南信濃町(上島)を通り、
細い林道を便ヶ島まで。
この当時(1998年)、便ヶ島には山小屋はなく、山小屋跡に駐車した。
コース状況/
危険箇所等
易老渡からの登りは整備されているが、ともかく急登が続く。
登山道および稜線には水場がないので、要注意。
易老渡登山口、稜線ははるかに高い
2011年10月22日 17:27撮影 by  CanoScan 5600F, Canon
10/22 17:27
易老渡登山口、稜線ははるかに高い
易老岳付近より、下界は雲海が広がり、ぼんやりした風景
2011年10月22日 17:27撮影 by  CanoScan 5600F, Canon
10/22 17:27
易老岳付近より、下界は雲海が広がり、ぼんやりした風景
稜線はあまり花もなかった。これはわずかにあった花
2011年10月22日 17:27撮影 by  CanoScan 5600F, Canon
10/22 17:27
稜線はあまり花もなかった。これはわずかにあった花
光小屋に到着、小さい小屋だった
2011年10月22日 17:27撮影 by  CanoScan 5600F, Canon
10/22 17:27
光小屋に到着、小さい小屋だった
下山途中より、稜線を振り返る
2011年10月22日 17:27撮影 by  CanoScan 5600F, Canon
10/22 17:27
下山途中より、稜線を振り返る
下山途中より、上河内岳だろうか、木々の合間に見えた
2011年10月22日 17:27撮影 by  CanoScan 5600F, Canon
10/22 17:27
下山途中より、上河内岳だろうか、木々の合間に見えた
下山途中より、聖岳方面が望めた
2011年10月22日 17:27撮影 by  CanoScan 5600F, Canon
10/22 17:27
下山途中より、聖岳方面が望めた
下山途中より、聖岳、荒川岳など南アルプス南部の山々が見える
2011年10月22日 17:27撮影 by  CanoScan 5600F, Canon
10/22 17:27
下山途中より、聖岳、荒川岳など南アルプス南部の山々が見える

感想

【山行No 257】

・百名山の中でも、魅力に欠けるうえに、アクセスが難しい光岳。
 なかなか行く気がせず、南アで一つだけ残ってしまっていたが、
 静岡〜畑薙ダム経由だと、4日かかりそうだが、西側の遠山郷から入ると、
 3日で行けそうなので、海の日の連休を利用し、行ってみることにした。

7月18日(土)
 ・今日は移動日。朝、大阪(茨木)をマイカーで出発。
  中央道を飯田ICで降り、伊那山地の中を地図を見ながら進み、遠山郷(上村)着。
  遠山郷は、名前の印象とは違い、思ったほどの深山ではなかった。
  ここからの林道へ入る部分は少し解りにくかった。
 ・遠山郷(上島)からは、1車線の細い林道をずんずんと山の奥に進む。
  標識もほとんどなく、途中からは凸凹の砂利道となり、先行き不安な道だった。

14:20 便が島(たよりがしま)小屋跡
 ・ここは2年前(1996年)まで、山小屋があったようだが、廃業したとのことで、
  建物はすっかり壊され、わずかにトイレとシャワー室が残っているだけの
  侘しい場所だった。
  しかし、聖岳への登山口にもなっているせいか、予想外に車はたくさん(約40台)駐車しており、
  あやうく、停める場所がないところだった。
 ・小屋跡の草原に、すでに数張のテントがあるので、その脇にテントを張る。
  しかし運悪く、おとなりのテントでは昼間から日本酒での酒盛り中で、
  騒々しく、閉口した。

