ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 1453674
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
丹沢

御正体・西丹沢・ユーシン経由寄バス停 装備を軽めにして沢山歩こう

2018年05月04日(金) ~ 2018年05月05日(土)
情報量の目安: S
都道府県 神奈川県 山梨県
 - 拍手
体力度
10
2~3泊以上が適当
GPS
20:27
距離
50.5km
登り
4,470m
下り
4,820m
歩くペース
とても速い
0.50.6
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
7:49
休憩
0:28
合計
8:17
距離 23.2km 登り 2,415m 下り 1,752m
10:21
10:22
54
11:16
17
11:33
15
11:48
22
12:10
36
12:46
46
14:43
14:50
98
17:22
17:29
17
17:46
17:50
0
17:49
17:50
5
2日目
山行
11:14
休憩
0:57
合計
12:11
距離 27.3km 登り 2,071m 下り 3,070m
3:08
3:15
47
4:25
4:26
17
4:43
35
5:22
5:23
4
6:13
6:16
46
7:02
35
7:37
7:38
18
7:56
22
8:18
8:19
4
8:23
8:32
31
9:39
9:40
54
10:34
10:42
35
11:17
11:36
21
11:57
36
12:33
12:38
47
13:25
13:26
55
14:50
寄バス停
天候 二日とも晴れ
過去天気図(気象庁) 2018年05月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
富士急都留市駅より御正体入り口行きバス 本数少ない(時刻は写真掲載)
ユーシン トンネル崩落により玄倉から通行止め
寄大橋〜寄バス停 30-40分歩く 寄大橋まではタクシー呼べそう
コース状況/
危険箇所等
富士急都留市駅、御正体入り口は調べた限り登山ポストが無いため前日に山梨県観光資源課登山ポストのメルアドに計画書を提出(実際に探したが見つからなかった)

