常念岳&蝶ヶ岳〜三股より周回/今年のGWはキビシかった〜
- GPS
- 23:10
- 距離
- 26.1km
- 登り
- 2,730m
- 下り
- 2,676m
コースタイム
- 山行
- 5:42
- 休憩
- 1:16
- 合計
- 6:58
天候 | 曇り時々晴れだけど暴風雪 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
10台程度駐車可。3日の朝方に到着しましたら余裕で停められました。 GWにたった10台という事と3日は昼まで雨の予報という事で皆さんパスされたのかなぁなんて思いました。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
今までに経験した事のない物凄い風雪に苦しみました。歩伏前進しないと飛ばされそうなぐらいの風も経験しました(3日目/常念小屋→常念岳三股分岐)。 山の天気には『風速』も重要なポイントであると身をもって思い知りました。 そんなん当たり前やんけと言われるでしょうね。アホなんです。 GPSログの欠落部分はスマホ一時停止の為...トホホ |
その他周辺情報 | 蝶ヶ岳ヒュッテ 夕食のみ ¥8000 二段ベッド式 トイレ男女各1(様式) 干し場は有り 水1ℓ ¥200 宿泊者も http://www.inett.or.jp/mt-chou/hutte.html 常念小屋 夕食のみ ¥8800 6人部屋式(他の部屋確認してませんがたぶん) トイレ 男−小4大3 乾燥室あり 水・お茶・お湯 宿泊者無料 http://www.mt-jonen.com/ 800円差ですが圧倒的に常念小屋の勝ち ほりでーゆー(安曇野蝶ヶ岳温泉) ¥530 久し振りに素晴らしい温泉でした。キレイで広くて露天風呂もサウナも有って文句無しでした。超オススメです!! http://www.holiday-you.co.jp/spa.html |
予約できる山小屋 |
蝶ヶ岳ヒュッテ
|
写真
感想
GWの後半は今年も北アルプスに行って来ました。
3日の午後からはお天気回復してその後は晴れという予報でした。6時には雨も上がり昼からの回復を期待してゆっくりと準備して出発しました。1日目は蝶ヶ岳ヒュッテまでなので楽勝やろうと余裕をかまして往路のまめうち平にて横浜からの親子さんと山トークにて十分過ぎる休憩を取ってから登りました。ところが稜線に近づくにつれてどんどん白くなってきて風も出てきました。とうとう50m先ぐらいまでしか見えなくてヒュッテが分からず右往左往してしまいました。常念岳から来た方と一緒に探してようやく到着しました。着いてみたら何の事はない北側下りてすぐでした。ホワイトアウトは恐ろしいなぁと改めて実感しました。
ヒュッテに着いたらお決まりの儀式の『バッジを購入』して『ビールで祝杯』の至福の時を堪能しました。
蝶ヶ岳ヒュッテの寝床は長い二段ベッド式で布団と毛布一枚ではとても寒かったです。夕食が終わってもまだ陽が長く時間が有ったのでヒュッテ横の蝶ヶ岳(ピークではなくて瞑想の丘でした...涙)に行きました。翌日からはお天気良くなると思ってたのでまさか槍サマに逢えるのがここでの一瞬だけになろうとは思いませんでした。
2日目起きると外は物凄い暴風雪。せっかく来たのにここで撤退する訳にはいかないと出発したものの蝶槍を越えた先の樹林帯で赤テープを頼りに進むものの道が分からなくなり何度もスマホで調べてたら寒さでスマホが一時停止、これはやばいぞと疲れて次の小ピークで休憩してたら救世主の様に後からの方が抜いて行ってくれて超ラッキー!!次の樹林帯はその方のトレースでスイスイと行けました。樹林帯を抜けると暴風雪でトレースなんて直ぐに無くなりました。2つ目の小ピークを越えるとそこから常念岳のピークまではず〜っと赤〇マークを追っての岩稜帯の登りになります。登っても登っても着きません。やっと常念岳ピークに着いた時はなぜか風がおさまりタップリと眺望のご褒美を頂きました。途中何度も休憩を取りながらの悪戦苦闘で常念小屋到着まで9時間という何とも情けないコースタイムです。早くに出発しといて本当に良かったです。
常念小屋は6人部屋式で結構空いてた様でしたが何と独り占めでした!!
超ラッキーで伸び伸びさせて頂きました〜。
3日目には当初大天井岳に行く予定をしてましたが朝起きると昨日と同じ暴風雪でした。下調べによると常念岳から三股への帰路は前常念岳を経由しての厳しいコースです。初めて通る不安と万が一の事も考えて1日余裕を持って帰る事にしました。
とても残念でしたがこれで良かったと思っています。5日の大天井岳のレコが最高だったら悔しいなぁ(笑)。大天井岳はまたの宿題にします。
これにてGWは終了ですが今年もとても実の有る1週間になりました!!
おかえりなさいー
さすがMR-Aさん!
