残雪の屏風岳:エコーライン開通時期の南蔵王の雪の状況は
- GPS
- 05:50
- 距離
- 9.6km
- 登り
- 573m
- 下り
- 579m
コースタイム
- 山行
- 4:58
- 休憩
- 0:51
- 合計
- 5:49
天候 | 晴れのち曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
危険箇所はなし。雪の状況は:道路からの下りで、いきなり豊富な雪上を行く。前山の登り、杉ヶ峰の登りは夏道。ただし、一部で雪が詰まっていて、枝も被って踏み抜きも多数。杉ヶ峰からの下りは快適な雪上、屏風岳の登りは夏道に雪が詰まっているが、雪が厚く、あまり踏み抜きはない。前山、杉ヶ峰、屏風岳の山頂付近は夏道。雪はかなり柔らかいのでツボ足。雪の多い所は、サインは少ないので夏道のGPSを参考に進む。屏風岳山頂付近は雪庇に注意。 |
写真
感想
連休三日目も昼間は快晴の予報である。もう一日快晴の雪山に行きたい。そう言えば、蔵王エコーラインが27日に開通。エコーライン開通直後あたりの屏風岳は行ったことが無かったので、行ってみることにしたら、結構厳しい道だった。過去の記録と比較すると、雪は昨年よりかなり少なく、一昨年よりかなり多い。年によって状況は異なるので、ご注意を。
30日は朝から晴だが、巻雲などが見え、徐々に曇ってきそうだ。昼過ぎまでは晴れが持つだろう。GWの時期、エコーラインは夜間(17時〜8時)通行止め。時間は分かっても宮城側のゲートは何処かと思っていたのだが、かなり上の蔵王寺だった。ちょうど8時ころだったので、順調に通過できた。ハイラインへの分岐の左側にある刈田峠路側帯の駐車場は完全に雪なし、今日は空いていた。
道路を南蔵王縦走路入口まで歩き、下りの山道に入る。と言うか、道ではなく直ちに豊富な雪である。このままずっと雪上を行けるかなどと甘いことを考えたのだが。GPSで夏道からあまり離れないように、トレースも拾って雪上を行く。一部夏道に入るが、避難小屋分岐を過ぎて、また雪上に出て登る。雪が行き詰ったので、夏道に出るしかないか、少し戻って、夏道に出て登る。夏道も雪のない所は良いのだが、一部で雪が詰まっていて、枝も被って踏み抜きも多数。特に中腹の岩が出ている所から上がきつい。太腿まで踏み抜いたり、被った枝の間をアスレチックのようにくぐり抜ける所もある。これでかなり消耗して、前山まで時間が掛かってしまった。これが続いたら屏風岳まで行きつけるかなと思うくらいだった。前山山頂には雪が無い。天候は快晴に近く、朝日連峰がきれいに見える。前山からの下りはまた雪の上を下るが、鞍部から杉ヶ峰への登りは夏道を行くしかない。ここも雪が詰まった所もあり厄介である。杉ヶ峰に近づき、展望が開けた夏道に出ると刈田岳の左に真っ白な月山が見えてきた。
杉ヶ峰山頂には雪は無く、その前は完全な夏道である。杉ヶ峰から屏風岳を見ると、ほぼ雪に覆われていて、ここからは楽かな。杉ヶ峰のなだらかな雪稜をしばらく進むと、屏風岳に登る夏道が雪に覆われて見えるので、先ず、そこを目指して下る。直ぐに芝草平への分岐である。今は雪原となっていて、案内板の上部や木道の周りの杭だけが見える。芝草平方面は少しだけ雪が融けて、木道が少しだけ見える。屏風岳の登りは雪の詰まった夏道を登る。ここは無雪期には水が流れている所であるが、今は雪が厚く、あまり踏み抜きはない。ほぼ登り切ると屏風岳の山頂の一角となる。夏道を進むと屏風岳の三角点に到着する。山頂の東側には大きな雪田があり、その下が屏風岳の壁になる。水引入道、馬ノ神岳、後烏帽子岳など、そちら側から冬の屏風の白い壁を見た山々が大きく見える。此方の山は雪がかなり融けているようだ。
屏風岳からの帰路は往路と同じ道を行く。今日は刈田峠から屏風岳にちょこっと雪山ハイクの予定だった。今日のコースで、雪を歩くのは60%位だったろうか。この時期、夏道を拾って行かなければならないのだが、その夏道が雪が詰まって、踏み抜きも多く歩きにくく、案外厳しかった。この時期の記録が少ないのも頷ける。刈田岳方面は渋滞するほど混みあっているのに南蔵王縦走路は静かに歩くことができる。今日出会った方は4組5人だった。
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