GW遠征最終章:黒部五郎・薬師岳テン泊2日目


- GPS
- 13:38
- 距離
- 25.4km
- 登り
- 1,547m
- 下り
- 2,409m
コースタイム
- 山行
- 11:49
- 休憩
- 1:49
- 合計
- 13:38
天候 | 2日目は朝から快晴だったが、午後から風が強くなる |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
ここまで道路に全然雪がなかった。 除雪されただけでなく、融けきったのでしょう。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
2日目のスタート地はテント地からになっています。初日のレコはJUNDrさんがアップしていますので、そちらでお楽しみください。 飛越新道は相変わらずの泥んこ道。 例年よりかなり雪が少なくなっているそうです。 寺地山から飛越新道登山口間の尾根ルートは、積雪時迷う恐れあり。 テーピングはあるが、慎重なルート取りを。 |
その他周辺情報 | 下山後は、奥飛騨温泉郷の栃尾温泉「荒神の湯」 志200円程度。 |
写真
装備
個人装備 |
ザック(ドイター32+)
スキー板(BDリバート 173cm)
ビンディング(BDオーワン)
スペアキット(BDオーワンバックカントリーキット)
クトー(BDテレクランポン)
テレマークブーツ(スカルパT2X)
セルフアレストピック(BDウィペット×2)
ヘルメット(クライミングテクノロジーイクリプス)
ビーコン(マムートエレメントバリーボックス)
プローブ(オルトボックス320cm)
スコップ(BDディプロイ)
ヘッドランプ(BDストーム)
クランポン(BDセラッククリップ)
サングラス(オークリーレーダーパス)
日焼け止め
リップクリーム
ヘルメットビーニー(BD)
ヘッドバンド(マムート)
テムレス
インナーグローブ
予備グローブ(マウンテンハードウェア)
スキーシール(G3アルピニストハイトラクションスキン)
シールワックス
スキーワックス
カメラ(フジXP120)
GPS(ガーミンeTrex20J)
スマホ
携帯
予備電池(単3
単4
モバイル用)
予備ランプ
財布
保険証
ドライバー(+
-)
コンパス
笛
ナイフ(ビクトリノックススイスチャンプ)
飲料
行動食
非常食
防寒着(ユニクロウルトラライトダウンジャケット)
ファーストエイドキット
長袖シャツ
Tシャツ
タイツ
靴下
日よけ帽子
着替え
調理用食材
ガスカートリッジ
コンロ
調理器具
ヘッドランプ
テント
テントマット
シェラフ
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感想
暴挙と化したGW遠征の最終となる薬師岳への挑戦。
前日の黒部五郎からマイホーム(テント)に戻る気力が、戻ったら酒が飲める!と言い聞かせて戻った。(笑)
ところが、相当疲れていたのでしょう、つまみをつまみながら焼酎を傾けていくと知らぬ間に撃沈。
雪上のテント泊で今までの経験ではなかった寒さを感じて浅い眠りにしか就けず、疲れが抜けきらないまま2日目を迎えた。
帰ることを考えて朝早い時間から行動。
神岡新道分岐までの担いでの登りが苦しい。
しかし、分岐まで来ると、ここに来なければ見られない黒部源流域、槍・穂の山並みが奮い立たせてくれる。
ここから太郎平小屋まで滑走。
昨日の黒部五郎大トラバース滑走のことを考えると、この旅一番の至福の滑走だったかも?
太郎平小屋で水分補給したが、静かな様子だった。
山スキーヤーはどこへ行ったの?
今シーズンの雪不足が非常に影響を与えているようです。
ここから薬師峠までもう1段滑走し、山頂に向けての歩みとなる。
この稜線も雪が少なく、歩くところを探しながらのシール登行であった。
山頂に着くと、風が強かったものの360度の大展望。
金作谷カールは眉唾もの。JUNDrさんと感動。
お楽しみの滑走はストップスノーで疲れた足に拍車をかける。
そして、薬師峠からの登り返しが長いこと、本日の核心であった。
予定時間に若干の遅れで行動し、テントを撤収後、重い荷物を背負っての滑走、シートラで長い帰り道を歩いた。
JUNDrさん本当にお疲れ様でした。今度からは1泊なら小屋泊にしましょうね。
いつまでも若くはありませんから〜。
GWの目標としてテン泊で黒五・薬師と考えて重荷を背負ってここまで来たが、あまりにも雪が少なく(特に北ノ俣岳〜寺地山周辺)、帰りのコンディションが心配になり、テント内でktn92さんに”薬師まで行くのは止めようか・・・”などと弱音を漏らしてしまったのですが、ktn92さんは全くそんなことを考えていはいなかった・・・僕は自分が情けなく、もう一度気持ちを奮い立たせて、2日目の朝を迎えた。そして計画通りもう一度雪の無い北ノ俣を300m登り、そして朝焼けに浮かぶ北アジャイアント”薬師岳”を見た瞬間、絶対にあそこまで行こう。もう一度登り返して、そして帰ってこようと誓い、朝焼けに向かってスタート・・・この滑走のためにここまで来たのだ。むしろ薬師岳山頂からの滑走よりもこの時の滑走が今回の山行のハイライトだったような気がします。諦めなくてよかった。そんな至福の滑走の一瞬でした。
ktn92さん弱気になった僕に勇気をありがとう。山スキーはやはり十分な体力がないと楽しめないと改めて感じました。僕は今後の山行に向け体力作りからもう一度再スタートしますので、これに懲りず今後ともよろしくお付き合いください。
コメント
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久しぶり過ぎるテン泊に慣れていないので装備もいい加減で下山途中に心底後悔しましたが、下山してから興奮し、寝ずに仕事です。びょーきです。なので、やはり止められません❗快楽にひたっています。
ktn92さん、、6日間の遠征の最終がこの山行とは、変態です。恐れいりました😓
昨日はお疲れ様でした。自分も軽率な行動でルートチョンボしたり、下手なトラバース作ってみたりご迷惑をお掛けしました。しかし、JUNDrさん凄いですね。人間苦しみを超えた先には普通の人が感じることのできない領域がありますね。何か世界が変わるのでしょうね。この域まで達すると病気を通り越してお互い変態(笑)と自覚して今後もいろんなところにご一緒しましょう!