凄い風だったのですね。
レコを見ていてわくわくしましたよ。
私の白馬は中止になりました(泣)
のんびりしたGWになりました。
ユキさん今晩は!
白馬岳登頂は中止ですか〜それは残念でしたねぇ
今まで天気予報はお天気だけで風速なんて気にもしてませんでした。今回身をもって晴れてても強風だとキビシイ事が分かりました〜(遅いですよねぇ)。
奥穂高岳とジャンダルム登頂の約束は僕は本気ですよ!!絶対に達成しましょうね!
無雪期なら西穂高岳からの縦走なんて贅沢を言わなければ1泊2日で行けますよ^^
3連休の前2日で是非行きたいですね。どんなにキビシくてもやっぱりアルプスは最高でした^^
計画いつもちゃんと見てますよー
でも、今回は、アルプス遠征は…風と雨で敬遠するよね〜⁈とばっかり思ってましたが。。。行かれたんですね、凄いです!
強風の中、ソロで、よ〜歩ききられたんだなあ。。
山の上の天気と下界では全然違いますね〜
やっぱり、アルプスは、別世界ですね〜
なかなか行けない天候の中のレコ、楽しませて頂きました(^_^)
ナラさん今晩は!
今回は今まで経験した事の無い厳しい山行でした。ひとつ間違えたら遭難してたかもです。
ピンチになった時に不思議と救世主が現れたりするのは必ず毎年山上ヶ岳の山の神様に守って下さいとお願いしてるからだと思っています(女人禁制なので女性は不利ですね)。
幸運はたまたまだったと思って慎重な計画を立てようと思っていますがついつい...笑。
ぜひアルプスに御一緒したいですね!!
今回の山行でちょっとだけスキルアップしたAとまた御一緒御願いします^^
このルート、夏山で完全に同じ周回をしたことと、逆に同じ時期に三股〜蝶ヶ岳のピストンをしたことがあります。
夏山でも稜線の縦走区間が距離の割にかなり厳しく、GW時期だと残雪の下りが厳しくで どちらもルートや標準タイムから思うよりもかなりハードだと思うのですが、 強風など苦しい部分を乗り越えられての達成、本当におめでとうございます!!
強風で有名な常念乗越の風は枝も曲がって成長するくらい本当に強烈で、夏山の早朝に私も目に入る砂に苦しんだ記憶が鮮明にあります。
それでも、四つん這いでも飛ばされそうとは凄まじい風で、想像を絶する強雨だと想像されます。。
そんな状況でも単独行で達成されるAさんの、(あくまで自称ではヘタレとおっしゃりながらも、)精神力と体力の強さに軽服致します。
私など、辛いのは運転ばかりで、お山自体は楽々な時間を過ごしていたのに、、、
感服でございます!!
エスプリさん今晩は!
今回のアルプスは間違いなく一番キビシイ体験となりました。山雑誌には載っていないアルプスのキビシイ一面を体験できて逆に良かったと思っているぐらいですよ!
どんなにキビシくてもアルプスは最高でした。またすぐ行きたいです。
運転は僕がしますので御一緒したいですね。アルプスから大阪に帰ってくると心に暴風雪がいつも吹き荒れま〜す(笑)
MR-Aさん、こんにちは。
暴風雪の稜線歩きお疲れさまでした。
素敵な写真の数々、すぐにでも常念山脈へ行きたくなります。
蝶ヶ岳、常念岳の山頂では青空も見えていたのですね。
私が停滞していた涸沢ヒュッテからは、常念岳が輝いて見えました。
MR-Aさんは今頃稜線かなぁ・・・と。
今年のGWは悪天候との戦いでした。
いつの日か再チャレンジをしたいと思います。
御無沙汰しております
初日、3日目と雲かかってますけど、
高山らしい雰囲気のイイ絵になってると思います
なにより、強風の稜線で無事に9時間行動できるってのも、凄いと思います
強い冬型の時に那須にいらっしゃれば
簡単に爆風体験できるので、お付き合いしますよ〜
お疲れ様でした
4日に常念岳から蝶ヶ岳に行ったものですが、途中ですれ違った方ですね。常念岳への登りで苦労されたようですが、ご無事に小屋にたどりつけてなによりです。
私は11時50分頃に蝶ヶ岳ヒュッテについたのでそのまま三股へ下山しました。
この時期としては過酷でお互いによい経験になったと思います。
ペムさん今晩は!
6時に蝶ヶ岳ヒュッテを出て暴風雪の中、常念岳を目指していた途中でペムさんにお逢いできて勇気を頂きました!!初めてのコースをソロで行く時は本当に不安なので対向者にお逢いするととても心強く感じます。覚えていて下さってとても嬉しいです。
常念小屋からの登りも物凄い暴風雪だったでしょうね。
どんなに厳しい状況でもアルプスは夢の舞台いい思い出になりました^^
関西に帰って来て心が空っぽになっています(笑)。
コメント有難うございました!!
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