三原台・マッコウ 〜ススキの原と二等三角点〜
- GPS
- 05:36
- 距離
- 9.9km
- 登り
- 753m
- 下り
- 740m
コースタイム
- 山行
- 4:42
- 休憩
- 0:49
- 合計
- 5:31
平面距離 8.7km
沿面距離 9km
記録時間 05:33:35
最低高度 470m
最高高度 1,116m
累計高度(+) 766m
累計高度(-) 769m
平均速度 1.6km/h
最高速度 5.8km/h
消費カロリー 1458kCal
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
登山口から三原台までは登山道になっていて迷ったり危険だったりすることは無いと思います。ただ、倒木が放置されている場所が何か所かあるので、そこは迂回したりしゃがんでくぐったりしなければなりません。 三原台からマッコウ山頂までは踏み跡が辛うじて見つかる程度で正式な登山道として整備されてはなさそうです。地図やGPSで小まめに確認しながら進みましょう。私はルートを外れて、崩れやすい斜面や薮を掻き分けて進む羽目になってしまいました。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
サポーティングタイツ
ジャンパー
ズボン
靴下
グローブ
日よけ帽子(キャップ)
登山靴
サブザック
トレッキングポール
昼食(パン+カフェオレパック)
行動食(飴)
予備食(シリアルバー他)
飲料(お茶600mL)
地図(地形図)
iPhone(GPS+カメラ)
iPad mini
サブバッテリー
カメラ
携帯電話
腕時計
ラジオ
剪定鋏
折畳椅子
手拭い
ティシューペーパー
|
---|---|
備考 | カメラをぶらぶらさせているのはダメだ。胸のあたりに引っ掛けるようにしよう。 |
感想
大型連休中に一度は山へ登りたいと思った。天気予報はまずまずなので、、初日28日(土)に山へ出かけることにした。冬場から春にかけて比較的低い山にしか登っていなかったので、そろそろ1000m級の山へ登ってみようと考えた。今年は気温が高いので、残雪もほぼ消えているだろう。昨年の秋ごろから県内の山をいろいろと物色していて、春になったら草木が茂る前に是非上ってみたいと思っていた山があった。佐治町の南の県境に位置する「三原山」またの名を「マッコウ」、標高1115mで近隣のピークの中では一番高く三角点もあるのに国土地理院の地図には山の名が記載されていない。「マッコウ」という不思議な名は「真桑」という字を当てるらしい。
いつもより早く8時15分ごろには家を出たが、途中スーパーでお茶や昼食のパンなどを買っていたら、登山口に着いた時には9時半を過ぎていた。まあそれでも12時頃には山頂までたどり着けるだろうと思っていた。
登山口から三原台までは明確な道が付いていて何も迷うことは無い。最初上りがしばらく続くので一汗かくまでは少ししんどいが、それは登山をするときはいつものことだ。体が慣れて血中のアドレナリン濃度が適正になれば、爽快感の方が勝ってくる。ただ、ここの登山道はやたら倒木が放置されている。くぐったり迂回したりしながら林間の道を進んでいく。
三原台は広大なススキの丘だ。昔はかやぶき屋根の材料としてススキを刈り出していたらしいが、今はそんな需要がない。それでも一面のススキはきれいに刈られている。ただし、刈りっぱなしで枯れススキが丘一面を覆っている。何のために今でもススキを刈っているのか、その回答が立て札として掲げられていた。「ウスイロヒョウモンモドキ」という絶滅危惧種Aランクの蝶を保護するための環境保護活動らしい。「山菜採り禁止」というのもその環境保護の一環らしい。ネットが張ってあるのは鹿避けかと最初思っていたが、よくよく考えると「ヒト避け」の立ち入り禁止バリアであることに気付いた。なので、ネットの外側をトレースしつつ枯れススキをザクザク踏みながら三原台をしばらく散策した。
三原台から先はあまり人が行き来するところではないらしく、道がはっきりしない。けれども踏み跡は確認できる。ヤマレコの登山記録ルートを参考に、林間を沢に沿って登って行く。ただ、「沢に沿って上る」だけが頭にあって歩けそうなところをどんどん沢伝いに歩いて行ったら歩けるところが無くなった。ここでiPhone を取り出し、現在位置を確認するとルートを外れていた。慌てて尾根のルートに合流しようと斜面を上ったが、低木の茂みで前進が困難だ。多分数メートル先には正規の尾根ルートがあるのだろうが、なかなかそこへ辿り着けない。今回薮こぎも覚悟して剪定鋏もザックのポケットには入れていたが、そんなもので枝を切っていてもらちが明かない。それより細い枝を掻き分けてとにかく前へ、プルスウルトラ!!
泣きそうになりながら薮を掻き分けて行くと、突然薮の薄いところが。やった―!抜けた。尾根のルートにたどり着いていた。ほっとしてそこで後ろを振り返ると、青空をバックに様々な緑の混じる山々の風景があった。後は、ルンルン気分で稜線を歩いて行く。そして、三角点の標石と山頂の標識が目に入った。マッコウ(三原山)山頂へ到着した。
山頂付近は笹(ネマガリタケ?)が茂っていて展望は限られる。また、周りは(当然だが)山ばかりで、どこが何山なのかイマイチよくわからない。ただ、今自分がいる所がこの辺りでは一番高い所のようだ。ここで、フェイスブックに登頂報告を投稿、こんな所でもdocomoの電波は届いている。昼食のパンをかじり始めた時は13:00になっていた。三原台で散策しすぎたのと、ルートを外れて薮こぎしたのが時間ロスだった。
帰りは寄り道もせず、道迷いも無く順調に下山できた。新緑の緑の美しさに癒されながら。
地図にルートの記載も無く、山の名前も記されていない山ではあったが、調べてみると歴史もあり自然も豊かでそこを歩く人もいる。そんな山が近隣にもまだまだありそうだ。だから山歩きは奥が深い。もっともっといろんな山を歩いてみよう。ただし、安全には十分気を付けて。今年は幾つの山に登れるだろうか。
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