7月19日(日)
 ・4時に起きて、出発の準備をする。ルートには水場が少なそうなので、
  水は2.5リットル持ってゆく。
  便が島から1.5kmほど戻った、登山口の易老渡(いろうど)まで
  車で移動し、車を路肩に停め、出発。
5:30 易老渡 発 (標高=890m、気温=23℃)
 ・吊り橋を渡ると、いきなり急登が始まった。
  長い道のりなので、意識してゆっくりと登り始める。
7:20 面平(おもだいら、標高=1490m)
 ・ここは少し傾斜が緩やかになっているので一息入れる。
  このあとは、一本調子の急登が続く。
  林相は南アルプスらしく、モミ、コメツガなどの針葉樹の深い森。
  鳥の声はそれほどでもなかったが、キビタキ、ヒガラ、コルリ、ミソサザイ、
  ルリビタキなど、なじみのある夏鳥の声が響き、夏山らしい感じ。
10:30-40 易老岳(標高=2354m)
 ・やっとこさ、標高差1500mを登り切り、一安心。
  しかし登りついた山頂は、ガイドブック通り、標識ひとつない、寂しい山頂だった。
 ・ここから光岳へと稜線を歩く。
  しかし、南アルプスの稜線とはいっても、なんせ標高が低いので、
  全体に樹林帯となっており、展望はほとんどない。
11:40-50 三吉平
 ・ここはちょっとしたコルになっており、ここから少し登りとなる。
  上部は少し開けていて、小さいながらお花畑となっていた。
  フウロソウ、ハクサンコザクラなどの群落。

13:00-10 光小屋
 ・7時間以上かかってようやく今日の宿に到着。
  ちょうど新築の小屋を建設中だった。この秋(1998年)から使えるそうな。
  時間は早いので、休みもそこそこに、山頂に向かう。

13:30 光岳(標高=2591m)
 ・80個目の百名山だが、展望も少なく、感動のない凡庸な山頂だった。
  山小屋の管理人に進められた、「光石」まで足を延ばすことにする。
13:40ー14:00 光石(てかりいし)
 ・光岳山頂から70mほどは下ったろうか、白い石灰岩の岩峰が、濃い緑の
  樹海のなかからそびえている場所。
  光岳の山名の由来ともなったという岩である。
  展望もあり、光岳の山頂よりもよっぽど山頂らしい雰囲気がある。
  雲の動きなどをみて、のんびりと山の雰囲気を味わった。

14:20 光小屋 
 ・山小屋に戻ってきた。さっきよりだいぶ登山者が増えている。
  夕方にかけてさらに人は増え、定員30名のところ結局36名となった。
 ・自分は自炊でカップラーメンの夕食だが、
  小さい小屋なのに夕食がちゃんと出るようで、半分の人は夕食を頼んでいた。
  ただし水場はなく、お茶を少しもらえる程度。
  また、以外なことに布団は置いてなく、全員シュラフで寝る。

7月20日(月)
4:50 光小屋 発
 ・今日は、雨こそ降っていないものの、湿っぽい霧が一面立ち込めている。
  食事にだいぶ水をつかったので、残りはお茶が500mlしかないのが少し気になるなあ。
5:10-20 イザルガ岳
 ・縦走路から少し外れているが、一応、山頂なので寄ってみた。
  シーンとした岩屑だらけの山頂。
6:00 三吉平
 ・天気はあいからわずイマイチだが、鳥のさえずりは結構ある。
  メボソムシクイ、ルリビタキなどのコーラス。
  雲の間に、わずかだが、中央アルプス、恵那山が見えていた。
7:20-30 易老岳
 ・ここから1500mの下りが始まる。足が少し疲れ気味で、がくがくしながら下る。
  天気は少し回復気味で、木々の間より、聖岳、上河内岳、そして振り返ると
  イザルガ岳も見えている。
9:20-30 面平
 ・下ってきたので暑くなり、だいぶバテてきた。お茶の残りも少ないし、
  ちょっとキツイところ。

10:30-50 易老渡 登山口 着
 ・長い長い下りがようやく終わり、ほっとした。
  登山口脇に流れている沢水をがぶがぶと飲み、生き返った心地。

 ・車で再び林道を下る。
  今回はこの林道で、車が2台も、石のせいでパンクした話を聞いていたので、
  かなり慎重に下った。
  (マイクロバスで来ていた人はパンク修理でJAFに来てもらうのに
   3時間かかり、結局、目的の山に登れなかった、という話も聞いた)

 ・あとは、遠山郷にでてからは、一般道、高速にのり、すいすいと大阪に帰った。
  大阪帰着は16時過ぎ。

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