犬越路〜熊笹ノ峰 岩場の急登(だいたい1200m〜1450mの間)
檜洞〜ユーシン 痩せ尾根、急登、ザレ 完全に健脚者向け
ユーシン〜雨山峠〜寄大橋へ下る直下沢 完全に沢を歩く・渡河あり 降雨時、降雨直後の増水及び落石の危険性大
その他周辺情報 寄バス停周辺 5月4日〜5日 地元のお祭り開催してた
富士急都留市駅
都留市駅発のバス停の時刻表
道坂隧道、萱野上、月夜野は御正体入り口を通るがデイハイクに使えるのは実質☆の2本のみ
都留市駅発のバス停の時刻表
道坂隧道、萱野上、月夜野は御正体入り口を通るがデイハイクに使えるのは実質☆の2本のみ
御正体入り口のバス停の時刻表
デイハイクに使えるのは実質15:22の1本のみ
御正体入り口のバス停の時刻表
デイハイクに使えるのは実質15:22の1本のみ
三輪神社鳥居
このような道が1000m超えるまで延々と続く
このような道が1000m超えるまで延々と続く
二手に分かれるT字路
中央の白い看板に右側に登山口と書いてある
二手に分かれるT字路
中央の白い看板に右側に登山口と書いてある
登山口 ようやく土道になる
登山口 ようやく土道になる
三つ峠山が見える
都留市の山標高No.1が三つ峠、No.2が御正体とのこと
1
三つ峠山が見える
都留市の山標高No.1が三つ峠、No.2が御正体とのこと
多少枝が落ちてるがコースは十分わかる
道中急傾斜が続く
多少枝が落ちてるがコースは十分わかる
道中急傾斜が続く
峰宮のある北峰
富士山がとても近い
1
富士山がとても近い
小さな社
山頂までの尾根道はちょっとしたアップダウンが3か所くらいある
山頂までの尾根道はちょっとしたアップダウンが3か所くらいある
御正体山頂
山梨百名山で二百名山でもある
1
山梨百名山で二百名山でもある
御正体はバイケイソウの群生地をかき分けるように南へ進む
御正体はバイケイソウの群生地をかき分けるように南へ進む
前ノ岳 手描きの道標
前ノ岳 手描きの道標
中ノ岳 手書きが更に×適当 〇手作り感アップ
1
中ノ岳 手書きが更に×適当 〇手作り感アップ
笹をかき分けつつ進む
笹をかき分けつつ進む
ここらへんでようやくツツジに出会う
ミツバツツジ
ここらへんでようやくツツジに出会う
ミツバツツジ
標識はしっかりあるので道迷いの心配はない
標識はしっかりあるので道迷いの心配はない
石割山分岐
道志山塊と丹沢山塊の境目
道志山塊と丹沢山塊の境目
丹沢側の鉄塔
道志トレイル用の看板か?
道志トレイル用の看板か?
ここらで一服
西丹沢の主な地点の距離が書かれておりとても分かりやすく萎える
西丹沢の主な地点の距離が書かれておりとても分かりやすく萎える
道は始終こんな感じで危険性はない
道は始終こんな感じで危険性はない
丹沢らしく階段も整備済
丹沢らしく階段も整備済
大体30分歩いたあたりの頭ごとにベンチがある
ベンチの無い頭もある
この後大量の頭を通過するが割愛
大体30分歩いたあたりの頭ごとにベンチがある
ベンチの無い頭もある
この後大量の頭を通過するが割愛
ミツバツツジの群生地?
ミツバツツジの群生地?
菰釣山の西峰 展望は悪い
菰釣山の西峰 展望は悪い
菰釣山の本体である東峰
菰釣山の本体である東峰
ベンチが整備されている
ベンチが整備されている
展望も良い
富士山&中山湖&箱根外輪山
1
展望も良い
富士山&中山湖&箱根外輪山
緑を愛でる余裕が出てきた
1
緑を愛でる余裕が出てきた
菰釣避難小屋
避難小屋から進むとキャンプ場へ降りる分岐
水場の沢への道でもある
避難小屋から進むとキャンプ場へ降りる分岐
水場の沢への道でもある
沢で水を満たす
登り返す ガレた急登
1
登り返す ガレた急登
城ヶ尾山頂 開けた広場になってる
城ヶ尾山頂 開けた広場になってる
大界木山頂 だいかいきと読むのか?
大界木山頂 だいかいきと読むのか?
西丹沢は時々花崗岩と思われる岩が崩れたザレ場が出てくる
モロクボ沢の頭手前
西丹沢は時々花崗岩と思われる岩が崩れたザレ場が出てくる
モロクボ沢の頭手前
モロクボ沢の頭
菰釣、畔が丸、加入道をつなぐ要所
モロクボ沢の頭
菰釣、畔が丸、加入道をつなぐ要所
畔が丸への登り やはり花崗岩のザレ場
畔が丸への登り やはり花崗岩のザレ場
他の方のヤマレコにも登場するシロヤシオツツジ
1
他の方のヤマレコにも登場するシロヤシオツツジ
畔が丸から檜洞までの一帯で咲いていた
畔が丸から檜洞までの一帯で咲いていた
日も傾いてきたが畔が丸山頂
日も傾いてきたが畔が丸山頂
畔が丸避難小屋で宿泊
久々の小屋泊
畔が丸避難小屋で宿泊
久々の小屋泊
軽装備と言いつつ いつもの(ミル・ドリッパー・豆の一式で約350g)
1
軽装備と言いつつ いつもの(ミル・ドリッパー・豆の一式で約350g)
2日目 避難小屋前のベンチ
暗いのでぶれてる
2日目 避難小屋前のベンチ
暗いのでぶれてる
加入道山頂 日が明けてきた
加入道山頂 日が明けてきた
加入道避難小屋
明るくなったのでここからはヘッダン無しで
明るくなったのでここからはヘッダン無しで
大室方面
花の名前は詳しくないので分からず
花の名前は詳しくないので分からず
分からずその2