ktn92さん、JUNDrさん、おはようございます。
神岡新道分岐までテン泊用装備を担ぎ上げて、2日間で黒部五郎岳&薬師岳登頂&滑走どうもお疲れ様でした。
自分はWさんとGW前半に太郎平小屋に宿泊して1日目が薬師沢左俣滑走、2日目に黒部五郎岳、三俣蓮華岳、双六谷滑走、大ノマ乗越を越えて新穂へと向かいました。重たい荷物があったらまず軽快な滑走は無理だったろうと思います。
来シーズンはオートルート前半部分に挑戦してみたいと思っているのですが、何か良い秘策はあるでしょうか?もしあったなら、教えてください。ちなみにスゴ乗越小屋、五色ヶ原山荘とも期間外閉鎖で冬季小屋はやっていません。どうもテン泊しかなさそうですね。だとすれば、躊躇してしまいます。
hareharawaiより
hareharawaiさんお久し振りです。
相変わらず精力的に行動されていますね。頭が下がります。
立山室堂から営業している太郎平小屋まで歩行距離約20km、標高差で1,900m登り、2,000m下ります。
今シーズンhareharawaiさんとお会いした唐松岳での自分達の歩いたところがこれに近い数値でした。(距離約19km、登り1,900m、下り1,900mを10時間)
ならば、コンディションの良い日に室堂前泊し、なるべく軽装で早発ちすれば辿り着ける可能性もあります。
但し、アップダウンが多くシールの脱着などで時間を浪費することや、天候のリスクを考えると荷物も増えてしまい、やはりテント装備も必要になるかもしれません。(一般的にはそういった方ばかりですものね)
素人考えで安易なことは言えないので全く参考にはなりませんが、考えただけでも楽しそうですね、慎重にご一考ください。
hareharawai様、お久しぶりです。豪雪で始まった今シーズンは蓋を開けたら、異常に早い融雪の結末になりそうですね・・・素晴らしい山行記録拝見いたしました。羨ましく思います。僕らはここまで考える才能がありませんでした・・・・
オートルートは前半部が細尾根でテクニカル、後半が急斜面滑降系と聞いております。天候が完全に安定しておれば2デイで抜けられるようですが、やはりビバーク体制は必要なのだろうなと思っています。1年間かけて情報収集・超軽量装備・体力向上を図り万全で臨むのがよいのかなと思っています。私はテン泊では初の山スキーでした。体力不足、装備の無駄に泣かされました。来季に向けて体を絞り込もうかと思っています。僕らもいつか走破したいなと思うようになりました。またブンリンさんに駆け込まなくては!
ktn92さん、アドバイスどうも有難うございました。
過去にオートルートを走破した記録や山と高原地図などを参考にして、前日室堂入りし、翌朝3時発で室堂平、龍王岳、鬼岳、五色ヶ原、スゴ乗越、北薬師、薬師と進み、その日の夕方に太郎平小屋に到着!、といってみたいところです。
計画を立てる段階でワクワクしてきました❗夏場に室堂から太郎平小屋、折立まで一度歩いておこうと思います🤗
hareharawaiより
JUNDrさん、こんにちは。
実は1年前からオートルート後半を実行する計画は立てていて、昨年夏に新穂高から黒部五郎小舎、翌日五郎カールを登って黒部五郎岳に登頂し、尾根コースを辿って双六岳ピークも踏んで新穂高まで歩いておきました。
その際双六小屋から中道と尾根道を両方とも歩いておいたことが、4/29当日ルートファインディングで活きました。事前準備は必須かと思いました。
来シーズンは、オートルート前半に挑戦したいので、またこの夏地道に室堂から薬師岳を越えて太郎平小屋、さらに折立まで歩いておこうと考えています。
hareharawaiより
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