佐渡ドンデン山荘〜金北山 花と残雪


- GPS
- 04:58
- 距離
- 13.2km
- 登り
- 791m
- 下り
- 812m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
船
|
コース状況/ 危険箇所等 |
全体の3割から4割程度残雪歩き。金北山への最後の登りは、「雪の壁」。滑落危険箇所ですが、我々が作ったステップを歩けば大丈夫でしょう。 |
その他周辺情報 | 佐渡は宝の島。観光地多いです。 |
写真
感想
GW前半は全国的に晴天予報。おそらくどこへ行っても混雑。ならば佐渡が穴場ではと思いつき、いつかは行ってみたいと思っていた大佐渡山脈縦走に日帰りで挑む。
朝イチのフェリーで佐渡へ。波も穏やかで、2時間30分の船旅をのんびり過ごす。両津港からは新潟交通のドンデンライナーでドンデン山荘へ向かう。ぐんぐん標高を上げ890mぐらいまでバスで登る。
金北山縦走路登山口からトレッキングコースとなる。序盤、マトネまでは残雪が多く残る。カタクリや雪割草がそこかしこに咲いていて花の山を感じさせてくれる。
マトネからがこの縦走路の醍醐味となる。ところどころで残雪も残るが、稜線は樹木が無く遠くまで見通しがきいて爽快なトレッキングコース。しかも1000mそこそことは思えない壮大な景観が次々と眼前に展開する。まるでアルプス縦走や朝日縦走を彷彿するような感じさえする。
金北山が近づくにつれ、次第に雪も増え、藪も鬱陶しくなる。そして金北山直下の雪の壁が最後のハイライト。ピッケルが欲しいところだが、もちろん持ってきていない。トレースがあれば使わせてもらうのだが、それもない。勾配が増すにつれ滑落の記憶がよみがえり緊張する。キックステップで蹴り込みながら道をつけ、慎重に登り切る。隊長が何度も先頭変わろうかと言うが、自分が原因で滑落するのは諦めがつくが、人の滑落の巻き添えになるのは御免だったので、足がつりそうになったが意地でも先頭で登り切った。
そして金北山登頂。運が良ければ本州のアルプスや白山あたりまで見れることもあるそうだが、霞んでしまって遠くを望むことは出来なかった。あとは延々と防衛省管理道路をゴールの白雲台まで歩く。白雲台では、想定より早い時間であったにも関わらず、予約していたタクシーが待っていてくれた。気さくで人情味ある運転手さんで、両津港までの道中が飽きなかった。
GWであるにも関わらず、縦走路では誰一人とも会うことは無く、至福の稜線歩きを完全貸切させてもらった。もう1週間もすれば残雪も減り、緑も増え、シラネアオイが咲き誇り、ますます魅力を増すコースとなるでしょう。そんな時期にも来てみたい思わせる、印象深い良いヤマでした。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する