茜色に笠雲の富士
2
茜色に笠雲の富士
大室山方面でもバイケイソウの群生地
大室山方面でもバイケイソウの群生地
バイケイソウの群生地に木道が通るのが丹沢式
御正体はここまで手を入れられないか
バイケイソウの群生地に木道が通るのが丹沢式
御正体はここまで手を入れられないか
大室と犬越路分岐
大室と犬越路分岐
大室山頂
ヤマザクラがまだ咲いていた
2
ヤマザクラがまだ咲いていた
西丹沢の沢沿いを一望
1
西丹沢の沢沿いを一望
稀に登り返しがある
稀に登り返しがある
熊笹の峰方面を望む
下りた高さを全部登り返すレベルである
1
熊笹の峰方面を望む
下りた高さを全部登り返すレベルである
犬越路避難小屋
武田信玄っていろんなところ歩いてる気がする
武田信玄っていろんなところ歩いてる気がする
とんでもない登り返しのウォーミングアップ
とんでもない登り返しのウォーミングアップ
この木が見えたあたりから本番
この木が見えたあたりから本番
まだましな方
写真じゃ何だか分からなくなってくる
写真じゃ何だか分からなくなってくる
ココウゲ
丹沢でこんな登りができるとは思わなかった
下りたくはない
1
丹沢でこんな登りができるとは思わなかった
下りたくはない
木の階段が見えたらそろそろ終了の合図
木の階段が見えたらそろそろ終了の合図
分からずその3
→ほかの方のレコでコイワザクラと言う名前だと分かった
3
分からずその3
→ほかの方のレコでコイワザクラと言う名前だと分かった
登り切るとオオコウゲ
登り切るとオオコウゲ
熊笹の峰の分岐
展望が良い
分からずその4
花の名前はなかなか覚えられませんで
1
分からずその4
花の名前はなかなか覚えられませんで
檜洞直下より来た道を振り返る
1
檜洞直下より来た道を振り返る
山頂到着
ヒノキボラ・ボラ・ボラ・ボラーレヴィーア!
ヒノキボラ・ボラ・ボラ・ボラーレヴィーア!
ツツジ新道と石棚山への分岐
ユーシンは石棚山方面に進みコル部で更に分かれる
ツツジ新道と石棚山への分岐
ユーシンは石棚山方面に進みコル部で更に分かれる
コル部で石棚山方面と別れる
張り紙はユーシンのトンネル崩落危険による通行止めについて
1
コル部で石棚山方面と別れる
張り紙はユーシンのトンネル崩落危険による通行止めについて
アセビのこの色の新芽が好き
アセビの花も好き
アセビのこの色の新芽が好き
アセビの花も好き
同角への登り返し
檜洞側からは階段の登りがメイン
1
同角への登り返し
檜洞側からは階段の登りがメイン
頭の直下は展望が良い
丹沢湖が見え隠れする
頭の直下は展望が良い
丹沢湖が見え隠れする
頭の山頂
下るわけだが花崗岩のザレの痩せ尾根があったり鎖があったり
1
下るわけだが花崗岩のザレの痩せ尾根があったり鎖があったり
鉄バシゴ使った登り返しが何回かあったり
1
鉄バシゴ使った登り返しが何回かあったり
大石山の直下はナメ岩に近い状態の岩場の登り返しもある
2
大石山の直下はナメ岩に近い状態の岩場の登り返しもある
大石山頂
これが山の名前の由来と思われる大石
1
これが山の名前の由来と思われる大石
大石から下ると坂道の危険度が下がる
傾斜は相変わらず
大石から下ると坂道の危険度が下がる
傾斜は相変わらず
人工林ぽいのが見えてくると沢の音も聞こえてくる
人工林ぽいのが見えてくると沢の音も聞こえてくる
謎の東屋
ユーシンの橋
丹沢のへそ ユーシンロッジをついに目の当たりに!
丹沢のへそ ユーシンロッジをついに目の当たりに!
年季の入った看板
1
年季の入った看板
ユーシンからはこの橋を渡る
橋の先を左に行けば塔ノ岳 右に行けば雨山峠への登り口
1
ユーシンからはこの橋を渡る
橋の先を左に行けば塔ノ岳 右に行けば雨山峠への登り口
雨山峠への登り口
雨山峠への登り口
ちなみにここで通行止め
ちなみにここで通行止め
個人的にツツジはヤマツツジの色が好き
2
個人的にツツジはヤマツツジの色が好き
沢沿いを歩くが歩けなさそうな場所はブリッジがかかっている
落石で所々穴が開いている
1
沢沿いを歩くが歩けなさそうな場所はブリッジがかかっている
落石で所々穴が開いている
沢沿いと言うか沢を歩く個所もある
沢沿いと言うか沢を歩く個所もある
雨山峠
体力限界のためこのまま寄バス停へ下る
雨山峠
体力限界のためこのまま寄バス停へ下る
枯れているとはいえ完全に沢を歩く
1
枯れているとはいえ完全に沢を歩く
沢沿いのためか人工林の道も石が多い
歩きにくい
沢沿いのためか人工林の道も石が多い
歩きにくい
釜場平 ベンチあり
釜場平 ベンチあり
広い沢を歩いたり 沢を渡河したり 高巻き道を登ったり
足元が悪い中何度も繰り返して正直うんざりしてくる
1
広い沢を歩いたり 沢を渡河したり 高巻き道を登ったり
足元が悪い中何度も繰り返して正直うんざりしてくる
で、ようやく舗装道に到着
で、ようやく舗装道に到着
水源林管理棟
登山届を提出できる
水源林管理棟
登山届を提出できる
管理棟の手前に寄大橋
ここまでは一般車両も入ってこれる
管理棟の手前に寄大橋
ここまでは一般車両も入ってこれる
寄バス停ではお祭り中だった
1
寄バス停ではお祭り中だった

感想

行動時間に対する移動時間の長さから数年ほど計画塩漬けになってた御正体と西丹沢を全部繋げられる気がしたので、避難小屋泊でブラブラ歩く。
今回は行動距離があるため少し軽めの装備
out:テント、シュラフ、ロングスパッツ、縦走用登山靴
in:ツェルト、シュラフカバー、ショートスパッツ、アプローチシューズ
ザックで担ぐギア合計10kg弱、別途水食料3kg、行動用衣服、靴
(自分的には比較的軽装)

1日目 晴れ
おなじみ千葉発あずさ〜大月で富士急乗り換え後、都留市駅下車。駅前に停まってる小さいバスは地域循環バスで、登山口まで行くバスは普通のバス。時間通りに到着するので他に登山客がいなくても心配無用。ちょっと心配した。
バス待ちの間に準備をし、バスを20分ほど乗ると御正体入り口に到着、行動開始。御正体山の正門とも言うべき三輪神社の鳥居を横目に舗装道を標高1000mくらいまで延々歩きます。
カーブミラーがあるT字路から右側を覗くと、登り用の手すりが付いた登山道発見。

御正体入り口からは舗装道、登山道ともに急傾斜です。時折ある頭状の緩傾斜で休憩を取りつつ北峰到着。ここは御正体で1番富士山の眺めが良いあたり。富士山が間近でデカイ。北峰から御正体山頂までは小刻みなアップダウンがあります。山頂は天望が望めないがっかり系。

山頂さら南西の下りに進路を取り山伏峠を目指す。5月中旬だか下旬だかに道志トレイルレースがあるためか、「峠→」の臨時看板がやけに目立つ。最後の調整中と思われるランナーもおりました。
時折軽く登り返す道を下り続け(土道で滑りやすい)、山伏峠到着するとGood-bye道志山塊、Hello丹沢山塊。登りに切り替えます。
丹沢山塊に入ったとたん分かることは道がめちゃ整備されてる。少し歩くと早速階段が登場。階段を見ると丹沢だなぁとなる。

山伏の分岐から西丹沢方面は小ピークを20-30m登って10-20m下がるような感じで徐々に標高を上げて行きます。同じパターンで疲れる飽きる。ごくたまに人とすれ違う(山伏峠〜畦が丸までトレラン含め5PTくらい GW中の丹沢ですよ!)。
もう疲れたわーという辺りで菰釣山到着。西峯と東峰が有り、東峰が本体。東峰の山頂から望む富士山は山中湖、箱根外輪山と一緒に撮れる贅沢さ。

菰釣山から少し下ると避難小屋。そして道志の森キャンプ場に下る道には水場の沢。
山伏峠から入り菰釣、畦が丸の避難小屋を利用する際の唯一の水場のはず。下り10分、登り15-20分程度ですが、沢沿いのガレの急傾斜で結構辛い。
幕営用、二日目用の水を満載して尾根道に登り返す。重くなった分だけ歩みは遅くなりますが、引き続きアップダウンの繰り返し。
時間的にも体力的にもそろそろヤバいなというタイミングで畦が丸到着。避難小屋は2人の1PT、ソロが私含めて3PT。小屋に収まったのでツェルトの出番は無し。

最後の入室ということもあり、会話しつつ、急ぎ食事と沢水の煮沸して寝床の準備。5月だしシュラフカバーとマットで大丈夫だろうと思ってたら、この日の夜は寒気が入り寒くなる(というのは分かってた)。小屋周辺の外気は5℃程度だと思いますが、防寒着の長袖とタイツはいてもシュラフカバー1枚はさすがに寒かった。
久々の小屋泊の相部屋&遅い時間のコーヒー&寒さ でうとうとするも寝付けず一日目終了。

2日目 晴れ
眠れないし寒い。それなら歩いた方がマシということで1:00起床、2:40出発。深夜にがさごそ準備しててうるさかったと思います。この場を借りて謝罪します。
(こういう気苦労があるのでテント張れる山では避難小屋があってもテント泊)
2日目も細かなアップダウンを繰り返しながら標高を上げていきます。とくに危険性のない道をナイトハイクしつつ加入道到着。だいぶ明るくなったのでヘッダン外して大室山へ。ここら辺から妙な登り返しが見え隠れします。

分岐でザックをデポ、大室をピストンして犬越路峠へ500mの下りに入ります。やはり1箇所ちょっとした登り返しを越えて犬越路。ここら辺から少しすれ違う人が多くなる。
ここから檜洞までの登り返しが今回の核心部分1。高低差540mというのもなかなかですが、このルート、丹沢の一般道では非常に珍しく岩場の急登が続きます。丹沢の他のルートで例えると行者岳の鎖場が250-300m続くイメージ。他の山域だと瑞牆山の急登部分に近いか?

岩の急傾斜を少しくだっては登り返す、今回のお約束を繰り返しつつ、ココウゲ到着。ココウゲからオオコウゲまでも同様の登りが続きます。ポイントポイントでしか安心して休めないので岩場が苦手な人は気を付けて下さい。
岩と鎖から唐突に木の階段が見えた辺りで傾斜が緩くなり始め、オオコウゲ到着。更に下ると笹峰の分岐。ベンチがあるのでようやく気を緩めます。
分岐からすぐ見える山が熊笹ノ峰、更にそこから檜洞が見えます。檜洞への登りは階段がメイン。登り切ると人が多い山頂。ここらで行動飲料が乏しくなってきたので青ヶ岳山荘に立ち寄って購入し後半戦の準備をします。
青ヶ岳荘の ×おばちゃん ◎女将さん と少々会話しつつ後半戦のルートを確認。ユーシンまで下り雨山峠から鍋割まで登り返すという意欲ルートだが果たして…

檜洞からツツジ新道分岐を石棚方面へ別れ、さらにコル部でユーシン方面に下ります。ユーシンの道標には張り紙。トンネル崩落危険による通行止めについてです。
ここからが今回の核心部2。同角山稜を使ったユーシンへの下りは始終急傾斜が続き、大石山あたりから同角の頭までザレ道、滑りやすい枯れ葉の堆積、鎖場、木立に覆われた狭い道、痩せ尾根と嫌な地形のオンパレード。
ユーシンから登る場合は体力に任せて登れるでしょうが下りはかなりの難易度でした。注意深くのんびり下って行きましょう。
この下りもやはり登り返しのあるアップダウンの連続。ただし急傾斜のためか鉄バシゴが出てきたりします。ハシゴの方が楽だったりしますけどね。

大きな岩のある大石山で少々休憩し下るとほどなく人工林の傾斜に出ます。すると沢の音も聞こえるようになりユーシンに近づいたことが分かります。下り下ると怪しい東屋が見え、ようやくユーシンの橋到着。ユーシンロッジを初めて見ることが出来ました。丹沢のへそに足を踏み入れて、ようやく丹沢に認められた気がしました。
なお、トンネル崩落の影響か水は冬季に止められたままとなっておりトイレは使えませんでした。暑いので沢で顔と髪を洗う。気持ち良い。

ユーシンのちょい南側の橋を渡ると左手は塔ノ岳の裏口、右手は雨山峠の裏口と玄倉方面になります。雨山峠の登り口に到着すると、同じ場所で玄倉方面進入禁止となります。現在ユーシンに行くには ̄山峠を越える、塔ノ岳から降りてくる の2つがメインルートになっています。最短ルートは 
と言うわけで,留山峠まで登り返します。沢沿いのブリッジを歩いたり沢の中を歩いたりと雨の日には絶対近寄りたくないコースを進むと雨山峠到着。ここに来て体力が限界となり、鍋割山まで更に上り返すのを断念。ここから寄バス停へ直接下ることに。ユーシンまで下りて下山した気分になってしまったのがまずかった。

雨山峠からの下りは登り返しと同様に沢の中を歩いたりしますが、沢の石が全体的にあるので疲れた足に歩きづらく嫌らしい道でした。何度も渡河を繰り返しそのたびに高巻き道まで登り返すのも嫌らしさを見せつける…
途中悪態をつきながら下り下ると、ようやく寄の水源林の舗装道に到着。あとはアスファルトを歩くだけです。ただし長い。1時間程度歩き続けると何だか騒がしい寄バス停。5月4日から5日にかけておつりの最中でした。

今回はやや軽装でとにかく長距離歩くという目標で計画してみました。通常のテント装備(16-18kg・縦走用登山靴)だと2日じゃ歩ききれないであろう距離をなんとか歩けたのは機動力アップと言う点で新たな登山の仕方を開拓できました。夏秋のアルプス縦走でもこの装備パターンは行けるだろうか?
避難小屋を計画的に使うことの是非については色々あると思いますが、丹沢で長距離歩こうとするとやはり避難小屋の利用が切り離せない(ふもとのオートキャンプいくつか値段見てみたけど使用料高すぎ)。緊急避難が目的の施設だと分かっているだけに悩ましい。

個人的にはテントが使える山なら重くてもテント(またはツェルト)が一番だなと思いつつ、今回も無事下山できてお疲れちゃんでした。

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